インスペクションって知っていますか?

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東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)、シティバンク銀行で10年超の勤務を経て、ファイナンシャルプランナーとして活躍する高橋忠寛さんに、インスペクションについてレクチャーしていただきました。

■インスペクションの説明を義務化

2016年5月末に宅建業法の改正案が成立し、中古物件の取引時におけるインスペクションに関する説明が義務化されました。この背景としては、現時点で日本には800万戸超の空き家があり、更に増え続けていくことが予想されています。

■インスペクションとは?

そもそもインスペクションというのは、住宅の購入を考える消費者のために、雨漏りやひび割れが無いかなど、購入する建物の状態をチェックすることを言います。住宅診断とも言われます。

■ポイント

不動産業者とは別の第三者の視点で建物の状況を確認することにより、安心して中古物件を取引できるようにすることが狙いです。

■くらしとの関わり

これまでは、建物の状態が確認できないために、価格の妥当性の判断が難しく、購入を躊躇せざるをえない状況でした。しかし、インスペクションの説明が義務化され、実際にインスペクションをする人が増えるようになると、より正確な状態を知り、取引がしやすくなります。

■デメリット

当然ながら、インスペクションは購入者に対して誠実に行われなければいけません。しかし、不動産仲介会社がインスペクション業者をあっせんするような場合には、その会社に不利益になることを本当に正しく伝えてくれるのか?というところには疑問が残ります。そのため、購入者自身がインスペクション業者を選ぶことが重要になってくるでしょう。

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執筆者

マネーゴーランド 編集部

「お金」にこれまであまり興味のなかったメンバーが自分たちが興味の持つようなネタを日頃から探し、自らが愛せるような記事作りを目指し、試行錯誤の日々。

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重要なことは目的に沿った投資タイプを活用することです。手間暇をかけてでも短期間にお金を増やしたいという場合にはFXや個別企業への株式投資。逆にできるだけ手間暇をかけずに長期でゆっくり資産を成長させていきたいということでしたら、株式投資に長期で取り組むか、あるいは投資信託を使っての資産形成が適しています。

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