398円の利息で満足?FPがすすめる「今こそ始めたい投資法」とは

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日本経済団体連合会が6月7日に発表した『2016年夏季賞与・一時金』によると、今年の夏のボーナスは大手企業の平均で、昨年比3.74%増の92.7万円。ボーナスの使い道としては、貯蓄にまわす方がきっと多いことでしょう。

しかし、貯蓄の具体的な方法で多くの方が選ぶのが預貯金です。果たしてそのままで良いのでしょうか?

■日本人には「お金を増やす」思考がない⁉︎

預貯金に預ける人があまりにも多いのは「さすが日本、やはり日本」という気持ちになります。このマイナス金利時代においても“減ることのない預貯金信仰”、といったところでしょうか。

現在の大手都市銀行の普通預金口座の金利は0.001%。さらに20.315%の税金を考慮すると、100万円の預入れで1年間でつく利息は、約8円。雀の涙とも言える利息なのに、そこにさらに税金がかかると考えると悲しくなる計算です。仮に100万円を大手銀行の定期預金5年物0.01%に預け入れるとしても、5年間で受け取れる利息は398円です。

が、それでも預貯金を利用するというのは、タンス預金と同じようなもので「お金を増やす」という思考が、そこにはないからではないでしょうか。

■おすすめはETF(上場投資信託)

そこでファイナンシャルプランナーである筆者がオススメしたいのは、やはり投資という選択肢。理由は明快で、簡単だから。というと、誤解を招くかもしれませんが、100万円ほどの資金でも預貯金で眠らせて置くよりは、よっぽど良い運用益を期待できます。

では具体的な投資の方法についてですが、まず株について考えてみましょう。株というと、個別銘柄を選んで日々株価の変動に気を揉む…ということを想像して敬遠される方も多いでしょう。デイトレーダーではない普通のサラリーマンやOLは、そのような事は長続きしません。また本業である仕事や主婦業に支障をきたす恐れもありますので、オススメはしません。

筆者がここで取り上げたいのは、「ETF(上場投資信託)」です。ETFとは、Exchange Traded Fundの略で、証券取引所に上場している投資信託の事。一般の株式と同じように、売り買いをすることができます。つまり、ETFは「○○円で買う、○○円で売る」といった注文ができ、株式に近い感覚で運用ができる投資信託なのです。

■保有割合・投資法は?

おススメの保有割合は、インデックス系(日経平均やTOPIXなどの指数に連動するもの)と、コモディティ系(金やプラチナなどの商品)を50%ずつ持つ方法です。

インデックス系は、市場全体に分散投資できるというメリットがあります。銘柄選択も機械的であり、ファンドマネージャーの腕は気にする必要はありません。分散投資は、リスクを抑えつつリターンを狙う投資方法です。

コモディティ系は、株価とは異なる動きをしますので、こちらと組み合わせると、全体ではプラスのリターンとなる可能性が高まります。

またETFは一気に購入するのではなく、平均取得単価を下げる効果がある積み立て投資をオススメします。毎月コツコツと無理のない範囲で積み立てていくのが良いでしょう。

たとえば5年間という期間を設けた場合、日々一喜一憂することなく、腰をすえて傍観するぐらいの気持ちで、5年後の結果を楽しみに待ちましょう。

直近の運用成果でいえば、某インデックス系の収益は、過去1年間で-17%、3年間で+20%、5年間で+67%となっています。また、某金のETFでは、過去1年で-8%、3年で-6%、5年で+5%となっています。仮に組み合わせて半分ずつ保有すると、過去1年で-12.5%、3年で+7%、5年で+36%です。収益のブレ幅が狭くなり、安定した運用を行えます。

未来の運用成果をここで予言することはできませんが、少なくとも、0.01%という低金利の定期預金で眠らせておくよりは、はるかに大きなリターンが期待できるのではないでしょうか。

株やETFなどの投資信託への投資は、元本が保証されるわけではないので、投資の目を養いながら、取り組むことが何より大切です。ボーナス支給シーズンの今こそ、ぜひ行動を起こしてみませんか。

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執筆者

佐々木 愛子 (ささきあいこ) ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー(AFP)、証券外務員Ⅱ種、相続診断士  国内外の保険会社で8年以上営業を経験。リーマンショック後の超低金利時代、リテール営業を中心に500世帯以上と契約を結ぶ。FPとして独立し、販売から相談業務へ移行。10代のうちから金融、経済について学ぶ大切さを訴え活動中。FP Cafe登録FP 

佐々木 愛子

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ボーナスで始める!FPおすすめ「外貨預金」金利ランキング

筆者のまわりを見渡してみると、働き方が多様になり、ボーナスを受け取る人は以前より少なくなったという印象を受けます。だからこそボーナスがある人は、ぜひその使い道をしっかり検討してくださいね。

今回は、円預金の金利がさらに低下したことで預け先に悩んでいる人のために、外貨預金のランキングをご紹介します。

■外貨普通預金 金利ランキング

金融機関はこの時期にボーナス獲得のためのキャンペーンを行うことも多いので、期間限定の金利上乗せや為替手数料の割引などが受けられる可能性があります。

■米ドル

夏のボーナスの預け先におすすめ、外貨普通預金の金利ランキング、米ドル

■ユーロ

夏のボーナスの預け先におすすめ、外貨普通預金の金利ランキング、ユーロ

■豪ドル

夏のボーナスの預け先におすすめ、外貨普通預金の金利ランキング、豪ドル

外貨預金には高金利というイメージがありますが、米ドル、ユーロ、豪ドル(オーストラリアドル)いずれも以前ほどの金利は期待できなくなっています。とは言え、円預金と比べると魅力がありますし、じぶんのお金の一部を外貨で持つのは有意義なことでもあります。

たとえば外貨預金を通じて、各国の状況にすこし詳しくなれるのもメリットの1つ。アメリカでは、今後金利が上がっていく可能性があるのでいずれ米ドル預金の金利も上がるのではないか、ヨーロッパでは、イギリスがEUから離脱するしないでもめているからその結果によってユーロの為替相場が動くかもしれない…といった情報が自然と耳に入るようになります。

外貨預金の注意点としては、円と外貨を交換するための「為替手数料」が発生するため、出し入れ自由な普通預金であってもすぐに円に戻そうとすると元本割れの可能性があること。

為替手数料(片道)は、東京スター銀行では米ドル・ユーロ・豪ドルともに5銭(2016年7月末まで)。みずほ銀行は、米ドル40銭、ユーロ60銭、豪ドル1円(外貨預金為替手数料割引プラン)三井住友銀行は、米ドル1円、ユーロ1円40銭、豪ドル2円50銭、東京三菱UFJ銀行は、米ドル0円(2016年9月末まで)ユーロ25銭、豪ドル50銭(インターネットバンキング利用時)。ソニー銀行は、米ドル・ユーロ15銭、豪ドル45銭。ジャパンネット銀行は、米ドル5銭、ユーロ14銭、豪ドル30銭。

シンプルに金利と為替手数料に注目すると、銀行間の金利差があまりない場合は、ソニー銀行やジャパンネット銀行などのような為替手数料の低い銀行が選択肢になりそうです。

■外貨定期預金(1年) 金利ランキング

外貨定期預金は、2週間程度からさまざまな期間のものがありますが、ここでは1年定期を取り上げました。この時期、キャンペーンを含めて米ドルの1年定期預金の金利を高めに設定している銀行が目立ちます。

今後アメリカの金利が上がれば、それに応じて米ドル預金の金利も上がる可能性があるため、あまり長期間の定期預金は避けて、1年以内を目安に検討するのが得策でしょう。逆にオーストラリアは金利が下がる可能性があるので長めの定期預金がよいかもしれません。

■米ドル

夏のボーナスの預け先におすすめ、外貨定期預金の金利ランキング、米ドル

■ユーロ

夏のボーナスの預け先におすすめ、外貨定期預金の金利ランキング、ユーロ

■豪ドル

夏のボーナスの預け先におすすめ、外貨定期預金の金利ランキング、豪ドル

※ランキングについて
2016年6月7日時点。普通預金及び定期預金の適用金利に最低預入金額等条件が設けられている場合は、預けやすさの観点で条件の緩やかなものを対象としています。作成時に対象となるキャンペーン金利を含みます。

調査対象銀行は、じぶん銀行、ジャパンネット銀行、新生銀行、ソニー銀行、東京スター銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行。詳細は各金融機関にお尋ね下さい。

金利orおまけで見極める!FPおすすめ「ボーナス預け先ランキング」

夏のボーナスシーズンがいよいよ到来! ボーナスを見込める人は、使い道をあれこれ考える楽しみな時期ですね。しかし「将来のためにしっかり貯蓄!」と思っている人にとっては、今は“マイナス金利”の影響で残念なタイミング。

■低金利時代でも狙い目を探そう!

定期預金金利は史上最低と呼べるくらいに低く、メガバンクの1年もの定期預金は0.01%。100万円を1年預けても利息は100円。ここから税金が引かれて手取りは80円にも満たないのが現状です。

それでも、中にはネット銀行やネット支店など、インターネットで取り引きする銀行口座なら、メガバンクの10~20倍の金利が付く金融機関もあります。全国どこからでも利用できるため、エリアを気にする必要はありません。筆者が調べた、定期預金の金利ランキングをご紹介します。

■定期預金の金利ランキング


※ランキングは2016/6/1時点。預入金額がもっと多い場合や、他の金融商品をセットで購入するなど条件付なら、上記よりも金利が高い場合があります。

■金利以外の”お楽しみ”がある定期預金の例

金利以外の魅力で預け先を選ぶ方法もあります。特産物が送られてきたり、預け入れ金額に応じて抽選権がもらえ、当選すると賞金や賞品がもらえる定期預金もあります。

地銀や信用金庫などで取扱うケースが多く、地元の企業や産業を応援する“お楽しみ”もあります。中には口座開設に店舗まで出向く必要がある金融機関もありますので、事前に確認を。下記に一例をご紹介します。

・城南信用金庫(東京・神奈川)
『夢付き定期積金』(インターネットバンキング用)
100万円を目標に期間1,2,3,4,5年のいずれかで毎月積立を行うと、積立期間中、毎年5月に全国の特産物がもらえる。中途解約も可能。

・芝信用金庫(東京・神奈川)
懸賞金付き定期預金『ふくふく』
「スーパー定期1年」を10万円以上(1,000万円まで)預けると、満期時に10万円あたり1本の抽選番号がもらえる。商品は1等現金10万円、その他ホテルでのランチペアチケットやカタログギフト、お菓子、お米などがもらえる。満期日前の解約は抽選権がなくなる。

・さわやか信用金庫(東京・神奈川)
自動継続式懸賞付 お楽しみ定期預金『ラッキーチャンス』
「スーパー定期1年」を10万円以上(1,000万円まで)預けると、満期時に10万円あたり1本の抽選番号がもらえる。商品は1等現金10万円(税込)、2等1万円(税込)、その他カタログギフトなど。原則1年間は解約不可。

・池田泉州銀行(大阪・兵庫・京都・和歌山・東京)
『サマー・チャンスキャンペーン』
「スーパー定期」などの1年ものの定期預金30万円ごとに抽選権を1口もらえる。抽選でホテルの利用券1万円分、または旅行券3万円分がもらえる。満期日前の解約は抽選権がなくなる。
(キャンペーン期間:2016/6/1~2016/7/29)

※2016/6/1調査、( )内は店舗がある都道府県を表示しています。

「面倒だし、それほど増えないなら、普通預金のままでいいや!」と思う人も少なくないでしょう。しかし、日常的に出し入れする普通預金のままでは、「ついつい引き出して、いつの間にか使ってしまった!」ということになりがちです。

貯めるお金はたとえ金利が低くても、定期預金にするなど普通預金の口座から取り分けておきましょう。それが、貯蓄の第一歩です。

ボーナス支給無しは62%!給料事情を発表【マネーゴーランド意識調査】

お金に関する、6月の大きな話題といえばボーナス。自分は一体いくらもらえるのかソワソワするものですが、それ以上に気になるのが、周囲の人のお財布事情ではないでしょうか。

面と向かっては聞きづらい、そんな周囲の給料やボーナスの実態について、マネーゴーランド編集部が意識調査を独自に実施。ここでその結果をご紹介します。

■「給料日は25日」が27%

まず給料日が毎月いつなのか聞いたところ、最も多かったのが「毎月25日」で27%、次いで「毎月15日」が12%、「毎月月末」が11%となり、「毎月10日」は9%、「毎月20日」が8%となりました。

Q1:あなたの給料日はいつですか?

■ボーナスの支給がない人は6割越え

ではボーナスについて見てみましょう。ボーナスの支給がある人は38%で、支給がない人は62%となり、ボーナスをもらっている人は、およそ3人に1人という計算になります。

さらにボーナスの年間支給回数を聞いたところ、78%が「年2回(春夏)」と回答。「1回(5%)」「3回(5%)」「4回(2%)」を大きく引き離しました。ボーナス支給月については「12月(528人)」が圧倒的に多く、「6月(289人)」「7月(219人)」がその後に次いでいます。

Q2:あなたはボーナスを支給されていますか?

Q3:ボーナスの支給は1年に何回ありますか?

Q4:ボーナスが支給されるのは何月ですか?

■自由に使える金額はいくらある?

最後の質問は、給料のうちどのくらいのお金が、自分で自由に使えるのかということ。それに対して、「1割(19%)」「2割(10%)」「3割(8.6%)」という結果になりました。しかし最も多かったのは、20.9%が選んだ「自由なお金はない」でした。

「すべてが自由なお金」と回答する人が13%もいる一方、自由に使えるお金がまったくない方や限られている方も多く、人によって大きく異なることが明らかとなりました。

Q5:あなたが自由に使えるお金は、給料のおよそ何割ですか?

いかがでしたか? 今まで知らなかった、まわりの人のお給料事情がわかると、「いつもお金がないと不満を感じていたけれど、そうでもないのかも…」と思ったり、その逆の発見もあるかもしれませんね。

※上記集計は2016年5月にマネーゴーランド編集部が行なったインターネットによるアンケート『給料・ボーナスに関する意識調査』の集計結果です。(対象:全国の20代~50代の男女、回答数1,689名)

株式投資の中でも最もリスクヘッジができる投資スタイルとは

投資をする上でリスクヘッジという言葉をよく聞きます。

投資は利益を大きく上げる可能性がある一方で、大きく損を出す可能性があることもまた事実です。ですから、投資の基本スタンスとして利益を確保して損を小さくすることが必要不可欠と言うこともできるでしょう。

しかし、株式投資のリスクヘッジの方法として、分散投資だとか損切りという言葉を聞いてなんだかややこしいと感じる人もいます。頭ではわかっていてもいざ実際に投資を始めてみると思うように上手く進められないという人も多いでしょう。

今回はそのようなあなたのために株式投資における最大のリスクヘッジの方法についてお話します。この投資方法は誰もが強制的にリスクヘッジをせざるを得ないという方法です。株式投資の中でも最高クラスにリスクを抑えているといっても過言ではないでしょう。それほどまでに人気であり、初心者でも簡単に実践することができる投資法なのです。

いつも時間がないと感じている中でも、株式投資に必要な情報をかき集めて投資をするも翌日に見れば株価が下がってしまっている。毎日ハラハラしながら会社に出かけて退勤すればすぐに株価をチェックする。毎日株のことで頭がいっぱいで常に投資のリスクを抱えている。

これらの生活に一つでも当てはまり、もう投資することに疲れたという人はすぐにこの方法をチェックして下さい。

その方法とはインデックス投資という方法です。

インデックス投資ってなんだ?と思われる人もいるかもしれません。インデックス投資とは簡単に言うと、日本の株式市場やアメリカ市場の平均値を目指す投資手法です。要するに市場の株全部に対して分散投資をしましょうという投資方法なのです。

市場全ての株に投資をするとすごくお金がかかるのではないか?と思われるかもしれません。しかし、インデックス投資とは少額でも行うことができますし、毎月お金を積み立てるのが基本的な投資スタイルなので、最初の元手はそれほど大きい必要はありません。

少額で低リスクなインデックス投資をあなたも始めてみてはいかがでしょうか。

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