【ペットのおかね】保険会社が破綻したらどうなる? − ペット保険の選び方4

このレシピを実行して

DREAM円貯まる!
<材料>

・ペット保険

<Point>

1「損害保険会社」と「少額短期保険会社」で扱いが違う

2損害保険会社は損害保険契約者保護機構が最低80%を補償

3少額短期保険会社は保護制度はない

6859.jpg

ペット保険について商品の内容や契約する前の注意点などを3回に分けてお伝えしてきましたが、今回がラスト。契約したペット保険の会社が破綻してしまった場合にどうなるのかです。

<ペット保険の記事>
「契約可能年齢と保険金受取法を学ぶ − ペット保険の選び方1」
「保険開始時期&免責期間に注意 − ペット保険の選び方2」
「割引制度も!お得に契約する方法 − ペット保険の選び方3」

■取扱い会社の種類で違う

ペット保険を扱っている保険会社は以下の2タイプがあります。

(1)損害保険会社:
損害保険会社は自動車保険や火災保険でおなじみの、いわゆる普通の保険会社です。

(2)少額短期保険会社:
少額短期保険会社は、“少額”=保険金額が少なく、“短期”=期間1年以内の保険を扱う小ぶりな保険会社です。

契約している保険がどちらの保険会社かによって破綻時の扱いが違うため、まずは契約(しようと)している保険会社がどちらか確認してから“その時”の扱いをチェックしましょう。

■(1)損害保険会社が破綻した場合:最低でも80%補償

損害保険会社が破たんした場合、その会社の損害保険は“損害保険契約者保護機構”が補償してくれます。具体的には、破綻から3カ月以内なら100%補償され、それ以降は、もともとの契約で受け取れる予定だった額の80%などに下がる可能性がありますが、そこまでは最低でも補えます。

破たんした後はとりあえず損害保険契約者保護機構が補償してくれますが、その後の流れは2つに分かれます。

⚫️破たん会社の保険をどこかの保険会社が引き取ってくれれば、引き取ってくれた会社の保険として保険期間が終わるまで引き続き補償を受けられます(一部条件が変わる可能性はありますが)。

⚫️引き取り手が現れないときは損害保険契約者保護機構が保険会社の役割を果たしてくれるので、このときも補償を受けられます(同)。

ただ、ペット保険はもともと1年満期の保険ですから、破たん後、満期が来たら別の会社で新たに契約するとか、気持ちの問題ではありますが、心機一転と考える方もおられるかもしれませんね。

引き受けてくれた保険会社が、以前と同じ補償内容で補償を継続してくれるとも限らないため、もしもの時は引き受け会社の補償内容は要チェックです。

■(2)少額短期保険会社が破綻した場合:保護制度がない

少額短期保険会社が破綻した場合、保護制度がないため、損害保険契約者保護機構のような最低80%補償といった画一的な補償は期待できません。少額短期保険会社に残っている財産の状況などによって100%のこともあれば、80%を下回ることもあるのではないかと想像するしかありません。

ただ、少額短期保険会社も損害保険会社のように、保険金を払うために一定の計算で責任準備金(せきにんじゅんびきん)という資産をキープしています。

また、毎年の保険料収入に応じて、公的なオサイフに一定額を供託(わかりやすく言えば、会社員でいう給与天引きのような形で国にお金を毎年積み立てているようなものです)しています。

そういう制度や規制があるので、簡単には破たんしないと思われますし、破たん時の補償が全くないといったことも考えにくい状況です。

■破たんしても・しなくても、貯金は必要

破たんのことまで考えると頭が痛くなりますが、こういうときは基本に戻って、ペット保険の目的や機能から整理しなおすことが大切です。

ペット保険は医療費負担を軽くするのが目的です。基本機能は、かかった医療費の一部を保険会社が肩代わりしてくれるというものす。また、人間の健康保険のように窓口負担が抑えられるタイプのペット保険以外は、一度全額自己負担する必要があるため、まとまったお金の準備が必要です。つまり、どう転んでも一定のお金を自分たちで準備しておく必要があるということです。

これを破たんというキーワードで整理しなおすとどうなるか。破たんしたときも80%など、一定額はおそらく補償されます。逆に、補償が減った分、自己負担額がちょっと増えるということです。たとえば、本来20万円保険金を受け取れるケースで80%補償に下がると、4万円自己負担が増える計算になります。

結局、貯金もちょっと多めに準備しつつ保険と合わせて負担分散をするしかない、ということになります。

事務的にも、破たんした直後は混乱しているため保険金請求がしにくかったり、支払いが滞る可能性が心配です。
保険会社が破たんしたからといって病院へ行かず、大事なペットの痛々しい姿を放置するのは心理的に難しいと思います。いろいろなケースを踏まえ、ある程度は手元の預貯金で当面しのげるようにしておくことが大切です。

<ペットのおかねに関するバックナンバーはこちら>
「契約可能年齢と保険金受取法を学ぶ − ペット保険の選び方1」
「保険開始時期&免責期間に注意 − ペット保険の選び方2」
「割引制度も!お得に契約する方法 − ペット保険の選び方3」

画像一覧

執筆者

中村薫

なごみFP・社労士事務所  ファイナンシャル・プランナー/社労士/終活カウンセラー 動物との同居は猫、犬、ウサギ、オカメインコなど多数。FP&終活カウンセラーとして伴侶動物との幸せな過ごし方とともに、エンディングも含めたペットとお金について紹介したいと思います。著書には「お一人様かも? と思ったら始めるお金計画」があり、おひとりさま女性の相談を得意としています。

中村薫

関連記事

関連記事

【ペットのおかね】保険開始時期&免責期間に注意 − ペット保険の選び方2

ペットの保険について、前回「契約可能年齢と保険金受取法を学ぶ − ペット保険の選び方1」は、補償内容をメインに紹介しました。今回は、契約する前に知っておいて欲しい注意点などを紹介しましょう。

■クリックしてすぐに保険は始まらない

保険の“開始日”は重要です。開始日以降に発症した病気やけがでないと保険が効かないからです。今はインターネットから契約できる商品も多いですが、クリックして一連の手続き画面を完了させただけでは補償が始まらないケースが多いため開始日は必ずチェックしましょう。

一般的な保険は、申込書を書き、告知をして、保険料を払うという3ステップが完了すると開始しますが、ペット保険はペットの写真を送る必要があるなど一手間多かったりします。また、すべての書類がそろい・手続きが終了した“翌日0時”に補償開始の会社もあれば、“翌月1日”補償開始の会社もあり、開始時期はさまざまです。

保険料の支払い方でも開始日が変わります。口座振替やコンビニ払いの場合はクレジットカード払いよりも開始日が遅くなる傾向があります。できるだけ早く補償を始めて欲しいなら、どの払い方がスピーディか確認して契約する方が良いでしょう。

■“開始”したのに補償されない“免責期間”にも注意

先ほど「保険開始日以降の病気やけがが補償される」と書いたばかりですが、開始後、さらに一定期間は補償してもらえない“免責(めんせき)期間”を設けている商品も多いので注意してください。

免責期間は“病気の場合は開始日から30日、がんは60日”のように設定されていて、その期間中に発症した病気などは補償期間中ずっと対象外になってしまいます。

たとえば、「保険を契約しようかな…」と思ったものの、考えているうちに契約が数ヶ月伸び、やっと契約したら程なくしてペットが病気に! 保険金で穴埋めできると思ったのに免責期間中だったために対象外…という可能性もあります。
悲しい誤算を防ぐためにも、思い立ったら早めに契約手続きを済ませることが安心&想定外の医療費負担を避けることにもつながるでしょう。

なお、多くの場合、免責は病気やがんを対象にしていますが、まれにケガも15日間は免責としている会社もあります。※免責日数や条件は会社や商品により異なります。

■一生続ける?契約終了のタイミング

保険契約とペットの年齢で気をつけたいポイントは、契約する時と終了する時です。前回書いたように、新たに契約するには年齢制限があって、高齢だとそもそも保険を契約できないこともあります。

そして、一度契約したら保険契約を1年ごとに更新し、20歳までなど保険会社が定めた所定の年齢、もしくは亡くなるまでずっと契約を更新し続けられるのが基本です(保険金支払い状況によって、まれに更新を拒否されるケースもあるようです)。

ここで気をつけたいのが保険料。
通常、保険料は高齢になるほど上昇します。たとえばA社の保険(※)は、一番安い2歳のときの保険料は毎月1,520円(猫・雑種)ですが、高い時には13歳で3,120円/月と倍以上に上がるケースもあります(14歳以降は2,700円/月)。

高齢になるほど医療費もかかるためできるだけ保険を続けたいと考える方が多いでしょう。保険を一生契約を続ける=保険料をずっと払い続けるという認識で予算を考えておくことが大切です。

※アクサダイレクト『いぬのきもち保険 ねこのきもち保険』:補償割合70%、年間上限70万円、通院、入院、手術の個別の限度なし。マイクロチップ装着なし。

今回は注意点が多く、少し硬い話になってしまいましたね。
次回は保険料例も交えて契約のポイントを紹介します。

ちなみに、留守中のペットを熱中症から守る方法については「夏、留守番ペットがひんやり過ごすためのコツ大紹介!」を参考にしてみてください。

前回は「契約可能年齢と保険金受取法を学ぶ − ペット保険の選び方1」、次回は「割引制度も!お得に契約する方法 − ペット保険の選び方3」、最後に「ペット保険の選び方-保険会社が破綻しちゃったら⁉︎ 編」をお伝えします。

年々ペットの医療費が高額化!高額な治療費が心配な人はペット保険に 入ると安心

さむーい季節。家族の一員であるペットも体調を崩しやすく、病気になりやすい時期です。

健康保険が適用される人間よりも、ペットの治療費のほうが高かった!なんて経験はありませんか。ペットの高齢化や生活習慣の変化に伴い、ペットの医療費も年々高額化する傾向にあるようです。いざというときにあわてないためにも、ペット保険に入っておくと安心です。

1.こんなにかかるの?!ペットの医療費

ペットの医療には人間のような健康保険の制度がないので、保険に入っていないと100%自己負担になります。そのため、診療費用が高額に感じられます。
また、動物病院は自由診療なので、料金もさまざまです。例えば、歯石を除去するだけでも、初診料に麻酔、診療費を含めて、トータルで約2万円、骨折なら入院費やX線検査の料金もプラスされ、10万円を超えることもありえます。

2.ペット保険には何歳まで加入可能か

医療技術の進歩やエサの改良で、ペットの高齢化が進んでいます。人間と同じように、ペットも年齢を重ねるほどに身体のトラブルが増えてきます。
たとえば、犬の場合は7歳を過ぎると高齢犬の仲間入りで、7歳以上では病気やケガのリスクが高くなるので、万が一に備えて医療費のカバーが出来るペット保険に加入しておくとよいでしょう。
でも、いざ高齢になってからペット保険に入ろうとしても、加入には年齢の制限がされている場合があります。ほとんど終身タイプですが、一部には20歳までと保障される年齢に制限がある場合もあります。また、年齢が上がるほど病気やケガのリスクも高くなってくるので、掛け金も高くなります。将来を見据えて、早めの加入が安心です。

3.体調不良に備えて、定期的な健康診断を

ペットの体調管理には、定期的に健康診断を受けるのがいいでしょう。項目によって料金は異なりますが、問診や聴診器などによる簡単な全身のチェックでしたら、1000~2000円程度で済ませることができます。
何かあったときでは遅いことも。大切なペットのためにも、日ごろから健康管理には気を付けておきましょう。

【少額からでも!】もしもの時のために入って安心のペット保険

可愛くて、疲れた時にも癒してくれる家族同然のペット。

日本社団法人ペットフード協会の調査によると、昨年、犬猫の飼育数が犬1,035万匹、猫996万匹でほぼ同数となりました。過去5年間の推移を見ると、犬が12.8%減少しているのに対して、猫は3.6%増加傾向で、今年にも猫が犬の飼育数を逆転すると言われてます。独り暮らし世帯の増加や飼育のしやすさなどが理由に挙げられますが、最近の猫ブームに乗じて猫を飼い始めたという方も多いのではないでしょうか?今ではペットも家族。ただ可愛いというだけでなく家族の一員として、もしもの時のためのペット専用保険をご紹介します。

1.少ない掛け金で手厚い補償
ペットと毎日触れ合っていても怪我などは発見しやすいですが、言葉が話せない分病気となるとなかなか気づいてあげることはできません。発見が遅れて症状が悪化し、病気が進行してしまうこともあります。ペットは人間と違い公的な健康保険がありませんので医療費負担は100%となり、治療が長引いたり、手術などが必要になった場合に高額な治療費になってしまうことが少なくありません。最近ではそのような場合に備えてペット保険が一般的になってきました。毎月数百円~2,000円程度と少ない掛け金で入れて、治療費の50%~90%も補償してくれます。

2.獣医さんに無料電話相談で安心
よく起こりがちな実例を挙げてみましょう。飼っていた子猫が異物を誤飲してしまい動物病院へ連れていくと内視鏡手術で摘出を行い、二日間入院した例では78,900円の治療費が掛かってしまいましたが、ペット保険に加入していたおかげで90%の71010円が補償され、残りの7,890円の負担で済んでしまいます。しかもこの保険(アイペット損保)の例では0歳の子猫なら月々780円で加入できる保険を適用しました。これ以外にも骨折など大きな怪我の場合、数十万円といった治療費もざらです。また保険特典として獣医師へ24時間電話での無料相談がありますので、病院へ行った方が良いか迷った時に夜中でも旅先でも気軽に相談できます。これは病気の早期発見、早期治療に役立つとともに、心配ないと電話相談で分かれば、余計な診察料を払わずに済みますので大きな安心になりますね。

3.ネット契約で保険料節約
人間の保険の種類は沢山あって複雑ですが、ペット保険には2~4種類程度しかなく犬か猫か、品種、年齢くらいの情報で簡単に見積金額が出ます。また、ネットで契約すると10%割引や3,000円引きしてくれる会社もあり、さらに年払いで10%以上割引が受けられるものもあります。もし加入を決めたなら年払いネット契約が一番の保険料節約になるでしょう。もしもの時に保険に入っていれば、高額な高度医療も選択しやすく安心して愛するペットと過ごす事が出来ますね。
注意点は、ペット保険は犬猫専用ものが多く、他のペットには適用されない場合があります。加入前にはよく調べることをオススメします。

【ペットのおかね】ペットの勉強をして国からお金をもらおう!

動物が好きな人は自分で飼うだけでなく、それを仕事にする道もあります。

ただ、専門的な資格を取るとか技術を身につける学校に進学せず、ふつうの会社勤めなどをしてしまうと専門家になる道は閉ざされてしまった…とあきらめたりしませんか? 実は、むしろ会社員をした経験があるからこそ、お得な制度を利用できる可能性が広がります!

■要チェック!「教育訓練給付」
会社員になると「雇用保険」というものに入るはずです。アルバイトやパートなどで勤務日数や時間が足りないと入れないこともありますが、もし雇用保険に入っていたら、国からお金をもらいながら勉強をして手に職をつけるチャンスです。

表のように所定の年数以上雇用保険に加入していると、専門学校などの講座の受講料が20%(上限10万円)戻ってくるとか、40%(年間36万円✕3年が限度)戻ってくる「教育訓練給付」という制度があるのです!

しかも、40%戻ってくる方は新しい制度のため、平成26年10月1日以降に教育訓練給付をもらったことがない場合は、たった2年の雇用保険加入実績で利用できるという新制度ならではの特典(?)付き!

■トリマーライセンスなどが取れる講座も対象
ハローワークのサイトで、「動物」をキーワードに教育訓練給付を受けられる講座を検索してみたところ、全国で30の専門学校がありました(5月11日現在)。

ただ、数ヶ月などの短期間で資格を取れる講座は見当たらず、給付を受けられる認定講座は専門学校に昼間2年間通う講座となっていました。仕事を続けながら…というわけにはいかないかもしれませんね。
逆に言えばそれだけ真剣にキャリア構築を考えるからこそ国から給付を受けられるともいえます。

主に犬を対象とした資格が多いのですが、猫や魚、その他の小動物も含めた広い範囲の学習を行い、ペットに関わるさまざまな資格を取得できるのが特徴です。
たとえば動物看護師資格、臨床栄養指導認定動物看護師2級、愛玩動物飼養管理士、トリマーライセンス、ドッグトレーナー、しつけインストラクターなどの名前が上がっています(コースにより異なります)。

■給付を受けるには、まずハローワークで相談を
この給付は「専門実践教育訓練給付」といい、ハローワークでキャリア・コンサルタントと面談のうえ、受講1カ月前までに所定の書類を提出する必要があります(相談の段階では会社に言う必要はありません)。また、2年間専門学校に通うには現職の勤務時間を調整したり退職するなど事前準備が必要だと思います。対象講座はたいてい4月スタートですから、もしやる気があるなら今から計画的に貯金をしたり、退職準備をしたり、キャリア・コンサルタントに相談しておくと良いでしょう。

ちなみに、退職して学校に通う場合、45歳未満で一定の要件を満たせば「教育訓練支援給付金」という、いわゆる失業手当のようなものを受け取れる可能性もあります(本来の半額ですが)。合わせて相談してみるとよいでしょう。

なお、給付を受けるには出席率やテストの成績などの要件を満たす必要もあります。途中で諦めたりした場合、前払いで学校に払った受講料なども全額自腹ということに…(^_^;)「ちゃんと勉強する」人を応援してくれるということですね。

▼教育訓練給付の種類と給付内容(抜粋)
教育訓練給付の種類と給付内容(抜粋)

ランキング