FXなら積み立て投資がいい!ドルコスト平均法による長期投資を 【上村和弘のFX基本講座】

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この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

さて、分散投資の三回目は、
分散投資1回目「投資リスクの低減!分散投資ならFXがいい理由」

分散投資2回目「投資リスクの低減No.2 時間の分散!」
に続いて、ドルコスト平均法という積立投資の方法を説明致します。

毎月一定額を購入する積立型の投資信託(*)をご存知でしょうか。長期にわたってお金を貯めたいと思えば、何といっても積立投資が最強です。

■FXの積み立て投資

上手に分散投資を活用すれば、FXで積立投資を行うことが可能です。
FXは短期売買だけではなく、外貨預金・積立投資的な利用も可能な自由度の高い取引、少額で参加できる他、流動性の高さや低廉なコストなどから(第2回「FXって何?」第21回「手数料80%カット!夏休みに活用したい外貨両替」を参照ください)、継続的な取引にマッチする金融商品です。

■ドルコスト平均法は一定額を購入し続ける投資方法

毎月・毎日など、決まった期間毎に一定額を購入する手法を「ドルコスト平均法」と言います。
前回
、時間分散の話に触れましたが、これの究極のカタチだと言えます。
価格の変動リスクを和らげる効果があり、詰まる所、平均購入価格を下げる効果に直結します。毎回、一定額を購入するため、価格が安い時は多く購入することができ、高い時は購入量が少なくなるために、長期的な購入価格の上昇を抑えられます。

⚫️ドルコスト平均法のイメージ

「ドルコスト平均法の具体例」
普通、一定量を一定期間毎に購入します。例えば、米ドルを毎月100ドルずつ購入するなど。それに対して、ドルコスト平均法は一定額購入ですから、毎日1万円分のドルを購入していきます。(株式の例だと、毎月100株ずつ買うのではなく、毎月5万円分ずつ買って行く。)

すると、投資対象の米ドルを100ドル購入する時もあれば、90ドル購入の時も出てきます。ドル高・円安で上昇している時は、80ドルしか購入できない場合も出ますね。計算方法は、1万円をその日の米ドル/円価格で割れば算出できます。

★米ドル/円が110.00円だったら、約90ドル購入
(1万円÷110.00=90.900ドル)
★翌日の米ドル/円が105.00円に下がっていれば、約95ドル購入
(1万円÷105.00=95.238ドル)

ちなみに、毎月100ドルを積立てていくと…
毎月100ドルを10年間積み立てると1.2万ドルの預かり残高となります。この米ドルを日本円に換算すると、120円で144万円、100円だと120万円、まとまった金額になります。

ドルコスト平均法による長期投資

平均した購入レートと、日本円に交換する際のレート差が大きい程、利益となりますので、コツコツ長期に亘って投資して行くと効果が大きくなります。

また、FXではスワップポイントが加わりますから、更に金額が増える可能性があります(第9回「FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大!」)。残念ながら、スワップポイントはマイナスになる可能性もありますから、為替相場の動きを見ながら対応すると良いでしょう。参考になりましたか?

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:「積立型の投資信託」とは?
株式や債券で運用される投資信託。その中で、毎月一定額の投資信託を買い付けるのが積立型の投資信託。ドルコスト平均法を採用している投信が多く、毎月1,000円といった少額の資金から投資できる先も有るため、ビギナーに向いている資産運用です。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●FXの基本
●FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい
●FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●数十%の利回りも可能!外貨預金より有利なFXのスワップポイント!
●FXは上下の動きにチャンスあり!
●レバレッジの上限規制、利益率向上ならハイレバレッジ!
●初心者に向いている分析方法は?
●投資リスクの低減!分散投資ならFXがいい理由
●投資リスクの低減No.2 時間の分散!

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  • FXの積み立て投資!ドルコスト平均法による長期投資!

執筆者

上村 和弘 (かみむらかずひろ)

アセットクラス&WEBコンサルティングLLC 代表CEO・ファウンダー 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP会員、1級FP技能士 1990年 現三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社を皮切りに、証券リテール業務や企画調査、ファンド事業等に従事。1999年より、FX事業の新規立ち上げ後、複数社での金融ネット事業の立ち上げ、事業再構築・運営等の統括マネージメントを経て2011年独立。現在、金融情報サービス事業をコアに、投資教育系、システムツールのサポート業務を行う他、シンクタンク系企業、金融システムベンダー等の顧問等を兼務する。1968年生、宮崎県出身。

上村 和弘

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梅雨が終われば、待ちに待った夏到来ですね! 夏休みにはドル高・円安に振れる事も多くなりますが、両替のタイミングで考えさせられる時期でもあります。

そこで今回は、ハワイ・地中海にポリネシアと海外旅行に行く方に、両替手数料が80%近くも安くなるサービスをご紹介します。

■FX会社の外貨両替サービスがおすすめ

日本円を外貨に両替、または外貨を日本円に両替する。これってかなり手数料を取られますよね。10万円~100万円程度を両替すると数千円~数万円の手数料が取られてもったいない。でも、支払の全てをクレジットカードで行うというのも難しく、一定の現金を持っておかないと、ちょっとした買い物やサービスの時に不便。そんな時に利用できるのがFX会社の外貨両替サービスです。

海外旅行や出張の多い方は、FX会社の外貨両替サービスを利用してみるのもいいと思います。なんといっても低廉なコストが魅力、外貨両替時の取引手数料が格段に安いので、利用している方はどんどん増えています。いくつか条件もありますので、その辺りを考慮しつつ利用されると良いでしょう。

■日本円からドルに両替する場合の手数料比較

たとえば日本円からドルに両替する場合を考えてみましょう。日本円を外貨に両替する場合コスト高で、銀行の両替は 1ドル当り約2.5円、1ユーロ当り約6円の手数料が相場です。

これを計算してみると、1,000ドル(約10.6万円)分を両替するとなると、1,000×2.5=2,500円も手数料がかかってしまいます。

それに対して、FX会社の多くが提供している外貨両替は銀行に比べて格安の1ドル当り20銭、1ユーロ当り20銭が相場

これは先ほどと同じく1,000ドル(約10.6万円)に両替する場合、1,000×0.2=200円の手数料で済むことになります。大きな違いですね。

※FX会社・銀行共に、外貨を引き出す場合に、別途、出金手数料・リフティングチャージ(*)などが発生することがあります。

■マネーパートナーズの外貨受取サービス

FXの外貨両替サービスで、便利な方法がマネーパートナーズの外貨両替。他に外貨両替を行っているFX会社は、受取先が銀行の外貨口座なので、そこから引き出す手間が掛かります。

その点、マネーパートナーズFXは、成田空港や羽田空港などの主要空港で受け取れるのがお得で便利なところ。いくつかの条件(外貨両替は月に1回限り・米ドルで2,000ドルまで・出金手数料は1回あたり500円)を考慮しても十分メリットがありますね。

外貨受取サービス
※引用:マネーパートナーズ

ところで、爆買い・観光立国として外国客に期待している日本では、両替に関する様々なサービスがスタートしています。余った外貨の両替も安心です。

■外為どっとコムの外貨自動両替機

大阪のなんばに、外貨の自動両替機が設置されています。FX会社の大手、外為どっとコムが、ホテルサンルート大阪なんばに外貨自動両替機を設置しました。これは外貨を24時間自動で日本円に両替できるサービスで、大阪にお住まいの方や海外から来日される友人等がいらっしゃる場合は、利用してみても良いですね。

■フランチャイズの外貨両替専門店

ハワイやタイなど外国人観光客の多い国や地域には街中に、外貨両替所がたくさんありますね。日本でも秋葉原など観光の街には出始めています。
近年、新しいフランチャイズビジネスの一つとして、外貨両替専門店のSAKURA EXCHANGEが始まりました。インバウンド向けに外貨から日本円の両替に特化したお店で、外国人観光客の多い店や施設・街などで増えていくことが期待されています。

ボーナス期で夏休み目前、マネーゴーランド読者の方は賢い活用を検討さえてみてはいかがでしょうか。次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:「リフティングチャージ」とは?
外貨を送金する際に発生する外貨の受取手数料のこと。両替等を行わない場合でも、着金した時点で発生するという事になります。 

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本
●第2回 FXって何?
●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●第11回 ボーナス時期目前!お得なFX新規口座開設キャンペーンをチェック!
●第13回 キャンペーン商品で生活?!
●第16回 円高リスクを防ぐ。FXでヘッジしましょう!
●第18回 米ドル/円相場の割安度は?これから円高・円安?

初心者に向いている分析方法は?【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

■初心者に向いている分析方法は?

今回は分析方法について取り上げて見たいと思います。FXや株式投資、商品投資家の間で激しい議論が行われているテーマ、題してテクニカル分析VSファンダメンタルズ分析。その中でも初心者向きなのはどちらか?ということにフォーカスいたします。

大きく分けると為替相場の先行きを予想する方法は、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の二つ。どちらも大事な予想法なのですが、初めてFXをスタートする方は、どちらから勉強すれば良いのでしょうか?テクニカルとファンダメンタルズのどちらが優れているかの比較だと結論は出ませんが、初心者がどちらから学べば良いかをFXの個人投資家に質問すれば、答えは偏ります。私の答えも同様に、テクニカル分析から始めよう!です。

なぜなら、銀行や証券会社に入って、はじめから相場の勉強を始めるなら、相場の勉強をする時間や情熱がたっぷりありますから、ファンダメンタルズ・テクニカル双方を勉強出来るでしょう。私が証券会社に入った時には、最初にファンダメンタルズ・テクニカルに掛かる内容を研修センターで約1ヶ月間、缶詰状態で朝から夜遅くまで学ぶ事となりました。

しかし、個人投資家にとって、何よりも貴重なのは時間です。仕事や子育て、趣味や習い事、、、時間には限りが有りますね。ファンダメンタルズ分析は、理解するのに時間がかかります。しかも初心者トレーダーにとって幾つかの欠点を持っているために、ファンダメンタルズ分析から始めると、失敗してFXや資産運用自体が嫌になって諦めるケースが多いと思います。

ファンダメンタルズ分析が初心者向きでない理由

それではなぜファンダメンタルズ分析が初心者向きではないのか理由を挙げてみます。

1.為替相場の変動要因が多い上、情報の鮮度の問題が出る!
⇒勉強・分析しなければいけない事が多岐にわたります。加えて、世界中で起こりえる事象に対しての情報収集に地理的な限界が生じ得ます。実際、「海外情報が入ってくるのが多少遅れる」、「なぜ動いているのか分からない」、「情報を把握する前にチャートが動いている」、という事は頻繁に起こります。
2.セオリー通りに為替相場が動かない!
⇒株価が上昇すれば通貨高というセオリーがあっても必ず、その通りに動くとは限らず、セオリーが間違っているのか他に原因があるのか分からなくなり混乱します。同じ情報でも解釈が変わってくる事がありますので、そのポイントを理解するのに時間を要します。
3.経済指標等の統計数字は多くの項目がある!
⇒前月比や前年比・季節調整など項目が多くて初心者は戸惑う事が多くなります。また、把握するのに時間が掛かります。その点、テクニカル分析はスッキリ、しかも株や225先物等にも利用出来ますので、知識を幅広に生かせます。
4.短期トレードに使い難く、リスク管理や経験が積めない!
⇒ファンダメンタルズ分析が役立つのは中長期トレードが基本。つまり、売買する回数が少なくなるため、初心者にとって大事なトレード経験が積み難くなります。またリスク管理に掛かる対応はテクニカル分析がメインとなります。
5.利益も大きいが損失も大きくなりがち!
⇒ファンダメンタルズ分析は中・長期トレード向きですから、狙う利益幅が大きくなりますので、逆に動いた時の損失も大きく発生し易くなります。天気予報と同じ、期間の長い予測は精度が落ち込みますので、リスクが相応に高まります。
6.毎日変化する市況の確認、状況判断が大変!
⇒ファンダメンタルズ分析の勉強が中途半端な状態だと、毎日のように変化する値動きと市況に対して動いた理由が分からなくなります。また現状が、どのような位置関係にあるかの判断が付きません。テクニカル分析は統計的、時系列的に、また心理学的に現状、将来を予測分析するため大変効果的です。

以上、6つの理由を上げましたが、ファンダメンタルズ分析も必要ですし、もちろんテクニカル分析にも欠点があります。初心者が短時間で学べる事&簡単に学べる、パフォーマンス向上(効果が出易い)という点でテクニカル分析に軍配を上げています。参考になりましたか?

本連載では、テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析についてバランス良く紹介していきますので、楽しみにしていてください。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本
●第2回 FXって何?
●第3回 FX投資家の実状
●第4回 FX会社はどうやって儲けるのか?
●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい
●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●第10回 数十%の利回りも可能!外貨預金より有利なFXのスワップポイント!
●第11回 ボーナス時期目前!お得なFX新規口座開設キャンペーンをチェック!
●第12回 情報の氾濫・無料セミナーでFXを学ぶ!
●第13回 キャンペーン商品で生活?!
●第14回 米国の雇用統計はFXのフィーバーデー! 月に一度のビッグイベント!
●第15回 FXは上下の動きにチャンスあり!
●第16回 円高リスクを防ぐ。FXでヘッジしましょう!
●第17回 レバレッジの上限規制、利益率向上ならハイレバレッジ!
●第18回 米ドル/円相場の割安度は?これから円高・円安?
●第19回 直前、6月FOMC利上げの内容と対策!

レバレッジの上限規制、利益率向上ならハイレバレッジ! 【上村和弘のFX基本講座】

FXの経験が無い方もFXビギナーの方も、この連載を読んでいけば一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

今回は、FXブームの火付け役「レバレッジ」について、更に詳しく見ていこうと思います。

レバレッジの事は第10回で取り上げましたね。レバレッジを利用すれば、用意できるお金が少なくてもFXに挑戦できます。数万円から始めて今では大きく稼いでいる方もいらっしゃいます。このレバレッジ、きちんと法律で規制されていることをご存知でしょうか。個人投資家の口座で取引する時のレバレッジは最大25倍までに制限されており、法人口座も2017年に規制される予定です。

■レバレッジ規制はリスクを考慮

あまりに高いレバレッジで取引すると、少しの値動きで大きな利益が得られる分、損失も大きくなります。そのため投機的取引の低減を目指す為に、金融庁はレバレッジを最大で25倍までに制限しました。このレバレッジ規制により様々な意見が飛び交う事となりましたが、投資家保護という点では一定の評価をされています。

ちなみに、レバレッジ規制は25倍までなら1倍や5倍など低いレバレッジ取引に制限はなく自由。FX=ハイレバレッジ取引が義務との思い込みがある方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。リスクを抑えた取引も出来ますので、各人のリスク許容度との兼ね合いで決めて行くと良いですね。

レバレッジによる資金効率の良さを表にして見ました。1ドル110円の時に必要な証拠金と利益率の比較です。

証拠金と利益率の画像

1万米ドルで1円の差損益を得た時の証拠金に対する利益率です。レバレッジ1倍だと1万米ドルを買う時に必要な金額は110万円。1円動いての差損益は1万円で利益率は0.9%。

これは外貨預金と同等の取引となります。そして、最大レバレッジ25倍だと必要証拠金は4.4万円。この場合、1円の変動で1万円の利益ですから、レバレッジ25倍で取引した時の証拠金に対する利益率は22.7%となります。
※現実的にはレバレッジ25倍を超えて取引を行う事が出来ない為、各FX会社はシステム上、制限を加えるように設定してあります。

下記の15分足チャートを見てください。朝の7:30頃に買いスタート、16:00頃に売れば約1円の値幅を得ることができましたね。理想的なパターンだと、約4.5万円の証拠金で1万円の利益を取れたという計算になります。

15分足チャートの画像
※引用:DMMFX(2016年5月30日の米ドル/円相場 15分足)

上記平均足の見方は第8回を確認頂ければと思いますが、少額資金から期待値の高い取引だと言えます。ところで、以前は極めて高いレバレッジが可能でした。レバレッジを生かし、高い資金効率の良い取引ができた為、最大レバレッジを200~400倍に設定することが流行りました。レバレッジ400倍だと資金効率の良さは半端なレベルではありませんね。

1万米ドルの取引に必要な金額はわずかに2750円、同じように1円の利益を得ると利益率は約364%。儲かれば、どんどん証拠金を増やしていくことができますね。ただ、あまりにも気軽にトレードできるために、無理な取引額のトレードで大きな損失を出す事例も出てきました。その辺りを背景に、レバレッジの上限を規制する法律が施行されたのが2011年8月1日、以降レバレッジは上限25倍に決まったのです。

もっとも、この法規制は、あくまでも個人投資家に限定されていました。法人投資家は投資やFXに対する知識を持ちリスクも分かっているだろうという事で、制限は行われずという状態が続きました。その為、個人投資家がハイレバレッジを行うため、会社を設立し、法人としてレバレッジ規制から逃れる例が急増しました。

しかし、法人顧客は、個人よりも取引額が大きく、万一の損失リスクが高いことから、投資家保護&FX業者のリスク管理の観点からレバレッジ規制を行う方向が進んできました。来年(2017年中)に実施される予定ですが、取引通貨ごとに倍率が決まりそうな報道となっています。最終的に、どのように固まるか分かりませんが、個人投資家による法人成りといった動きが少なくなる半面、海外FX業者への資金流出が増えてくる事でしょう。さらなるリスク管理態勢の強化に期待されます。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本
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●第15回 FXは上下の動きにチャンスあり!
●第16回 円高リスクを防ぐ。FXでヘッジしましょう!

円高リスクを防ぐ。FXでヘッジしましょう!【上村和弘のFX基本講座】

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外貨預金を持っていると、円安でホクホク、円高でドキドキ。為替相場が円高に進むと、保有している外貨が目減りしていきます。こんな時、何か対策はないのかと思いませんか?

ただただ我慢する…、いいえ、違います。そこで今回ご紹介するのがリスクヘッジ(損失回避、以降、ヘッジ)の手法です。「外貨預金の円高対策」それがFXによる外貨預金ヘッジ。前回の第15回ご紹介しました円高で売り(ショート)を活用すれば、円高で大事なお金が減っていくのを、ただ見ているだけという事を防ぐことが出来ます。

■外貨預金をFXでヘッジする方法

外貨預金は、米ドルやユーロ・豪ドルを保有するため、外貨高・円安で利益が出る一方、外貨安・円高で損失が出る金融商品。日本より金利の高い外貨を保有して、金利収益と外貨高による為替差益を狙うのが基本です。ただ、外貨預金の問題は2つ。

1.取引時の手数料が高い為、少しの変動で売買するとコスト負けしてしまうこと!
2.円高時に差損が生じても対応しにくいこと!

円高が止まらなければ外貨を売り、日本円に戻すことが検討されます。しかし、一時的な円高トレンドの判断の中で処分するのはもったいないという事で、ただ放置する投資家の方も多くなります(=「塩漬け」と言います)。余裕資金の有る方では、長期投資を基本戦略に我慢していく方法も一つですが、何かしらの対応を考える(考えたい)方も多いですね。このような他力に任せる考え方の半面で、自力でアクションを起こしていくのが、FXを活用した外貨預金の目減りカバー「ヘッジ手法」です。

やり方はカンタン、円高での損失を防ぐ為に、その通貨をFXで売るだけ。すると、外貨預金とFXで損益を相殺することができます。例えば、銀行で米ドルの外貨預金を1万ドル(約110万円)持っていて満期は1年後としましょう。為替相場は円高トレンドなので、損失を防ぐために一時的にヘッジをしたい。この場合、外貨預金の保有額にあわせて、FX会社でFXの売りポジションを持つと良いのです。

1万米ドル保有している場合は、米ドル/円の売りポジションを1万ドル分持ちます。すると、保有している外貨預金は、円高により損失が出ますが、FXの売りポジションは利益が出ますので、差し引き合計するとゼロとなります。イメージ図は以下の通り。

為替相場の円高状況の画像

予想に反して、円安に進んだとしても元の外貨預金がプラスですので、為替相場の変動による損益自体が無くなります。
為替相場の円安状況の画像

このように積極的に攻め続ける局面から、状況に応じて守りの局面へと修正を行う事がFXでは可能となります。しかも、投資金となる取引証拠金は4~5万円で行えるため、リスク回避行動として生かせる施策だと言えます。

■スワップポイント分はマイナス!

ヘッジを行うに際しての注意点はスワップポイントが発生するという事。外貨預金で得られる金利よりも、FXの売りポジションで差し引かれるスワップポイントの方が概ね高い為、ヘッジを続けているとスワップポイントから受け取れる金利を差し引いた分だけマイナスになります。これは外貨預金をFXでヘッジするときのコストと考えると良いでしょう。そのため、一時的な円高に対するリスクヘッジが終われば、FXの売りポジションを決済してヘッジを外して行かなければなりません。為替相場がせっかく円安に動いても利益を得られずではもったないですから。以上、今回はヘッジに付いて触れてみました。

次回は話題のレバレッジ規制について書きたいと思います。次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

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