投資信託初心者が知りたい!何が違うの?「為替ヘッジ」ありorなし

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・10万円

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1「為替ヘッジ」は、為替変動リスクを避けること

2為替ヘッジにはコストがかかる

3為替ヘッジ「あり」は為替の儲けも得られない

※純資産残高トップの国際債券型ファンドの「為替ヘッジあり」を5年前(2011年6月)に10万円で購入し、5年分の収益分配金と2016年6月3日現在の基準価額を元に算出した収益(税引き前、手数料は考慮せず)

■同じ名前の投資信託に、為替ヘッジ“あり”と“なし”

いざ、「投資信託で運用しよう」と調べてみると、あるわあるわ、莫大な種類の投資信託。さらによく見てみると、同じ名前の投資信託に「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」という2種類が存在する場合があることに気づくと思います。

この「為替ヘッジ」とは、ナニモノなのでしょうか? そして、為替ヘッジの”あり”と”なし”では何が違うのでしょうか?

■為替の変動に虎の子が巻き込まれないための手法

為替相場の変動で資産価値が変わることを、「為替変動リスク」と呼びます。為替の動きしだいで運用対象の資産価値が変わる投資信託には、為替変動リスクがあります。

為替相場といえば、急激な円高だ、円安だ、と大騒ぎをしているニュースを耳にすることと思います。

そんな騒ぎに大事なお金を巻き込まれては大変、と為替リスクを嫌がる方もいるでしょう。そういう方向けの運用手法が、「為替ヘッジ」です。

■「為替ヘッジ」は、為替変動リスクを避けること

「為替ヘッジ」の「ヘッジ」、は「避ける」という意味。「為替ヘッジ」は、「為替変動リスクを避けること」です。

例えば、投資家が日本円を米ドルに交換し、米ドルで金融資産を持っているとします。為替相場が円高米ドル安になると、円に対して米ドルの価値が下がったことを意味し、米ドル建ての資産価値は目減りします。

これを避けるため、米ドルでの金融資産を買う時に、同時に「米ドルを売って円を買う予約」をするのが為替ヘッジの取引です。金融資産の目減りと「米ドルを売って円を買う」取引のセットで為替変動リスクを抑える効果が働きます。これを運用の中で行う投資信託が「為替ヘッジあり」の投資信託です。

為替ヘッジを行わず、為替変動の影響をまともに受ける投資信託が「為替ヘッジなし」です。

■為替ヘッジにはコストがかかる

ただし、為替ヘッジにはコストがかかります。先の例では、日本と米国の短期金利の差に相当するコストです。日本の金利が低い中、相手通貨国の金利が高いほど、為替ヘッジのコストは高くなります。

コストが高ければ、運用成績を押し下げます。「為替ヘッジあり」の投資信託は、同じ投資信託の「為替ヘッジなし」に比べ、為替ヘッジコストの分、基準価額が低くなります。

■「為替ヘッジあり」は為替の儲けが期待できない

当然ですが、「為替ヘッジ」は為替変動リスクをなくすために行うので、本来、為替で利益が生じる場面でも、為替変動の影響がありません。為替による利益が得られない点には注意が必要です。

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執筆者

石原敬子

CFP® 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 専修大学文学部人文学科心理学コース卒業後、証券会社で約13年の営業職勤務。その後2003年 1月にFP事務所を開業。「使うこと」に焦点を当てた個人相談、金融や資産運用を分かりやすく話すセミナーと書籍やコラムの執筆を行う。 http://www.keikoishihara-fp.jp/

石原敬子

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外貨預金を持っていると、円安でホクホク、円高でドキドキ。為替相場が円高に進むと、保有している外貨が目減りしていきます。こんな時、何か対策はないのかと思いませんか?

ただただ我慢する…、いいえ、違います。そこで今回ご紹介するのがリスクヘッジ(損失回避、以降、ヘッジ)の手法です。「外貨預金の円高対策」それがFXによる外貨預金ヘッジ。前回の第15回ご紹介しました円高で売り(ショート)を活用すれば、円高で大事なお金が減っていくのを、ただ見ているだけという事を防ぐことが出来ます。

■外貨預金をFXでヘッジする方法

外貨預金は、米ドルやユーロ・豪ドルを保有するため、外貨高・円安で利益が出る一方、外貨安・円高で損失が出る金融商品。日本より金利の高い外貨を保有して、金利収益と外貨高による為替差益を狙うのが基本です。ただ、外貨預金の問題は2つ。

1.取引時の手数料が高い為、少しの変動で売買するとコスト負けしてしまうこと!
2.円高時に差損が生じても対応しにくいこと!

円高が止まらなければ外貨を売り、日本円に戻すことが検討されます。しかし、一時的な円高トレンドの判断の中で処分するのはもったいないという事で、ただ放置する投資家の方も多くなります(=「塩漬け」と言います)。余裕資金の有る方では、長期投資を基本戦略に我慢していく方法も一つですが、何かしらの対応を考える(考えたい)方も多いですね。このような他力に任せる考え方の半面で、自力でアクションを起こしていくのが、FXを活用した外貨預金の目減りカバー「ヘッジ手法」です。

やり方はカンタン、円高での損失を防ぐ為に、その通貨をFXで売るだけ。すると、外貨預金とFXで損益を相殺することができます。例えば、銀行で米ドルの外貨預金を1万ドル(約110万円)持っていて満期は1年後としましょう。為替相場は円高トレンドなので、損失を防ぐために一時的にヘッジをしたい。この場合、外貨預金の保有額にあわせて、FX会社でFXの売りポジションを持つと良いのです。

1万米ドル保有している場合は、米ドル/円の売りポジションを1万ドル分持ちます。すると、保有している外貨預金は、円高により損失が出ますが、FXの売りポジションは利益が出ますので、差し引き合計するとゼロとなります。イメージ図は以下の通り。

為替相場の円高状況の画像

予想に反して、円安に進んだとしても元の外貨預金がプラスですので、為替相場の変動による損益自体が無くなります。
為替相場の円安状況の画像

このように積極的に攻め続ける局面から、状況に応じて守りの局面へと修正を行う事がFXでは可能となります。しかも、投資金となる取引証拠金は4~5万円で行えるため、リスク回避行動として生かせる施策だと言えます。

■スワップポイント分はマイナス!

ヘッジを行うに際しての注意点はスワップポイントが発生するという事。外貨預金で得られる金利よりも、FXの売りポジションで差し引かれるスワップポイントの方が概ね高い為、ヘッジを続けているとスワップポイントから受け取れる金利を差し引いた分だけマイナスになります。これは外貨預金をFXでヘッジするときのコストと考えると良いでしょう。そのため、一時的な円高に対するリスクヘッジが終われば、FXの売りポジションを決済してヘッジを外して行かなければなりません。為替相場がせっかく円安に動いても利益を得られずではもったないですから。以上、今回はヘッジに付いて触れてみました。

次回は話題のレバレッジ規制について書きたいと思います。次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本
●第2回 FXって何?
●第3回 FX投資家の実状
●第4回 FX会社はどうやって儲けるのか?
●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい
●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●第10回 数十%の利回りも可能!外貨預金より有利なFXのスワップポイント!
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株式投資の中でも最もリスクヘッジができる投資スタイルとは

投資をする上でリスクヘッジという言葉をよく聞きます。

投資は利益を大きく上げる可能性がある一方で、大きく損を出す可能性があることもまた事実です。ですから、投資の基本スタンスとして利益を確保して損を小さくすることが必要不可欠と言うこともできるでしょう。

しかし、株式投資のリスクヘッジの方法として、分散投資だとか損切りという言葉を聞いてなんだかややこしいと感じる人もいます。頭ではわかっていてもいざ実際に投資を始めてみると思うように上手く進められないという人も多いでしょう。

今回はそのようなあなたのために株式投資における最大のリスクヘッジの方法についてお話します。この投資方法は誰もが強制的にリスクヘッジをせざるを得ないという方法です。株式投資の中でも最高クラスにリスクを抑えているといっても過言ではないでしょう。それほどまでに人気であり、初心者でも簡単に実践することができる投資法なのです。

いつも時間がないと感じている中でも、株式投資に必要な情報をかき集めて投資をするも翌日に見れば株価が下がってしまっている。毎日ハラハラしながら会社に出かけて退勤すればすぐに株価をチェックする。毎日株のことで頭がいっぱいで常に投資のリスクを抱えている。

これらの生活に一つでも当てはまり、もう投資することに疲れたという人はすぐにこの方法をチェックして下さい。

その方法とはインデックス投資という方法です。

インデックス投資ってなんだ?と思われる人もいるかもしれません。インデックス投資とは簡単に言うと、日本の株式市場やアメリカ市場の平均値を目指す投資手法です。要するに市場の株全部に対して分散投資をしましょうという投資方法なのです。

市場全ての株に投資をするとすごくお金がかかるのではないか?と思われるかもしれません。しかし、インデックス投資とは少額でも行うことができますし、毎月お金を積み立てるのが基本的な投資スタイルなので、最初の元手はそれほど大きい必要はありません。

少額で低リスクなインデックス投資をあなたも始めてみてはいかがでしょうか。

金利と為替の深~い関係

外貨預金で成功するかどうかは、為替の動きにかかっています。為替が動く要因は様々ですが、短期的に見た場合、大きく影響するのは通貨間の「金利差」です。

唐突ですが、ここで、自分がフランス人だと想像してください。
仮にアメリカドルの金利が2%、日本円の金利が1%だとしたら、どちらの通貨に投資したいと思いますか?

日本人であれば馴染みのある日本円がいいと思うかもしれませんが(これを「ドメスティック・バイアス(国内志向)」といいます)、どちらも外国の通貨であった場合、金利の高いアメリカドルを選ぶ人がほとんどでしょう。

世界中の人が金利は高いほうが好きなので、お金は原則として相対的に高い金利の通貨に流れるのです。
たとえば、現在、ドル円では、ドルのほうが金利が高い状況にありますが、アメリカで利上げ観測のニュースが流れれば、金利差がより大きくなる(ドルのほうがよりたくさんの利息をもらえて得をする)ため、ドルが買われて、ドル高(円安)となるのです。

実際、下のグラフを見ても、国債の利回りが下がるほど、円安ドル高に進んでいるのが
わかりますね。

仮に日本の景気が良くなり、金融緩和(世の中に流通するお金の量を増やして金利を低めに誘導する)政策をやめていく方向になれば、金利差が縮小されるため、円が買われて、円高傾向となるでしょう。

実際には、金利の影響のみで値動きするわけではありませんし、プロは常に先を予測して動くので、他の要因のインパクトの方が大きかったり、「織り込みずみ」(相場に影響のある要因が想定内のこととして既に相場に反映されていること)として、ニュースが流れたときには逆の値動きをする場合もありますが、外貨投資をする上でこうした原則を知っておくことは大切です。

投資信託が為替で影響?基本からおさらい「為替変動リスク」って何?

「投資信託には為替変動リスクがあります」という説明を見たことがあるでしょう。投資信託の値段(基準価額)が円で表示されているのに、なぜでしょうか。

■まずは為替の基本から

為替は、円と米ドル、円とユーロ、米ドルとユーロといったように、異なる通貨を交換するときの取引値段です。「1ドル110円」と言う場合、「1ドルを手に入れるのに、110円を払う」という意味です。

通貨は世界中で交換され、為替が四六時中変動しています。

■為替の変動と投資信託の関係

投資信託を運用対象の国で分類すると、日本国内、海外すべて、海外の特定の地域(北米、アジア、欧州など)などに分けられます。

為替変動の影響を直接的に受けるのは、海外で運用する投資信託です。投資信託に“グローバル”“国際”などと名がつけば、このタイプです。

具体的には、外国で発行されたり外国の証券取引所で売買されたりする株式や証券、外国の不動産や金融商品などです。これらは、米ドルやユーロなど外国の通貨で発行され、取引値段も外国通貨で表示されます。株価や証券価格が変動する上に、為替が変動します(まれに日本円で発行される外国の株式や債券などもありますが、極めて少数です)。

■為替変動の直接的な影響

では、為替が変動すると、投資信託の資産にどのような影響があるのでしょうか?

1株が100米ドルの外国株式の場合、1米ドル=110円の時、その外国株式の1株の価値を円表示に換算すると、100米ドル×110円で1万1千円です。100株持っていると1万1千円×100株=110万円です。

株価が同じ時、為替が1米ドル=105円になれば100米ドル×105円で1万500円、100株で105万円となり、5万円の目減りです。為替が1米ドル=115円なら100米ドル×115円=1万1,500円、100株で115万円で5万円増えます。

投資信託が為替で影響?基本からおさらい「為替変動リスク」って何?、マネーゴーランド

■間接的に為替変動の影響を受けるケース

円表示の日本の株価や債券などは、1米ドルが何円でも円貨価値は変わりません。しかし、為替変動リスクが潜む場合もあります。

株価は、その企業の業績を反映した価値。業績の良しあしの原因の一つとして、為替変動が挙げられることがあります。為替相場が円高傾向で、ある輸出企業の業績が悪そうなら、その株価は下がります。運用対象の株価が下落すれば、投資信託の値段も下がるため、間接的には為替リスクがあると言っても良いでしょう。

このように、為替相場の変動で資産価値が変わることを、「為替変動リスク」と呼びます。投資信託は、為替の動きしだいで運用対象の資産価値が変わるため、為替変動リスクがあるのです。

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