借用書は作るべき?FPが警鐘「お金の貸し借り」注意するコト3つ

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<材料>

・知人からお金を貸してと頼まれたら

<Point>

1お金の貸し借りは、信頼できる人に限定する

2親しい仲ほど借用書が必要

3借用書には決まった書式はない

どんなに親しい間柄でも、お金の貸し借りをするとそれまでの関係が壊れてしまうことがあります。

そこで親しい友人からお金を貸して欲しいと頼まれた時、トラブルにならないようにするためにはどうしたら良いか、FPである筆者が注意すべきポイントについてお話します。

■5割の人が「貸したお金が返ってこなかった」と証言

人にお金を貸すとき、「ちゃんとお金を返してくれるかな…」と心配になるものです。ではまず最初に、お金を貸した場合に返してもらえる割合がどのくらいか調べてみましょう。

マネーゴーランド編集部が独自で行った調査によると、お金を貸し借りした経験がある人のうち、53.1%の人が「お金が返ってこなかったことがある」と回答しています。

Q:友人・知人・親・子にお金を貸して、返済期日までにお金が返ってこなかった経験はありますか?
借用書は作るべき?「知人とのお金の貸し借り」注意するべきこと、マネーゴーランド意識調査

参考:「相手が思わず黙る…!お金を無心されたときの“上手な断り方”BEST5【声優ナレーション付】」

■お金の貸し借りポイント1:信頼できる人に限定しよう

この結果を踏まえて筆者からアドバイスできることは、まず大前提として、信頼できる人にしかお金は貸さないことです。

当たり前のようですが、「頼まれたら仕方なく」とか「断りきれずに」といった理由で貸してしまっている人も多いのではないでしょうか。お金は返ってこないつもりで貸しているのであればいいのですが、そうでない場合きちんと返してもらうまで、毎日そのことばかり考えていたらストレスになります。

また貸した相手の行動も気になってマイナスのイメージを持ってしまうかもしれません。つまりお金の貸し借りは相手との人間関係を壊してしまうかもしれない危険を含んでいるのです。

■お金の貸し借りポイント2:責任の証「借用書」を作成しよう

そんなトラブルを防ぐためにも“借用書”を作成することをおすすめします。親しい間柄だと、相手を信用していないようで「書いて欲しい」と言い出せないという気持ちもあるでしょうが、相手との関係を大切に思うのであれば、なおさら大事なことだと伝えるべきです。

もし、書くことを嫌がるようであれば最初からお金を貸すことは考え直した方がいいでしょう。その人はお金を借りることを軽率にしているということ。また人間関係を見直しても良いかもしれません。お金を借りるという行為に責任の持てない人に貸すことは、その人にとっても良いことではありません。

■お金の貸し借りポイント3:借用書の作り方

借用書には特に決まった書式があるわけではありません。必要なことが書いてあればOK。最低限下記の項目があれば第三者に対しても証明になりますので覚えておきましょう。

(1) 貸した金額
(2) 貸した日付
(3) 返済の期日
(4) 返済方法
(5) 利息の有無
(6) 期限を過ぎた時の損害賠償(遅延損害金)
(7) 署名・押印

こんなに細かく書いてもらうのは気が引けてしまうという人は、「私⚪️⚪️(借りた人)は、××さん(貸した人)に◯月◯日◯◯円借りました」と、手書きで書いてもらうだけでも構いません。

大事なのは記録に残しておくということです。契約は口頭で成り立つ(当事者間の合意)ので、お金の貸し借りの約束を携帯電話・スマホの機能にあるボイスメモ機能で記録に残しておくのも良いでしょう。そして記録に残すことによって、借りた側も責任を強く意識するようになります。

お金の貸し借りは、今までの良好な関係を一瞬で壊してしまうかもしれないほどデリケートな問題です。頼まれた側もハッキリと断る勇気を持つことも大切。断り方に迷ったときは「相手が思わず黙る…!お金を無心されたときの“上手な断り方”BEST5【声優ナレーション付】」を参考にしてみてください。

貸さなくて済むのであればそれがいいのですが、どうしてもという時は、良好な関係を続けるためにもきちんと記録に残すようにしましょう。

※上記集計は2016年7月にマネーゴーランド編集部が行ったインターネットによるアンケートの集計結果です。(対象:全国の20代~60代の男女、回答数2,205名)

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執筆者

黒須かおり (くろすかおり) ファイナンシャルプランナー・相続士(日本相続士協会)

女性を中心に、一生涯を見守るFPとしてライフプランのコンサルティングを行う。住宅ローンや教育費から、相続や老後のマネー相談まで、幅広い資金計画のアドバイスを手がけている。女性起業家を中心とするコンサルタントとしても活動中。FP Cafe登録FP。

黒須かおり

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相手が思わず黙る…!お金を無心されたときの「上手な断り方」BEST5【声優ナレーション付】

もしも友人から「お金を貸して」と頼まれたら、あなたはどうしますか?

金の切れ目は縁の切れ目。そんな言葉が古くからあるように、お金の貸し借りは思わぬトラブルを引き起こすリスクをはらんでいることは間違いないでしょう。そしてそんな危険性を察知して「お金は貸したくない…」と思う方が多いはずです。

そんなときに使える「上手な断り文句」を『マネーゴーランド』が独自に実施したアンケート調査から探ってみました。

■1位「お金は貸さない主義だから」

自分は人とお金の貸し借りをしないスタンスをハッキリ明言する方法。場合によっては相手にキツい言い方かもしれませんが、将来同じことが起こることを防ぐことができます。

■2位「ローンの返済があって今はお金が貸せない」

住宅ローンの返済を抱えている方は多く、嘘偽りのない断り方。実際に毎月の返済で家計がギリギリの状態ではなくても、「ローン返済」はいい言い訳になるでしょう。

■3位「給料が減らされて今はお金が貸せない」

自分の収入が減っているのであれば、人に貸す余裕はないという理由になるでしょう。ただしその人の前では、派手なお金の使い方は見せられませんね。

■4位「夫(妻)が管理しているから貸せない」

夫婦のどちらかが財布を握っていて、夫(妻)のせいにするアイディア。「相手のパートナーにまで自分がお金を無心していることは知られたくない」という心理が相手に働くはず。

■5位「自分も他の人にお金を貸してと頼んでいるから」

自分も誰かにお金を貸してもらわなければいけないほど、経済状況が悪いことをアピールする手。ただお金の貸し借りをする“同士”と思われてしまう危険もあり。

■番外編

「お金を貸せるほど持っていない」(20代女性)
「身内に不幸があってそれどころじゃない!」(30代女性)
「電子マネー派なので、現金がない」(40代男性)
「まもなく高額な買い物をする予定があるの」(20代女性)
「趣味につぎ込みすぎて貸せないよぉ」(10代女性)
「ペットの治療費がかかるから」(30代女性)
「今金欠〜」(10代女性)
「親の遺言だから」(30代女性)
「お金の貸し借りはよくサスペンスでも犯罪に繋がってるし危ないからぁ」(10代女性)

■アンケートでは「断る派」が多数

では友人・知人から「お金を貸して」と頼まれた場合、どのくらいの人が断っているのでしょうか? アンケート結果では「断ったことがある」人は40.5%で、「断ったことはない」は27.3%でした。お金の貸し借りの経験がない人は32.2%だったので、経験がある人だけに限ってみると断っている人は59.8%と約6割にのぼりました。

Q1:友人・知人から「お金を貸して」と頼まれて断った経験はありますか?
お金を無心されたときの「上手な断り方」BEST5、マネーゴーランド意識調査

■お金が原因で縁が切れた人は12.8%

さらに「金の貸し借りが原因で縁が切れた」人は12.8%、「絶縁までではないがトラブルになった」人は7.8%と、なんらかのトラブルが起きた人は20.6%もいることが判明しました。

Q2:お金の貸し借りが原因で、親・子・友人・知人と縁が切れた経験はありますか?
お金を無心されたときの「上手な断り方」BEST5、マネーゴーランド意識調査

お金の貸し借りをすると、せっかくの仲にヒビが入ってしまう可能性はやはり避けられないことなのかもしれませんね。

※上記集計は2016年6月にマネーゴーランド編集部が行ったインターネットによるアンケートの集計結果です。(対象:全国の男女、回答数2,205名)

■この記事は声優のナレーションでもお楽しみいただけます

■今回のナレーター

水野らむね(みずの らむね)

・主な活動歴
小劇場を中心に舞台で修行中。好きなことは、プラネタリウムでお昼寝。
テレビ東京『ドリームクリエイター』『ドリームドリームクリエイター』『つくり場』ナレーション、くぎうまちゃんキャラクターボイス
ツイッター  @Tann3sui

「お金が貯まらない理由」がわからない…!貯蓄愚者の失敗例3つ

「なぜだかいつもお金が余らないのです。」

ファイナンシャルプランナー(FP)である筆者のところに家計相談に来る方の大半がおっしゃるセリフです。頑張って家計の管理をしていてもお金が余らず、なぜ貯金ができないのかがわからない。そんな貯蓄愚者の実例をご紹介します。

■失敗例1:こだわりすぎ欲張りすぎはNG

ママ向け雑誌を参考に、やりくりをしているというAさん。年収が同じくらいの読者モデルは優雅にランチを楽しんでいるのに、我が家は毎月ギリギリの暮らし。何がどう違うのかがわからないとのご相談です。

食費など費用ごとに確認していくと、肌が弱いので基礎化粧品には妥協できない。子どもの可能性を伸ばすために、取り敢えず習い事をさせている。ペットの健康を守るため、食事に気を使っている。など、ほんの少しのこだわりが積み重なって家計に余裕をなくしていたことが判明しました。

こだわりすべてを叶えようとするのは、欲張りなのかもしれませんね。優先順位を決め、メリハリをつけたお金の使い道を考えていきたいところです。

■失敗例2:他人軸でお金の使い道を決めるのはNG

知人の行動が気になるBさん。友達がおうち起業を始めたので、「私も自宅でなにか始めたい」「雑誌で紹介されていた人気ランキング上位の資格を私も勉強してみたい」など、誰かを基準に行動やお金の使い道を決めています。

私もキラキラしたいという「やる気スイッチ」が押され、将来的にどれだけお金がかかるのか、効果は見込めるのかを考えないまま突き進む。よくあるパターンです。かけた費用や時間を無駄にしないためには、チャレンジ精神を大事にしながら、価値観や本当にしたいことは何かを自分軸で考えてみてはどうでしょうか。

人生の舵は自分で取りましょう。

■失敗例3:収入の多いときを基準に暮らしつづけるのはNG

共働きのCさん夫婦。忙しさを言い訳に、お金の管理をしていませんでした。最近、派遣社員である妻の妊娠がわかり、妻が仕事を辞めることで家計にどんな影響がでるのか心配になっています。

今まではそれぞれが家計の分担を決めて管理し、それ以外の収入は自由に使っていました。働いて得たお金は楽しいことに使い、貯蓄額を気にしないで暮らしている。子どものいないDINKS家計にありがちなことです。

収入の多さに慣れてしまい、将来もずっとこの生活レベルが続くと勘違い。急な出来事や定年後の収入減にあわてても、対応できない家計が多いのです。

でも、もともとは余裕のある家計。先に収入の一部をしっかり貯金し、残ったお金で暮らせるような工夫ができれば、将来の不安は軽減されますよ。

以上、3組の家庭に共通しているのは、「家計の今に注目し、将来に目を向ける余裕や意識がない」ということ。支出にメリハリをつけ、将来を見越した貯蓄をコツコツ始めることで、頑張っても貯まらない家計から卒業する秘訣なのかもしれませんね。

逆にFPがこれはお金の使い方が上手だなと感心した例については自然とお金がたまる!FPも感心“貯蓄賢者の成功例”3つ」でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみることをおすすめします。

自然とお金がたまる!FPも感心「貯蓄賢者の成功例」3つ

「僕が派手な生活をして、子ども達が憧れてくれればいい。」
最近話題になったバドミントンの桃田賢斗選手がお金の使い道を聞かれたときの言葉です。

どんと使って、また稼げばいい。そういう考え方もあるでしょう。ですが、使い方を間違えると取り返しのつかないことにもなりかねません。

ファイナンシャルプランナー(FP)としてお客様と接していると、「知らぬ間に貯金が増えている」と言われる方がいます。そのような方々は年収にかかわらず、「賢く」また「かっこよく」お金と向き合っているなと感じます。

今回は筆者が「なるほど!」と感心した3組の実例をご紹介します。”いつの間にかお金が貯まっていた人”は、どんなことを心掛けて「賢く」お金を使っているのでしょうか。

■会社員Aさんの場合:家族でお金会議を実施

会社員のAさんは専業主婦の妻、小学3年生・5年生の子どもと共に年間の支出予算を立てています。「子どもも一緒に?」と思うかもしれません。ですが、将来の学費や暮らしのために貯蓄が必要なこと、必要最低限の固定費を考慮し年間の支出を考えることの重要性は、小学生の子どもにもわかるようです。

夏休みの旅行計画など一緒に考えることで、ムダ遣いが減り結果的に金銭教育になっているようです。現在は「子どもの支出チェックが一番厳しい!」と嬉しい悲鳴をあげていました。

■パートBさんの場合:お金で「時間」を買う

パート勤務のBさんは、乾燥機付き洗濯機・自動食器洗い機・自動掃除機を購入し、寝ている間に家事を片付けています。家事の負担が減ったことで、小学1年生の子どもが帰ってくるまでの時間は、近所の介護施設で働きながら地域の方々との連携を深めているようです。

ママ友とのつきあいだけでは親の介護や老後の暮らしのイメージができなかったけれど、高齢者と向き合うことで将来への備えを考えられるようになり、ライフプランの見直しを始めています。

また、Bさんが契約している電気料金プランは時間帯や季節によって料金単価が異なるため、単価の安い夜間に電力を使うことで光熱費の削減もできました。

■共働きCさんの場合:貯蓄分は先取りし残りは自由に使う

夫婦共働きのCさんは、お給料から強制的に先取り貯蓄し、残りを自由に使っていいというルールを作っています。ある分だけお金を使ってしまうと後悔しがちですが、そのようなストレスがなくなったそうです。年収の5%を寄付するというルールも無理なく継続しています。

「節約」は精神的にストレスと感じてしまう方が多いかもしれませんが、楽しくお金と付き合いながら、お金を貯められると良いですよね。

以上、3組の家庭に共通しているのは、「家計にメリハリをつけている」「ムリ、ムダ・ムラをなくし、効率よくお金の管理をしている」ということです。節約に頑張りすぎないことがかえって、貯蓄やお金の管理を賢く続ける秘訣なのかもしれませんね。

FPは見た!夫婦がお金でモメる「絶対言ってはいけない」8フレーズ

何気なく言ってしまった一言が夫婦間の埋められない溝になってしまうことがあります。

ファイナンシャルプランナー(FP)であり心理カウンセラーでもある筆者は、夫婦関係についてご相談を受けていますが、喧嘩の原因の5割が「お金」に関するもの。まったく違う生活をしてきた夫と妻が一つの家庭を切り盛りしていくのですから仕方がないことです。

今回は、「言ってはいけないお金にまつわる一言」チェックで夫婦円満のコツについて考えていきましょう。

■我が家は大丈夫?夫婦円満度チェック

自分がパートナーに言ってしまった、言われたという「一言」がいくつあるかチェックしてみましょう。

1、「誰のおかげでご飯食べられてると思っているんだ」
2、「あなたの稼ぎがもう少しよかったら…」
3、「貯金これしかないの?」
4、「将来? なんとかなるさ」
5、「やりくり下手だなぁ」
6、「そんなことにお金使ってどうするの?」(お互いの趣味などを指摘)
7、「あそこの夫婦(家庭)はいいなぁ」
8、「今日のご飯これだけ?」

【診断結果】
該当した数:0〜1個・・・夫婦円満度100%
お互いのことを想い合う理想の夫婦です。定期的に将来のことや普段のお金の使い方について話し合い、夫婦円満を維持していきましょう。

該当した数:2〜5個・・・夫婦円満度70%
少しお金について不満があるようです。お金についての価値観は異なるのが当たり前ですから、喧嘩になる前に普段からお金について話し合っていきましょう。

該当した数:6個以上・・・夫婦円満度30%
相手に不満が溜まっていませんか? 不満を持ち続けているといつか大きな喧嘩になってしまいます。お金は生活していくうえ不可欠なものですから、ルール決めしておくことはとても大切です。夫婦でしっかり話し合っていきましょう。

■夫婦でお金のことでモメないために

一度は「死ぬまで一緒にいたい」と思って結ばれた二人です。夫婦円満でいられたら最高ですよね。お金に関しては「不安」が「不満」へつながります。収入がなかなか上がらない現在、どうやりくりしていくか、どのように資産形成していくか、じっくり考えることが必要です。

FPの筆者のもとに訪れる相談者からは「お金のことを話すのは面倒」とか「妻(夫)に任せてあるから」と逃げられてしまうとよく聞きます。不満だけが募って、言ってはいけないセリフを言って後悔する前に、夫婦でお金についてじっくりと話し合っていきましょう。

その際、冷静に話し合うことが必要なので、お金の専門家であるFPという第三者を交えて話し合うのも良いと思います。「不安」を軽くするのも「夢」を叶えるためにもお金はとても大切なものなのですから。

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