直前、6月FOMC利上げの内容と対策!【上村和弘のFX基本講座】

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この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

■6月FOMC利上げの内容と対策!

6月度のFOMCが間近に迫って参りました。米国が金利を引き上げるか否か、注目のマーケットとなっています。今回は短期的な為替動向に影響を与える重要な時期という事で、この辺りに触れてみたいと思います。

6月3日の夜に発表された5月雇用統計前までは、米国の6月~7月の利上げ確率が高く、米ドル/円相場は円安傾向でした。

●米ドル/円の8時間足チャート:DMMFX
米ドル/円の8時間足チャートの画像
※引用:DMMFX

現在の0.5%の米国政策金利が、0.75%or1.00%に引き上げることが実施されると、米ドルの預金に預けた場合に貰える利息が増えます。外貨預金での金利上昇に加え、ドル高・円安の期待も高まります。FXのスワップポイントで貰える金額も同じように増えます。ということは、投資すればたくさんお金が貰える米ドルへの投資が増えて通貨高へと動く可能性が高まるのです。

ちなみに、利上げは、米国の中央銀行であるFRBが金融政策会議を開いて決めます。その会議の名前が連邦公開市場委員会、FOMC(日本の金融政策決定会合に該当)です。次回会合は6月14・15日、次々回が7月26・27日。直近までは6月または7月に利上げ実施との予想で、米ドル/円は円安に動き111.44円まで上昇していました(5月安値から5.9円上昇)。ところが、6月3日の米雇用統計の数字が悪かったために、為替相場は一気に106.49円まで下落、6月利上げ説が、かなり後退となっています。

■FRBの役割と利上げの効果

米FRBの役割は、経済成長&雇用確保とインフレ安定が目的。そのために、金利を上げ下げして経済をコントロールします。経済的な利上げ・利下げ効果は以下のイメージ。

●利上げ=景気加熱やインフレ・資産バブルを抑える。
●利下げ=景気を刺激し、企業の投資意欲を向上させる。

米国経済が好調なのは良いことですが、ブレーキをかけないと、インフレや株・不動産のバブルが起きてしまい経済成長が長続きしない懸念も生じ得ます。金利を上げるのは、経済に対するブレーキ、これによって安定した経済成長を目指します。金融政策の舵取り役ですね。

さて、利上げ自体、幾つかのシナリオが考えられますね。

1.雇用統計は悪いが早期利上げ、6月か7月に実行⇒円安に動きやすい!
2.他の経済指標を見ながら利上げを秋ごろまで延期(9月以降に延期)⇒一旦、円高に動きやすい!
3.米景気は悪化しており年内利上げ不可能=2017年以降に延期⇒円高に動きやすい!

どのシナリオを取るかで、中期的にも円高・円安の予想が変わってきますね。

いずれ利上げされると考えるならば、貰えるスワップポイントも増えますし、円高に動いたところで、米ドルを買うのは良いチャンスかも知れません。長期投資の鉄則、突っ込んだところは一つのポイントになりますね(第9回)。今年後半、少しずつ買って行く事も検討されるかも知れません。

もっとも、逆に利上げ不可能と予想した場合には、しばらく円高に動くと考えられますから、短期的にドル売り主体に為替差益を狙う方法を検討してみるのも一法です(第15回第16回)。柔軟なトレード対応が望まれる局面ですね。間近に迫ったFOMC、注目して見ると良いでしょう。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本
●第2回 FXって何?
●第3回 FX投資家の実状
●第4回 FX会社はどうやって儲けるのか?
●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい
●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●第10回 数十%の利回りも可能!外貨預金より有利なFXのスワップポイント!
●第11回 ボーナス時期目前!お得なFX新規口座開設キャンペーンをチェック!
●第12回 情報の氾濫・無料セミナーでFXを学ぶ!
●第13回 キャンペーン商品で生活?!
●第14回 米国の雇用統計はFXのフィーバーデー! 月に一度のビッグイベント!
●第15回 FXは上下の動きにチャンスあり!
●第16回 円高リスクを防ぐ。FXでヘッジしましょう!
●第17回 レバレッジの上限規制、利益率向上ならハイレバレッジ!
●第18回 米ドル/円相場の割安度は?これから円高・円安?

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執筆者

上村 和弘 (かみむらかずひろ)

アセットクラス&WEBコンサルティングLLC 代表CEO・ファウンダー 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP会員、1級FP技能士 1990年 現三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社を皮切りに、証券リテール業務や企画調査、ファンド事業等に従事。1999年より、FX事業の新規立ち上げ後、複数社での金融ネット事業の立ち上げ、事業再構築・運営等の統括マネージメントを経て2011年独立。現在、金融情報サービス事業をコアに、投資教育系、システムツールのサポート業務を行う他、シンクタンク系企業、金融システムベンダー等の顧問等を兼務する。1968年生、宮崎県出身。

上村 和弘

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米ドル/円相場の割安度は?これから円高・円安?【上村和弘のFX基本講座】

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米ドル/円相場の割安度は?これから円高・円安?

米国の利上げ時期が近付いている事もあり、今回は米ドル/円相場の大きな流れについて触れておきたいと思います。

現在の米ドル/円相場が割安なのか割高なのかを判断するには経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)を分析する事が必要ですが、分かり易い判断材料としては、長期間に掛かるチャートを見ると参考になります。

以下、2003年8月からの月足のチャート(平均足)を表示してあります。

2003年8月からの月足のチャートの画像
※引用:DMMFXの月足チャート

米ドル/円は、2011年の10月31日に75.57円の安値を付けた後に上昇を開始して、2015年6月5日に125円85銭まで円安が進みました。この間、約50円も円安に動きました。FX投資家が資産を大幅に増やした時期ですね。この頃はキャピタルゲインとインカムゲイン、ダブルで成果が出た時期です(第9回参照)。

現在、米ドル/円相場は大体111円前後。2011年末からはじまった自民党安倍政権のアベノミクスによる円安トレンドは一段落して、揺り返しの円高トレンドの様相です。そこから少し切り返しているのが現状、せめぎ合いのタイミングです。ここから切り返しが確認、平均足の反転などが見られると、大チャンス到来です。 逆に反転出来ないまま夏場に突入すると、円高のトレンドが長引く恐れがありますね。もっとも、月足の平均足では変化の兆候は出ていませんので、円高地合いが怖いところですが…。

■現在の米ドル/円相場を取り巻く情勢

為替相場の変動要因は金利・景気・株価など。その中でも、大切なポイントを簡単に押さえておきましょう。

<日米の金利差>
金利の高い通貨は利息をたくさん貰えるために高くなりやすく、日本の金利が低いままで、米国の金利が上がれば、基本米ドル高要因となります。米国の政策金利は0.5%と日本・欧州より高い。

●政策金利推移グラフ
政策金利推移グラフの画像
※引用:外為どっとコム

米国は日本より経済が好調。サブプライムローンやリーマンショックの原因を作りながら、日本や欧州よりも早く経済回復しています。そのため、先進国の中でいち早く、2015年12月に利上げを行いました。そして、今夏に2回目の利上げタイミングを計っています。

2016年6月~9月のどこかで利上げする可能性が高く、世界中の投資家が米国FRBの動向に注目しています。

■日銀の追加金融緩和

一方、日本は一向に景気が上向かないまま、いまだにデフレに苦しんでいます。期待を背負って登場した日銀黒田総裁もインフレ目標の2%をいまだに達成できません。ついにマイナス金利を実施しましたが効果は弱く、更なる追加緩和を求められています。

<世界的な経済混乱>
世界同時株安・原油価格下落・難民問題など世界は大きな問題を抱えており、経済的にも不安定さが露呈していますね。ブラジル・中国・インドなど新興国は先進国以上に株価下落や通貨安・資金流出に苦しんでいる状況。

<通貨安競争>
米国経済は好調、しかし、世界のほとんどの国は、不景気やデフレで苦しんでいますね。その不景気やデフレ解決策の一つが自国通貨を安くすること。日本のアベノミクスも金融政策で通貨安=円安を起こして経済を良くすることが一つの柱でした。しかし、全ての国を通貨安にすることは不可能!

なぜなら、通貨を安くするということは他国の通貨が高くなること。日本円が安くなるということは米ドルやユーロ・韓国ウォンなどが日本円に対して高くなるということですね。円安の場合、米ドル高に動いていることがほとんど。つまり円安にしたければ、米ドル高が必要となるので、日本だけの都合で為替相場は決められませんね。以上、簡単に記載しておきました。

相場見通しや変動要因の分析については専門家に委ねるとして、重要なタイミングに差し掛かっているだけに、夏場にかけてのドル円相場を少し見ていくと良いかと思います。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本
●第2回 FXって何?
●第3回 FX投資家の実状
●第4回 FX会社はどうやって儲けるのか?
●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい
●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●第10回 数十%の利回りも可能!外貨預金より有利なFXのスワップポイント!
●第11回 ボーナス時期目前!お得なFX新規口座開設キャンペーンをチェック!
●第12回 情報の氾濫・無料セミナーでFXを学ぶ!
●第13回 キャンペーン商品で生活?!
●第14回 米国の雇用統計はFXのフィーバーデー! 月に一度のビッグイベント!
●第15回 FXは上下の動きにチャンスあり!
●第16回 円高リスクを防ぐ。FXでヘッジしましょう!
●第17回 レバレッジの上限規制、利益率向上ならハイレバレッジ!

米国の雇用統計はFXのフィーバーデー! 月に一度のビッグイベント!【上村和弘のFX基本講座】

FXの経験の無い方も、FXビギナーの方もこの連載を読んでいけば、一定のFXトレーダーになれる、知っておくと便利な事、知識として大切な事、お得な事まで解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

FXで一番盛り上がるイベントは、毎月第一金曜日開催の米国雇用統計です。世界一の経済大国、米国の景気・雇用が良いか悪いかは、あらゆる国に影響を与えます。まさに米国がくしゃみをすると、他国が風邪を引くくらい。その米国経済の良し悪しを判断するための重要な経済指標が雇用統計です。間近に迫った雇用統計、今回取り上げて見たいと思います。

■米雇用統計発表日時:毎月第一金曜日の21:30

今回は、6月3日(金)の夜になります!まず、前回の雇用統計(5月6日)をチャートで振り返ってみましょう。

米ドル/円の4時間足チャート・平均足の動き
米ドル/円の4時間足チャート・平均足の動きの画像
※引用:DMMFX

赤枠で囲ったところが、前回の雇用統計。前回は、幾つかある雇用統計の数字の中で、非農業部門雇用者数が予想より悪かったために、米ドル/円は円高に動きました。発表前は、106.80円前後でしたが、直後に106円半ばまで下落。その後は、平均時給(前月比)が予想通り0.3%と強かったこともあり、円安トレンドに戻っています。雇用統計は変化点、発表後から相場動向に傾向が出ますので注目視されます。平均足の見方は第8回で述べていますが、セオリー通りの動きが観測されていますね。2円以上の利幅、大きく儲けられた状況です。

■米雇用統計を見るポイント

1.予想と結果の差を見る
雇用統計前には、市場予想が出てきます。この市場予想と実際に発表される数字の差が大事。予想より悪ければ円高に、良ければ円安に動きやすい傾向となります。
2.非農業部門雇用者数が影響大
雇用統計は幾つかの統計が発表されます。中でも大事なのが非農業部門雇用者数、
そして、失業率・平均時給・労働参加率なども注目されています。

■なぜ、雇用統計が重要なのか?

為替相場に大きな変動をもたらす雇用統計。その理由をカンタンに言うと、米国の中央銀行であるFRBが雇用統計の数字で、金融政策=金利の上げ・下げの判断材料にしているから。お金は金利が大好きで、金利の高くなる通貨の方に流れていきます。そして、金利を決める役割を担うのが中央銀行であり、米国だとFRBがその役目を負います。

米国経済の調子が良く好景気になれば、インフレやバブルになる恐れがあるため、金利を上げて景気を冷やします(金融引き締め)。逆に不景気だと、金利を下げて景気回復を狙います(金融緩和)。その景気判断の基準となるのが経済指標であり、注目度の高いのが雇用統計なのです。

景気が良いと企業は働く人を増やします=雇用増。不景気だと雇用を減らしますね。日本と違い米国は、景気によって雇用をすぐに調整しますから、より重要性が高いというわけです。6月の雇用統計は、数字が良ければ、6月や7月の利上げ可能性が強まるため、注目しましょう。今回の雇用統計についての勉強は、これくらいにしておきます。

この雇用統計日、FX各社がセミナーやイベントの形で解説などを行ってくれています。
以下に雇用統計特別企画をご紹介しますので、気になる方は視聴ください。

■岡三オンライン証券
開催予定:6月3日(金)21時~
岡三オンライン証券のセミナー画像
http://www.okasan-online.co.jp/seminar/usa/

■外為どっとコムの米雇用統計全員集合!
開催予定:6月3日(金)21時~
外為どっとコムのセミナー画像
http://www.gaitame.com/gaitame/tokuban/disclaimer.html

さあ、米国雇用統計イベント、いかがでしょうか。次回は、FXの様々な収益チャンスについて触れて行きます。宜しくお願い致します。次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本
●第2回 FXって何?
●第3回 FX投資家の実状
●第4回 FX会社はどうやって儲けるのか?
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●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●第10回 数十%の利回りも可能!外貨預金より有利なFXのスワップポイント!
●第11回 ボーナス時期目前!お得なFX新規口座開設キャンペーンをチェック!
●第12回 情報の氾濫・無料セミナーでFXを学ぶ!
●第13回 キャンペーン商品で生活?!

FXって何?【上村和弘のFX基本講座】

アセットクラス&WEBコンサルティングの上村です。

この連載では、FXに関わる知っておくと便利な事、知識として大切な事、お得な事まで解説していきます。FXの経験の無い方も、FXビギナーの方もこの連載を読んでいけば、一定のFXトレーダーになれる筈です。そしてFXのテクニックやFXツールの生かし方等にも触れていきますので、すでにFXをされている方にとっても役に立つはずです。では、今回の「FX基本を学ぶ」をはじめます。

●FXって何?
FXは、米ドルやユーロなどの外貨を売買する取引、いわゆる外国為替取引の一つ。他に、私達にとって身近な外国為替取引は、海外旅行時に行う外貨の両替・外貨預金などがありますね。外国為替取引の中でもFXは、売買差益を狙う目的や米ドル・ユーロ・豪ドルなど外貨で資産を保有したい方などが利用できる金融商品。個人向けの外国為替取引の中で、FXは利便性の高さが魅力です。

●ここが魅力!FX5つの特徴
■レバレッジ効果:少額の資金で大きな取引
少ない資金で大きな取引をすることを【レバレッジ】と呼びます。預けた証拠金を担保に、FXは最大25倍までのレバレッジを効かせることができ、ビギナー・若くて投資資金が少ない方も投資の醍醐味を味わえます。
※少額の資金で大きなリターンを狙える反面、大きな損失となる可能性があります。

■リアルタイム:24時間取引できる
外国為替相場は、土日を除き、24時間動いているためリアルタイム感を味わえます。普通の会社員や自営業の方ですと、株式市場が開いている時間帯は、仕事中で参加できない方がほとんどでしょう。その点、FXは朝・昼・夜と自分の都合の良い時間に参加出来る他、値動きと損益が変化していく感覚を存分に体験できます。

■金利差を貰える:スワップポイント
通貨間の金利差を貰えるスワップポイントは、ポジション(持っている状況)を保有していれば毎日差し引きされます。外貨預金の金利に相当し、貰える金額は外貨預金よりFXのスワップポイントの方が上。例えば、豪ドル/円の買いポジションを持つと、豪ドルの金利から日本円の金利を差し引いた金額を受け取れます。

■円高・円安どちらでも利益を狙える:外貨売り(ショート)からの取引
外貨預金は、米ドルやユーロなど外貨を買うことしかできません。円安局面だと外貨預金でもいいのですが、何年も円高トレンド(流れ)が続くと外貨預金は損失が出るばかり。FXは、米ドルやユーロを売る(ショート)からの取引もできるため、円安だけでなく円高の場面でも利益を狙うことができる他、保険つなぎ的にも活用できます。

■低い取引コスト:外貨預金の数十分の一から数百分の一
FXの取引コストは、往復で1銭程度(米ドル/円)。つまり、為替相場が1銭以上動けば、利益が生じるっていうことです。大手銀行の外貨預金だと往復2円(200銭)コストが発生する為、最低でも2円は動かないと利益が出ません。1対200も取引コストに差があれば、外貨預金からFXへとコスト意識に敏感な投資家達が流れるのも当たり前ですね。。。
※銀行・FX会社により取引コストは異なります。

次回は、FX投資の実状について紹介していきます。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本

FXの基本【上村和弘のFX基本講座】

はじめまして、アセットクラス&WEBコンサルティングの上村です。

この連載では、FXに掛かる全体的な事柄について、FXとは何?から、これからFXを始める方、経験のある方まで含めて知っておくと大変便利な事、知識として大切な事、お得な事まで述べて行きます。FXのテクニックやFXツールの生かし方等にも触れて行きますので、楽しみに購読ください。宜しくお願い致します。

私は長くFX業務に携わっていたこともあり、一定の造詣を持ち合わせています。ユーザーからの視点と運営側から見た視点の両面から、FX業界の疑問や裏側を含めてレポートしていきたいと思います。FXの経験の無い方も、FXビギナーの方も本連載を読んでいけば、一定のFXトレーダー?になれる筈です。これからの「FX基本を学ぶ」にご期待ください。

FXは、1998年4月の外為法改正をきっかけにして始まった金融商品。改正前は、外国為替を扱えるのは一部の銀行に限られていました。そのため、普通の個人が外貨に投資する場合、外貨預金など限られた商品しか選べませんでした。

しかし、日本の金融市場を自由化し競争力を高めるための一つとして、改正された外為法が外貨投資の世界に【FX】という大きな革新を起こしました。いわゆる規制緩和=金融ビッグバンで登場した新しいビジネスです。私がFX事業を立ち上げた時は1999年、日本国内で4社目でした。

アベノミクスの三本の矢の一つ、成長戦略で規制緩和による経済成長があげられているのは、規制緩和で新たな産業が生まれる可能性があるから。FXのように成功するビジネスが生まれるかどうかにアベノミクスの将来はかかっていますね。

さて、FXの話に戻ると、1998年にスタートしたFXは、他の外貨投資に比べてメリットが大きく、投資家の支持を受けながら成長していきます。

●FXの口座数や預り証拠金は毎年のように増加
■2004年~2015年のFX口座数(データ:矢野経済研究所)
2004年~2015年のFX口座数のグラフ
FXの市場規模を調査している矢野経済研究所のデータによると、2015年3月末の口座数は約531万。預り証拠金額は1兆3,176億円。

■2004年~2015年のFX預り証拠金額(データ:矢野経済研究所)
2004年~2015年のFX預り証拠金額のグラフ
リーマンショックの影響を受けた2009年3月期のみ、預り証拠金は前年度から減少。それ以降は、毎年増加しています。

ちなみに、野村証券の調査によると、2015年3月末で個人が保有している外貨資産(外貨預金、外貨建債券・信託)の総合計は43.7兆円。外貨資産を個人金融資産全体から見ると2.6%とまだ少ない金額で、これからの成長も期待できます。

FXの預り資産は、外貨建て資産全体から見るとわずか3%。なのに、外貨預金をはるかに超えるスピードで口座数や預り証拠金が増えているのは、何といってもその優れた商品設計に秘密があります。

今まで、外貨預金や外貨MMFで、米ドルやユーロに投資していたユーザーが、FXを始めた場合、その便利さや取引手数料の安さにびっくり。時には、何かの間違いじゃないか?別に手数料を取られるのじゃないか?としばしば疑いの眼で質問されることもある位、その商品設計・サービスに目が引きます。次回以降で、商品設計・サービスをじっくりとご紹介していきます。

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