サラリーマンこそFXをやるべし! 【上村和弘のFX基本講座】

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この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

「サラリーマンに最も向いている金融商品は何か?」と聞かれたら、筆者はFXと断言します。

普通のサラリーマンは、原則勤務時間中に株式やFXを取引することが出来ません。したがって、朝起きてすぐのタイミングや、通勤時間、仕事を終えた後の夜にしか自由な時間はありません。すると、日中が取引の中心になる株式取引は、中長期投資が主であり、短期トレードには向きません。株価が気になっても、売買できませんからね。

その点、FXは、どこの場所でも、24時間取引ができる上に少額の資金で参加できるため、サラリーマンに最適な取引だと言えます(第2回「FXって何」)。

「FXがサラリーマンに向いている理由」
1、自宅でも外出先でも、パソコンやスマフォ、携帯等で取引出来る!
2、取引時間が長い=24時間(月~土曜日の朝まで)!
3、レバレッジの活用により、少額の資金で取引可能!
4、銘柄選びが楽で、気軽に趣味感覚で出来る!
5、一定の知識量で始められる!
6、ビジネスに為替相場が関係ある!

それでは、以下いくつか見て行きましょう。

■FXは自由度が高い取引!

何といっても一番大きいのは取引時間が長く24時間取引できること。一方、株式は朝9時から始まり、昼休みを挟んで15時に終わります。この時間は、サラリーマンが仕事をするコアタイムと重なり難しいですね。
※東証・JASDAQの取引時間 9:00~11:30 12:30~15:00

⚫️株とFXの取引可能時間(平日)
サラリーマンこそFXをやるべし! 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

実際、勤務中に、株式取引を行って、職場で処分された例もあります。社員の副業禁止規定(*)、職務専念義務違反などが根拠になっています。社内規定で勤務中の投資が禁止されている会社も多いのではないでしょうか。

その点、FXは満期も無く、勤務中に無理に取引をしなくても朝起きてからや、夜帰ってからの時間に売買できます。近年、通勤時間、スマフォで取引している投資家も急増(第3回「FX投資家の実状」)しているのも、自由度が高いからに他なりません。

特に、夜間はFXのゴールデンタイム。米国の経済指標が多数発表される夜21時以降は、為替相場の変動が大きく、短期トレード中心で利益を狙えるコアタイムです(第26回「外国為替市場の1日」)。飲みながらFXトレードをするグループも見られ出していますね。

■レバレッジを活用して効率の良い取引!

数百万円・数千万円と資金力があれば、東証1部上場の大型株を長期投資で保有して配当を狙う戦略が投資の王道と言えるでしょう。しかし、多くのサラリーマンが投資資金として動かせるのは数万円~100万円程。そうなると少額でも取引できる金融商品が選定されますよね。

投資金額が少ない=利益も損失も少なくて当たり前。とはいっても、投資に貴重な時間を割く以上、利益が少なすぎては面白くありません。

その点、FXは、レバレッジを利用することで、少額のお金でも大きな取引ができるメリットを持ちます。本来、1万ドルの取引をするには、レバレッジ1倍で約100万円の資金が必要ですが(外貨預金相当)、レバレッジを利用することで最大25倍、約4万円の証拠金で取引できます。(関連記事:第17回「利益率向上ならハイレバレッジ」

■為替相場は身近で面白い!

自分の仕事で、為替相場が関係してくることも多いのではないでしょうか。取引先関係、直接の業務に関連する他、普段、読んでいる新聞や雑誌、スマフォのニュースアプリでも米ドル/円の動きや米国・欧州・日本の経済状況は報道されます。FXを取引すると、今までよりも深い読み方や、今後を予想することができるようになり、会社で一目置かれるようになるかも知れません。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:社員の副業禁止規定
株やFXをはじめとした金融商品取引を、(本業以外の)別の仕事として行うことを社内規則で禁止する規定。多くの会社は、本業に注力することを目的に様々な規定を設けていることが多い。公務員を除く、サラリーマンの場合、禁止する法的根拠は曖昧ですが、仕事時間中の副業などに対しては、罰則等が実施されることが多く見られます。

【上村和弘のFX基本講座】
全バックナンバーはこちらから
●第1回 FXの基本
●第2回 FXって何?
●第15回 FXは上下の動きにチャンスあり!
●第16回 円高リスクを防ぐ。FXでヘッジしましょう!
●第17回 レバレッジの上限規制、利益率向上ならハイレバレッジ!
●第20回 初心者に向いている分析方法は?
●第26回 外国為替市場の1日、FXで儲けたいなら流れを知ろう!

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執筆者

上村 和弘 (かみむらかずひろ)

アセットクラス&WEBコンサルティングLLC 代表CEO・ファウンダー 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP会員、1級FP技能士 1990年 現三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社を皮切りに、証券リテール業務や企画調査、ファンド事業等に従事。1999年より、FX事業の新規立ち上げ後、複数社での金融ネット事業の立ち上げ、事業再構築・運営等の統括マネージメントを経て2011年独立。現在、金融情報サービス事業をコアに、投資教育系、システムツールのサポート業務を行う他、シンクタンク系企業、金融システムベンダー等の顧問等を兼務する。1968年生、宮崎県出身。

上村 和弘

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米雇用統計公表!FXは金利に注目【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

■7月8日、米雇用統計に注目

7月8日(金)に公表される米雇用統計は今後のFXにとって非常に注目度が高まっています。5月の雇用統計が3.8万人と異常に低く、6月の数字も悪い場合、いよいよ米経済の悪化は本物という見方が出てきます ⇒ 7月の米国利上げが見送られる公算となります(第19回「直前、6月FOMC利上げの内容と対策!」)

「米雇用統計の推移」
米雇用統計の推移、マネーゴーランド

さて、米雇用統計を直前に控え、影響を与える金利について触れておきたいと思います。米ドル/円は、日本と米国の金利差で変動しますし、米国の雇用統計が大事なのも、最終的に金利に関係してくるから大事なのです。

■金利で為替相場が動く

金利が為替を動かすという関係は、為替相場を予想する上で最も大切。金利から為替相場を考えると、なぜ、円高や円安に動いたのかその理由が分かるようになります。

その流れをカンタンに解説しましょう。為替相場の変動要因はたくさんありますがエース格は金利です。
米国の雇用統計が良い ⇒ 米国の景気が良い ⇒ 金利が上昇 ⇒ 米ドルが買われる!
というのがパターン。逆に言うと米国の雇用統計が良くても金利が上昇しなければ、米ドルは上昇し難いということ(もしくは一時的な上昇で終える)。

そして、米ドル/円相場を予測するには、米国と日本の金利が今後どうなるかを予測することです。その金利をコントロールする司令塔が中央銀行。そう、米国のFRB日本の日銀中央銀行が金利を決める役割を持っている為、FRBや日銀の要人発言や政策に注目が集まるのです。

中央銀行が決める金利を「政策金利」と呼び、政策を「金融政策」と呼びます。今まで、日米の金利を決める政策、金融政策には違いがありました。

★日米の金融政策:基本路線
 米国=景気が良く、インフレ懸念があるため、金利を上げる方向
 日本=景気が悪く、デフレ懸念が強く、金利を下げる方向

米国の金融政策が変化するかもしれません。英国のEU離脱問題で世界経済への危機感が浮上している中、米国の雇用統計が悪いと、少なくとも当面の間、金利を上げる余裕が無くなります。

■2年物と10年物の国債金利

中央銀行が決める金利と合わせて見て欲しい金利があります。それが、国債(*)の金利。中でも2年物と10年物の国債金利に注目してください。セオリーは、国債金利が上昇すると通貨も上昇、逆に国債金利が下落すると通貨も下落します。安全性の高い国債の動きは、株式や通貨に影響を与えます。

次に、二国間の金利を比較すること。米国の金利が上昇し、日本の金利も同じ幅だけ上昇すればどうなるでしょうか、その場合、金利差に変化はなく、米ドル/円は概ね横ばいの動きとなります。

日米の国債金利差は、比較チャートで見るとすぐに分かって便利です。

日米の国債金利差、マネーゴーランド
※引用:GMOクリック証券

今度の雇用統計では、国債金利の動きにも注意してみると、一歩進んだトレーダーになれます。日本はマイナス金利という未曽有の世界に突入していますが、米国の金利も下がっているため(2年債0.59%:2016年7月1日)、意識して見ていくと良いですね。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:国債
国が発行する債券。国家が元本や利払いを保証しているために安全性の高い債券、発行時に償還(返金)期限と利率が決まっており、発行から償還までの期限は様々。10年満期の国債を長期国債。1年未満を短期国債、その間を中期国債と呼ぶことが多い。

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●第14回 米国の雇用統計はFXのフィーバーデー! 月に一度のビッグイベント!
●第16回 円高リスクを防ぐ。FXでヘッジしましょう!
●第18回 米ドル/円相場の割安度は?これから円高・円安?
●第19回 直前、6月FOMC利上げの内容と対策!
●第24回 FXなら積み立て投資がいい!ドルコスト平均法による長期投資を
●第26回 外国為替市場の1日、FXで儲けたいなら流れを知ろう!
●第29回 英国EU離脱は変動チャンス⁉︎ ショートの活用テク

ファンダメンタルズ分析で大事なことは?【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

「ファンダメンタルズ」とは経済の基礎的条件のことで、各国の経済状況を示す景気・雇用・物価などが該当します。各国は、経済指標と呼ぶ統計を定期的に発表しており、この統計を元にして、為替相場の将来を予測する方法が「ファンダメンタルズ分析」。特に数週間~数年にわたる中長期的なトレンドを予測するためには、このファンダメンタルズ分析が必須となります。

今回はファンダメンタルズ分析の基本として、大事な二点(「二国間の比較」と「今後どうなるか」)についてお伝えします。

■ファンダメンタルズはトレンド判断に有効な分析手法

中長期的な為替相場はファンダメンタルズに沿って動きます。トレードする時は、ファンダメンタルズ分析で中長期的なトレンドを判断し、実際に売買するタイミングはチャート等を使ったテクニカル分析第6回「FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!」第20回「初心者に向いている分析方法は?」で決めるのが良い方法で、お互い補完しながら分析手法を使い分けます。

経済の基礎的条件って聞くと、なんだか難しくて逃げ出したくなりそうです。でも、最初から自分で全てを実行する必要はありません。野球や競馬、天気予報に解説や予想している人がいるように、FXも為替相場をはじめ金融市場の分析や予想をしているアナリストやストラテジスト等の専門家がたくさんいます。FX各社が配信しているニュースを読んでいれば、専門家のコメント内容に慣れていくのでコツコツ学ばれると良いでしょう。

■FXのファンダメンタルズ分析の基本は二国間の比較

代表的な通貨ペア(*)である米ドル/円は、米ドルと日本円の二つの通貨から成り立っています。つまり、米国だけ、もしくは日本だけを見ていてもダメで、両国を比較した上で強弱を比べることが大事です。FXでファンダメンタルズ分析を行う基本は二つの通貨(国)を比較すること。

日本の状況だけを見て、金利が低くて株価も安いから円安になる筈だと考えてはいけません。もし、米ドル/円の今後を予想するならば、米国と比較して日本が強いか弱いかを見る必要があるということになりますね。

ファンダメンタルズ分析で大事なこと! 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

二つの通貨を比較するクセが付けば、ファンダメンタルズ分析の第一歩をマスターしたことになります。

■ファンダメンタルズ分析はこれからどうなるか

二国間を比較する時に、現在どうなっているのかだけでなく、今後、どうなるのかを考えるのも重要です。

例えば、日本の政策金利は0.0%で、米国の政策金利が0.5%としましょうか。二国を比較すると、米国の金利が日本より0.5%高いということが分かりますね。少し先走って為替相場の変動要因をお話しすると金利が高い方がお金を預けると有利なので通貨は高くなります。それなら、米ドルを買えば誰でも儲かると思いませんか?

でも、そうは上手くいきません。

残念なことに、この状態だと、すでに米ドルを買いこんでいる人がほとんど。米ドルがさらに上がるためには、さらに、日本と比較して金利が上がることが必要です。

ファンダメンタルズ分析で大事なこと! 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

つまり、今後、金利が上がると予想された場合に、米ドルが上昇する可能性が高くなります。日本と米国の金利が広がるには、下記3つのパターンが考えられます。

1. 日本の金利がマイナス0.5%に下がる。
2. 米国の金利が1.00%上がる。
3. 日本の金利がマイナス0.25%に下がり米国の金利が0.75%に上がる。

金利に限らず、株式・景気・雇用・物価と全ての要因で、予想したい通貨ペアに関わる二国を比較する。比較する時は、現在だけでなく将来どうなるかを予想する。この考え方をくせにするのが、ファンダメンタルズ分析の基本ですので、その辺りを意識しながらニュース等を見て行くと良いですね。関連記事は第18回「米ドル/円相場の割安度は?これから円高・円安?」を参考に!
大まかに理解頂けましたか?

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:通貨ペア
FXで売買する通貨の組み合わせを通貨ペアといいます。米ドル/円、豪ドル/円、ユーロ/ドルといった組み合わせのこと。米ドルを買うと日本円を売るというように、左側の通貨を買うと右側の通貨を売ることになります。

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●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●第15回 FXは上下の動きにチャンスあり!
●第16回 円高リスクを防ぐ。FXでヘッジしましょう!
●第17回 レバレッジの上限規制、利益率向上ならハイレバレッジ!
●第22回 投資リスクの低減!分散投資ならFXがいい理由
●第23回 投資リスクの低減No.2 時間の分散!
●第27回 LINE株ブックビルディング開始!今は買い⁉︎

ボーナスは外貨預金よりFXを勧めるワケ【上村和弘のFX基本講座】

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今年のボーナス、何に使うか決められましたか? 東京都がまとめた今夏のボーナス平均額は、78万6,623円と前年より1万7,424円アップしています(6/9時点の中間集計)。

サラリーマンには、まとまった金額を受け取れる夏冬二回のボーナスは働く上で大きな楽しみ。普段の疲れも「ボーナス&頑張ったね」の言葉で報われそうです。

さて、そんなボーナスの一部を資産運用に回そうと思った場合に困るのが、史上最低レベルの金利。いくら預けてもほとんど利息はつかず、ATMの引き出し手数料の方が高くつく程ですね。

■定期預金の金利は雀の涙

定期預金の金利は、年0.2%位が最高レベルで、大手都市銀行だと年0.01%程が基準。100万円を0.2%の利率で1年預けても2,000円。10万だと200円となり、ATM手数料でなくなってしまう程の低金利。物価上昇を加味すると、さらに厳しい状況が窺い知れます。

そこで、もっと高い利子の資産運用はないのかと賢く海外の高金利通貨(*)を狙う方も多い筈。もし、海外投資をお考えなら、外貨預金の前にFXの再考をおススメします。
FXの外貨預金活用は、銀行の定期預金と違い、元本保証の金融商品ではありません。しかし、リスクがある分リターンを狙える金融商品です。2013年11月以来の100円割れ、昨年6月の高値から26.88円も下がっている現況、検討の金融商品に上がってきているかと思います。少しずつ始められる好機ですね。

■FXは自由度の高い金融商品

FXは、ハイリスク・ハイリターンなので私とは関係ない、と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。それではもったいない。確かにレバレッジを最大に利用してハイリスク・ハイリターンな取引をする方もいらっしゃいます。しかし、レバレッジを利用せずに外貨預金と同じように利用することも出来ます(第9回「FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大!」10回「数十%の利回りも可能!外貨預金より有利なFXのスワップポイント!」)。また少額から参加出来ますので、幅広に検討される金融商品です。

FXは、レバレッジを使わずに利用すれば外貨預金を超える低コストで米ドル・豪ドルなどに投資できる金融商品。

■FXで高金利の外貨を買うとスワップポイントが毎日増える

FXで外貨預金といっても難しくありません。FXで外貨を買って、そのまま保有し続ければ、外貨預金の金利と同じようにスワップポイントが毎日付与され、口座残高が増えていきます。

例えば、日本より金利の高い(政策金利1.75%)の豪ドルを1万豪ドル保有していると、1日あたり37円)のスワップポイントを貰えます。これは毎日貰えますから、1年間保有し続けると【37円×365日分】で、13,505円のスワップポイントになりますから、日本で定期預金に預けるより、金利ではるかに有利。
(2016年6月27日時点:1万豪ドル円の取引の証拠金は31,000円程)
3年・5年と長期保有すれば、その分、スワップポイントは溜まりますから、リスクを減らすことにも繋がります(第9回「FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大!」)。

「FXで外貨預金を行うために決めることは3つ」
1、どの通貨を買うか ⇒ 豪ドルやNZドルなど高金利の通貨を狙うと良いでしょう。
2、取引金額をいくらにするか ⇒ 1万豪ドルだと約75万円分の取引になります。外貨預金的にFXを利用する場合、レバレッジをできるだけ低くして取引すること。
25倍のレバレッジなら証拠金は3万円程ですが、安全性を考慮して、余裕資金を多く入れると良いでしょう。
3、いつ買うか(タイミング) ⇒ できれば、安く買いたいですよね。FX会社の用意している情報やチャートを見ながら判断できます。

■FXと外貨預金の取引手数料

FXと外貨預金は、取引に必要な費用が大きく違います。FXの場合、取引に必要な豪ドルの為替手数料は、売買差のスプレッドで1万通貨辺り片道70円程(GMOクリック証券)。大手都市銀行の豪ドル外貨預金は、同じ1万通貨あたりで2~2.5万円程と、大きく違います。

外貨預金は買った瞬間に多額の為替手数料を取られる金融商品。そのため、FXで高金利を貰える外貨を買って外貨預金と同等の使い方をしている方が年々、増えています(第1回「FXの基本」)。夏のボーナスを長期的に増やしたい方、これだけの円高のタイミングですので、少しずつ検討して見るのも良いでしょう。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:高金利通貨
豪ドルやNZドル・南アフリカランド・トルコリラなど高い金利の通貨のこと。保有していると金利がたくさん貰えるために、金融市場が安定している時に人気が高い。逆に低金利通貨の代表は日本円。

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●第11回 ボーナス時期目前!お得なFX新規口座開設キャンペーンをチェック!
●第13回 キャンペーン商品で生活?!
●第21回 手数料80%カット!夏休みに活用したい外貨両替
●第25回 中学生でもわかる「やさしいFX解説」
●第27回 LINE株ブックビルディング開始!今は買い⁉︎

FXは1カ月でどれ位儲けられるの? 【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

FXで月間20万円儲けたい…副業で月5万円儲けたい…などとFXに求める期待はさまざま。では、1日そして1カ月でどれ位のリターン(利益)とリスク(損失)の可能性があるのでしょうか。

■1カ月・1日の変動幅

その前にまず、FXの利益計算方法をお伝えしておきます。値動きのチャートを見ながら、「ここで買って、1円上がったら1万円の利益が出るな」と簡単に計算できた方がいいですよね。
第15回「FXは上下の動きにチャンスあり!」でも触れさせて頂きましたが、復習の意味で書いておきます。

★FXの損益計算の基本
(売値-買値)×取引量

では、具体的に米ドル/円を1万通貨買った場合の損益計算を見てみましょう。
1、利益例
・1ドル100円1万通貨を買い、1ドル101円で1万通貨を売った場合、
(101円-100円)×1万ドル=1万円のプラス
2、損失例
・1ドル100円で1万通貨を買い、予想に反して1ドル99円で1万通貨を売った場合、
(99円-100円)×1万ドル=1万円のマイナス

FXの損益計算の基本、FXは1カ月でいくら儲けられる? FX基本講座

■米ドル/円の2016年(1-5月期)の変動幅と利益計算

では、次に本題として取らぬ狸の皮算用&転ばぬ先の杖として、2016年の米ドル/円相場(1-5月期)の変動幅を見ておきましょう。

毎月10万円儲けたいという目標を立てるためには、実現可能かどうかを調べなければいけません。

<平均変動幅と損益>
2016年1月から5月末の米ドル/円変動幅、FXは1カ月でいくら儲けられる? FX基本講座
※2016年1月から5月末の米ドル/円変動幅(高値-安値)

米ドル/円の1日あたり平均変動幅は1.21円。そこで、1日の最安値で買い、最高値で売った場合の損益を1万・千・百通貨ごとに計算してみました。
1万通貨(投資に必要な資金は4.5万円程)だと12,100円の利益を得られるということになります。千・百だとそれぞれ一桁ずつ少なくなり、取引量を減らすと低リターンかつ低リスクで外貨取引ができることが分かります。

■FXで毎月5万円を稼ぎたい!

1月あたりの平均変動幅は6.46円。1万通貨で5円幅を得られれば5万円の利益ですから、その月の中でも1回だけ底値で買い天井で売る事が出来れば可能です。
現実的には、毎月そんな取引を繰り返すのは難しく、取引量を増やす・取引回数を増やすことで目標達成を目指すことになります。FXは1日に何回売買しても良い取引ですから、上手に売買できるようになれば、毎月5万円を稼ぐのは現実的な数字です。

さて、これで、一日及び1月に得られる利益と損失がどれくらいになるか分かりましたね。
平均的な1日で1.21円、1月で6.46円の変動を期待できるということ。1万通貨のポジションを持っているなら、1カ月に6.5万円位の損益を見積もっておけば、大まかなトレード対応が出来ます。

もっとも、先週末の英国EU離脱ショックやリーマンショック(*)、バブル崩壊など、大きなリスクイベントが起きると、1月で10円や20円動くことも出てきますので、損失を限定するストップロス注文を出しておく事が必要です。この辺りのリスク管理のテクニックについては、後日に触れさせて頂きます。今回、英国EU離脱ショックでは、東京の取引時間にも関わらず大きく動きました。6月の変動幅は既に11.85円となっています(6/27時点)。リスクと仲良く向き合うことが大切です(第23回「投資リスクの低減No.2 時間の分散! 」など)。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:リーマンショック
2008年9月15日、米国投資銀行大手のリーマンブラザーズが破綻した事で世界的な規模で金融危機が起こったこと。サブプライムローン(低所得者向けの高金利住宅ローン)の問題がきっかけ。

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●第1回 FXの基本
●第2回 FXって何?
●第4回 FX会社はどうやって儲けるのか?
●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい
●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第20回 初心者に向いている分析方法は?
●第22回 投資リスクの低減!分散投資ならFXがいい理由
●第23回 投資リスクの低減No.2 時間の分散!

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