借金が戻ってくる⁉︎ テレビCMで噂の「過払い金返還請求」って何?【声優ナレーション付き】

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・過払い金返還請求

<Point>

1グレーゾーン金利とは?

22006年、グレーゾーン金利は違法であるという最高裁の判決が!

3全国で、払い過ぎた利息を取り戻す「過払い金返還請求」が盛んに行われた

4過払い金には時効がある

最近テレビCMなどで「払いすぎた利息が平均○○円戻ってきます!」とか「過払い金は期限がありますので急いで下さい!」などといいうフレーズを良く聞きますが、これってどういう意味か気になりませんか?

■多重債務者の増加が社会問題となった背景:グレーゾーン金利とは

そもそも「利息を払いすぎてしまう」という事態は、どうして起こってしまったのでしょうか? 普通ならあり得ない事態が起こっていたワケを見ていくことにしましょう。

私たちがおカネを借りるとしたら、まず思い浮かぶのは、自動車ローンや住宅ローンではないでしょうか? 最近はマイナス金利の影響で住宅ローンも変動金利では当然のように1%を切っていますし、30年以上の長期固定金利でも1%前後と、歴史的な低金利です。

しかし、「ちょっとお金を借りる」感覚で利用できるカードローンやキャッシングの金利は、現在でも10%以上とかなり高い金利です。それが、2006年までの貸金業者は、「利息制限法」の上限15%~20%(元金による)を超え、「出資法」で規制されている29.2%の間という、グレーゾーン金利で貸し出していました。

■グレーゾーン金利とは?

「グレーゾーン」という言い方は、罰則のない「利息制限法」は超えているが、罰則のある「出資法」には触れていない、あいまいな状態を意味しています。

このグレーゾーン金利が通用されていた背景には、消費者金融の規制を目的に制定された「貸金業規制法」という法律で、お金を借りる側が納得の上での契約だったら、グレーゾーン金利も有効であるという、「みなし弁済制度」が取られていたという事実があります。

やむを得ず貸金業者からお金を借りた人が、あまりにも高い金利で返済できなくなり、自転車操業のように別の貸金業者で借り入れ、さらに借金が膨らんでしまう状態を「多重債務」といい、社会問題となるほどでした。

■2006年の最高裁の判決により、状況が一変!

2006年、最高裁が「みなし弁済」の適用を否定、「利息制限法」を超える利息で借りていたために払いすぎた利息を返還請求できるという判決を出した後、状況が一変しました。

全国で、「利息制限法」を超える金利で借りていた人たちによる、「過払い金返還請求」が盛んに行われるようになり、貸金業者は返還に応じざるを得なくなったのです。業界最大手の『武富士』は倒産する事態にまでなったのです。

この流れを受けて、2010年6月18日以降は「貸金業規制法」が改正され「貸金業法」として施行されています。「みなし弁済制度」は廃止、利息の上限も20%に引き下げられましたので、グレーゾーン金利は存在しなくなりました。同様に「出資法」の上限金利も2010年6月18日から年利20%となりました。

■「過払い金返還請求」には時効がある

このように、「過払い金」は法律の基準が2つあり、消費者に不利な状態で貸し出されていたことなどから発生していました。「過払い金」は、「返還請求」により取り戻せるようになりましたが、過払い金には取引終了時から10年という時効があります。そのため、CMのようなフレーズになっているのです。

では、実際に過払い金を請求するにはどうすればいいのか、どれくらいお金が戻るのか、続きのお話は次回ご紹介いたします。

■今回のナレーター

度会 結希(わたらい ゆき)

・主な活動歴
落語大好き!人狼ゲーム大好き!な声優です。
声優落語集団「ういろぅてんぐ」共宰、ラジオ「みずき・ゆきひみつラジオ」メインパーソナリティ、他
ツイッター  @wataraiyuki

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執筆者

福島佳奈美 ファイナンシャル・プランナー

大学卒業後、情報システム会社で金融系SE(システムエンジニア)として勤務し、出産を機に退社。 子育て中の2006年にファイナンシャル・プランナー(CFP®)資格を取得する。その後、教育費や家計見直し、女性のためのライフプランニングなどのセミナー講師、幅広いテーマでのマネーコラム執筆、個人相談などを中心に、活動を行っている。

福島佳奈美

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カードローン or 親戚…緊急時にお金を調達する方法って?

「突然親族が病気で倒れ、遠方まで行かなけばならなくなった」「子どもの夏期講習の受講料を急に用意しなければならない」など、予期せぬ出費がかさみ、しかもすぐにお金が準備できない場合、どんなお金の用意の仕方があるのでしょうか?

急な出費に対応するためのお金の調達方法といえば、キャッシング、カードローン、そして親族に借りるといった方法が考えられます。では、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

■キャッシング・カードローン:手軽だが利息に注意
キャッシングとカードローンは、利用の仕方はほぼ同じです。契約前の審査を経て、消費者金融の窓口やATM等で、即日お金を借りることができます。少額の借入の場合、収入証明書を提出する必要がない会社が多く、運転免許証などの身分証明書のみで、手軽にお金を借りられるのがメリットといえます。

ただ、忘れてはならないのは、あくまで借金ですので、相当の利息を付けて期限内に返済する必要があるということです。そして、キャッシングとカードローンの大きな違いは、この返済方法にあります。

◇キャッシング・・・一括払い、リボ払い
◇カードローン・・・分割払い

カードローンの場合、借入金額を分割して返済するので、その都度利息が加算され、返済完了時にはキャッシングの一括払いと比較すると利息の金額が高くなるので注意が必要です。

『中央アセットマネジメントプランニング』が発表している2016年5月の定期預金金利ランキングによると、人気のオリックス銀行「1年定期預金」の金利は0.2%です。対するキャッシング・カードローンの実質年率は、4.5%~18%です。手軽に借りられる分、金利が高いのがデメリットと言えるでしょう。

■親族に借りる:縁が切れる可能性も…
次に、親族にお金を借りる場合ですが、よく知った仲ということもあり、お願いしやすいというのがメリットです。

しかし、信用と情によってお金を借りたのに、いつまで経っても返済しなければ、相手は信用を裏切られたということになり、絶縁なんて結果にもなりかねません。まさに、「金の切れ目が縁の切れ目」になる可能性があるのがデメリットです。

そんな不幸な結果を防ぐには、親族間においても、予め借用書や金銭消費貸借契約書を作成しておくことが大切です。

状況に合わせた賢い選択方法が必要です。急な出費にも家計で対応できるのがベストですが、どうしても無理な時には、すぐにまとめて返済できるのか、少額ずつしか返済できないのか等、状況にあわせた調達方法を知っておくと安心です。

リボ払いは得?知らないと大損「賢いクレジットカードの支払い方」

現金の持ち合わせがなくてもサインひとつで買い物ができるクレジットカード。とても便利なものですが、買い物の翌月に請求書が届いてびっくりということも多いのではないしょうか?

また、”リボ払い”は普通の支払い方法よりポイントが沢山貯まるし、毎月定額払いで支払いが楽々!と思って利用していませんか?「リボ払いは損って言うけど、どれだけ損をするの?」という疑問をもちながら利用している人が多いようです。

便利なクレジットカードの仕組みやリボ払いの手数料について簡単に紹介の上、賢い返済の仕方を解説します。

■クレジットカードの仕組み

クレジットカードは、カード会社とお客様の信用に基づき発行され、買い物をしたらカード会社が代わって支払いし、後日お客様に代金を請求するという仕組みで成り立っています。信用が大事ですから、カード発行時には収入や勤務履歴、他社からの借入状況などをもとに審査があります。

■各支払い方法のメリット、デメリット

支払い方法には、一括払い、分割払い、リボ払いがあります。一般的に、「翌月一括払い」や「ボーナス一括払い」には支払い手数料が一切かかりません。

一方「リボ払い」は、JCBカードの場合、実質年率15.0%の手数料がかかります。現在の普通預金金利が0.001%、住宅ローン35年固定で0.78%(住信SBIネット銀行「フラット35S(金利Aプラン)【2016年4月現在】」)ですから、いかに手数料か高いかおわかりでしょう。

「率」だとわかりづらいという方のために、金額で説明しましょう。例えば、20万円のバッグを月2万円のリボ払いで購入した場合、支払い元金は月2万円で翌月プラスされる手数料は2,054円です。全額支払うまでに10ヶ月かかり、支払う手数料の合計は13,368円となるのです。

カード作成時に「ポイントが2倍貯まる!」などのうたい文句に誘われてリボ払いを選択すると、月々の支払いは楽になるような気がしますが、実質的な支払額は多くなり負担は増してしまうのです。実質年率15.0%がいかに高いかを認識する必要があります。

■賢い支払い方法の選択

一括払いやボーナス一括払いなど手数料がかからない支払い方法では、現金で支払う場合と同じ金額をカード会社に支払います。支払いのタイミングを送らせることができ、カード会社によって商品券やマイレージに交換できるポイントがたまるので上手に利用したいものです。

ただし、毎月の予算を決めるなどして「使いすぎ」には注意しましょう。カードでの買い物もお金を「消費している」という感覚はお忘れなく。

入会キャンペーンやポイントを比較、クレジットカードを見直すのは今!

新年度。生活圏やライフスタイルが変化するこの時期は、クレジットカードやポイントカードの検討や見直しに最適です。

今の生活だと、どのカードが便利でお得なのか。4月のこの時期なら、入会キャンペーンなどでお得な特典がついてくることも。いくつかカードを検討・見直すことで、特典もお得にゲットしちゃいましょう。

クレジットカードを比較する
よく使う商業施設や公共交通機関に合わせるもよし、サービスに合わせるもよしです。年会費がかからないものであるなら、使用してみて比較するのもありなので、もしかしてお得かも?と思うようなカードがあれば、前向きに検討してよいでしょう。

●最寄りのスーパーがイオンなら、「イオンカード」
イオンカードのクレジットカードつきタイプなら、クレジット利用200円につき1ポイントが貯まります。貯まったポイントは、WAONに交換してイオン系列のお店で使用することもできますし、Suicaと一体型になっている「イオンSuicaカード」なら、Suicaの電子マネーとしても利用できるというお得さです。今なら入会キャンペーンで2,000ポイント貰えるチャンスも。

●JR東日本ユーザーなら、「ビュースイカカード」
Suica、Suica定期券、クレジットカードが一体化となっているカード。クレジット利用でビューサンクスポイントが1,000円につき2ポイント(5円相当)貯まります。定期購入時はポイントが3倍、Suicaへのチャージをクレジット払いにしてもポイント3倍です。ポイントはSuicaの電子マネーに交換できます。今なら最大6,000円相当のポイントゲットのチャンスが!

ポイント重視で検討する
ポイント還元率や、ポイントゲットの機会が多いもの、ポイント使用の幅が広いもので検討するのも良いでしょう。

●リクルート系サービスを利用するなら「リクルートカード」
ホットペッパービューティーでサロンを予約したり、飲み会でホットペッパーグルメを使用する、ポンパレモールでショッピングする方はこちらがおすすめ。年会費無料のものなら、還元率は1.2%と、他と比べて大きく、ポンパレモールで購入するとさらに3%ふんのポイントが付与されるので、二重取りで、合計4.2%の還元率になることもあります。今なら最大6,000円分のポイントゲットのチャンス。

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ポイントが貯まるものがこんなにたくさん。使えば使うほどポイントが貯まるとうれしくなりますね!もちろん、使いすぎにはご注意を!

覚えておきたい大事なこと、会社が倒産! 私の退職金どうなるの?

前回は退職金についてお伝えをしましたが、仮に会社が倒産し、もらえるはずだった退職金が支払われない場合どうなるのでしょうか?

「泣き寝入りするしかない・・・」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、一定の要件を満たす場合は、国の救済制度があります。

■「未払賃金の立替払制度」って?

未払賃金の立替払制度」というもので、労働者とその家族の生活の安定を図るセーフティーネットとして、会社の倒産によって賃金や退職金が支払われないまま退職した労働者に対し、「賃金の支払の確保等に関する法律」に基づいて、その未払賃金や退職金の一部を政府が会社に代わって立替払する制度です。「独立行政法人 労働者健康安全機構」というところが制度を実施しています。

■立替払を受けることができる人は?

会社側の要件は、「同居の親族以外の労働者を使用して、1年以上の期間にわたって事業を行なっていたこと」です。

労働者側の要件は、「法的手続の申立があった日又は労働基準監督署長の認定申請より6カ月前の日以降2年間に退職したこと」です。(図参照)したがって、法的手続申立の6カ月以上前に退職していた場合は、立て替えて貰えません。また、破産手続開始決定日(または「事実上の倒産」の認定日)の翌日から2年以内に立替請求をすることが必要ですので、この点も注意してください。

■立替払の対象となる未払賃金は?

立替払の対象となる未払賃金は、労働者が退職した日の6か月前から立替払請求日の前日までに支払期日が到来している定期賃金と退職金のうち、未払となっているものです。(図参照)ボーナスは立替払の対象とはなりません。また、未払賃金の総額が2万円未満の場合も対象とはなりません。

■「未払賃金の立替払制度」によって支払われる金額は?

ただし「未払賃金の立替払制度」によって支払われる金額は、未払いの定期賃金・退職金の金額の8割が原則です。また、退職日の年齢に応じて、支給金額の上限が定められています。未払い賃金の金額が上限額を超える場合には、上限額の8割が支給されることになります。

たとえば、退職日の年齢が30歳以上45歳未満の場合、未払い賃金の金額上限は220万円、立替払いの金額上限は176万円(45歳以上は296万円、30歳未満は88万円)となります。

とりあえずの相談先は、「労働基準監督署」になりますが、実際に手続きを依頼するとなると弁護士さんにということになります。このような制度があること自体を知っている人は少ないと思いますので、いざという時のために覚えておいてください。

■図版
独立行政法人 労働者健康安全機構のHPより
〔参考〕立替払を受けることができる人
〔参考〕立替払を受けることができる人

〔参考〕立替払の対象となる「未払賃金」の例
〔参考〕立替払の対象となる「未払賃金」の例

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