使いすぎに要注意!FPが太鼓判「クレジットカードの最適枚数は?」

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突然ですが、皆さんのお財布の中に、クレジットカードは何枚入っていますか?
2枚、3枚あたりが一般的でしょうか。

『一般社団法人クレジットカード協会』の統計によると、2015年3月末時点のカード発行枚数は2億5,890万枚で、20歳以上の人口で割ると一人当たり2.5枚の計算になります。

そのサービス内容やブランドも、年々増えていくクレジットカード。いったいどんな使い方をして、何枚持つのがベストなのでしょうか?

■ポイント機能の比較

まず、現金ではなくクレジットカードを使う理由として、「ポイント機能が付いている」ということが、最も大きな理由ではないでしょうか。
同じ金額の商品を購入するのに、現金は即時決済で、クレジットカードは事後決済。購入額に対して、ポイントが付いたり割引があったりするのも、現金にはないサービスですね。

クレジットカードの診査には所定の要件が必要ですが、もちろん複数枚作ることもできます。カード会社ごとにサービスも異なりますので、自分のライフスタイルに合わせて持つことで、効率よくサービスを享受するのが賢い使い方です。

例えば旅行好きな人は、航空会社の発行するカードで、お得にマイレージを貯める。普段の食費や雑貨を、近くの大型複合店で購入する機会が多い人には、その会社の発行するカードでポイントを貯めたり、割引を利用したりする。

また、毎月の通信費が一昔前に比べて上がっている方も多い中、最近では携帯電話やインターネットなどのキャリア会社の発行するカードと、コンビニエンスストアなどで使えるポイント会社との提携など、1枚のカードの中に複数の得点が絡むものが、多く見られます。

こうなってくると、何を優先にカードを選べばいいのか迷うのは当然ですね。

■FPが勧めるベスト枚数は?

では、FPを務める筆者が「最適だ」と言えるカードの枚数はいくつでしょう? 結論からいうと、カードは2枚。本命カードとサブカードに分けて使うのが、筆者流です。

まず本命カードは、高額商品や日々の固定費などを、全てまとめます。そして大事なのは、ポイントやサービスを使う際の出口です。大抵ポイントは、金額がまとまればまとまるほど換金率が上がっていきますので、一つに絞って使うという事です。例えば筆者は、カードのポイントは全て、航空会社のマイレージにポイント移行し使うことに決めています。

サブカードの役割は、めったにありませんが、大型家電や旅行費などで、購入額がメインカードの使用上限額を上回る場合に使うことに決めています。またVISAやJCBなどブランドによっては、使えないお店や企業があることから、本命カードとは異なるブランドで持つことに意味があります。

■使いすぎを防ぐために

クレジットカードの最大のデメリットは「使いすぎ」にあります。そんな人にオススメしたいのが、「デビットカード」です。即時決済なので、使いすぎる心配はありませんし、発行体によってはポイント機能がついています。

自身の身の丈にあった、上手な使い方をするのに、クレジットカードの持ちすぎは禁物です。目的に合わせて、2枚、サービスとブランドの異なるカードを選びましょう。

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執筆者

佐々木 愛子 (ささきあいこ) ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー(AFP)、証券外務員Ⅱ種、相続診断士  国内外の保険会社で8年以上営業を経験。リーマンショック後の超低金利時代、リテール営業を中心に500世帯以上と契約を結ぶ。FPとして独立し、販売から相談業務へ移行。10代のうちから金融、経済について学ぶ大切さを訴え活動中。FP Cafe登録FP 

佐々木 愛子

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貯金もローン返済もダメ!「FPは絶対勧めない」ボーナスの使い方3例

サラリーマンにとって、ボーナスは大きな楽しみの一つ。普段は手の出ない買い物や旅行など、使い道にも迷ってしまいますね。しかし、大きな収入だからこそ、使い道には少し気を付けたいところ。

今回は、お金のプロであるFPの筆者から見た、「やってはいけないボーナスの使い方」を3つご紹介します。

■ボーナスの使い道は?

そもそも、世の中の人はボーナスを何に使っているのでしょうか。

『価格.com』のリサーチによりますと、2016年夏のボーナスの使い道(2016年5月実施、回答者数2,407人)は、1位が「貯金」(75.5%)、2位が「商品、サービスを購入する」(67.6%)、そして3位は「旅行・外出をする(国内)」(44.2%)でした。次いで4位は「ローン返済」(35.9%)、5位は「子供の教育費」(31.0%)と続いています。

■やってはいけないボーナスの使い方1:貯金

ボーナスの使い道として、常に上位にランクインする「貯金」。普段の給料からはあまり貯蓄に回せないため、ボーナス時にまとめて貯金するという人も多いようです。

貯蓄それ自体は非常に良いことですが、ボーナスのほとんどを普通預金に置きっぱなしにしているとしたら、少し考えもの。利息はわずかばかりですし、むしろ、物価上昇に対応できず価値が目減りするリスクもあります。

そのため、必要なお金は現金で手元に残しつつ、ボーナスの一部を資産運用にまわしてみることをおすすめします。少額でも実際に投資を経験してみることで、いざ本格的に資産運用するとなった時にも必ず役立つでしょう。

■やってはいけないボーナスの使い方2:ローン返済

月々の返済だけでは大変なので、住宅ローンなどをボーナス併用払いにしているという人も多いと思います。ただ、やはりボーナスは景気や会社の業績に左右されやすく、必ず支給されるとも限りません。

減額またはカットとなった時に、支払いができないということになっては困ります。また、ボーナスでの返済割合が大きいほど、返済総額が大きくなるという面もあるのです。

ボーナス併用払いにする場合は、ボーナスの返済割合を少なくし、万が一支給されない時でも貯金で対応できるようにしておきましょう。ボーナスありきの返済計画を立ててしまっているなら、一度見直してみるといいですね。

■やってはいけないボーナスの使い方3:ストレス発散に使う

ボーナスが支給されたら、家族の好きなものを買いに行くご家庭は多いですよね。一方で、同じ買い物でも、ボーナスをストレス発散に使ってしまうという人も。

確かに、普段は買えないものにお金を使えるのは気持ちがいいものです。しかし、ストレス発散のために買い物をすると、冷静になって考えたとき「いらなかった」と思うようなものを購入してしまうことも多いのです。

せっかく好きにお金を使える機会なのですから、衝動買いではなく、計画を立てて納得のいく買い物をしたいですね。ぜひ、クレジットカードの「ボーナス払い」を見直してみましょう。

いかがでしたでしょうか。今度のボーナスの使い道は決まりましたか。家族みんなが笑顔になれる、有益な使い方ができるといいですね。

プロに学ぶ「お金の正しい貯め方」!FPが実践している資産形成法3つ

FPをつとめる筆者は、現在の資産形成のやり方にたどりつくまで、数々の失敗を重ねながら「シンプル・簡単」に落ち着いてきています。簡単じゃないと続かないですからね。

今回は、そんな筆者がおすすめする資産形成法を3つご紹介いたします。

■収入から3割を貯蓄と投資へ

筆者は個人事業主として、ファイナンシャルプランナーという、お金に関わる仕事をしています。収入源はお客様から頂戴する相談料、投資助言契約料、セミナー・講演・執筆等の報酬となり、報酬をいただくタイミングも不定期で、金額も1,000円台~数十万円と様々です。

そのような収入状況なのですが、収入が入ってきた時のルーティンとして、入った金額の3割を貯蓄としてキープする作業を実行しています。1,000円の場合には3割ですと300円となるのですが、そこは面倒なので100円台以下は切り上げで1,000円としています。3割キープが完了したら、あとは自由に使って良いお金です。

ファイナンシャルプランナーはお金に関わる仕事だから、たくさん稼いでいるのだろうと思われてしまうかも分かりませんが残念ながらそうでもありません。一日、対応できる相談業務は多くて3人までが、時間的にも労力的にも限度ですので、収入はそこそこです。

しかし、大まかな60歳までの収入は計算できていますので、そこから逆算しますと現状3割キープが出来ていれば、老後のゆとり生活資金で心配することはないだろうという作戦です。

細かく言いますと、収入の1割は円建て預金、収入の2割は国内外株式・国内外不動産・コモディティなどに割り振ります。旅行等でまとまった費用が必要な時は1割の円建て貯蓄から取り崩して使っています。

■海外分散投資を実行する

筆者は、円だけに金融資産が偏ることはリスクと考えています。これまでの「円高・デフレ」での日本では、円建てで資産形成をするのがメインで正解でした。

しかし今後想定できるシナリオとしては「円安・インフレ」を忘れてはいけません。これが現実となってしまった場合には、見た目は同じ100万円でもインフレになると、デフレ時には買えていたものが買えない、または購入量が減ってしまうということになります。いわゆる資産価値の目減りです。

この資産価値の目減りに備えるため、収入の2割を国内外株式・国内外不動産・コモディティなどに割り振ります。

参考までに、筆者の資産配分を紹介すると、国内外のETF(上場投資信託)を活用し外国債券3割、国内外株式4割、国内外不動産2割、コモディティ(金)1割です。

■節税効果を最大限活用する「確定拠出年金」

筆者の場合、確定拠出年金は「個人型」となりますが、確定拠出年金では、毎月の掛け金(自営業者個人型の場合、月額上限6.8万円)が全額所得控除となります。この効果は、支払うべき所得税と住民税を減額させます。

また、NISAと同様、運用益も非課税。さらに、60歳以降に年金を受け取る時も優遇税制があることを考えると、使わない手はないのです。ただ60歳まで積み立てたお金を引き出せないというデメリットがあるので、老後資金の準備と割り切る必要があります。

2017年1月からは、加入対象者が拡大し、自営業者・フリーランス、会社員、公務員、専業主婦(夫)などほぼすべての日本人が加入できるようになります。賢く節税を行いながら資産形成していただきたいです。

以上、恥ずかしながら筆者の資産形成法ご披露させていただきました。少しでも皆さんの資産形成のヒントになれば幸いです。

FPが斬る!ケチじゃない「現代流かっこいいお金の使い方」PART2

お金に色はついていませんが使い方によっては様々な意味合いに変化します。かっこいいお金の使い方をしている人ってちゃんと理由を持って使っているわけです。

では、どんなお金の使い方をする人がかっこいいのでしょうか? FPである筆者が出会った人の中で「かっこいい使い方をしているな」と感じた実例を挙げてご紹介しましょう。

■かっこいいお金の使い方例1:惑わされない

ある方のスーツを買いに付き合った時の話です。1着29,800円のスーツを気に入って見ていると「2着お買い上げいただくと全部で39,800円になりかなりお得です」と店員さんが勧めてきました。確かに2着買うと1着当たりの単価がかなりお得になります。ついつい買ってしまう人も多いと思います。

ところがその方は「必要なスーツは1着だけだし、結局1万円多く出すのでしょう?僕は決して得はしないよね。1万円多く出すなら1着が39,800円のスーツを買うよ。」と私に話してくれました。確かにその通りです。必要以上に買ってしまっては得なことなんてありません。

ついついお得と思いがちなお店の戦略にのることなく冷静に判断して買い物できるってかっこいいと思いませんか。

■かっこいいお金の使い方例2:奥様へのプレゼント

少しご年配の男性の話です。その方は、その日奥様に何を買って帰ろうか悩んでいました。「奥様のお誕生日か何かですか?」と質問したところ奥様のお名前に「三」がつくので毎月3日、13日、23日に何かしら買って帰っているとの事でした。

プレゼントはほんの気持ち程度のもので、チョコレート、果物、文具など特別なものではなく日常的なものを買って帰るのだそうです。そしてそれを何と結婚してから35年続けているとの事でした。

「奥様はさぞかしお喜びでしょうね」と言うと「多分女房は気づいていないよ」との事でした。さりげない、奥様への愛のあるお金の使い方がかっこいいと思った瞬間でした。

そのあと同席していた他の方々も、奥様の誕生日には「花を毎年プレゼントしている」とか「結婚記念日には必ずお休みをとって出かける」などの話され、その場がとても盛り上がりました。ご家族へのさりげないプレゼントにお金を使えることは家族円満の秘訣なのかもしれません。

■かっこいいお金の使い方番外編:筆者の場合

バブルのころ、筆者が父と2人でお寿司屋さんに食べに行ったことがあります。「今日は娘と2人きりでデートなんだよ。うれしいから今日このお店に来ているお客さんのお勘定全部持っちゃう!」と、父はポケットからお札を出して払っていったんです。

その時「ちょっとお父さんかっこいい」なんて思ったりした記憶があります。あのバブルのころは本当に羽振りの良い人がたくさんいました。

お金を使うとき少しかっこ良さを気に留めてみるのも悪くないかもしれませんね。前回の記事「FPが斬る!ケチじゃない“現代流かっこいいお金の使い方”」もぜひ参考にしてみて、お金の使い方を考えてみてはいかがでしょうか。

リボ払いは得?知らないと大損「賢いクレジットカードの支払い方」

現金の持ち合わせがなくてもサインひとつで買い物ができるクレジットカード。とても便利なものですが、買い物の翌月に請求書が届いてびっくりということも多いのではないしょうか?

また、”リボ払い”は普通の支払い方法よりポイントが沢山貯まるし、毎月定額払いで支払いが楽々!と思って利用していませんか?「リボ払いは損って言うけど、どれだけ損をするの?」という疑問をもちながら利用している人が多いようです。

便利なクレジットカードの仕組みやリボ払いの手数料について簡単に紹介の上、賢い返済の仕方を解説します。

■クレジットカードの仕組み

クレジットカードは、カード会社とお客様の信用に基づき発行され、買い物をしたらカード会社が代わって支払いし、後日お客様に代金を請求するという仕組みで成り立っています。信用が大事ですから、カード発行時には収入や勤務履歴、他社からの借入状況などをもとに審査があります。

■各支払い方法のメリット、デメリット

支払い方法には、一括払い、分割払い、リボ払いがあります。一般的に、「翌月一括払い」や「ボーナス一括払い」には支払い手数料が一切かかりません。

一方「リボ払い」は、JCBカードの場合、実質年率15.0%の手数料がかかります。現在の普通預金金利が0.001%、住宅ローン35年固定で0.78%(住信SBIネット銀行「フラット35S(金利Aプラン)【2016年4月現在】」)ですから、いかに手数料か高いかおわかりでしょう。

「率」だとわかりづらいという方のために、金額で説明しましょう。例えば、20万円のバッグを月2万円のリボ払いで購入した場合、支払い元金は月2万円で翌月プラスされる手数料は2,054円です。全額支払うまでに10ヶ月かかり、支払う手数料の合計は13,368円となるのです。

カード作成時に「ポイントが2倍貯まる!」などのうたい文句に誘われてリボ払いを選択すると、月々の支払いは楽になるような気がしますが、実質的な支払額は多くなり負担は増してしまうのです。実質年率15.0%がいかに高いかを認識する必要があります。

■賢い支払い方法の選択

一括払いやボーナス一括払いなど手数料がかからない支払い方法では、現金で支払う場合と同じ金額をカード会社に支払います。支払いのタイミングを送らせることができ、カード会社によって商品券やマイレージに交換できるポイントがたまるので上手に利用したいものです。

ただし、毎月の予算を決めるなどして「使いすぎ」には注意しましょう。カードでの買い物もお金を「消費している」という感覚はお忘れなく。

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