中学生でもわかる「やさしいFX解説」【上村和弘のFX基本講座】

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この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

先日「FXって何?」と中学生の息子に聞かれて、少し悩みました。とりあえず、子供にも理解出来るように簡単に説明したところ、何とか分かってくれたようでホッとしました。結構本質をついてきますし、分からないことは素直に「分からない」と言われてしまうので、説明するのって難しいですね。

今回は、そのような経験を踏まえて、ビギナーの方がFXをイメージ、理解できるようにQ&A方式で説明します。第2回「FXって何?」 でFXの特徴等を記載していますが、合わせて読んで頂けると良いかと思います。

■FXって何?

息子:お父さんの仕事、FXって何?

筆者:外国為替の取引の事で、パソコンやスマートフォンを使って売買するんだよ。
テレビでアメリカのお金(米ドル)とか見た事ない? ああいったお金の交換をする取引だよ。FXは「Foreign Exchange」、英語の略語。

息子:ニュースで見た事あるけど…外国為替ってどういうこと?

筆者:お金にはたくさんの種類が有るのは分かるかな? 日本は日本円、米国は米ドルと、ヨーロッパの方はユーロというお金があって、それぞれが違うお金を使っているんだよ。外国に行けば、その国のお金しか使えないという事が分かるかな? ここにある一万円は、アメリカに行くと、そこのお店では使えなくて、だから米国のお金である米ドルに交換しなければならない。それを外国為替と言うんだよ。

息子:両替ってことだね、すると得したり、損したりしないの? 儲かりそうだけど?

筆者:日本のお金と外国のお金を交換する時には、交換するための価格=レートがあって、常に動いている。このスマートフォンを見てごらん。
これが、米ドル/円の現在の値段だよ。

FXについて親子の会話! お父さんの仕事は? 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド
※引用:DMMFX

売値(Bid)は104.538円、買値(Ask)は104.541円。これが買ったり、売ったりするときの価格、差が有るのは手数料だね。(*)

この為替レートは常に変化しているので、そこに損とか得とかの動きが出てくるね。
パパは上がるか・下がるかを予想して、その動きを書く事(為替の情報執筆)を仕事としているんだよ。それに上がると思えば買い、下がると思えば売る事で利益を上げようとしているんだよ。予想が当ったら儲かり、外れたら損という仕組みだね…こういう取引がFX。

FXについて親子の会話! お父さんの仕事は? 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

■FX=為替レートが上がるか下がるかを予想する取引

息子:ふーん、どうやって予想するの?

筆者:難しい事はさておき、買い方と売り方のどちらが強いかを考えるのが基本だね。過去の動きなどを見て、買いたい人と売りたい人のバランス、どちらに勢いがあるかを予想するんだよ。運動会の綱引きゲームだと思えばいいよ。綱引きチームのメンバーの体格や経験、テクニック、グランドの状態、天候、今までの戦績等を見て判断出来るよね。

息子:FXって誰でもできるの?

筆者:FXを扱う会社に口座開設してお金を振り込めばできるよ。お金を損することもあるから、20歳以上で働いている人、貯金のある人に限定している会社が多いけどね。ただ、貯金のある大学生で、FXで儲けようとする人もいるよ。

息子:どれ位のお金があればできるの

筆者:SBIFXトレードというFXの会社だと、1ドル通貨=約100円単位で取引できるよ。
それこそ数百円でFXに参加出来るね。

息子:大体分かった、何か面白そうだね。儲けられそうだし。
イメージがわくから夏に海外に旅行しよう!

筆者:たしかにイメージがわくけど、まずは覚える事をやってからだね、英語の勉強とか、数学の勉強とか、旅行先で何も分からないじゃ意味無いよね。それにお金も貯めないとね。
多くのFX会社は、最低取引単位を1,000通貨単位(=約10万円)に設定しているので、FXは10万円全額を預けなくてもいい取引なんだけど、最低5万円位はあった方が良いね。
まずは勉強、コツコツ貯金もしようね。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:BID(売値)とASK(買値)
為替レートは、売値と買値の二つを同時に表示するのが通例。左側の安い方が売値で、右側の高い方が買値。この売値をBIDと呼び、買値をASKと呼びます。
買いたい場合は買値で買い、売りたい場合は売値で売ることになります。

【上村和弘のFX基本講座】
全バックナンバーはこちらから
●FXの基本
●FXって何?
●FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●ボーナス時期目前!お得なFX新規口座開設キャンペーンをチェック!
●キャンペーン商品で生活?!
●米ドル/円相場の割安度は?これから円高・円安?

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  • 中学生でもわかる「やさしいFX解説」【上村和弘のFX基本講座】

執筆者

上村 和弘 (かみむらかずひろ)

アセットクラス&WEBコンサルティングLLC 代表CEO・ファウンダー 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP会員、1級FP技能士 1990年 現三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社を皮切りに、証券リテール業務や企画調査、ファンド事業等に従事。1999年より、FX事業の新規立ち上げ後、複数社での金融ネット事業の立ち上げ、事業再構築・運営等の統括マネージメントを経て2011年独立。現在、金融情報サービス事業をコアに、投資教育系、システムツールのサポート業務を行う他、シンクタンク系企業、金融システムベンダー等の顧問等を兼務する。1968年生、宮崎県出身。

上村 和弘

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投資リスクの低減!分散投資ならFXがいい理由【上村和弘のFX基本講座】

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投資の基本テクニックの一つとして有名なセオリーが分散投資。今回は分散投資の考え方をご紹介します。

■分散投資とは?

資産を一つの金融商品だけに集中させるのでなく、様々な金融商品に分けて投資するという方法。別の言い方をすると、卵を一つの籠に盛ると落とした時に全て割れてしまい危険です。複数の籠に分散しておけば、落とした籠の卵だけが割れて他の卵は安全です。

※但し、持ちきれない程の籠(金融商品)を抱えてしまうと、コントロールが難しくなり、リスクも高まります。

分散投資の考え方は二つあり、今回は、金融商品の分散についてお伝えします。

■投資先の分散

例えば、50万円の資産を持っていたら、銀行預金のみ、株式のみという特定の金融商品だけに全財産を投資するのではなく、現金・株式・債券・外貨建て資産・不動産等に分けて投資する事(=投資先の分散)がリスクを減らせる一方、リターンが高まると考えられています。

銀行預金に20万円、国内株式で10万円、FXで10万円、不動産投資信託(REIT)で10万円の運用を行うなどが挙げられます。

投資の分散

分散投資のメリットは、複数の金融商品に投資することでリスクとリターンが分散されること。簡単に言うと、全ての金融商品が同時に下落することは少ないため、投資先全てにおいて損失を被る確率は低いということです。超低金利時代は、リスクを取らない事がリスクなので、如何にして成果に繋げられるかが大事ですね。

ちなみに、リーマン・ショックによる経済危機が大きかったのは、分散投資できていた筈の資産のほとんどが下落してしまい損失が膨らんだ事が理由。いくら分散投資していても危険な時は有るとの教訓でした。

■分散投資に最適な金融商品の一つがFX!

FXの良いところは、外貨への分散投資が出来るところ。株式市場だと、自動車会社の株価が下落する時は、たいてい同業の株式も下落します。保有株の投げ売り(*)が出たりしますので、同時株安が起きやすく分散投資にも限界があります。

投資家の多くは、日本国内でのみ運用している事から、為替に絡んだ金融商品が推奨されます。尤も、米ドル円やユーロ円、英ポンド円など、対円の投資だけをしていると全面安や全面高になることもあるので注意してほしいところ。この辺りは連載を進める中でご紹介いたします。

ところで、FXは米ドルだけでなく、ユーロや英ポンド、豪ドル、NZドル、南アフリカランド等、様々な通貨が取引できたり、少額の資金から参加が可能な上、換金性の高い取引なので大変有効です(第2回第10回)。
株式や債券だけで幾つかの国に分散投資すると、資金量の問題と、株式や投資信託の銘柄選びが大変で、売買手数料も相応に取られてしまいます。

リスク分散

国内外問わず、投資先を広げる事は必要ですが、身の丈にあったものでジャンルの違う物を組み合わせる事がポイントですね。以上、投資先の分散について触れてみました。取引しやすくて手数料も安い、FXを有効に生かす事が考えられますよね。

次回は分散投資の第二回として、価格や時間の分散について書いていきます。リスクを低減化させる方法だけに、大まかな内容を理解頂ければ嬉しい限りです。
次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:投げ売りとは?
損失を覚悟した上で売却する事。特殊事情などにより、さらに大きく下がりそうな時に投げ売りが見られます。下げる事で(売る人が増える事で)、他の銘柄も下げを呼ぶ動きに発展します。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●FXの基本
●FXって何?
●FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●キャンペーン商品で生活?!
●FXは上下の動きにチャンスあり!
●米ドル/円相場の割安度は?これから円高・円安?
●初心者に向いている分析方法は?
●手数料80%カット!夏休みに活用したい外貨両替

初心者に向いている分析方法は?【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

■初心者に向いている分析方法は?

今回は分析方法について取り上げて見たいと思います。FXや株式投資、商品投資家の間で激しい議論が行われているテーマ、題してテクニカル分析VSファンダメンタルズ分析。その中でも初心者向きなのはどちらか?ということにフォーカスいたします。

大きく分けると為替相場の先行きを予想する方法は、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の二つ。どちらも大事な予想法なのですが、初めてFXをスタートする方は、どちらから勉強すれば良いのでしょうか?テクニカルとファンダメンタルズのどちらが優れているかの比較だと結論は出ませんが、初心者がどちらから学べば良いかをFXの個人投資家に質問すれば、答えは偏ります。私の答えも同様に、テクニカル分析から始めよう!です。

なぜなら、銀行や証券会社に入って、はじめから相場の勉強を始めるなら、相場の勉強をする時間や情熱がたっぷりありますから、ファンダメンタルズ・テクニカル双方を勉強出来るでしょう。私が証券会社に入った時には、最初にファンダメンタルズ・テクニカルに掛かる内容を研修センターで約1ヶ月間、缶詰状態で朝から夜遅くまで学ぶ事となりました。

しかし、個人投資家にとって、何よりも貴重なのは時間です。仕事や子育て、趣味や習い事、、、時間には限りが有りますね。ファンダメンタルズ分析は、理解するのに時間がかかります。しかも初心者トレーダーにとって幾つかの欠点を持っているために、ファンダメンタルズ分析から始めると、失敗してFXや資産運用自体が嫌になって諦めるケースが多いと思います。

ファンダメンタルズ分析が初心者向きでない理由

それではなぜファンダメンタルズ分析が初心者向きではないのか理由を挙げてみます。

1.為替相場の変動要因が多い上、情報の鮮度の問題が出る!
⇒勉強・分析しなければいけない事が多岐にわたります。加えて、世界中で起こりえる事象に対しての情報収集に地理的な限界が生じ得ます。実際、「海外情報が入ってくるのが多少遅れる」、「なぜ動いているのか分からない」、「情報を把握する前にチャートが動いている」、という事は頻繁に起こります。
2.セオリー通りに為替相場が動かない!
⇒株価が上昇すれば通貨高というセオリーがあっても必ず、その通りに動くとは限らず、セオリーが間違っているのか他に原因があるのか分からなくなり混乱します。同じ情報でも解釈が変わってくる事がありますので、そのポイントを理解するのに時間を要します。
3.経済指標等の統計数字は多くの項目がある!
⇒前月比や前年比・季節調整など項目が多くて初心者は戸惑う事が多くなります。また、把握するのに時間が掛かります。その点、テクニカル分析はスッキリ、しかも株や225先物等にも利用出来ますので、知識を幅広に生かせます。
4.短期トレードに使い難く、リスク管理や経験が積めない!
⇒ファンダメンタルズ分析が役立つのは中長期トレードが基本。つまり、売買する回数が少なくなるため、初心者にとって大事なトレード経験が積み難くなります。またリスク管理に掛かる対応はテクニカル分析がメインとなります。
5.利益も大きいが損失も大きくなりがち!
⇒ファンダメンタルズ分析は中・長期トレード向きですから、狙う利益幅が大きくなりますので、逆に動いた時の損失も大きく発生し易くなります。天気予報と同じ、期間の長い予測は精度が落ち込みますので、リスクが相応に高まります。
6.毎日変化する市況の確認、状況判断が大変!
⇒ファンダメンタルズ分析の勉強が中途半端な状態だと、毎日のように変化する値動きと市況に対して動いた理由が分からなくなります。また現状が、どのような位置関係にあるかの判断が付きません。テクニカル分析は統計的、時系列的に、また心理学的に現状、将来を予測分析するため大変効果的です。

以上、6つの理由を上げましたが、ファンダメンタルズ分析も必要ですし、もちろんテクニカル分析にも欠点があります。初心者が短時間で学べる事&簡単に学べる、パフォーマンス向上(効果が出易い)という点でテクニカル分析に軍配を上げています。参考になりましたか?

本連載では、テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析についてバランス良く紹介していきますので、楽しみにしていてください。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本
●第2回 FXって何?
●第3回 FX投資家の実状
●第4回 FX会社はどうやって儲けるのか?
●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい
●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●第10回 数十%の利回りも可能!外貨預金より有利なFXのスワップポイント!
●第11回 ボーナス時期目前!お得なFX新規口座開設キャンペーンをチェック!
●第12回 情報の氾濫・無料セミナーでFXを学ぶ!
●第13回 キャンペーン商品で生活?!
●第14回 米国の雇用統計はFXのフィーバーデー! 月に一度のビッグイベント!
●第15回 FXは上下の動きにチャンスあり!
●第16回 円高リスクを防ぐ。FXでヘッジしましょう!
●第17回 レバレッジの上限規制、利益率向上ならハイレバレッジ!
●第18回 米ドル/円相場の割安度は?これから円高・円安?
●第19回 直前、6月FOMC利上げの内容と対策!

米ドル/円相場の割安度は?これから円高・円安?【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

米ドル/円相場の割安度は?これから円高・円安?

米国の利上げ時期が近付いている事もあり、今回は米ドル/円相場の大きな流れについて触れておきたいと思います。

現在の米ドル/円相場が割安なのか割高なのかを判断するには経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)を分析する事が必要ですが、分かり易い判断材料としては、長期間に掛かるチャートを見ると参考になります。

以下、2003年8月からの月足のチャート(平均足)を表示してあります。

2003年8月からの月足のチャートの画像
※引用:DMMFXの月足チャート

米ドル/円は、2011年の10月31日に75.57円の安値を付けた後に上昇を開始して、2015年6月5日に125円85銭まで円安が進みました。この間、約50円も円安に動きました。FX投資家が資産を大幅に増やした時期ですね。この頃はキャピタルゲインとインカムゲイン、ダブルで成果が出た時期です(第9回参照)。

現在、米ドル/円相場は大体111円前後。2011年末からはじまった自民党安倍政権のアベノミクスによる円安トレンドは一段落して、揺り返しの円高トレンドの様相です。そこから少し切り返しているのが現状、せめぎ合いのタイミングです。ここから切り返しが確認、平均足の反転などが見られると、大チャンス到来です。 逆に反転出来ないまま夏場に突入すると、円高のトレンドが長引く恐れがありますね。もっとも、月足の平均足では変化の兆候は出ていませんので、円高地合いが怖いところですが…。

■現在の米ドル/円相場を取り巻く情勢

為替相場の変動要因は金利・景気・株価など。その中でも、大切なポイントを簡単に押さえておきましょう。

<日米の金利差>
金利の高い通貨は利息をたくさん貰えるために高くなりやすく、日本の金利が低いままで、米国の金利が上がれば、基本米ドル高要因となります。米国の政策金利は0.5%と日本・欧州より高い。

●政策金利推移グラフ
政策金利推移グラフの画像
※引用:外為どっとコム

米国は日本より経済が好調。サブプライムローンやリーマンショックの原因を作りながら、日本や欧州よりも早く経済回復しています。そのため、先進国の中でいち早く、2015年12月に利上げを行いました。そして、今夏に2回目の利上げタイミングを計っています。

2016年6月~9月のどこかで利上げする可能性が高く、世界中の投資家が米国FRBの動向に注目しています。

■日銀の追加金融緩和

一方、日本は一向に景気が上向かないまま、いまだにデフレに苦しんでいます。期待を背負って登場した日銀黒田総裁もインフレ目標の2%をいまだに達成できません。ついにマイナス金利を実施しましたが効果は弱く、更なる追加緩和を求められています。

<世界的な経済混乱>
世界同時株安・原油価格下落・難民問題など世界は大きな問題を抱えており、経済的にも不安定さが露呈していますね。ブラジル・中国・インドなど新興国は先進国以上に株価下落や通貨安・資金流出に苦しんでいる状況。

<通貨安競争>
米国経済は好調、しかし、世界のほとんどの国は、不景気やデフレで苦しんでいますね。その不景気やデフレ解決策の一つが自国通貨を安くすること。日本のアベノミクスも金融政策で通貨安=円安を起こして経済を良くすることが一つの柱でした。しかし、全ての国を通貨安にすることは不可能!

なぜなら、通貨を安くするということは他国の通貨が高くなること。日本円が安くなるということは米ドルやユーロ・韓国ウォンなどが日本円に対して高くなるということですね。円安の場合、米ドル高に動いていることがほとんど。つまり円安にしたければ、米ドル高が必要となるので、日本だけの都合で為替相場は決められませんね。以上、簡単に記載しておきました。

相場見通しや変動要因の分析については専門家に委ねるとして、重要なタイミングに差し掛かっているだけに、夏場にかけてのドル円相場を少し見ていくと良いかと思います。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本
●第2回 FXって何?
●第3回 FX投資家の実状
●第4回 FX会社はどうやって儲けるのか?
●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい
●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●第10回 数十%の利回りも可能!外貨預金より有利なFXのスワップポイント!
●第11回 ボーナス時期目前!お得なFX新規口座開設キャンペーンをチェック!
●第12回 情報の氾濫・無料セミナーでFXを学ぶ!
●第13回 キャンペーン商品で生活?!
●第14回 米国の雇用統計はFXのフィーバーデー! 月に一度のビッグイベント!
●第15回 FXは上下の動きにチャンスあり!
●第16回 円高リスクを防ぐ。FXでヘッジしましょう!
●第17回 レバレッジの上限規制、利益率向上ならハイレバレッジ!

直前、6月FOMC利上げの内容と対策!【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

■6月FOMC利上げの内容と対策!

6月度のFOMCが間近に迫って参りました。米国が金利を引き上げるか否か、注目のマーケットとなっています。今回は短期的な為替動向に影響を与える重要な時期という事で、この辺りに触れてみたいと思います。

6月3日の夜に発表された5月雇用統計前までは、米国の6月~7月の利上げ確率が高く、米ドル/円相場は円安傾向でした。

●米ドル/円の8時間足チャート:DMMFX
米ドル/円の8時間足チャートの画像
※引用:DMMFX

現在の0.5%の米国政策金利が、0.75%or1.00%に引き上げることが実施されると、米ドルの預金に預けた場合に貰える利息が増えます。外貨預金での金利上昇に加え、ドル高・円安の期待も高まります。FXのスワップポイントで貰える金額も同じように増えます。ということは、投資すればたくさんお金が貰える米ドルへの投資が増えて通貨高へと動く可能性が高まるのです。

ちなみに、利上げは、米国の中央銀行であるFRBが金融政策会議を開いて決めます。その会議の名前が連邦公開市場委員会、FOMC(日本の金融政策決定会合に該当)です。次回会合は6月14・15日、次々回が7月26・27日。直近までは6月または7月に利上げ実施との予想で、米ドル/円は円安に動き111.44円まで上昇していました(5月安値から5.9円上昇)。ところが、6月3日の米雇用統計の数字が悪かったために、為替相場は一気に106.49円まで下落、6月利上げ説が、かなり後退となっています。

■FRBの役割と利上げの効果

米FRBの役割は、経済成長&雇用確保とインフレ安定が目的。そのために、金利を上げ下げして経済をコントロールします。経済的な利上げ・利下げ効果は以下のイメージ。

●利上げ=景気加熱やインフレ・資産バブルを抑える。
●利下げ=景気を刺激し、企業の投資意欲を向上させる。

米国経済が好調なのは良いことですが、ブレーキをかけないと、インフレや株・不動産のバブルが起きてしまい経済成長が長続きしない懸念も生じ得ます。金利を上げるのは、経済に対するブレーキ、これによって安定した経済成長を目指します。金融政策の舵取り役ですね。

さて、利上げ自体、幾つかのシナリオが考えられますね。

1.雇用統計は悪いが早期利上げ、6月か7月に実行⇒円安に動きやすい!
2.他の経済指標を見ながら利上げを秋ごろまで延期(9月以降に延期)⇒一旦、円高に動きやすい!
3.米景気は悪化しており年内利上げ不可能=2017年以降に延期⇒円高に動きやすい!

どのシナリオを取るかで、中期的にも円高・円安の予想が変わってきますね。

いずれ利上げされると考えるならば、貰えるスワップポイントも増えますし、円高に動いたところで、米ドルを買うのは良いチャンスかも知れません。長期投資の鉄則、突っ込んだところは一つのポイントになりますね(第9回)。今年後半、少しずつ買って行く事も検討されるかも知れません。

もっとも、逆に利上げ不可能と予想した場合には、しばらく円高に動くと考えられますから、短期的にドル売り主体に為替差益を狙う方法を検討してみるのも一法です(第15回第16回)。柔軟なトレード対応が望まれる局面ですね。間近に迫ったFOMC、注目して見ると良いでしょう。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
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●第2回 FXって何?
●第3回 FX投資家の実状
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