キャッシングに走る前にお金を用意できる「定期預金担保貸付」

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DREAM円貯まる!
<材料>

・銀行の総合口座、生命保険

<Point>

1「定期預金担保貸付」は定期預金を担保に比較的低い金利でお金をかりることができる

2銀行の総合口座に付いている「貸越」の機能では、定期預金を担保に一定の範囲内で自動的にお金を貸し付けてくれる

3生命保険にも「契約者貸付制度」があり、解約返戻金額の一定範囲内でお金が借りられる

4手軽にお金を借りられるとはいえ、あくまで必要な時に短期間利用するなどの心がけが必要

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ゴールデンウイークも終わり、もう少しすると夏休み。そろそろ旅行やコンサートやイベント参加の計画を立てる頃でしょうか?振り返ってみても一度は、遊びすぎて金欠なんて経験をした人も多いのではないでしょうか?

生活費が足りなくなって、定期預金を解約したりキャッシングやカードローンでお金を借りたりする前に・・・銀行の総合口座を持っている人なら利用できる定期預金担保貸付についてご紹介しましょう。

定期預金担保貸付って何?

定期預金担保貸付とは、その名の通り、定期預金を担保にして銀行からお金を借りること。銀行の総合口座には「貸越」という機能が付いていて、普通預金の残高を超えて引き出しや引き落としがあった場合、定期預金を担保に一定の範囲内で自動借り入れができます。

自動借り入れの限度額は、メガバンクの場合は定期預金の90%、最高200万円、ゆうちょ銀行は定期預金の90%、最高300万円となっています。借りる場合は、担保となる定期預金の約定金利に0.5%の金利が上乗せされますが、メガバンクのカードローンを利用した場合の金利3.5%〜14.5%と比べればかなり有利といえるでしょう。返済は、普通預金に入金することで自動的に行われます。

もう少し具体的に見てみましょう。たとえば総合口座の普通預金に2万円、定期預金に10万円の残高がある場合、本来引き出せるのは2万円ですね。普通預金から5万円引き出そうとすると、不足分の3万円(5万円-2万円)を自動で貸し付けてもらえるものです。通帳の普通預金残高には「-30000」などのマイナスを付けた数字が記帳されます。

本来、定期預金を担保にお金を借りる場合は、銀行に出向いて手続きを取る必要があるため、総合口座での「貸越=自動貸し付け」はとても気軽にできるので、いざというときにはかなり心強い味方ですね。

生命保険でも利用できる!

総合口座を持っていない人でも、生命保険に加入していれば、契約者貸付制度が利用できます。借りられる金額は、契約している生命保険の解約返戻金額の一定の範囲内(通常70%〜90%)となっていて、会社所定の金利がかかります。

定期預金担保貸付も、生命保険の契約者貸付も通常のローンと比べれば金利は低い上、審査などもないため、つい手軽に借りてしまいがちですが、借りすぎてしまって最後に解約しなくてはならなくなってしまっては元も子もありません。いざというときには心強いですが、あくまで本当に必要な時に短期間利用するなどの心がけが必要でしょう。

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  • キャッシングに走る前にお金を用意できる「定期預金担保貸付」

執筆者

白子里美 ファイナンシャル・プランナー

大学卒業後、大手総合商社に勤務。退職後、二人の子どもを育てながら、ファイナンシャル・プランナー資格を取得。 現在は自身の経験をもとに、個人相談のほか、生命保険や子どもの教育費、住宅ローン、老後資金などに関するコラム執筆やセミナーの講師活動などを行っている。

白子里美

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急な出費に対応するためのお金の調達方法といえば、キャッシング、カードローン、そして親族に借りるといった方法が考えられます。では、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

■キャッシング・カードローン:手軽だが利息に注意
キャッシングとカードローンは、利用の仕方はほぼ同じです。契約前の審査を経て、消費者金融の窓口やATM等で、即日お金を借りることができます。少額の借入の場合、収入証明書を提出する必要がない会社が多く、運転免許証などの身分証明書のみで、手軽にお金を借りられるのがメリットといえます。

ただ、忘れてはならないのは、あくまで借金ですので、相当の利息を付けて期限内に返済する必要があるということです。そして、キャッシングとカードローンの大きな違いは、この返済方法にあります。

◇キャッシング・・・一括払い、リボ払い
◇カードローン・・・分割払い

カードローンの場合、借入金額を分割して返済するので、その都度利息が加算され、返済完了時にはキャッシングの一括払いと比較すると利息の金額が高くなるので注意が必要です。

『中央アセットマネジメントプランニング』が発表している2016年5月の定期預金金利ランキングによると、人気のオリックス銀行「1年定期預金」の金利は0.2%です。対するキャッシング・カードローンの実質年率は、4.5%~18%です。手軽に借りられる分、金利が高いのがデメリットと言えるでしょう。

■親族に借りる:縁が切れる可能性も…
次に、親族にお金を借りる場合ですが、よく知った仲ということもあり、お願いしやすいというのがメリットです。

しかし、信用と情によってお金を借りたのに、いつまで経っても返済しなければ、相手は信用を裏切られたということになり、絶縁なんて結果にもなりかねません。まさに、「金の切れ目が縁の切れ目」になる可能性があるのがデメリットです。

そんな不幸な結果を防ぐには、親族間においても、予め借用書や金銭消費貸借契約書を作成しておくことが大切です。

状況に合わせた賢い選択方法が必要です。急な出費にも家計で対応できるのがベストですが、どうしても無理な時には、すぐにまとめて返済できるのか、少額ずつしか返済できないのか等、状況にあわせた調達方法を知っておくと安心です。

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また、”リボ払い”は普通の支払い方法よりポイントが沢山貯まるし、毎月定額払いで支払いが楽々!と思って利用していませんか?「リボ払いは損って言うけど、どれだけ損をするの?」という疑問をもちながら利用している人が多いようです。

便利なクレジットカードの仕組みやリボ払いの手数料について簡単に紹介の上、賢い返済の仕方を解説します。

■クレジットカードの仕組み

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■各支払い方法のメリット、デメリット

支払い方法には、一括払い、分割払い、リボ払いがあります。一般的に、「翌月一括払い」や「ボーナス一括払い」には支払い手数料が一切かかりません。

一方「リボ払い」は、JCBカードの場合、実質年率15.0%の手数料がかかります。現在の普通預金金利が0.001%、住宅ローン35年固定で0.78%(住信SBIネット銀行「フラット35S(金利Aプラン)【2016年4月現在】」)ですから、いかに手数料か高いかおわかりでしょう。

「率」だとわかりづらいという方のために、金額で説明しましょう。例えば、20万円のバッグを月2万円のリボ払いで購入した場合、支払い元金は月2万円で翌月プラスされる手数料は2,054円です。全額支払うまでに10ヶ月かかり、支払う手数料の合計は13,368円となるのです。

カード作成時に「ポイントが2倍貯まる!」などのうたい文句に誘われてリボ払いを選択すると、月々の支払いは楽になるような気がしますが、実質的な支払額は多くなり負担は増してしまうのです。実質年率15.0%がいかに高いかを認識する必要があります。

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2.ポイント○○倍キャンペーンや○○円オフなどの割引キャンペーンを見逃すな!
カードでポイントを賢く貯めたいと思うなら、ポイント○○倍のキャンペーン期間にお買い物をすることで、いつものお支払いよりもより多くのポイントを貯めることができます。また、カードで支払うと○○円OFFといったキャンペーンも行っているところもあります。その期間までお買い物を我慢して、ポイントUPや割引価格でお買い物をすればオトクにお買い物ができるので、キャンペーンは見逃せません!

3.まとめ
いつもお買い物をするお店が決まっているという人であれば、そのお店で一番還元率が高いカードを選ぶことが大事です。しかし、実際は提携しているお店、つまり、そのお店以外でも色んなお店でお支払いできるところがあったりするものです。カード会社を選ぶ場合、よく使うお店での還元率が高いところで選ぶのはとっても大切。社会人生活が進むと、それまで使っていたお店から新しいお店に行くようになるものですから、その際には次のオトクなカードを調べて、ポイントをさらに有効に貯めて賢く節約することも重要です。とはいえ、まずはあなたにとって最初のクレジットカード。今のあなたにとって、1番のカードを選んでくださいね。

和泉昭子の「お金持ちになるための教科書s」 第4回中野晴啓著「預金バカ 賢い人は銀行預金をやめている」

4月。街にあふれるフレッシュマンの初々しいスーツ姿に春の訪れを感じます。

和泉昭子の「お金持ちになるための教科書s」シリーズ。4回目は中野晴啓氏による「預金バカ 賢い人は銀行預金をやめている」です。前々回に低所得でも貯蓄ができる!貯金術を学んだばかりなので、そのタイトルに衝撃を受けます。たしかに、マイナス金利で物価上昇、インフレ傾向の現在では、銀行に預金しているだけでは、実質目減りしていくのが火を見るより明らかです。いったいどうすればよいのでしょうか?銀行預金だけに頼らない資産形成づくりとは何か?この本を通して学んでいきましょう。

■著者のコメント
預金バカ ― 刺激的で思い切ったタイトルですが、とよく言われます。そのわりに内容は真っ当で難しい言い回しはほとんどなくすんなり読みすすむことができると思います。預金でお金は増やせず、ましてやインフレ時代には実質目減りしてしまうこと、銀行が本来の機能を果たしていないことや、一定期間は販売サイドも顧客に解約誘導をしない業界の暗黙ルールの後、その期間をすぎると一斉に乗り換えを促す回転売買で手数料稼ぎをする証券会社に対しては、ふだんセミナーでも言っていますが、憤りをそのまま書き記しています。また長期投資の必要性やお金を働かせることによって私たちが社会に果たす大きな役割などその理念についても触れましたが、マイナス金利の導入によって将来の資産設計はますます難しく、預金だけではやはりダメだということは本書を読めば納得していただけるはずです。
金融や投資の内容を期待して読み始めると一転、第2章「私はこうして投資信託ビジネスを起業した」では、大逆境の中で何度打たれてもめげずに会社を設立するまでの道のりを包み隠さず語っています。新入社員で店頭株にはまり大損したこと、長期投資へのめざめ、自分で投信会社を作ろうと何度も上司につぶされ左遷を繰り返し、日本の投信業界の「常識」に阻まれ、数々の困難に立ち向かいやっとの思いで会社を作り上げる、こうした告白を通じて自分自身の投資信託への「思い」を伝えており、実話なだけに面白い読み物になっていると思います。
投資初心者に投資について関心をもってもらうことにも適した一冊。投信ビジネス業界の裏側も知ることができます。

中野 晴啓(なかの はるひろ)
セゾン投信株式会社 代表取締役社長。1963年東京生まれ。1987年明治大学商学部卒。同年、現在の株式会社クレディセゾン入社。セゾングループの金融子会社にて債券ポートフォリオを中心に資金運用業務に従事した後、投資顧問事業を立ち上げ運用責任者としてグループ資金の運用のほか外国籍投資信託をはじめとした海外契約資産等の運用アドバイスを手がける。その後、株式会社クレディセゾン インベストメント事業部長を経て2006年セゾン投信株式会社を設立、2007年4月より現職。販売会社を介さずに直接販売する直販ファンド2本を設定、運用し、2本のうちの1本「セゾン資産形成の達人ファンド」はR&Iファンド大賞「最優秀ファンド賞」を2年連続受賞。現在、顧客数10万7千、運用資産総額は1,300億円を突破した。また全国各地で年120本以上の講演やセミナーを行い、社会を元気にする活動とともに積み立てによる資産形成を広く説き「積立王子」と呼ばれる。著書に『投資バカ』(朝日新聞出版)『投資信託はこうして買いなさい』(ダイヤモンド社)ほか多数。

●和泉昭子のココがオススメ!

金融業界で「プリンス」といえばこの人、セゾン投信株式会社社長の中野晴啓さん。
彼の講演には、若いファンの方たちが列をなすほどの人気者です。
その風貌や柔らかな語り口からは想像できない衝撃的なタイトル「預金バカ」という本が、2014年夏に発刊されたときの衝撃は今も忘れられません。
発売からやや時間が経っている本書をあえて今とりあげるのは、
ご存知「マイナス金利」の影響を受け、銀行の預金金利が1年物から10年物に至るまで、軒並み地を這う状態だから。もはや預金だけではお金を2倍にするのに7200年もかかり、人生を豊かにする手段としては間に合わないのです。
本書前半は、中野さんご自身が投信ビジネスを始めた経緯や長期投資に対する熱い思いがつづられています。
そして、第3章「国も会社もあなたを守ってくれない」、第4章「『勉強』しなくても投資はできる」まで読み進めれば「頭ではわかっていても、もうひとつ動く気になれない」「何から始めればいいのかわからない」といった投資予備軍の方たちも一歩を踏み出さざるを得ない気持ちになるでしょう。
また、続編的な「投資バカ」(朝日新書)では、投資を始める際に陥りがちな誤解についてより深く紹介されています。
できればセットで読み、王道な長期投資で明るい未来を切り拓きましょう。


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