FXとイギリスEU離脱問題はどう関わる?【森川あきこの気長にゆったりFX】

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もしも、チャートを見て上がるか、下がるかを確実に当てられればスマホでピッと注文して利益! そんな風になったら最高なんですけど、そう単純に上手くはいかないんですよねー。でも、確実に当てることはできなくても、方向性を当てる確率は上げられます。

■世界各国の政治や国際情勢にも目を向けてみる

以前にも説明したようにFXでは予測するための分析方法が大きく分けて、2つあります。ひとつは、前回「絶対に大損しないFXの注文方法!」の取引でもご紹介したチャートを使ったテクニカル分析

そして、もうひとつはファンダメンタルズ分析です。これは、世界の政治、経済、天候などをもとに分析する方法です。一般的に、短期的なトレードの分析にはテクニカル分析、長期的なものにはそれに加えてファンダメンタルズ分析もする必要があると言われています。予想を当てる確率を上げるために、どちらの分析もできるようになるのが理想ですね!

イギリスのEUの残留か離脱かをめぐる国民投票で離脱派が勝利しました。このニュースもFXの相場を動かす要因となります。似たような状況だと、2014年にスコットランドがイギリスからの独立の是非を問う住民投票がありましたが…

今回の場合は多くの予想に反して離脱派が勝利したこともあり、ドル円ではなんと106円→98円台まで下がるということで、かなりバタバタな状況になりました。このように、アナリストの予想に反した結果になると相場に大きな要因を与えます。

FXとイギリスEU離脱問題

■不測の事態には安全資産の円に注目

選挙後の今、離脱に投票した人々も本当にEUから抜けたらどうなるかよくわからないまま投票をしてしまい、もう一度やり直したいと思っている人が大勢いる、なんてことになって落ち着かない状態が続きそうです。ユーロ危機やリーマンショックの時もそうですが、世界経済が安定しないときは円にお金が集まりやすく円高になる傾向があります。ということで、しばらく円高が続くのかなぁ?!

そもそも今回の国民投票が行われた原因のひとつは移民問題だそうですね。移民の受け入れによって、仕事が見つからなくなったり、税金が増えたり、言葉が通じなくて困ったりなどさまざまな問題があるようです。

今後、本当にイギリスがEUから抜けるか抜けないのかまだはっきりしないですが、移民受け入れの負担の大きさや難しさについて少し考えさせられます。これから人口がどんどん減っていって日本も外国人が増えていくのかなぁなんて思うと、移民問題とは少し異なりますが他人事ではないような気がしました。

FXをやっているとこういったニュースにも自然と注目するようになりますね!

では、次回もよろしくお願い致します。

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執筆者

森川 あきこ

森川あきこ(ペンネーム) 旅行と食べ歩きが好きな25歳・OL、横浜出身。 最近勉強中のFXに興味深々、知人とのFX談議が楽しみに。普通の生活から、新しい世界に飛び込む実感に酔いしれています。

森川 あきこ

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絶対に大損しないFXの注文方法!【森川あきこの気長にゆったりFX】

さて、今回は世界中で最も取引の多いEUR/USD通貨ペアで取引をしてみます。

■世界一取引の多いEUR/USD

なんといっても世界一取引の多い通貨は米ドルですが、その次に多いのがユーロ、そして日本円は3番目です。なんと、EUR/USDはFX全体の取引の中で約3割をしめています。実は、こうした取引の多いペアを使うと、そうでない通貨ぺアと比べて値動きが少ない事で上がったり下がったりと振り回されにくいので初心者にとっては使いやすいと思います。

■前回の学びを踏まえて取引スタート

前回「スマホアプリでFX体験してみよう!」で、「USD/JPYの取引をする中で110円→111円になるところで大きく値動きがありました。人間の心理的にやっぱり、きりのいい数字のところが一つの目安になるのでこういったことが起こるんでしょうか?

EUR/USDのチャートを見ると、1.2900~1.3000のところをいったりきたりしています。今日は特にニュースもないこともあり、本当に値動きがないようです。
さらに前の部分を確認するとドル高、ユーロ安の方向にずっと下がっていました。

絶対に大損しないFXの注文方法! 【森川あきこの気長にゆったりFX】、マネーゴーランド
※引用:YJFX

ただ、チャートの大きな方向性が定まらないまま続いている時は、何かきっかけがあった時に急に上がったり、下がったりすることがあるので注意してくてはいけません。

■○○円で買いたい!売りたい!の時に使う指値・逆指値注文

今回の私の予想は、長期的な流れはドル高、ユーロ安の方向なので売り注文をしてみたいと思います。でも、もし予想とは逆にドル安、ユーロ高の方向に上がってしまったら恐いのです。そんな時に使いたい注文方法が、指値・逆指値注文。

詳しいことはまた説明をしますが、今回の場合は成り行き注文で1.2952の時に売り注文をしますが、それと同時に逆指値注文を設定して値段を1.3000に設定してみます。

こうすることで、もし1.3000に値が到達した時には自動的に決済されるので、いつのまにか損益がこんなになっちゃってる!なんてことを防ぐことができてしまうのです。

絶対に大損しないFXの注文方法! 【森川あきこの気長にゆったりFX】、マネーゴーランド
※引用:YJFX

今のところあまり値動きに変化がないのでこのまま少し放置してみます。

さて、2時間後…
あらら。残念…。予想に反して少し上がってきました。
そして、逆指値を入れていたので(1.3000を超えたので)終了、成立値段は1.3004で自動決済されています。
(※逆指値注文は、大体その値段を超えた所で成立します。)

と、いうことで今回のトレードの結果は-557円です。
森川あきこのFXデモトレード初めての負けとなってしまいました!

絶対に大損しないFXの注文方法! 【森川あきこの気長にゆったりFX】、マネーゴーランド
※引用:YJFX

<今回の学び>
注文するときには、もし予測した方向にいかなかったことも考えて、損切り(あきらめる水準)のラインのイメージを持っておく。また、指値・逆指値は資金管理に有効な注文方法です。

今回は負けてしまいましたが、良かったことをあげるならば、前回よりしっかり考えてから注文できたので、あまり慌てずに取引をすることが出来ました。

さて、次回もお楽しみに~

【速報】ドル円下落は必至か⁉︎ 英国EU離脱で世界&日本経済はどうなる?

■特別レポート(2016/06/24)
為替アナリストの岡安盛男です。本日、英国のEUからの離脱の賛否を問う国民投票が行われ、即日開票されました。

その結果は、離脱の票が過半数を上回るサプライズが起きました。そこで、今後の為替市場に与える影響など、緊急レポートをお届けします。

■衝撃・世界が震撼、不確実性のリスク増大!

世界が固唾を飲んで注目した英国EU離脱を問う国民投票の結果は離脱という衝撃的なものとなりました。

開票直前まで出口調査などは残留支持が優勢との見方が圧倒的に多く、ポンドやユーロ、そしてドル円も東京市場の早朝には大きく買われました。ところが、徐々に投票結果が発表される毎に離脱派が優勢に傾き始めると市場の雰囲気は一変。

離脱がほぼ決定した瞬間ポンドは1.5の高値から1.32前半まで1800ポイント下落。ドル円は108円ミドルから100円をあっさり抜けて99円付近まで下落しました。その後は買い戻しが入り、ドル円は102円台に押し戻されましたが、依然として上値の重い展開が続いています。

■英国EU離脱に伴う世界経済への影響

英国がEU離脱を決定したことは今後の為替や株式市場、そして米国金融政策にも大きな影響を与えることになると考えられます。

先ず、英国は今後最低2年をかけてEUと離脱協議が始まります。この中で英国が有利な条件で貿易協定が結べるかが今後の焦点になりそうです。

何故なら、今後フランスやイタリア、オランダなどの他の27EU加盟国でも国民投票実施のドミノ現象が起きかねないからです。EU離脱はそれこそ欧州のEU懐疑政党のモデルケースになるという事です。

従って今後はポンド以上にユーロの下落リスクが高まる可能性があると考えられます。このような不確実性の高まりが市場の不安感を拡大することになり、それが経済にも影響を及ぼしかねません。

■英国EU離脱に伴う日本経済への影響は?

この決定を受け日経平均株価は大きく下落しドル円も下落するなど、今後の日本経済成長の足かせになる公算大です。

また、今回の離脱決定は米国金融政策にも影響を及ぼす可能性が高いと思われます。世界的な不確実性の高まりは経済や金融市場への影響が懸念され、米国利上げのタイミングが更に後退すると考えられます。そうなると、ドル上昇圧力は低下しドル円の下押し材料にもなりかねません。

一方、日銀はドル円の下落が止まらないようなら追加緩和を実施することで円高阻止を狙うと考えられます。しかし、前回の会合でマイナス金利を導入した際には最終的に円高を加速する結果となりました。追加緩和の効果には疑問が残る中での実施は寧ろ逆効果になりかねません。最終的に円高を止めるには当局のドル買い円売り介入頼みとなります。

しかし、こちらも米国などの反対もあり一時的な効果があっても中長期での円高阻止に効果があるかは疑問が残ります。

結果的に、今回の英国EU離脱決定により、今後もドル円の下落リスクは燻ぶることになりそうです。厳しい時代の幕開けです。

大相場はリスクとチャンス~【岡安盛男の初心者でもわかる今週の為替市場】

■6月第5週の見通し(2016/06/27)

為替アナリストの岡安盛男です。毎週月曜日にお届けしている『初心者でもわかる今週の為替市場』。今週も宜しくお願いします。

「大相場はリスクとチャンス」

先週は英国国民投票によりEUからの離脱が決定しました。市場は直前まで残留するとみていただけに、この結果はショッキングなものとなりました。ポンドは1.5ドルから1.32ドルまで下落し、ドル円も106円80銭から99円まで8円近く下落しました。東京市場でこれだけの動きがあるのは非常に珍しいことでした。元々東京市場はポンドやユーロの流動性(取引量)が低いことから、値動きが通常よりも過剰に動き過ぎたように思えます。この投票結果が欧米市場であれば、もう少し値幅は小さかったのかもしれません。

東京市場では円絡みの取引が多いことからポンド円やユーロ円なども激しく取引されたようです。結果的にポンド円は160円から133円まで下落。短時間で27円下落したのはリーマンショック以来かもしれません。歴史に残る動きといってもよいでしょう。この結果、為替市場だけではなく株式や債券、その他のすべての市場に激震が走りました。

英国がEUから離脱するという事は、英国だけではなくユーロや米国、そして日本にとっても今後不確定要素が高まることになります。特に、ユーロ各国では英国をモデルとして離脱する国が相次ぐ可能性が高まることになります。そうなるとユーロそのものの存亡危機に繋がりかねません。

また、世界経済や金融市場が不安定になれば米国の利上げ観測が後退しドル売の下落を引き起こす危険もあります、そうなれば、円高が進み日経株価を更に押し下げることにもなります。ただ、今の時点では余りに不確定要素が多く、次の展開を予想するのは極めて困難です。

マネーは最も臆病であり、そのような時は安全な資産に逃避しようとします。今回も同様で、安全な金や主要国の国債、そして円やドルなどに資金が一気に流れ込みました。しかし、マネーは臆病と同時に欲も大きく、市場が落ち着きを取り戻した時には再びリスクを求めて動き出すものです。それまでは亀の様に首を甲羅の中に引っ込めて成り行きを見守ることになるでしょう。

今週は先週の乱高下の後だけに、最初は様子を見てくる可能性もあります。しかし、これだけの激しい動きで市場はかなり傷ついていることから、損失を取り戻そうとする荒っぽい動きが続くと予想されます。相場が大きく動くときというのはリスクでもありますが、チャンスでもあります。滅多にないこの大相場で皆さんチャンスをものにしてください。

【岡安盛男の初心者でもわかる今週の為替市場】、来週も宜しくお願い致します。

▼30秒でわかる!6月第5週、今週の為替市場の見通し

英国国民投票は市場の分水嶺~【岡安盛男の初心者でもわかる今週の為替市場】

■6月第4週の見通し(2016/06/20)

為替アナリストの岡安盛男です。毎週月曜日にお届けしている『初心者でもわかる今週の為替市場』。今週も宜しくお願いします。

「英国国民投票は市場の分水嶺」

先週はドル円が強いサポート(下値を支える)レベルとみられていた105円を割り込み103円55銭まで下落しました。円高になった原因はやはり英国のEU離脱を問う国民投票を控え市場に不安感が広がっていたことです。不安定な市場の中で先週は日米金融政策会合が開かれました。

米国FOMC会合では予想通り利上げを見送りましたが、先行きの米経済に対し慎重な見方が示されました。また、イエレンFRB議長は英国国民投票や米労働市場への懸念を示しました。また、特定の利上げ時期に言及しなかったことから米国利上げペースが、これまでより緩やかになるとの見方が市場に広がりました。金利の引き上げ回数が少なくなるという事は、ドルの上昇幅も狭まるという事を表すものです。

一方、日銀は予想通り追加緩和を見送りましたが、この発表を機にドル円は一気に下落に転じました。これまでのドル円は日米金融政策の違いで上昇していましたが、その政策も節目に近づいたとの見方からドル円が売られたと考えられます。特に、英国のEU離脱という不安感が漂う中で安全通貨のドル円は買われやすい地合いにあったこともドル円の下落を促したと言えるでしょう。

今週は23日(木)にいよいよ英国の国民投票が実施されます。この国民投票は英国だけの問題ではなく、欧州や米国、そして日本にとっても大きな影響を与えます。英国がEUから離脱することになればEU内でも離脱をしようとする国が増えると考えられます。そうなればユーロの結束にひびが入り、ユーロ崩壊にもつながりかねません

そうなれば、世界の経済や金融市場にも影響を及ぼし米国の利上げ観測も後退。世界的なリスクの高まりから安全通貨の円が買われるという動きが予想されます。

そういった懸念からドル円は100円を割り込む可能性があります。一方、円高が一気に進むようなら日銀がドル買い円売り介入に入ると思われます。そうなればドル円は上下に大きく振れることになるでしょう。反対に、もしEU残留となればポンドやユーロが上昇し同時に安全通貨の円売りが進みドル円は一気110円方向に上昇するでしょう。

そういう観点からみると、今回の英国国民投票は市場の分水嶺になると考えられます。

先週は英国で残留キャンペーン中に労働党議員が射殺されるという痛ましい事件が起きました。英国内では同情票による残留支持者が増えるとの見方もあります。しかし、こればかりは蓋を開けてみないとわかりません。

皆さんの生活にも影響するこの国民投票を是非注目してください。【岡安盛男の初心者でもわかる今週の為替市場】、来週も宜しくお願い致します。

▼30秒でわかる!6月第4週の今週の為替市場の見通し

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