大儲け&大損の分かれ道!株の「ストップ高・ストップ安」って何?

このレシピを実行して

10万貯まる!
<材料>

・20万円

<Point>

1株価には1日に動く範囲=制限値幅がある

2株価が制限値幅の上限に達するのがストップ高

3下限に達するストップ安が続いたら要注意

※ある会社の株を20万円で購入。株価が30万円になったところで売却した場合。税金、売買手数料は考慮せず

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株を「買いたい」「売りたい」という注文は、全国の証券会社を通して証券取引所に集められます。取引所では取引時間中(平日の9:00~11:30と12:30~15:00)、銘柄ごとに買いと売りをマッチングさせて、売買を成立させていきます。

■1日の値幅は株価水準で決まる

個々の銘柄の株価は、買い注文が多ければ上がり、売り注文が多ければ下がります。そのバランスによって、取引時間中は株価が刻々と変わっていきます。でも、1日のあいだにあまり大きく株価が動くと、適正な価格での売買ができなくなってしまいます。そこで証券取引所では、1日の株価の範囲に制限を設けています。これを“制限値幅”といいます。

値幅の範囲は株価の水準(100円未満から5,000万円以上まで)に応じて決まっていて、

例えば、
株価が1,000円以上1,500円未満の場合:値幅は上下300円
株価が1,500円以上2,000円未満の場合:値幅は上下400円
株価が2,000円以上3,000円未満の場合:値幅は上下500円
株価が3,000円以上5,000円未満の場合:値幅は上下700円

などのようになっています。

この値幅が、前日の終値に対して適用されます。ある銘柄の前日の終値が1,200円だったとすると、制限値幅は上下300円ですから、その日の株価は900円から1,500円までの間に制限されるというわけです。

株の注文方法には、「いくらでもいいから買う(売る)」という成行注文と、「○○円で買う(売る)」というふうに金額を指定する指値注文があります。指値注文の場合は、この値幅の制限内で金額を指定しなければなりません。ネット証券会社だと、制限値幅を超えた注文は出せないようになっています。

■“ストップ安”の連続で暴落も

1日の取引時間中に、株価が制限値幅の上限に達することを“ストップ高”といいます。業績の向上につながるような情報が発表されて、買い注文が殺到したようなときに起こります。ストップ高になっても、翌日、株価の水準が元に戻るということはよくあります。

逆に、株価が制限値幅の下限に達することを“ストップ安”といいます。何か悪い情報が発表されて、いっせいに売り注文が出される状態です。この場合も、翌日になると元の水準に戻ったりするので、自分の保有している銘柄がストップ安になってもあわてることはありません。

ただ、会社の破たんのような場合だと、連日ストップ安となって株価が暴落することもあります。会社が破たんすると株価は元には戻らないので、自分の保有している銘柄がストップ安の連続で暴落しているようなときは、成行で売り注文を出して、できるだけ早く売らなければなりません。

なお、制限値幅は個々の銘柄には適用されますが、日経平均株価(東証1部に上場する代表的な225銘柄の平均株価)やTOPIX(東証株価指数=東証1部に上場する全銘柄の平均株価)に制限値幅はありません。というより、平均株価なので値幅を制限することができません。そのため、1日のあいだに数値が大きく変動することがあります。

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執筆者

馬養雅子 ファイナンシャル・プランナー(CFP®)

千葉大学人文学部卒業。出版社勤務、フリー編集者を経て、ファイナンシャル・プランナーの資格を取得。 以後、個人のマネーのアドバイザーとして、家計管理や保険の見直し、金融商品や資産運用などに関する記事を新聞・雑誌に多数執筆しているほか、ネット上で資産運用やNISAに関する情報を発信している。

馬養雅子

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LINE株ブックビルディング開始!今は買い⁉︎【上村和弘のFX基本講座】

今年最大級のIPO(*)として、LINE(ライン)が、7月15日に東京証券取引所に上場します。7月14日にはニューヨーク証券取引所に上場する予定で、日米同時上場となります。

そして本日6月29日より、1株あたりの新株発行価格を決める“ブックビルディング(抽選申込)”が開始となり、株式市場にとって大きなイベントですので少し触れて見たいと思います。

近年、日経平均株価と米ドル/円の連動制が高くなっています。基本的なセオリーは以下の通り。
・日経平均株価が上昇すれば、米ドル/円は円安。
・日経平均株価が下落すれば、米ドル/円は円高。
これは逆も言えて、米ドル/円が円安に動けば日経平均株価は上昇。円高に動けば、米ドル/円は下落というのが基本。注目の上場となりそうです。

■IPO銘柄にも不安感?

一般的にIPO(新規公開株)は成長性という点で市場評価される事から、公募価格よりも高く付ける事が多いものです。それが故にIPO銘柄を狙う投資家も多く見られます。

とは言え、今回のLINE上場、投資家にとっては、IPOに参加するかどうか難しい状況になったのではないでしょうか。英国のEU離脱問題により金融・株式市場に不確実性が増大、不安定さが叫ばれている中での上場という事で、静観する向きも出てきたものと見受けられます。

LINEの株価が上昇していけば株式市場に安心感が出てきそうですが、個別株の踏ん張りだけで、投資マインドを持ち上げる効果は限定的かも知れません。

ちなみに、昨年11月4日に上場した日本郵政グループは、総資産295兆円と日本最大の企業でした。その後の日本郵政グループの株価は以下の通り。上場後しばらくは上昇推移、直近では下落しています。

日本郵政グループの株価、マネーゴーランド
※引用:野村證券

ただし、日本郵政株は株価が下落したこともあって、株式を保有していることで得られる配当利回りは4.08%と非常に高くなっております。下図は、筆者の所に届いた配当金の領収証、長期保有を目的に200株分残していた事で届きました。(多少評価損が出ていますが、)株式投資で嬉しいことの一つは、この配当を知らせる郵便でしょうね。

日本郵政株配当を知らせる郵便、マネーゴーランド

さて、LINEの上場はどうなるでしょうか。
LINEのデータはこんな感じ。当初スケジュールから1日遅らせています。

仮条件提示 6月28日
ブックビルディング(抽選申込)期間 6月29日~7月7日23:59
公開価格決定 7月11日
購入申込期間 7月12日6:00~15:00
払込日 7月14日
上場日 7月15日

現在の仮条件は2,700〜3,200円、仮条件価格と公開価格がどうなるか注目です。

■日本郵政と大きく違う点は利益?

日本郵政は黒字会社で、毎年、安定した利益を出しています。郵便や保険・貯金業務に大きな流行はありませんから、この先も同じような利益を出すことが期待されています。一方、成長性に疑問があり、成熟した企業で、ここから更に売上や利益を大幅に伸ばすことが難しい点が指摘されています。

LINEの方は、決算公告では売上が884億円、営業利益36億円、純利益は167億円の赤字となっていますが、2016年1-3月期は売上が309億円、順調な推移を辿っています。連結の経営指標等(売上収益)は2015年12月期1206億円、2016年1-3月期334億円という数字が目論見書に出ています。

やはり、期待されているのは、さらに成長する可能性が高いこと。LINEというSNSアプリはアジアで強く、国内の月間アクティブユーザー数は2億1840万人を超えると言う数字が出されています。これを利用して広告・販売ビジネスに成功すれば、米国の巨大企業に肩を並べるのではないかという期待値がある企業。日本郵政と比べて盛り上がりに欠ける状況ですが、結果は??

尤も、分散投資の考え方第22回23回)、足許だけを見ずに、長期投資の観点でトータル的な運用を考えてみると検討の一つになるかと思っています。

上場日は7月15日、この日は、米ドル/円もLINEの上場にあわせて動く可能性がありますね。起爆剤となるか、FXトレーダーも株式トレーダーもLINE上場は注目の日となりそうです。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:IPOとは?
新規公開株のこと。未上場ながら成長性の高い企業が株を売り出すことで、知名度の向上や資金調達を行うこと。上場の前のタイミングで株を購入することが可能で、上場後には大きな利益となる事が多く人気があります。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】
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リオオリンピックに株価アップの期待⁉︎ 「今から狙うべき業界」3つ

8月のオリンピック開催まで目前にまで迫ってきました。4年に1度の祭典では開催国がどこであろうと、例外なく熱気に包まれ、夜更かしが増えることも多いのではないでしょうか。

そしてこれだけ大きな祭典で注目したいのは、やはりオリンピックに関連する株です。今回の開催国がブラジルであるために日本の株価に影響するのか? と考える人もいるかもしれませんが、他国であってもオリンピックで注目すべき業界は少なくありません。

今回はリオオリンピックで注目したい業界をチェックしてみました。

■家電製品販売店

オリンピックを見るとなれば、やはり高品質の映像や音声を楽しもうという動きが一定数見られても不思議ではありませんよね。家電量販店というと『ケーズホールディングス』や『ビッグカメラ』、『ヤマダ電機』などが有名ですね。

ただし家電製品販売店の関連株は予測しやすいので、株価が割高になっていないかどうかだけは事前にチェックしておきたいところです。

■テレビ放送関連

こちらも想像しやすいと思いますが、オリンピックを放送しているテレビ放送関連株は注目です。ただし注目したいのはフジテレビやTBSといった民放ではなく、むしろWOWOWやスカパーといった有料放送です。

有料放送は、注目する放送がなければ契約する人は多くありません。しかし、オリンピックのような「自分がひいきにするスポーツを中心に見たい!」と考える人はこのような有料放送に契約すると予想され、株価が上がる可能性もあります。

■スポーツ関連

やはりオリンピックといえばスポーツ関連株は外せませんね。オリンピックではありませんが、全米オープンで錦織選手が準優勝したときにもテニス関連の株価は全体的に上昇傾向にありました。つまり、話題になりそうなスポーツをあらかじめ予想できれば、それに関連する銘柄も株価が上がると考えられますね。

リオオリンピックで活躍が期待される日本人も数多くいるので、今のうちにチェックしておくといいでしょう。

オリンピックで注目したい業界ということで、今回は3つの業界を紹介しました。これらの株を割安で買うことができれば、リオオリンピックが終わるころには株価が上がっていることが期待できます。オリンピックを楽しむだけでなく、ぜひ一緒に投資も試してみてください。

<4>株価が上がったり下がったりするのはなぜ? 馬養雅子の株入門

こんにちは。馬養雅子です。

マイナス金利政策も導入から3ヶ月を経過しましたが、設備投資や個人消費もそれほど拡大しておらず、効果はいまひとつという状況です。しかもマイナス金利導入時は一時1ドル121円台をつけた円相場も最近は円高にシフトしています。為替相場は株価にも影響します。

株価が上がったり下がったりするのはなぜでしょうか?株入門の4回目は、株価のお話です。
テレビのニュース番組の最後に「今日の日経平均株価の終値は、昨日より○円高い(低い)○○円でした」と報じられるのを聞いたことがあると思います。

新聞の株価欄には各銘柄(会社)の株価が毎日掲載されているし、証券会社の店頭にある電光掲示板(株価ボード)は、おもな銘柄の株価が上がり下がりするたびに数字が変わっていきます。

このように、株価は証券取引所で株が取引されている時間中(平日の9:00~11:30、12:30~15:00)は刻々と変化し、毎日変わっていきます。では、何が株価を動かしているのでしょうか。

株価は、その株を買いたい人が多ければ上がり、売りたい人が多ければ下がります。株を買いたいと思わせる要因は、基本的にその会社の業績と将来性です。業績がよければ株主が受け取れる配当が増え、それを期待して多くの人がその会社の株を買えば株価が上がるので、その前に買っておけば値上がり益が得られます。
逆に、業績が悪い会社や将来性が見いだせない会社の株主は、「やがて株価が下がるだろうから今のうちに売っておこう」と考えます。

とはいえ、買う人だけ、あるいは売る人だけでは取引は成立しません。買う人と売る人の両方がいて、株の取引が成立するわけです。では、ある銘柄に対して、売る人と買う人がいるのはなぜでしょうか。

例えばある会社が業績を発表したとき、それが前の年よりよければ「買い」の判断につながりますが、もっとよくなると予想していた人から見ると期待が裏切られたことになり「売り」の理由になるかもしれません。また、そのときの株価に対して、「買ったときよりずいぶん値上がりしたから、このへんで売ろう」と思う人もいれば「買ったときよりずいぶん値上がりしたけど、もっと上がると思うから、買い増ししよう」と思う人もいます。

さらに、市場を取り巻く世界情勢や為替相場の変動なども株価に影響します。
こうしたさまざまな判断に基づく買い注文と売り注文が証券取引所に大量に送られてきます。取引所はそれを銘柄ごとにコンピューターで次々にマッチングされて取引を成立させます。それが取引時間中ずっと行われ、その間、買い注文が多ければ株価が上がり、売り注文が多ければ下がります。こうして、株価は取引時間中もどんどん変わっていき、結果として株価が毎日変動するわけです。

株は、安い時に買って高いときに売れば利益が得られます。毎日の値動きを見て買ったり売ったりすることもできますが、たいていの人は仕事や家事などの本業があるので、ずっと株価をウオッチしているのは難しいでしょう。それに、いつが安くていつが高いかは、あとになってみなければわかりません。
ですから、ふつうの人が株式投資をするのであれば、将来性の高い銘柄を探して買い、それが値上がりするのをじっくり待つという方法がおすすめです。

<5>買う銘柄はどうやって選ぶの? 馬養雅子の株入門

こんにちは。馬養雅子です。

前回は「<4>株価が上がったり下がったりするのはなぜ?」ということで、何が株価を動かしているのか、ある銘柄に対して、売る人と買う人がいるのはなぜかを解説し、将来性の高い銘柄を探して買い、それが値上がりするのをじっくり待つという方法をおすすめしました。もう少し掘り下げてみましょう。株入門、今回は「銘柄選び」についてです。

株式投資に興味を持って「私も株を買ってみたい!」と思ったら、次に考えるのはどこの会社の株を買うか考えること、つまり銘柄選びです。上場会社の数は約3,500。その中からどうやって選べばよいのでしょうか。

まずは予算です。持っている現金や預貯金から、生活費や数年先くらいに使い道の決まっているお金を差し引いて、余裕資金の額を出します。そのうち、いくらを株式投資に回せるか考えて予算を決めたら、その範囲で買える銘柄を探します。ネットの株式関連サイトや証券会社のサイトにあるスクリーニング機能を使うと、投資金額で銘柄を絞ることができます。

最初は身近な会社の株を買うのがおすすめです。
例えば、よく行くスーパーやコンビニ、レストランや居酒屋のチェーン、愛用している電機製品や自動車などのメーカー、好きな食べ物・飲み物、服、化粧品などのメーカーです。身近な会社なら、経営内容や業績に興味が持てるでしょう。

自分の得意分野から選ぶ方法もあります。医薬品に詳しければ製薬企業、不動産に詳しければ不動産会社、鉄道好きなら電鉄会社、ゲーム好きならゲームの会社といった具合です。よく知っている分野なら、その業界の事情もわかるし、新商品がヒットしそうかどうかなどを判断することもできるでしょう。

株主優待で選ぶのも一つの方法です。株主優待は会社から株主への一種のプレゼントで、上場会社のうち約1,100社が優待制度を設けています。優待の内容は、自社製品の詰め合わせ、優待券・割引券、お米や図書カードなど。どんな会社がどんな優待を行っているかは、株主優待の情報誌やネットの株式関連サイトで調べることができます。

こんなふうに銘柄を探していって「コレが買いたい!」というものが見つかっても、すぐに買うのはNG。その会社の業績をチェックしてください。細かくチェックするのは大変なので、少なくとも赤字でないかどうかは確認しましょう。これも、ネットや「会社四季報」「日経会社情報」などの情報誌で調べられます。
その会社に関する情報のうち、「業績」のところにいろいろな数字が1年ごとに並んでいます。「純利益」あるいは「当期利益」の数字に▲がついているのはマイナス、つまり赤字という意味。マイナスがなければOK。あっても1年だけなら大丈夫かもしれません。でも、3年以上続いていたら、その銘柄は避けたほうが無難です。

株を買うということは、その会社に事業資金を提供するということなので、好きな会社、応援したい会社、成長が期待できる会社の株を買うのが基本です。最初に買った株というのは、一生忘れないもの。楽しみながら「コレ!」という銘柄を探してください。

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