銀行口座を選ぶ2つのポイント

5987.jpg

東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)、シティバンク銀行で10年超の銀行勤務を経て、ファイナンシャルプランナーとして活躍する高橋忠寛さんに、銀行口座の選び方についてレクチャーしていただきました。

■ATM利用手数料をチェック
まず銀行選びのポイントでチェックしたいのが、ATMの利用手数料とコンビニのATMが使えるかどうかについて。

ATMの利用手数料については、基本的にはその銀行のATMを時間内に使う場合には無料で利用できます。問題となるのは、時間外の手数料が無料かどうか、あるいはコンビニのATMが無料で利用できるかどうかです。

コンビニATMの利用については、住信SBIネット銀行、新生銀行、ソニー銀行などは回数の制限も一部ありますが、基本的には手数料が無料で利用できます。

■振込手数料をチェック
同じ金融機関内の振込は手数料無料のところが多いですが、他行へ振込は銀行によって手数料が大きく変わってきます。振込手数料についても回数制限つきで無料にしているところがあります。

ネット銀行の方が振込などの手数料は安いですが、公共料金の引き落としに対応していない銀行もありますのでその点には注意が必要です。ただし、直接口座からの引き落としができなかったとしてもクレジットカードを持っていれば、クレジットカード払いにしておくことで、その問題はクリアできると思います。

最近の傾向としては、マイナス金利政策の導入もあって、各銀行が個人利用のサービスに関する手数料を引き上げていく流れにあります。

これまでは無料で利用できていたサービスに手数料を設定するところも出てきておりますので、今後も各銀行の動向には注意が必要です。

<高橋忠寛プロフィール>
ファイナンシャル・プランナー(CFP®)、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、株式会社リンクマネーコンサルティング代表

画像一覧

  • 銀行口座を選ぶ2つのポイント

執筆者

マネーゴーランド 編集部

「お金」にこれまであまり興味のなかったメンバーが自分たちが興味の持つようなネタを日頃から探し、自らが愛せるような記事作りを目指し、試行錯誤の日々。

マネーゴーランド 編集部

関連記事

関連記事

【大きく変わるお金事情!】電子マネー「Yahoo!マネー」を今夏スタート

 ヤフーは19日、オンライン決済サービス「Yahoo!ウォレット」の拡大施策を発表した。銀行対応の「預金払い」、電子マネー「Yahoo!マネー」を今夏にも投入。来春にはリアル決済にも参入するという。

 ヤフーは2015年4月より「Yahoo! JAPANカード」の発行を開始するなど、決済領域の強化に取り組んでいる。今回の発表は、そのベクトルを電子マネーさらにはリアル店舗決済にまで広げるものだ。ネット企業がECの延長としてポイントサービスを採り入れる動きは、すでに楽天やAmazonが見せているが、電子マネー発行、リアル店舗決済という動きまでには至っておらず、ヤフーが先鞭を付けた格好だ。

 同社によると、初夏より「Yahoo!ウォレット」の新たな決済手段として、銀行口座から決済代金が即時に引き落とされる「預金払い」を開始する。大手銀行4行(三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行)、ネット銀行1行(ジャパンネット銀行)、地方銀行20行の、25銀行に対応。年内にはさらに12行を追加予定だ。

 あわせてヤフー初の電子マネー「Yahoo!マネー」を開始。「Yahoo!マネー」は、「ヤフオク!」「Yahoo!ショッピング」、アスクルの通販サービス「LOHACO(ロハコ)」での買い物に1円単位で利用できる電子マネーだ。こちらも「Yahoo!ウォレット」の決済に利用可能とする。

、「ヤフオク!」で出品した際の落札代金を「Yahoo!マネー」で受け取ると、落札代金の2%が上乗せされる。さらに、各サービスでの支払いに利用すると、落札代金または商品本体価格の1%分の特典が獲得できるキャンペーンも行われる。これにより最大3%の還元が行われる見込みだ。

 なお個人間での「Yahoo!マネー」を利用した割り勘・個人間送金専用のアプリ「さっと割り勘 すぐ送金 from Yahoo!ウォレット」も、今夏より提供する予定だ。また今秋から「GYAO!」「Yahoo!ゲーム」など、ヤフーの他サービスでも導入する。

 さらに「Yahoo!ウォレット」では初となるリアル決済への参入準備も進行中とのこと。こちらは「2017年春」からスタートする予定となっている。「ヤフーの電子マネー」というだけで、かなりのインパクトをもって迎え入れられる発表だが、今後は、同社が連携するソフトバンク、TSUTAYAなどでの展開に注視したい。

和泉昭子の「お金持ちになるための教科書s」 第4回中野晴啓著「預金バカ 賢い人は銀行預金をやめている」

4月。街にあふれるフレッシュマンの初々しいスーツ姿に春の訪れを感じます。

和泉昭子の「お金持ちになるための教科書s」シリーズ。4回目は中野晴啓氏による「預金バカ 賢い人は銀行預金をやめている」です。前々回に低所得でも貯蓄ができる!貯金術を学んだばかりなので、そのタイトルに衝撃を受けます。たしかに、マイナス金利で物価上昇、インフレ傾向の現在では、銀行に預金しているだけでは、実質目減りしていくのが火を見るより明らかです。いったいどうすればよいのでしょうか?銀行預金だけに頼らない資産形成づくりとは何か?この本を通して学んでいきましょう。

■著者のコメント
預金バカ ― 刺激的で思い切ったタイトルですが、とよく言われます。そのわりに内容は真っ当で難しい言い回しはほとんどなくすんなり読みすすむことができると思います。預金でお金は増やせず、ましてやインフレ時代には実質目減りしてしまうこと、銀行が本来の機能を果たしていないことや、一定期間は販売サイドも顧客に解約誘導をしない業界の暗黙ルールの後、その期間をすぎると一斉に乗り換えを促す回転売買で手数料稼ぎをする証券会社に対しては、ふだんセミナーでも言っていますが、憤りをそのまま書き記しています。また長期投資の必要性やお金を働かせることによって私たちが社会に果たす大きな役割などその理念についても触れましたが、マイナス金利の導入によって将来の資産設計はますます難しく、預金だけではやはりダメだということは本書を読めば納得していただけるはずです。
金融や投資の内容を期待して読み始めると一転、第2章「私はこうして投資信託ビジネスを起業した」では、大逆境の中で何度打たれてもめげずに会社を設立するまでの道のりを包み隠さず語っています。新入社員で店頭株にはまり大損したこと、長期投資へのめざめ、自分で投信会社を作ろうと何度も上司につぶされ左遷を繰り返し、日本の投信業界の「常識」に阻まれ、数々の困難に立ち向かいやっとの思いで会社を作り上げる、こうした告白を通じて自分自身の投資信託への「思い」を伝えており、実話なだけに面白い読み物になっていると思います。
投資初心者に投資について関心をもってもらうことにも適した一冊。投信ビジネス業界の裏側も知ることができます。

中野 晴啓(なかの はるひろ)
セゾン投信株式会社 代表取締役社長。1963年東京生まれ。1987年明治大学商学部卒。同年、現在の株式会社クレディセゾン入社。セゾングループの金融子会社にて債券ポートフォリオを中心に資金運用業務に従事した後、投資顧問事業を立ち上げ運用責任者としてグループ資金の運用のほか外国籍投資信託をはじめとした海外契約資産等の運用アドバイスを手がける。その後、株式会社クレディセゾン インベストメント事業部長を経て2006年セゾン投信株式会社を設立、2007年4月より現職。販売会社を介さずに直接販売する直販ファンド2本を設定、運用し、2本のうちの1本「セゾン資産形成の達人ファンド」はR&Iファンド大賞「最優秀ファンド賞」を2年連続受賞。現在、顧客数10万7千、運用資産総額は1,300億円を突破した。また全国各地で年120本以上の講演やセミナーを行い、社会を元気にする活動とともに積み立てによる資産形成を広く説き「積立王子」と呼ばれる。著書に『投資バカ』(朝日新聞出版)『投資信託はこうして買いなさい』(ダイヤモンド社)ほか多数。

●和泉昭子のココがオススメ!

金融業界で「プリンス」といえばこの人、セゾン投信株式会社社長の中野晴啓さん。
彼の講演には、若いファンの方たちが列をなすほどの人気者です。
その風貌や柔らかな語り口からは想像できない衝撃的なタイトル「預金バカ」という本が、2014年夏に発刊されたときの衝撃は今も忘れられません。
発売からやや時間が経っている本書をあえて今とりあげるのは、
ご存知「マイナス金利」の影響を受け、銀行の預金金利が1年物から10年物に至るまで、軒並み地を這う状態だから。もはや預金だけではお金を2倍にするのに7200年もかかり、人生を豊かにする手段としては間に合わないのです。
本書前半は、中野さんご自身が投信ビジネスを始めた経緯や長期投資に対する熱い思いがつづられています。
そして、第3章「国も会社もあなたを守ってくれない」、第4章「『勉強』しなくても投資はできる」まで読み進めれば「頭ではわかっていても、もうひとつ動く気になれない」「何から始めればいいのかわからない」といった投資予備軍の方たちも一歩を踏み出さざるを得ない気持ちになるでしょう。
また、続編的な「投資バカ」(朝日新書)では、投資を始める際に陥りがちな誤解についてより深く紹介されています。
できればセットで読み、王道な長期投資で明るい未来を切り拓きましょう。


【マイルを貯めてどこに行こう!】JAL、りそな銀行と提携で、口座利用でマイルがたまる

日本航空(JAL)は、りそな銀行と業務提携し、口座利用でJALのマイルがたまる「りそなJALスマート口座」の取り扱いを3月21日から開始した。

「りそなJALスマート口座」は、スマホで簡単に口座開設の手続きができる。申込書の記入や印鑑は必要なしに、「りそなJALスマート口座」専用のスマホアプリで、口座残高や入出金明細を簡単に確認できる。

「りそなVisaデビットカードJMB」の利用でショッピングマイルがたまるほか、オプションサービス申し込みで、年間の利用額に応じてマイルがたまる。既存のJALマイレージバンク会員も、会員番号をそのまま引き継ぎ、利用できる。

また、JALグループ便への搭乗でFLY ONポイントを1000ポイントプレゼントするほか、空港宅配サービスなど、空港関連のサービスが優待価格で利用できる。このほか、りそなグループのATM・コンビニATMの入金手数料がいつでも無料となる。

地元を応援する定期預金!?福井銀行、福井ミラクルエレファンツ&サウルコス福井を応援する定期預金を開始

福井銀行は、BCリーグのプロ野球チーム「福井ミラクルエレファンツ」と福井市に本拠地を置くサッカークラブ「サウルコス福井」を応援する「みんなで応援★定期預金」の取り扱いを4月11日より開始する。

みんなで応援★定期預金は、定期預金を通して福井ミラクルエレファンツとサウルコス福井を応援する商品だ。利用対象は個人で、預金の種類はスーパー定期1年もの(元加自動継続扱い)。

利用者には抽選でユニフォームや観戦チケットなどがプレゼントされる。また、ミラクルエレファンツとサウルコスの2016年度シーズンの成績に応じて抽選を実施。エレファンツがADVANCE-West地区チャンピオンシップで優勝した場合や、サウルコスが北信越フットボールリーグで優勝した場合に抽選が行われる。

取り扱い期間は4月11日~5月31日まで。

【被害額30億円超】オンライン銀行詐欺、過去最悪に

 銀行からのメールに見せかけた詐欺、便利アプリに見せかけて口座情報を盗み取るアプリ、偽サイトなどなど、ここ数年、ネットバンキングに関わる不正送金(オンライン銀行詐欺)が横行している。その被害額も増加するばかりだが、警察庁が最新動向を発表した。

 それによると、2015年の不正送金は1,495件で、被害額は約30億7300万円となった。2013年が1,315件・約14億600万円、2014年が1,876件・約29億1000万円で、件数に大きな変動はないが、被害額が30億円を突破し、過去最悪となった。内訳は、都銀など47.1%、地銀19.5%、信金・信組30.6%、農協・労金2.8%となっており、信金・信組、農協・労金など、法人口座に被害が拡大したことで、金額がはねあがったと見られる。

 2015年の特徴としては、スマートフォンにSMS(ショート・メッセージ・サービス)を送信して偽サイトに誘導するフィッシングが、初めて確認されている。なお警察庁では、口座売買の関連事件として、97事件・160人を検挙している。

 オンライン銀行詐欺は、手を変え品を変え、さまざまな手段を生み出してくるテクノロジー犯罪であり、なかなか完璧な対処はできないが、一般ユーザーとしては、セキュリティソフトの導入と、そのアップデートを確実に行うことは絶対に必要だ。

 そのうえで、各銀行などが提供している不正送金対策ソフト(PhishWallなど)を導入したり、早めに「ワンタイムパスワード」を使ったログインに切り替えたりするなど、できる限りの対策を行っておいたほうがよいだろう。法人であれば「電子証明書」も活用できる。たとえば、三井住友銀行は、従来の諳誦カードを廃止し「ワンタイムパスワード」(パスワードカード)を7月から利用する方針を打ち出している。三菱東京UFJ銀行も同様だ。

ランキング