外国為替市場の1日、FXで儲けたいなら流れを知ろう! 【上村和弘のFX基本講座】

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この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

FXは、朝・昼・夜と24時間いつでも取引できます。これは日中、取引しにくいサラリーマンにとって大きなメリットです。朝起きて仕事に行く前、帰宅して寝る前に取引している投資家もたくさんいます。そのような中、効率よく取引するには、様々な時間帯を理解した上で向き合う事が奨められます。以下、時間帯毎のポイントや流れなどを記載しましたので、覚えておかれると良いでしょう。

■メリハリをつけて取引しましょう!

一日中、取引できるFX。だからといって24時間取引していたら集中力が持ちません。メリハリをつけて取引する事が重要です。そのために、外国為替市場がどのように動いているか一日の流れを理解しておくこと。

外国為替市場は、日本や米国、欧州などで様々な金融機関・法人・投資家が電話やコンピュータを使って売買しています。そして世界各地には時差がありますよね。この時差を利用して24時間休むことなく、売買できる仕組みが出来上がっています。

「世界で取引される外国為替と取引開始時間」
世界で取引される外国為替と取引時間、マネーゴーランド

■基本となる4つの時間帯に分類してそれぞれの特徴を見ていきましょう。

「外国為替の取引時間」
世界で取引される外国為替と取引時間、マネーゴーランド

1、オセアニア時間(ウェリントン・シドニー市場):6:00頃~
外国為替市場は、東にある国の方が早い時間に始まります。聖徳太子が、「日出処の天子」と送った相手国は、日本から見て西にある中国(隋)でした。そして、日本よりも朝が早い国は、さらに東にある国、オーストラリアとニュージーランド。外国為替市場の一日は、オセアニアから始まります。

月曜日は、週末の休日に起きた経済イベントの結果を反映して始まります。そのため、週末の為替レートから大きく離れた価格で始まることもあります。

平日のオセアニア時間は、豪ドルやNZドル以外の通貨に関して、動きの少ない時間帯です。オーストラリア・ニュージーランドともに国の規模が小さいので、世界経済に与える影響は軽微で、また時差の点からも参加者が少なく落ち着いた動きとなります。米ドルや日本円中心で取引する方は、その後のアジア時間に向けてウォーミングアップの時間です。朝起きて前日のニューヨーク時間をチェックしてから取引を始めます。

2、アジア時間(東京・香港・シンガポール):9:00頃~
東京を含むアジア時間は、日本円の取引が多い時間帯。日本・中国の経済指標が発表されるため、日本・中国の株式市場の動きは為替相場に大きな影響を与えます。

日本の株式市場は9時からスタート、さらに、銀行取引の際の基準レートとなる仲値決めが10時(9時55分頃のレートを元に決定)にあり、午前中は、米ドル/円を中心に変動幅が大きくなる時間帯。
そして、東京時間の午後は、ちょっと一休み。特別な材料が出てこない限り、欧州が始まるまで動きが小さめとなりやすい時間帯です。

3、欧州・ロンドン時間:15:00頃~
ここからが大きく変動を始める外国為替のメインの時間。欧州時間は、欧州各国の実需・投機が集まる活発な時間帯です。夏時間は日本の15時頃(冬時間は16時頃)から、夜中に掛けて為替相場が動き始めます。サラリーマンのFX投資、メインの時間です。

大きな変動での利益を狙う場合は、ロンドン時間が狙い目です。ロンドン時間が始まると、アジア時間のトレードで作られたポジションを損切りさせる方向で仕掛けてくる取引参加者が出てきたり、(材料が多い事で、)それまでの動きから急激に反転したり、わずかな時間でも上下に価格が変動することがありますのでチャンスも膨らみます。

4、ニューヨーク時間:21:00頃~
欧州時間の後半と重なるニューヨーク時間は、米国系のファンドや機関投資家も参入し、米国の経済指標・米株式市場もスタートするクライマックス。

特に、米国の経済指標は、世界中の投資家が注目している重要指標。指標の結果次第で大きく動くので、いつ何の指標が発表されるか掴んでおかないと危なくて取引できません。

真夜中を過ぎて午前2時頃になると、一日の流れの中で終りを迎えはじめますが、遅い時間にあるイベントや経済指標の発表次第では荒れ模様のまま続くこともあります。

以上、外国為替市場の1日について触れてみました。時間帯によって、取引の癖なども出てきますので、大まかでも流れを把握すると良いでしょう。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:経済指標とは?
各国の省庁や政府機関が発表する景気や雇用などの状況を数値化した統計。株式・為替といった金融市場の価格に影響を与えるため、統計数字や予想に注目が集まります。
雇用統計や新築住宅販売件数、消費者物価指数、GDPなどが重要指標とされています。

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●FXの基本
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  • 外国為替市場の1日、FXで儲けたいなら流れを知ろう! 【上村和弘のFX基本講座】

執筆者

上村 和弘 (かみむらかずひろ)

アセットクラス&WEBコンサルティングLLC 代表CEO・ファウンダー 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP会員、1級FP技能士 1990年 現三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社を皮切りに、証券リテール業務や企画調査、ファンド事業等に従事。1999年より、FX事業の新規立ち上げ後、複数社での金融ネット事業の立ち上げ、事業再構築・運営等の統括マネージメントを経て2011年独立。現在、金融情報サービス事業をコアに、投資教育系、システムツールのサポート業務を行う他、シンクタンク系企業、金融システムベンダー等の顧問等を兼務する。1968年生、宮崎県出身。

上村 和弘

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投資リスクの低減No.2 時間の分散! 【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

さて、分散投資について前回説明しましたが、もう一つ大事なことをお伝えします。トレードテクニックとしての分散投資、大まかにでも理解頂けると役立つかと思います。

■時間分散のテクニック

投資のセオリーとして、いきなり全額を買うよりも回数を分けて購入することでリスクを抑える手法があります。それでは、具体例を見ていきましょう。

先々、円安になると考えて、米ドル/円の買いポジション(*)を1万ドル持ちたい場合。

同じモノを買うならば、安値を買った方が有利。安く買って高く売るのが利益を得る基本です。いきなり、1万ドル全額を買うと思わぬ高値で買ってしまうかもしれません。かといって、安値を待っているといつまでも買えないケースもでてきますから、いつ売買するかを決めるのは大変ですね。

為替相場は、上がったり下がったり波のように繰り返しながら、価格が変動していきます。このイメージは、値動きのチャートを見ると良く分かりますね。

●ユーロ/円の日足チャート

投資リスクの低減、時間の分散! 上村和弘のFX基本講座
(引用:DMMFX)

思い切って買ったところが安値だと嬉しいのですが、いつもそんなに上手くいくとは限りません。出来るだけ、安い値段で買うための方法は二つ。
1.高値、安値を見極められるよう分析すること予測力
2.必要な額を一回で買うのではなく複数回に分散して買うこと分散投資

安値(=底値)や高値(=天井)を見極めることが出来れば、もちろん一番良い事ですが、天井・底値を完全に予想することはプロのトレーダーでも出来ません。そこで、分散して買うことが推奨されます。分けて買う事は誰にでも出来ますよね。

■分散投資の具体的な方法

下記の図は、2016年5月31日から6月13日の米ドル/円の値動きグラフです。

投資リスクの低減、時間の分散! 上村和弘のFX基本講座

上記図のように、5月31日に1万ドルを買っていたら、110円台で買うことになっていましたね。一方で、毎日1,000ドルずつ購入していたらどうなっていたかを計算してみましょう。

★5月31日の終値価格:110.726円
★1日1,000ドルずつ購入した場合の平均価格:107.77円

約3円の価格差がありますね! まとめて購入するよりも、かなり安値で買うことができました。まとめて一回で購入するよりも、分散して購入すると価格が平均化されるため、極端な高値や安値で購入するケースが減り、概ね良いレートで保有する事が可能です。

1回で購入すると、上手く行けば一番の安値で購入できる場合もありますが、確率的にはかなり低く、逆に悪い値位置で購入する事が多々出てきます。そういったリスクを軽減できるのが分散投資になります。

FXで必要なのはコツコツとヒットを稼ぐアベレージヒッターのやり方、ホームランか三振かのブンブン丸は、リスクが大きくて使いにくいバッターです。

以上、前回の「投資先の分散」に続き、時間分散の内容を記しました。株式や225先物等を含めて変動する金融商品には大変有効な手法ですので、イメージとして覚えておかれると良いでしょう。次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:「ポジション」とは?
FXなどの金融取引での持ち高の状況を指します。新規取引が約定した後のことをポジションと言い、また、ポジションを持っている状況は、為替相場の変動で損益が生じます。
買いで新規注文が成立すると、買い(=ロング)ポジション、
売りで新規注文が成立すると、売り(=ショート)ポジションと言います。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
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●FXって何?
●FX会社はどうやって儲けるのか?
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投資リスクの低減!分散投資ならFXがいい理由【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

投資の基本テクニックの一つとして有名なセオリーが分散投資。今回は分散投資の考え方をご紹介します。

■分散投資とは?

資産を一つの金融商品だけに集中させるのでなく、様々な金融商品に分けて投資するという方法。別の言い方をすると、卵を一つの籠に盛ると落とした時に全て割れてしまい危険です。複数の籠に分散しておけば、落とした籠の卵だけが割れて他の卵は安全です。

※但し、持ちきれない程の籠(金融商品)を抱えてしまうと、コントロールが難しくなり、リスクも高まります。

分散投資の考え方は二つあり、今回は、金融商品の分散についてお伝えします。

■投資先の分散

例えば、50万円の資産を持っていたら、銀行預金のみ、株式のみという特定の金融商品だけに全財産を投資するのではなく、現金・株式・債券・外貨建て資産・不動産等に分けて投資する事(=投資先の分散)がリスクを減らせる一方、リターンが高まると考えられています。

銀行預金に20万円、国内株式で10万円、FXで10万円、不動産投資信託(REIT)で10万円の運用を行うなどが挙げられます。

投資の分散

分散投資のメリットは、複数の金融商品に投資することでリスクとリターンが分散されること。簡単に言うと、全ての金融商品が同時に下落することは少ないため、投資先全てにおいて損失を被る確率は低いということです。超低金利時代は、リスクを取らない事がリスクなので、如何にして成果に繋げられるかが大事ですね。

ちなみに、リーマン・ショックによる経済危機が大きかったのは、分散投資できていた筈の資産のほとんどが下落してしまい損失が膨らんだ事が理由。いくら分散投資していても危険な時は有るとの教訓でした。

■分散投資に最適な金融商品の一つがFX!

FXの良いところは、外貨への分散投資が出来るところ。株式市場だと、自動車会社の株価が下落する時は、たいてい同業の株式も下落します。保有株の投げ売り(*)が出たりしますので、同時株安が起きやすく分散投資にも限界があります。

投資家の多くは、日本国内でのみ運用している事から、為替に絡んだ金融商品が推奨されます。尤も、米ドル円やユーロ円、英ポンド円など、対円の投資だけをしていると全面安や全面高になることもあるので注意してほしいところ。この辺りは連載を進める中でご紹介いたします。

ところで、FXは米ドルだけでなく、ユーロや英ポンド、豪ドル、NZドル、南アフリカランド等、様々な通貨が取引できたり、少額の資金から参加が可能な上、換金性の高い取引なので大変有効です(第2回第10回)。
株式や債券だけで幾つかの国に分散投資すると、資金量の問題と、株式や投資信託の銘柄選びが大変で、売買手数料も相応に取られてしまいます。

リスク分散

国内外問わず、投資先を広げる事は必要ですが、身の丈にあったものでジャンルの違う物を組み合わせる事がポイントですね。以上、投資先の分散について触れてみました。取引しやすくて手数料も安い、FXを有効に生かす事が考えられますよね。

次回は分散投資の第二回として、価格や時間の分散について書いていきます。リスクを低減化させる方法だけに、大まかな内容を理解頂ければ嬉しい限りです。
次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:投げ売りとは?
損失を覚悟した上で売却する事。特殊事情などにより、さらに大きく下がりそうな時に投げ売りが見られます。下げる事で(売る人が増える事で)、他の銘柄も下げを呼ぶ動きに発展します。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●FXの基本
●FXって何?
●FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●キャンペーン商品で生活?!
●FXは上下の動きにチャンスあり!
●米ドル/円相場の割安度は?これから円高・円安?
●初心者に向いている分析方法は?
●手数料80%カット!夏休みに活用したい外貨両替

初心者に向いている分析方法は?【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

■初心者に向いている分析方法は?

今回は分析方法について取り上げて見たいと思います。FXや株式投資、商品投資家の間で激しい議論が行われているテーマ、題してテクニカル分析VSファンダメンタルズ分析。その中でも初心者向きなのはどちらか?ということにフォーカスいたします。

大きく分けると為替相場の先行きを予想する方法は、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の二つ。どちらも大事な予想法なのですが、初めてFXをスタートする方は、どちらから勉強すれば良いのでしょうか?テクニカルとファンダメンタルズのどちらが優れているかの比較だと結論は出ませんが、初心者がどちらから学べば良いかをFXの個人投資家に質問すれば、答えは偏ります。私の答えも同様に、テクニカル分析から始めよう!です。

なぜなら、銀行や証券会社に入って、はじめから相場の勉強を始めるなら、相場の勉強をする時間や情熱がたっぷりありますから、ファンダメンタルズ・テクニカル双方を勉強出来るでしょう。私が証券会社に入った時には、最初にファンダメンタルズ・テクニカルに掛かる内容を研修センターで約1ヶ月間、缶詰状態で朝から夜遅くまで学ぶ事となりました。

しかし、個人投資家にとって、何よりも貴重なのは時間です。仕事や子育て、趣味や習い事、、、時間には限りが有りますね。ファンダメンタルズ分析は、理解するのに時間がかかります。しかも初心者トレーダーにとって幾つかの欠点を持っているために、ファンダメンタルズ分析から始めると、失敗してFXや資産運用自体が嫌になって諦めるケースが多いと思います。

ファンダメンタルズ分析が初心者向きでない理由

それではなぜファンダメンタルズ分析が初心者向きではないのか理由を挙げてみます。

1.為替相場の変動要因が多い上、情報の鮮度の問題が出る!
⇒勉強・分析しなければいけない事が多岐にわたります。加えて、世界中で起こりえる事象に対しての情報収集に地理的な限界が生じ得ます。実際、「海外情報が入ってくるのが多少遅れる」、「なぜ動いているのか分からない」、「情報を把握する前にチャートが動いている」、という事は頻繁に起こります。
2.セオリー通りに為替相場が動かない!
⇒株価が上昇すれば通貨高というセオリーがあっても必ず、その通りに動くとは限らず、セオリーが間違っているのか他に原因があるのか分からなくなり混乱します。同じ情報でも解釈が変わってくる事がありますので、そのポイントを理解するのに時間を要します。
3.経済指標等の統計数字は多くの項目がある!
⇒前月比や前年比・季節調整など項目が多くて初心者は戸惑う事が多くなります。また、把握するのに時間が掛かります。その点、テクニカル分析はスッキリ、しかも株や225先物等にも利用出来ますので、知識を幅広に生かせます。
4.短期トレードに使い難く、リスク管理や経験が積めない!
⇒ファンダメンタルズ分析が役立つのは中長期トレードが基本。つまり、売買する回数が少なくなるため、初心者にとって大事なトレード経験が積み難くなります。またリスク管理に掛かる対応はテクニカル分析がメインとなります。
5.利益も大きいが損失も大きくなりがち!
⇒ファンダメンタルズ分析は中・長期トレード向きですから、狙う利益幅が大きくなりますので、逆に動いた時の損失も大きく発生し易くなります。天気予報と同じ、期間の長い予測は精度が落ち込みますので、リスクが相応に高まります。
6.毎日変化する市況の確認、状況判断が大変!
⇒ファンダメンタルズ分析の勉強が中途半端な状態だと、毎日のように変化する値動きと市況に対して動いた理由が分からなくなります。また現状が、どのような位置関係にあるかの判断が付きません。テクニカル分析は統計的、時系列的に、また心理学的に現状、将来を予測分析するため大変効果的です。

以上、6つの理由を上げましたが、ファンダメンタルズ分析も必要ですし、もちろんテクニカル分析にも欠点があります。初心者が短時間で学べる事&簡単に学べる、パフォーマンス向上(効果が出易い)という点でテクニカル分析に軍配を上げています。参考になりましたか?

本連載では、テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析についてバランス良く紹介していきますので、楽しみにしていてください。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本
●第2回 FXって何?
●第3回 FX投資家の実状
●第4回 FX会社はどうやって儲けるのか?
●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい
●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●第10回 数十%の利回りも可能!外貨預金より有利なFXのスワップポイント!
●第11回 ボーナス時期目前!お得なFX新規口座開設キャンペーンをチェック!
●第12回 情報の氾濫・無料セミナーでFXを学ぶ!
●第13回 キャンペーン商品で生活?!
●第14回 米国の雇用統計はFXのフィーバーデー! 月に一度のビッグイベント!
●第15回 FXは上下の動きにチャンスあり!
●第16回 円高リスクを防ぐ。FXでヘッジしましょう!
●第17回 レバレッジの上限規制、利益率向上ならハイレバレッジ!
●第18回 米ドル/円相場の割安度は?これから円高・円安?
●第19回 直前、6月FOMC利上げの内容と対策!

米ドル/円相場の割安度は?これから円高・円安?【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

米ドル/円相場の割安度は?これから円高・円安?

米国の利上げ時期が近付いている事もあり、今回は米ドル/円相場の大きな流れについて触れておきたいと思います。

現在の米ドル/円相場が割安なのか割高なのかを判断するには経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)を分析する事が必要ですが、分かり易い判断材料としては、長期間に掛かるチャートを見ると参考になります。

以下、2003年8月からの月足のチャート(平均足)を表示してあります。

2003年8月からの月足のチャートの画像
※引用:DMMFXの月足チャート

米ドル/円は、2011年の10月31日に75.57円の安値を付けた後に上昇を開始して、2015年6月5日に125円85銭まで円安が進みました。この間、約50円も円安に動きました。FX投資家が資産を大幅に増やした時期ですね。この頃はキャピタルゲインとインカムゲイン、ダブルで成果が出た時期です(第9回参照)。

現在、米ドル/円相場は大体111円前後。2011年末からはじまった自民党安倍政権のアベノミクスによる円安トレンドは一段落して、揺り返しの円高トレンドの様相です。そこから少し切り返しているのが現状、せめぎ合いのタイミングです。ここから切り返しが確認、平均足の反転などが見られると、大チャンス到来です。 逆に反転出来ないまま夏場に突入すると、円高のトレンドが長引く恐れがありますね。もっとも、月足の平均足では変化の兆候は出ていませんので、円高地合いが怖いところですが…。

■現在の米ドル/円相場を取り巻く情勢

為替相場の変動要因は金利・景気・株価など。その中でも、大切なポイントを簡単に押さえておきましょう。

<日米の金利差>
金利の高い通貨は利息をたくさん貰えるために高くなりやすく、日本の金利が低いままで、米国の金利が上がれば、基本米ドル高要因となります。米国の政策金利は0.5%と日本・欧州より高い。

●政策金利推移グラフ
政策金利推移グラフの画像
※引用:外為どっとコム

米国は日本より経済が好調。サブプライムローンやリーマンショックの原因を作りながら、日本や欧州よりも早く経済回復しています。そのため、先進国の中でいち早く、2015年12月に利上げを行いました。そして、今夏に2回目の利上げタイミングを計っています。

2016年6月~9月のどこかで利上げする可能性が高く、世界中の投資家が米国FRBの動向に注目しています。

■日銀の追加金融緩和

一方、日本は一向に景気が上向かないまま、いまだにデフレに苦しんでいます。期待を背負って登場した日銀黒田総裁もインフレ目標の2%をいまだに達成できません。ついにマイナス金利を実施しましたが効果は弱く、更なる追加緩和を求められています。

<世界的な経済混乱>
世界同時株安・原油価格下落・難民問題など世界は大きな問題を抱えており、経済的にも不安定さが露呈していますね。ブラジル・中国・インドなど新興国は先進国以上に株価下落や通貨安・資金流出に苦しんでいる状況。

<通貨安競争>
米国経済は好調、しかし、世界のほとんどの国は、不景気やデフレで苦しんでいますね。その不景気やデフレ解決策の一つが自国通貨を安くすること。日本のアベノミクスも金融政策で通貨安=円安を起こして経済を良くすることが一つの柱でした。しかし、全ての国を通貨安にすることは不可能!

なぜなら、通貨を安くするということは他国の通貨が高くなること。日本円が安くなるということは米ドルやユーロ・韓国ウォンなどが日本円に対して高くなるということですね。円安の場合、米ドル高に動いていることがほとんど。つまり円安にしたければ、米ドル高が必要となるので、日本だけの都合で為替相場は決められませんね。以上、簡単に記載しておきました。

相場見通しや変動要因の分析については専門家に委ねるとして、重要なタイミングに差し掛かっているだけに、夏場にかけてのドル円相場を少し見ていくと良いかと思います。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本
●第2回 FXって何?
●第3回 FX投資家の実状
●第4回 FX会社はどうやって儲けるのか?
●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい
●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●第10回 数十%の利回りも可能!外貨預金より有利なFXのスワップポイント!
●第11回 ボーナス時期目前!お得なFX新規口座開設キャンペーンをチェック!
●第12回 情報の氾濫・無料セミナーでFXを学ぶ!
●第13回 キャンペーン商品で生活?!
●第14回 米国の雇用統計はFXのフィーバーデー! 月に一度のビッグイベント!
●第15回 FXは上下の動きにチャンスあり!
●第16回 円高リスクを防ぐ。FXでヘッジしましょう!
●第17回 レバレッジの上限規制、利益率向上ならハイレバレッジ!

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