老後生活は自分で守る!「パート&専業主婦に自分年金がいい」理由

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<材料>

・第3号被保険者

<Point>

1パート主婦が壁を超えない理由は?

2あなたの老後、老齢基礎年金だけで大丈夫?

3確定拠出年金法の改正により加入対象者が拡大

4個人型確定拠出年金って?

皆さんは、公的年金の給付水準が将来低下する可能性があることをご存知でしょうか? 公的年金を補完する『自分年金』を持つことは、将来の大きな安心につながります。

■パート主婦が壁を超えない理由は?

パート主婦は、税金面、社会保険の面で扶養の範囲内で働いているケースが多いと思います。具体的には、税金面では103万円、社会保険では130万円という壁です。なぜ壁を超えてまで働かないのか? 理由としては、次のようなことが考えられると思います。

●お給与から税金や社会保険料がひかれて手取りが減ってしまうのがいや
●税金面で扶養の範囲でいると、夫の給与に家族手当(配偶者手当)などが加算される
●年金や医療保険は、タダで加入するほうがお得だと考える

■あなたの老後、老齢基礎年金だけで大丈夫?

確かに、自分で社会保険料を負担してまで働きたくないと考える人は多いかもしれませんが、夫の被扶養配偶者として年金制度に加入する場合(これを第3号被保険者といいます)、老後の年金は国民年金から支給される「老齢基礎年金」のみです。

老齢基礎年金の額は、20歳から60歳まで40年間フルに納めても月あたり約65,000円。さらに少子高齢化にともない、今後公的年金の給付水準が低下することも考慮すると、公的年金にプラスして、少しでも自分年金を持っておきたいところです。

■確定拠出年金法の改正により加入対象者が拡大

そこで、紹介をしたいのが確定拠出年金。この度、確定拠出年金法の改正により、平成29年1月よりこれまで加入できなかった第3号被保険者も加入対象になりました。つまり、専業主婦やパート主婦も自分年金が持てるようになります。

■個人型確定拠出年金って?

では、確定拠出年金ってどんな年金制度でしょうか? 専業主婦やパート主婦の第3号被保険者が確定拠出年金に加入する場合は、個人型確定拠出年金となります。

第3号被保険者は、公的年金については保険料の負担はありませんが、確定拠出年金の場合は自身で掛け金を支払います。そして、その掛金の運用は自分が自己責任のもと行います。月額の掛金は5,000円以上1,000円単位で上限の23,000円まで任意で設定できます。途中で掛金額の変更や休止も可能です。

公的年金を補完するという位置づけの年金制度ですから、受け取りが出来るのは老後になってからです。原則60歳まで引き出すことが出来ません。その他、どのような留意点があるかは、次回にお伝えをしたいと思いますが、専業主婦やパート主婦が自分年金を持てるようになったことは大きな前進だと思います。

 

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執筆者

長谷川まゆみ 社会保険労務士/ ファイナンシャル・プランナー

大阪市立大学卒業。OL生活に満足できず、海外留学を体験後、ツアーコンダクターに転職。 旅行を通じて、様々な人々と触れ合う機会をもつ。 出産を機に、資格取得に目覚め、99年社会保険労務士とファイナンシャル・プランナーの資格を取得、翌2000年に独立。現在は、中小企業の人事・労務相談に携わるとともにライフプランニングや運用に関するセミナー講師を務める。

長谷川まゆみ

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今回はこんな質問にお答えします。

■扶養という考え方
「主人の扶養に入っている」とよく聞きますが、そもそも扶養ってなんでしょうか。
扶養とは、「自分の力だけでは生活を維持できない人に対する生活上の援助」のことで、 扶養している人を「扶養者」、扶養されている人を「被扶養者」といいます。妻が扶養されていたら、夫の収入から「配偶者(特別)控除」が受けることができ、所得税と住民税が安くなります。

その上、夫がサラリーマンなら、会社に配偶者扶養手当があれば給料に上乗せされますし、妻は保険料を払うことなく健康保険や国民年金に加入できます。これはかなりお得感がありますよね。ですから、サラリーマンの妻は「扶養の範囲で働く」という考え方が一般的になっているのです。

■被扶養者になるための収入の上限は?
では、扶養に入るためには、妻の給料はいくらまでなのでしょうか。
扶養に入るためは、税制上と社会保険上、扶養手当の3つを考える必要があります。

妻の年間給与収入が、
 ・夫の所得税の軽減・・・141万円
 ・妻の社会保険加入・・・130万円
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上記までなら、先ほどのメリットをうけることができるのです。パートタイム勤務の妻が10月頃から勤務時間の調整をするのはこのためですね。

■おすすめするお金の稼ぎ方
税金を気にするならば、扶養範囲でパートやアルバイトで働くという手もあるでしょう。でも、2016年10月から、社会保険加入が一部の会社では年収106万円以上と、対象となる範囲が拡大されます。また、サラリーマンの妻だけが優遇されているため不公平だという声があること、また今後女性の活躍を政府が推進していくため、制度はさらに「女性もしっかり働く」という流れにあります。

そんな中、私がおすすめするお金の稼ぎ方は、「扶養の範囲を意識せずに働く」ことです。正社員で働いていくことも一つです。可能な限り時間を気にせず、先を見据えて仕事と向き合い、スキルを磨いていくことです。

筆者は子どもがまだ幼稚園のとき、同じ幼稚園児を持つ主婦が代表を務める司法書士事務所に勤め出しました。全く専門知識がなく無謀でもあったのですが、資格を取れば主婦でも開業できるということを目の当たりにし、自分も将来資格を取って開業したいと思い真剣に仕事に向き合いました。

お金をもらうだけのために仕事をするのではなく、ぜひ「働く」を楽しんでいただきたいです。そうすればスキルを活かしながら、女性管理職を目指す道や、独立も視野に好きな仕事で楽しみながら働くことも可能なのです。

プロに学ぶ「お金の正しい貯め方」!FPが実践している資産形成法3つ

FPをつとめる筆者は、現在の資産形成のやり方にたどりつくまで、数々の失敗を重ねながら「シンプル・簡単」に落ち着いてきています。簡単じゃないと続かないですからね。

今回は、そんな筆者がおすすめする資産形成法を3つご紹介いたします。

■収入から3割を貯蓄と投資へ

筆者は個人事業主として、ファイナンシャルプランナーという、お金に関わる仕事をしています。収入源はお客様から頂戴する相談料、投資助言契約料、セミナー・講演・執筆等の報酬となり、報酬をいただくタイミングも不定期で、金額も1,000円台~数十万円と様々です。

そのような収入状況なのですが、収入が入ってきた時のルーティンとして、入った金額の3割を貯蓄としてキープする作業を実行しています。1,000円の場合には3割ですと300円となるのですが、そこは面倒なので100円台以下は切り上げで1,000円としています。3割キープが完了したら、あとは自由に使って良いお金です。

ファイナンシャルプランナーはお金に関わる仕事だから、たくさん稼いでいるのだろうと思われてしまうかも分かりませんが残念ながらそうでもありません。一日、対応できる相談業務は多くて3人までが、時間的にも労力的にも限度ですので、収入はそこそこです。

しかし、大まかな60歳までの収入は計算できていますので、そこから逆算しますと現状3割キープが出来ていれば、老後のゆとり生活資金で心配することはないだろうという作戦です。

細かく言いますと、収入の1割は円建て預金、収入の2割は国内外株式・国内外不動産・コモディティなどに割り振ります。旅行等でまとまった費用が必要な時は1割の円建て貯蓄から取り崩して使っています。

■海外分散投資を実行する

筆者は、円だけに金融資産が偏ることはリスクと考えています。これまでの「円高・デフレ」での日本では、円建てで資産形成をするのがメインで正解でした。

しかし今後想定できるシナリオとしては「円安・インフレ」を忘れてはいけません。これが現実となってしまった場合には、見た目は同じ100万円でもインフレになると、デフレ時には買えていたものが買えない、または購入量が減ってしまうということになります。いわゆる資産価値の目減りです。

この資産価値の目減りに備えるため、収入の2割を国内外株式・国内外不動産・コモディティなどに割り振ります。

参考までに、筆者の資産配分を紹介すると、国内外のETF(上場投資信託)を活用し外国債券3割、国内外株式4割、国内外不動産2割、コモディティ(金)1割です。

■節税効果を最大限活用する「確定拠出年金」

筆者の場合、確定拠出年金は「個人型」となりますが、確定拠出年金では、毎月の掛け金(自営業者個人型の場合、月額上限6.8万円)が全額所得控除となります。この効果は、支払うべき所得税と住民税を減額させます。

また、NISAと同様、運用益も非課税。さらに、60歳以降に年金を受け取る時も優遇税制があることを考えると、使わない手はないのです。ただ60歳まで積み立てたお金を引き出せないというデメリットがあるので、老後資金の準備と割り切る必要があります。

2017年1月からは、加入対象者が拡大し、自営業者・フリーランス、会社員、公務員、専業主婦(夫)などほぼすべての日本人が加入できるようになります。賢く節税を行いながら資産形成していただきたいです。

以上、恥ずかしながら筆者の資産形成法ご披露させていただきました。少しでも皆さんの資産形成のヒントになれば幸いです。

自然とお金がたまる!FPも感心「貯蓄賢者の成功例」3つ

「僕が派手な生活をして、子ども達が憧れてくれればいい。」
最近話題になったバドミントンの桃田賢斗選手がお金の使い道を聞かれたときの言葉です。

どんと使って、また稼げばいい。そういう考え方もあるでしょう。ですが、使い方を間違えると取り返しのつかないことにもなりかねません。

ファイナンシャルプランナー(FP)としてお客様と接していると、「知らぬ間に貯金が増えている」と言われる方がいます。そのような方々は年収にかかわらず、「賢く」また「かっこよく」お金と向き合っているなと感じます。

今回は筆者が「なるほど!」と感心した3組の実例をご紹介します。”いつの間にかお金が貯まっていた人”は、どんなことを心掛けて「賢く」お金を使っているのでしょうか。

■会社員Aさんの場合:家族でお金会議を実施

会社員のAさんは専業主婦の妻、小学3年生・5年生の子どもと共に年間の支出予算を立てています。「子どもも一緒に?」と思うかもしれません。ですが、将来の学費や暮らしのために貯蓄が必要なこと、必要最低限の固定費を考慮し年間の支出を考えることの重要性は、小学生の子どもにもわかるようです。

夏休みの旅行計画など一緒に考えることで、ムダ遣いが減り結果的に金銭教育になっているようです。現在は「子どもの支出チェックが一番厳しい!」と嬉しい悲鳴をあげていました。

■パートBさんの場合:お金で「時間」を買う

パート勤務のBさんは、乾燥機付き洗濯機・自動食器洗い機・自動掃除機を購入し、寝ている間に家事を片付けています。家事の負担が減ったことで、小学1年生の子どもが帰ってくるまでの時間は、近所の介護施設で働きながら地域の方々との連携を深めているようです。

ママ友とのつきあいだけでは親の介護や老後の暮らしのイメージができなかったけれど、高齢者と向き合うことで将来への備えを考えられるようになり、ライフプランの見直しを始めています。

また、Bさんが契約している電気料金プランは時間帯や季節によって料金単価が異なるため、単価の安い夜間に電力を使うことで光熱費の削減もできました。

■共働きCさんの場合:貯蓄分は先取りし残りは自由に使う

夫婦共働きのCさんは、お給料から強制的に先取り貯蓄し、残りを自由に使っていいというルールを作っています。ある分だけお金を使ってしまうと後悔しがちですが、そのようなストレスがなくなったそうです。年収の5%を寄付するというルールも無理なく継続しています。

「節約」は精神的にストレスと感じてしまう方が多いかもしれませんが、楽しくお金と付き合いながら、お金を貯められると良いですよね。

以上、3組の家庭に共通しているのは、「家計にメリハリをつけている」「ムリ、ムダ・ムラをなくし、効率よくお金の管理をしている」ということです。節約に頑張りすぎないことがかえって、貯蓄やお金の管理を賢く続ける秘訣なのかもしれませんね。

FPが斬る!ケチじゃない「現代流かっこいいお金の使い方」

どんなにお金を貯めてたくさん持っていても、お金の使い方の「かっこいい」「かっこ悪い」は時代によって変わると思います。

バブルの頃は、札束のたんまり入った財布を食事のお会計の際に女性に渡して「これで払っておけ!」なんて言うのがかっこいいとされていました。今ではそんな人を見たら興ざめしてしまいます。

では、現代ではどんな人がかっこいいお金の使い方をしているのでしょうか?

■かっこいいお金の使い方例1:無駄な出費は最小限に
ある仕事でファミリーレストランに行った時の事です。私は何も考えず「ドリンクバー」を頼みましたが、同席した方はメニューを見て「一番安いのはアイスクリームだね」と言って、アイスクリームを注文しました。理由を聞くと「お茶を楽しみに来たわけではなく仕事で来たのだし、喉も乾いていないので少しでも安いものを」との事でした。

その方は、必要のない出費は最小限に抑えて、その分必要なところにお金を使うようにしているそうです。決してケチというわけではなく、その日はその方にご馳走になりました。日々の小さいお金の事を大切にしているのはかっこいいと思います。

■かっこいいお金の使い方例2:時間と費用対効果を考える
お金の運用を上手にされている方が名古屋より宇都宮までいらっしゃったときの事です。なんと「青春18きっぷ」を利用して在来線でいらしたとのことでした。名古屋から宇都宮まで新幹線を使えば14,000円ほどかかります。「青春18きっぷ」だと在来線使用のため倍の時間がかかりますが、費用は2,500円ほどで済みます。

その方いわく「もちろん時間を考慮して新幹線も使うけど、その日は時間があったこととパソコンで仕事がしたかったため、電車の中でも出来るように少し早起きをして在来線を使用した」とのことでした。

常に時間があるときはひと手間かけても安い方法を選ぶそうです。時間と費用対効果を考えてお金を使うってかっこいいですよね。そしてその方はボランティアもしており寄付もしているそうです。

おふたりの共通点はお金があっても出費の際に意義をきちんと考えながら使っていることと、そのこと自体を楽しんでいるということでした。もちろん、必要なときはケチらずお金を出すことも理解しての事です。

かっこいいお金の使い方をしている人は、小さい出費にも目を配りメリハリをつけられているんですね。

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