今更聞けない電力自由化のメリットとデメリット

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東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)、シティバンク銀行で10年超の銀行勤務を経て、ファイナンシャルプランナーとして活躍する高橋忠寛さんに、電力自由化についてレクチャーしていただきました。

■電力自由化とは
これまでは電気をどこから買うかという選択の余地がありませんでした。しかし、今後は好きなところから電力を買えます。選択肢ができたということが自由化です。

■電力自由化のメリット
自由化によって一番のポイントは、電気料金が安くなるかもしれないということです。電気の使用状況によって大きく変わってくるところではありますが、一つの家族で年間で数千円から一万円くらいは電気料金が安くなるケースも多いと言われています。

さらに、好きな電力会社を選ぶ事ができるため、発電のタイプ、例えば原子力発電なのか、太陽光発電なのか、自分で納得のいく電気を選んで契約することができます。これは日本で電気の契約をしている人は誰でも対象になりますので、日本全国、独身であったり賃貸に住んでいる方も対象となります。

■電力自由化のデメリット
電力自由化によるデメリットについては、あまりないと思います。契約先によっては電気が不安定になったり停電になったりという心配をする人もいますが、これまでと同じ送電網を使って電気が供給されますので、そういった心配はありません。

一点注意が必要な点は、選んだ電力事業者、契約プランによって途中で解約をすると違約金が発生するプランがあります。これは携帯電話の料金プランと同じように考えると良いと思います。

電気も料金プランによっては何年以内に解約すると手数料がかかってしまうというケースもありますので、その点は注意が必要です。

<高橋忠寛プロフィール>
ファイナンシャル・プランナー(CFP®)、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、株式会社リンクマネーコンサルティング代表

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執筆者

マネーゴーランド 編集部

「お金」にこれまであまり興味のなかったメンバーが自分たちが興味の持つようなネタを日頃から探し、自らが愛せるような記事作りを目指し、試行錯誤の日々。

マネーゴーランド 編集部

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【電力自由化】夜型さん注目!夜型電気プランで節約しよう!

節約への第一歩となる、光熱費の節約。その中で大きく割合を占めているのが電気代かと思います。

電気代を少しでも減らすことができれば、年間の光熱費が多少削減できるはず。ただ、夜真っ暗な中で過ごしたり、冷暖房をつけずに不快な思いをするのはちょっと避けたいもの。そこで、我慢をせずに節約できる方法をご紹介したいと思います!

日中はお仕事をされている、学校へ行っているという方は朝家を出てから夜帰宅するまで、家の電気はほぼ使っていません。唯一必ずつけているものは、冷蔵庫くらいでしょう。ということは、日中の電気代は気にしなくてよいということになりますよね。考えなければいけないのは、夜。帰宅後に使う電気量を考えた方が、節約への近道です。

夜、早朝は電気を使っている!
帰宅してからの行動をたどると、部屋の電気をつけて、炊飯器でご飯を炊いて、IHのお宅ならお料理をして、テレビを見ながらご飯を食べて、お風呂に入ってドライヤーで髪を乾かして…。就寝までにこんなに電気を使っています。朝は朝で、起きたら洗濯機を回して、朝ごはんをつくって、テレビでニュースを見ながら食べて出発。夜から早朝というのは、一日の中で最も電気の使用量が多いことが分かります。

夜から早朝の電気代を安くしよう
前述のとおり、夜から早朝の電気代を節約できれば、全体の電気代も節約できるということになります。そこでおすすめしたいのが、各電気供給会社の「夜型プラン」。夜の電気代は安く、その代わり昼間の電気代は少し高めに設定されるというプランです。

<例>東京電力の場合
・スタンダードS(時間帯を気にせず常に一定の料金)
基本料金 30A :842円40銭
電力量料金(1kWhあたり):最初の300kWhまで23円40銭
100kWh使用(昼20、夜80)の場合:基本料金約843円+約2,400円=約3,243円

・夜トク8(午後11時〜翌日の午前7時は割安料金、午前7時〜午後11時は割高料金)
基本料金 契約電力1kWあたり210円60銭(30A 相当は、2kWなので430円20銭)
電力量料金(1kWhあたり):20円78銭(午後11時〜翌日の午前7時)、32円14銭(午前7時〜午後11時)
100kWh使用(昼20、夜80)の場合:基本料金約431円+約660円(昼)+約1,680円(夜)=約2,771円

ご覧のように、夜型の電気プランにすると約472円も節約出来ちゃいます。電気をあまり使わない方だと、1か月でこのくらい節約できると考えてよいでしょう。今回は東京電力で試算しましたが、お住まいの地域や電力の自由化で多様なプランが選べるようになっていますので、一度比較検討されるとよいですね!

電力自由化ってヤバそうじゃない?【マネギャルのケツ論】

4/1から始まった、”電力自由化”ってなんなん?
をキーワードに、今回のマネギャルのケツ論はお送りしていきます!

さっぱりさて?な状態から、徐々に的を得た結論に辿り着きそうですが…
ギャルのエッセンスが加わると、やっぱり想像の斜め上!

ソーラー発電や、お店のコンセント、ガムテープで蓋されてる問題まで電気を軸にマネギャルワールド全開です。

電気無料なら欲しくないっすか!?

そんなギャルたちの結論はいかに!!

【電力自由化攻略!】分かりにくい料金プランは一切なし。基本料金0円の超シンプルプラン!

電気料金を節約する絶好のチャンスが到来!
【Vol.07】マネーゴーランド流 電力自由化の活用法

これまで携帯電話の会社や石油系、スーパーマーケットやコンビニ、ちょっとニッチな鉄道会社、そしてガス会社が展開する電力プランをご紹介してきました。これでようやくひと段落かなと思いきや、まだまだ見逃せないプランを発見。分かりにくい料金体系をなくしたシンプルで魅力的な電力プランです。

●おすすめ電力プラン8 『Looopでんき』
「驚きの基本料ゼロ円」
基本料金が0円という衝撃的なフレーズで話題を集めるLooopでんき。キャッチーなふれこみから料金ばかりに目が行きがちですが、それ以外にも特徴があります。太陽光、風力、水力をはじめとする自然エネルギーを発電のスタンダードにしたいという想いからスタートしているため、グリーンエネルギーにこだわる方にこそおすすめです。

【Looopでんき】
・特徴:地球に優しい自然エネルギーにこだわる
・供給元:Looop契約発電所+一般電気事業者/JEPX
・対象:供給エリアにお住いの方なら誰でも利用可能
・エリア:関東、中部、関西の各電力管内
・ポイント:なし
・プラン:おうちプランとビジネスプランの2種類

<総評>
自然エネルギーという明確な指針を打ち出すことで、他社との差別化を図るLooopでんき。料金プランが非常にシンプルで、使った分だけを支払う1段課金方式を採用しています。なぜ基本料金が0円なのかというと、従来の電力会社と異なり、火力発電所や原子力発電所のような大規模な施設を持たないため、固定費が少なくて済むから。シンプルな分だけポイント還元などの付加価値は期待できず、支払い方法もクレジットカードのみとなっています。

「自分の生活シーンに合わせて自由にプランが選べる」と言われても、毎日同じような生活パターンを送れる方は少ないはず。どれを選んでいいのか分からずに、結局は相手がおすすめするプランに入ってしまうというケースも多いのではないでしょうか。その点Looopでんきは使った分だけ料金がかかるという、非常にシンプルな電力プランとなっています。ポイント還元もサービスも期待することはできませんが、分かりやすくて潔いプランは魅力的といえるでしょう。

東京電力管内を対象にした、おトクな電力プランをご紹介してきた本連載も今回でとりあえず終了です。今後さらなる魅力的な電力プランが登場したら、その都度じっくりと解説してきますので今後もお楽しみに。

【バックナンバーもご覧ください!】
【Vol.01】知っている人が得をする! 電力自由化の活用法
【Vol.02】携帯電話料金もお安くなる!? 通信系会社の電力プラン
【Vol.03】車に乗っている人、必見! ガソリン代が節約できる電力プラン
【Vol.04】知ってましたか?スーパー&コンビニ各社のお得な新電力プラン
【Vol.05】ガス+電気+サービス、まとめておトクな電力プラン
【Vol.06】電力自由化にまつわる 不安を解消します!

※各サービスの評価は個人的見解による★となります。

【電力自由化攻略!】電力自由化にまつわる 不安を解消します!

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【Vol.07】マネーゴーランド流 電力自由化の活用法

●ついに電力自由化がはじまります
2016年4月1日よりはじまる電力全面自由化。すでに電力プランを変更された方や多くのプランを検討中の方、さらにとりあえずまずは様子見をしておこうという方など、電力自由化に対していろんな対応をされているのではないでしょうか。4月1日を目前に控えた今、あらためて知っておきたい電力自由化に対する疑問をQ&A方式で解説します。ここであらためて電力自由化に対する不安を解消しておきましょう。

Q 新しく契約し直さなければならないの?
A これまでと同じ電力会社を使い続けても問題はありません。これまでは住まいによってあらかじめ電力会社が決まっていたものが、4月1日から自由に選べるようになったのが電力自由化ですので、もちろん今のままの電力会社を選ぶ「自由」もあるわけです。その場合は、4月1日以降も特別に必要な手続きは必要ありません。

Q 新しい電力会社に切り替えるのにお金はかかるの?
A 原則として切り替え費用は一切かかりません。現在お使いの電気メーターをスマートメーターに交換する必要がある場合でも、電力会社の負担で取り換えることになります。

Q どんな電力会社にも変更することができるの?
A 基本原則としてどこでも自由に選べるようになったのが電力全面自由化ですが、実際には各電力会社によって対象エリアが異なったり、使用するアンペアによって制限を設けたりしている場合もあります。また携帯電話会社が発表している電力プランは、そのキャリア(携帯電話)の契約している方のみを対象にしていることもありますので、各ホームページでチェックすることをおすすめです。

Q 新電力会社にはどうやって契約するの?
A 新しく電力プランを発表している新電力会社には、ほとんどの場合ホームページが用意されています。そこに詳しい手続き方法が掲載されているため、まずはHPをチェックすることから始めてみるのが良いのではないでしょうか。ちなみにソフトバンクでんきやauでんきの場合、HPだけでなく街中にある店舗でも申し込みが可能です。疑問をその都度直接訊くことができるのでとても便利です。

Q どうやって選べばいいのか分かりません
A 自分なりのこだわりを見つけるのが一番大切です。選ぼうと思えば、発電する方法まで選ぶことができる自由化。環境にやさしいグリーンエネルギーなら多少割高でもいいという人もいるでしょうし、何よりも安定した供給は譲れないという方もいると思います。マネーゴーランドでは、おトクにこだわった電力プランをこれまでご紹介してきました。お手持ちのカードのポイントが貯まる、提携マイルが貯まる、インターネットが安くなるなど、自分なりのこだわりをまずは見つけてから選ぶのが最善の策ではないでしょうか。

Q どれぐらい安くなりますか?
A 一概にどれくらい安くなるということは言えませんが、付加価値によっておトクを得ることは十分できます。電気料金だけで比較してもなかなか分かりませんですが、ポイント還元によって得られるメリットは決して少なくありません。プラスアルファをいかに有効活用できるかが重要です。

Q 賃貸住宅に住んでいても切り替えることはできますか?
A 現在使われている電力会社と個人で契約をされている場合は、自由に新電力会社に契約し直すことができます。ただし社宅など、賃貸住宅自体でまとめて契約をしている場合は、個別に契約を見直すことはできません。

●焦って契約する必要はなし
「2016年4月1日からスタートします」と言われると、何かしなければいけないという義務感を覚える方も多いと思いますが、焦りは禁物です。現状のままで4月1日を迎えても問題はなく、時間をかけて検討するのが良策です。中には早く契約すればポイントプレゼントといったサービスを行なっている会社もありますが、いちど契約すると短期で解約する際に解約手数料(違約金)が発生する場合もあるためじっくり検討するのが一番です。また、4月1日を目前に控えても各電力プランが十分練られていないケースも多く、新電力会社がすべて出揃っていない感も否めません。じっくり検討し、自分が納得のゆくプランが出てくるまで様子見を続けるのもひとつの手といえるでしょう。

【バックナンバーもご覧ください!】
【Vol.01】知っている人が得をする! 電力自由化の活用法
【Vol.02】携帯電話料金もお安くなる!? 通信系会社の電力プラン
【Vol.03】車に乗っている人、必見! ガソリン代が節約できる電力プラン
【Vol.04】知ってましたか?スーパー&コンビニ各社のお得な新電力プラン
【Vol.05】電車と電気がおトクになる!? 鉄道会社が始める画期的なプラン
【Vol.06】ガス+電気+サービス、まとめておトクな電力プラン

【4月1日 電力自由化】「ENEOSでんき」申し込み件数が5万件突破

JX日鉱日石エネルギーは、4月から販売開始する家庭用電力「ENEOSでんき」の申し込み件数が5万件を超えたと発表した。

「ENEOSでんき」は、1月15日に申し込みの受け付けを開始。幅広く「安心・信頼」して使ってもらえるよう、シンプルで分かりやすいサービスメニューとし、電気料金だけでトップクラスのメリットを感じてもらうことを目指した。また、ENEOSカードで支払うとガソリン・軽油・灯油がキャッシュバック、特別提携カードで支払うとマイルやポイント、Tポイントを貯めることができる。

また、3月31日までに「ENEOSでんき」に申し込むと、使用開始月分の電気料金のうち、2000円(税込)を割り引く「今だけ早割!」キャンペーンを実施している。

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