FXは上下の動きにチャンスあり!【上村和弘のFX基本講座】

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FXの経験が無い方もFXビギナーの方も、この連載を読んでいけば一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

円安になると予想すれば買い(=ロング)、円高は売り(=ショート)、FXトレードで利益を得る方法として、第9回第10回ではスワップポイントの事をお話ししました。インカムゲインとしての魅力についてご理解頂けましたか。

ところで、FXには利益獲得手段として、為替レートの変動で利益を得るキャピタルゲインがあります。スワップポイントとの両得を狙うこともできますので魅力ある金融商品だと言えますが、今回は為替相場の動きを予想して売買するキャピタルゲイン狙いでの内容について掘り下げて見たいと思います。世の中には、月間数百万以上を稼ぐセミプロトレーダーもいますからね。

■為替相場の変動で利益を得るには、「外貨の買い(ロング)」「売り(ショート)」を選択!

為替相場の変動で利益を得ることや損することを為替差損益といいます。また、FXで外貨を保有することをポジションを持つ」といいます。米ドル/円を買うと米ドル/円の買いポジションを持っていることになり、決済してポジションが無くなるまで、米ドル/円の変動により、利益や損失が生じます。そして、FXが外貨預金と違う点、それは円安だけではなく円高になっても利益を狙える方法があります。買い(ロング)と売り(ショート)という二つの手法です。

■買い=ロングポジション:ドル高・円安に動くと儲かる
■売り=ショートポジション:ドル安・円高に動くと儲かる

下記は、米ドル/円の日足チャートです。これから、米ドル/円がどちらに動くと思いますか?

米ドル/円の日足チャートの画像
※引用:GMOクリック証券

為替レートが円安に動くと予想すれば、買いポジションを持ってください。逆に円高に動くと予想すれば、売りポジションを持ちます。

為替レートの説明画像

下がっても上がっても利益を狙えるというのは心理的にも有利です。円安だけしか利益を狙えないと、円安に動いて欲しいという思いから、予想も外れやすくなります。外貨預金で損を抱えたまま長期間保有している方がいますが、FXであれば柔軟な対応やヘッジ(保険つなぎ)の意味で「売り」を行う事も出来ますね。この辺りは別の機会に触れて行きますが、FXには様々なチャンスがあり、機会損失を回避できます。

■FXの基本的な計算式 (売値-買値)×取引数量=損益

<FXの利益計算>
1ドル=100円の時に、円安になると予想して1万通貨の買いポジションを持った場合。
(1)予想通りに円安に動くと利益:100円から110円に上昇
(110円-100円)×1万通貨=10万円
(2)予想と逆に円高に動くと損失:100円から95円に下落
(95円-100円)×1万通貨=-5万円

為替相場を予想する前にこの利益計算式をしっかりと身に付けましょう。実際にポジションを持つとトレードシステムが自動的に計算してくれますが、ある程度自分で計算できた方が成績が上がるかと思います。利食いや損切りする時の判断スピードが速くなりますからね。自分の予想通りに動けば利益を得られ、逆に動けば損失となるのがFX。ポジションの損益を見ていると、リアルタイムに金額が変わっていくので、スリリングで面白い筈です。

為替変動による利益追求、基本的な考え方は株式でも同じですので覚えておかれると良いでしょう。次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本
●第2回 FXって何?
●第3回 FX投資家の実状
●第4回 FX会社はどうやって儲けるのか?
●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい
●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●第10回 数十%の利回りも可能!外貨預金より有利なFXのスワップポイント!
●第11回 ボーナス時期目前!お得なFX新規口座開設キャンペーンをチェック!
●第12回 情報の氾濫・無料セミナーでFXを学ぶ!
●第13回 キャンペーン商品で生活?!
●第14回 米国の雇用統計はFXのフィーバーデー! 月に一度のビッグイベント!

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執筆者

上村 和弘 (かみむらかずひろ)

アセットクラス&WEBコンサルティングLLC 代表CEO・ファウンダー 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP会員、1級FP技能士 1990年 現三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社を皮切りに、証券リテール業務や企画調査、ファンド事業等に従事。1999年より、FX事業の新規立ち上げ後、複数社での金融ネット事業の立ち上げ、事業再構築・運営等の統括マネージメントを経て2011年独立。現在、金融情報サービス事業をコアに、投資教育系、システムツールのサポート業務を行う他、シンクタンク系企業、金融システムベンダー等の顧問等を兼務する。1968年生、宮崎県出身。

上村 和弘

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FXの経験の無い方も、FXビギナーの方もこの連載を読んでいけば、一定のFXトレーダーになれる、知っておくと便利な事、知識として大切な事、お得な事まで解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

FXで一番盛り上がるイベントは、毎月第一金曜日開催の米国雇用統計です。世界一の経済大国、米国の景気・雇用が良いか悪いかは、あらゆる国に影響を与えます。まさに米国がくしゃみをすると、他国が風邪を引くくらい。その米国経済の良し悪しを判断するための重要な経済指標が雇用統計です。間近に迫った雇用統計、今回取り上げて見たいと思います。

■米雇用統計発表日時:毎月第一金曜日の21:30

今回は、6月3日(金)の夜になります!まず、前回の雇用統計(5月6日)をチャートで振り返ってみましょう。

米ドル/円の4時間足チャート・平均足の動き
米ドル/円の4時間足チャート・平均足の動きの画像
※引用:DMMFX

赤枠で囲ったところが、前回の雇用統計。前回は、幾つかある雇用統計の数字の中で、非農業部門雇用者数が予想より悪かったために、米ドル/円は円高に動きました。発表前は、106.80円前後でしたが、直後に106円半ばまで下落。その後は、平均時給(前月比)が予想通り0.3%と強かったこともあり、円安トレンドに戻っています。雇用統計は変化点、発表後から相場動向に傾向が出ますので注目視されます。平均足の見方は第8回で述べていますが、セオリー通りの動きが観測されていますね。2円以上の利幅、大きく儲けられた状況です。

■米雇用統計を見るポイント

1.予想と結果の差を見る
雇用統計前には、市場予想が出てきます。この市場予想と実際に発表される数字の差が大事。予想より悪ければ円高に、良ければ円安に動きやすい傾向となります。
2.非農業部門雇用者数が影響大
雇用統計は幾つかの統計が発表されます。中でも大事なのが非農業部門雇用者数、
そして、失業率・平均時給・労働参加率なども注目されています。

■なぜ、雇用統計が重要なのか?

為替相場に大きな変動をもたらす雇用統計。その理由をカンタンに言うと、米国の中央銀行であるFRBが雇用統計の数字で、金融政策=金利の上げ・下げの判断材料にしているから。お金は金利が大好きで、金利の高くなる通貨の方に流れていきます。そして、金利を決める役割を担うのが中央銀行であり、米国だとFRBがその役目を負います。

米国経済の調子が良く好景気になれば、インフレやバブルになる恐れがあるため、金利を上げて景気を冷やします(金融引き締め)。逆に不景気だと、金利を下げて景気回復を狙います(金融緩和)。その景気判断の基準となるのが経済指標であり、注目度の高いのが雇用統計なのです。

景気が良いと企業は働く人を増やします=雇用増。不景気だと雇用を減らしますね。日本と違い米国は、景気によって雇用をすぐに調整しますから、より重要性が高いというわけです。6月の雇用統計は、数字が良ければ、6月や7月の利上げ可能性が強まるため、注目しましょう。今回の雇用統計についての勉強は、これくらいにしておきます。

この雇用統計日、FX各社がセミナーやイベントの形で解説などを行ってくれています。
以下に雇用統計特別企画をご紹介しますので、気になる方は視聴ください。

■岡三オンライン証券
開催予定:6月3日(金)21時~
岡三オンライン証券のセミナー画像
http://www.okasan-online.co.jp/seminar/usa/

■外為どっとコムの米雇用統計全員集合!
開催予定:6月3日(金)21時~
外為どっとコムのセミナー画像
http://www.gaitame.com/gaitame/tokuban/disclaimer.html

さあ、米国雇用統計イベント、いかがでしょうか。次回は、FXの様々な収益チャンスについて触れて行きます。宜しくお願い致します。次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本
●第2回 FXって何?
●第3回 FX投資家の実状
●第4回 FX会社はどうやって儲けるのか?
●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい
●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●第10回 数十%の利回りも可能!外貨預金より有利なFXのスワップポイント!
●第11回 ボーナス時期目前!お得なFX新規口座開設キャンペーンをチェック!
●第12回 情報の氾濫・無料セミナーでFXを学ぶ!
●第13回 キャンペーン商品で生活?!

FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大!【上村和弘のFX基本講座】

アセットクラス&WEBコンサルティングの上村です。

この連載では、FXの経験の無い方も、FXビギナーの方もこの連載を読んでいけば、一定のFXトレーダーになれる、知っておくと便利な事、知識として大切な事、お得な事まで解説するシリーズ。

FXは、いわゆる短期投資家・トレーダーと呼ばれる一部の人だけの特別な金融商品ではありません。数か月や1年に一回しか売買せずに長期保有を目的とする人達も利用しています。外貨預金よりも、少しだけレバレッジを上げて運用するのです。この10年、長期投資の方法で資産を大幅に増やした方も多く見られています。

資産運用には、大きく分けて二つの利益を得る方法があります。キャピタルゲイン(=値上がりや値下がりなどの価格変動から利益を得る)と、インカムゲイン(=株の配当や預金の利息など配当・金利から利益を得る)です。

この二つを利用することが、お金に働いてもらうこと。キャピタルゲインとインカムゲインどちらか一方だけを狙うのではなく、両方を狙う事も一考です。

スワップポイントは、通貨の金利差を受け払いすることで発生しますが、通貨の金利差が大きい程、金額が多くなります。しかも、このスワップポイントは毎日付与されます。
レバレッジを掛けているだけに、少額の投資金ながら大きなスワップポイントが期待出来ますので魅力的です。
スワップポイント解説画像
各国通貨の政策金利一覧:2016年5月18日
・日本:0.10%
・米国:0.50%
・豪州(オーストラリア):1.75%
・NZ(ニュージーランド):2.25%

通貨の金利差が大きい国を例に金利差を見てみましょう。
★通貨間の金利差=NZ(2.25%)-日本(0.10%)=2.15%

※厳密には通貨間の金利差=スワップポイントではありません。スワップポイントは、ポジションを持ち越す際に通貨間の金利差分を調整しているもので、同じにはなりません。

日本とニュージーランドの金利差は2.15%、ということは…FXでニュージーランドの通貨であるNZドルを保有すれば、この2.15%相当のスワップポイントを貰えるということ。しかもレバレッジを掛けている為、大きなインカムゲインとなります。

例えば、東京金融取引所のホームページに掲載されているスワップポイントの金額を見てみましょう。1万通貨を保有時のスワップポイントは下記の通り。
 ※各国の金利は変動するため、受取・支払のスワップポイントも毎日変化します。

スワップポイントレート画像

例えば、資金1口当たり33,000円で豪ドル円の買い取引を始めたとしましょう。1日39円のスワップポイントが付与、6ヶ月後には7,020円のスワップポイントが付与される計算です。計算の簡素化の為に1日39円のスワップポイントを固定して計算してありますが、大きなインカムゲインだと言えます。期間収益に掛かる利回りとしては21.2%程、レバレッジの恩恵を受けている格好です。

また、7,020円分の収益を考えると、約70銭分の値下がりに対応できる値幅となります。(インカムゲイン分で値下がり分を相殺する意)

余裕資金を確保した上で、このような取引を行うと価格変動リスクを和らげる効果が有ります。タイミングにもよりますが、大きく円高が進行した後のFX長期投資は検討の一つになります。キャピタルゲインで儲けて、インカムゲインで儲けて、そんな投資家が2012年~14年には多く見られました。また、そういう時代が来るかも知れません。

■長期投資の注意点
FXは大きな利益が出る半面、それ以上に損失を被る恐れもあります。長期間保有する目的でも、途中で決済し終了という事も起こり得ますので、余裕資金を持った対応が必須となります。スワップポイントの利益以上に、為替相場の変動で損失が出る可能性も有りますので注意が必要です。リスク管理対策で回避できる部分も有りますが、その辺の内容は今後紹介したいと思います。

今回は、スワップポイントに関する一回目の記事でした。そのため簡単な概要をお伝えしておきました。イメージの良いスワップポイントですが、高金利通貨を買い・低金利通貨を売るとスワップポイントを受取れますが、逆に高金利通貨を売り・低金利通貨を買うとスワップポイントを支払う必要が出てきます。また長期間での運用メリットも、相応のリスクが有りますので、初心者のうちは少額から余裕を持った取引が推奨されます。

FXの長期投資のイメージが掴めましたか?
次回は、スワップポイントを掘り下げて、期待利回りとの関係について触れて行きます。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本

●第2回 FXって何?

●第3回 FX投資家の実状

●第4回 FX会社はどうやって儲けるのか?

●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい

●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!

●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編

●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!

数十%の利回りも可能!外貨預金より有利なFXのスワップポイント!【上村和弘のFX基本講座】

FXの経験の無い方も、FXビギナーの方もこの連載を読んでいけば、一定のFXトレーダーになれる、知っておくと便利な事、知識として大切な事、お得な事まで解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

前回のFX基本講座で述べたように、ニュージーランド(以下、NZ)の政策金利は2.25%。それにひきかえ日本国内で資産運用すると、なかなか約2%の金利を得られる金融商品はありません。銀行・ゆうちょ銀行の定期預金は金利の高いネットバンクでも0.1~0.2%あればいい方。資産の振り分け先といった考え方が必要になりますね(=アセットアロケーション)。

しかし、世界には日本より金利の高い国の方が多く、その金利を得るための手段としてFXを利用すればいいのです。資産配分の中での高リターン狙い、余裕資金の運用先としての一つです。FXで得られるスワップポイントは、外貨預金で得られる利息収入よりも期待値が高い、これも。前回の内容通り

論より証拠。下記の図表1を見て貰いましょう。前回ご紹介した1日辺りのスワップポイントを1年間保有した場合の計算結果です。

FXの基本的な取引単位は1万通貨(米ドルだと1万米ドル)なので、その場合に得られる年間のスワップポイント、そして外貨預金と比較できるように取引金額及び証拠金に対して何%の金利収入にあたるか利回り計算を行いました。

▼図表1:利回り計算
利回り計算表の画像

その計算結果を表した図表1をご覧いただくとスワップポイントを基本に取引金額で年間利回りを計算した結果はNZドル/円で2.52%、豪ドル/円で1.80%になります(図表1:表の中段と下段)。

そこで、同じ外貨に投資する金融商品、外貨預金にご登場願いましょう。外貨預金の1年物金利は、米ドルで0.50%程、豪ドルで0.80%程、NZドルで0.96%程、FXに比べて差が有りますね!これをグラフにして比較すると、もっと分かり易くなります。それが下の図表2にになります。外貨預金的な使い方(=レバレッジ1倍)としても、有効性が確認出来ます。

▼図表2:FXと外貨預金の金利比較グラフ
FXと外貨預金の金利比較グラフ

さらに資産運用や金利に鋭い方は、最初の図表1で気づいたことがあると思います。それは、一番右の証拠金に対する利回りって何だろうと?

米ドル/円で15.07%、NZドル/円だと62.89%の利回り!

この利回り(図表1の右端)とは、レバレッジを効かせた場合です。レバレッジとはFXのメリットの一つで少ないお金で大きな取引を行う資金効率を良くする方法。最大25倍での計算値です。

FX会社の標準としている通貨単位は1万通貨。米ド/円で考えてみましょう。1ドル=109円の時に1万ドルを取引するには109万円が必要になります。これは相応の金額になりますね。そこで…レバレッジを利用(=FX)すればいいのです。

レバレッジはFX会社に担保として証拠金を預けて、証拠金以上の取引ができること。最大レバレッジは法律で25倍までと決まっており、25倍までなら自由にレバレッジをかけた取引ができます

レバレッジ1倍なら109万円、レバレッジ10倍だと10.9万円、最大レバレッジの25倍なら4万3600円の証拠金で1万米ドルの取引が可能になるという仕組み。つまり、このレバレッジを活用することで、総代金の109万円を用意しなくても約4万円強の証拠金を用意すれば1万米ドルを買うことができるというわけですね。元金が少ない分、期待利回りが高くなる訳です。この資金効率の良さがFX人気を盛り上げた理由の一つです。

これに手数料の安さや機動性等が加わり、FXの参加者が増え続けています(第1回FXの基本参照)。

いかがでしたか?凄い利回り表示にビックリですね。ただ、価格変動リスクが付きまといますので、スワップポイントを狙うに際しても、リスクとのバランスを考えて余裕資金を多く入れるなどの対応が望まれます。次回も宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本

●第2回 FXって何?

●第3回 FX投資家の実状

●第4回 FX会社はどうやって儲けるのか?

●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい

●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!

●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編

●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!

●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大

FXの基本【上村和弘のFX基本講座】

はじめまして、アセットクラス&WEBコンサルティングの上村です。

この連載では、FXに掛かる全体的な事柄について、FXとは何?から、これからFXを始める方、経験のある方まで含めて知っておくと大変便利な事、知識として大切な事、お得な事まで述べて行きます。FXのテクニックやFXツールの生かし方等にも触れて行きますので、楽しみに購読ください。宜しくお願い致します。

私は長くFX業務に携わっていたこともあり、一定の造詣を持ち合わせています。ユーザーからの視点と運営側から見た視点の両面から、FX業界の疑問や裏側を含めてレポートしていきたいと思います。FXの経験の無い方も、FXビギナーの方も本連載を読んでいけば、一定のFXトレーダー?になれる筈です。これからの「FX基本を学ぶ」にご期待ください。

FXは、1998年4月の外為法改正をきっかけにして始まった金融商品。改正前は、外国為替を扱えるのは一部の銀行に限られていました。そのため、普通の個人が外貨に投資する場合、外貨預金など限られた商品しか選べませんでした。

しかし、日本の金融市場を自由化し競争力を高めるための一つとして、改正された外為法が外貨投資の世界に【FX】という大きな革新を起こしました。いわゆる規制緩和=金融ビッグバンで登場した新しいビジネスです。私がFX事業を立ち上げた時は1999年、日本国内で4社目でした。

アベノミクスの三本の矢の一つ、成長戦略で規制緩和による経済成長があげられているのは、規制緩和で新たな産業が生まれる可能性があるから。FXのように成功するビジネスが生まれるかどうかにアベノミクスの将来はかかっていますね。

さて、FXの話に戻ると、1998年にスタートしたFXは、他の外貨投資に比べてメリットが大きく、投資家の支持を受けながら成長していきます。

●FXの口座数や預り証拠金は毎年のように増加
■2004年~2015年のFX口座数(データ:矢野経済研究所)
2004年~2015年のFX口座数のグラフ
FXの市場規模を調査している矢野経済研究所のデータによると、2015年3月末の口座数は約531万。預り証拠金額は1兆3,176億円。

■2004年~2015年のFX預り証拠金額(データ:矢野経済研究所)
2004年~2015年のFX預り証拠金額のグラフ
リーマンショックの影響を受けた2009年3月期のみ、預り証拠金は前年度から減少。それ以降は、毎年増加しています。

ちなみに、野村証券の調査によると、2015年3月末で個人が保有している外貨資産(外貨預金、外貨建債券・信託)の総合計は43.7兆円。外貨資産を個人金融資産全体から見ると2.6%とまだ少ない金額で、これからの成長も期待できます。

FXの預り資産は、外貨建て資産全体から見るとわずか3%。なのに、外貨預金をはるかに超えるスピードで口座数や預り証拠金が増えているのは、何といってもその優れた商品設計に秘密があります。

今まで、外貨預金や外貨MMFで、米ドルやユーロに投資していたユーザーが、FXを始めた場合、その便利さや取引手数料の安さにびっくり。時には、何かの間違いじゃないか?別に手数料を取られるのじゃないか?としばしば疑いの眼で質問されることもある位、その商品設計・サービスに目が引きます。次回以降で、商品設計・サービスをじっくりとご紹介していきます。

FXって何?【上村和弘のFX基本講座】

アセットクラス&WEBコンサルティングの上村です。

この連載では、FXに関わる知っておくと便利な事、知識として大切な事、お得な事まで解説していきます。FXの経験の無い方も、FXビギナーの方もこの連載を読んでいけば、一定のFXトレーダーになれる筈です。そしてFXのテクニックやFXツールの生かし方等にも触れていきますので、すでにFXをされている方にとっても役に立つはずです。では、今回の「FX基本を学ぶ」をはじめます。

●FXって何?
FXは、米ドルやユーロなどの外貨を売買する取引、いわゆる外国為替取引の一つ。他に、私達にとって身近な外国為替取引は、海外旅行時に行う外貨の両替・外貨預金などがありますね。外国為替取引の中でもFXは、売買差益を狙う目的や米ドル・ユーロ・豪ドルなど外貨で資産を保有したい方などが利用できる金融商品。個人向けの外国為替取引の中で、FXは利便性の高さが魅力です。

●ここが魅力!FX5つの特徴
■レバレッジ効果:少額の資金で大きな取引
少ない資金で大きな取引をすることを【レバレッジ】と呼びます。預けた証拠金を担保に、FXは最大25倍までのレバレッジを効かせることができ、ビギナー・若くて投資資金が少ない方も投資の醍醐味を味わえます。
※少額の資金で大きなリターンを狙える反面、大きな損失となる可能性があります。

■リアルタイム:24時間取引できる
外国為替相場は、土日を除き、24時間動いているためリアルタイム感を味わえます。普通の会社員や自営業の方ですと、株式市場が開いている時間帯は、仕事中で参加できない方がほとんどでしょう。その点、FXは朝・昼・夜と自分の都合の良い時間に参加出来る他、値動きと損益が変化していく感覚を存分に体験できます。

■金利差を貰える:スワップポイント
通貨間の金利差を貰えるスワップポイントは、ポジション(持っている状況)を保有していれば毎日差し引きされます。外貨預金の金利に相当し、貰える金額は外貨預金よりFXのスワップポイントの方が上。例えば、豪ドル/円の買いポジションを持つと、豪ドルの金利から日本円の金利を差し引いた金額を受け取れます。

■円高・円安どちらでも利益を狙える:外貨売り(ショート)からの取引
外貨預金は、米ドルやユーロなど外貨を買うことしかできません。円安局面だと外貨預金でもいいのですが、何年も円高トレンド(流れ)が続くと外貨預金は損失が出るばかり。FXは、米ドルやユーロを売る(ショート)からの取引もできるため、円安だけでなく円高の場面でも利益を狙うことができる他、保険つなぎ的にも活用できます。

■低い取引コスト:外貨預金の数十分の一から数百分の一
FXの取引コストは、往復で1銭程度(米ドル/円)。つまり、為替相場が1銭以上動けば、利益が生じるっていうことです。大手銀行の外貨預金だと往復2円(200銭)コストが発生する為、最低でも2円は動かないと利益が出ません。1対200も取引コストに差があれば、外貨預金からFXへとコスト意識に敏感な投資家達が流れるのも当たり前ですね。。。
※銀行・FX会社により取引コストは異なります。

次回は、FX投資の実状について紹介していきます。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
●第1回 FXの基本

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