ゴールデンウィークになぜ多発?「雪山遭難事故」は未然に防げる!

このレシピを実行して

100万~数千万貯まる!
<材料>

・雪山登山の心得

<Point>

1「春山は雪山である」を忘れない

2登山道状況・必携装備情報を事前にチェック

3ギアを持っていても使い方がわからなければ意味がない

4他人のタイム自慢・体力自慢に流されない

※山岳事故を未然に防ぎ、遭難による捜査費用がかからなかった場合

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●なぜゴールデンウィークに山岳事故が多発したのか

無謀な登山による山岳事故が相次いだ、このゴールデンウィーク。突然の天候崩れなども事故原因の一つですが、そもそも山の天気は変わりやすいものです。

私個人の主観ですが、今年は例年にない雪の少なさだったことから「まだ5月だけど雪も解けて登りやすくなってるのでは?」と誤解した登山初心者が増えたのではないでしょうか。例年ならまだ雪に閉ざされているはずの登山道が、早くも夏道になっている場所も多くなっています。

ただ春山というのは、残雪と岩などがミックスした歩きづらい道が多く、融雪による雪崩もおきやすいため、冬山とは違った厄介さがあります。またゴールデンウィーク周辺は日によって夏日になったり、吹雪いて新雪が降ったり、一年の中でも不安定な天候がつづく季節なのに、一度晴れ間を見たらそんなことはすっかり忘れてしまうのも人情といえましょう。

●雪山遭難にかかる捜査費用は100万~数千万円!?

今回の事故では救助活動のため、警察や消防などのヘリコプターが何度も出動しました。公共機関の山岳救助隊、山岳警備隊などの出動は税金で賄われる範囲ですが、それだけでは手が足らなかった場合、地元消防団や山岳会などの民間人に出動要請をすることも。

遭難から日がたってもまだ見つからない…といった場合は民間機関で捜索を続行することになりますが、出動した人数分の日当や民間ヘリのチャーター代、その他諸々でトータル100~数千万円などという費用が、遭難者や家族に請求されることもあります。

今回はゴールデンウィークシーズンに多発しやすい雪山遭難から身を守り、捜索に多大な金額を費やすのを未然に防ぐ方法について考えていきたいと思います。

●平地は夏日でも山頂は「冬真っ只中」

春山というのは、標高によってはまだ「雪山」です。山麓の季節と山頂の季節はイコールではない、ということを念頭に置かなければいけません。

まずは気温について。
気象庁による温度・湿度のコラムによれば、標高が100m上がるごとに気温は0.5~1度下がるそうで、地理や理科の教科書等では0.6度と記しているものが多く見られます。
例えば標高0mの地点で最高気温25度の夏日を記録したとして、標高100mごとの気温差を-0.6度で単純計算しましょう。

このゴールデンウィークで事故が多発した穂高の登山口・上高地は標高約1,500mなので、最高気温はおよそ16度。3,190mの奥穂高山頂に至っては最高気温わずか6度前後となります。

ちなみに6度は東京の1月の平均気温に相当。また風が吹くと体感温度は更にぐっと下がるので防寒着は必須です。平地が夏の陽気でも、山の季節はまだまだ冬の真っ只中といえるでしょう。標高1,500m以上の山域に入山する際には、きちんとした冬山の装備が必要なことがわかりますね。

画像一覧

執筆者

立見 香

出身地・群馬と居住地・埼玉の粉食文化をこよなく愛するライター。 水沢うどんと舞茸天ぷらの組み合わせを最強と信じて疑わないが、最近は武蔵野名物の肉汁うどんにハマり中。 休日は上信越の山域にいることが多い登山・温泉愛好家ゆえ、少々電波が届きにくくなっております。最近「温泉ソムリエ」になりました。

立見 香

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一人で行くソロ登山よりグループ登山の方がお得なわけ

現在進行形でグループ登山の計画を立てている立見です。

季節は秋から冬へと移り、週末は荒れた天候になりそうな予報が出ているため、今から震えが止まりません…

さて、今回はその「グループ登山」についてのお話です。
一人のソロ登山よりも、グループで登山をしたときのお得なメリットとデメリット、それらを踏まえたうえで、最良のグループ登山をおこなう秘訣をご紹介します。

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■グループ登山がお得なわけ
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1.山行にかかる費用を割り勘できる
車移動の場合はガソリン代や高速代等の移動交通費、駐車場代、登山口へのタクシー代金、旅館・ホテル等の部屋料金…
これらの割り勘ができます。
(山小屋の部屋代は一人分定額の場合が多いのでこの例からは除きます)

2.仲間だけで山小屋の個室を占有できる場合もある
シーズンオフになると登山客の数も減って、山小屋の個室を仲間だけで占有できるケースが増えてきます。

ソロ登山者は原則相部屋なので、山行中完全にソロを通したいのなら、テントを背負って登るしかありません。

山小屋泊でくつろぎたいのなら、気の置けない仲間同士でのグループ登山が一番です。

3.登山技術の向上が図れる
ソロ登山の場合は事前に本を読んだり、独自で技術を磨くなりして、身を持って登山技術の向上を図っていく必要があります。
しかしグループ登山ならば、先達に指導してもらったり、人数分の新たな発見もあるので、技術向上のスピードは格段に上がります。
またグループ活動に必要な組織力も磨かれるので、実社会に役立つ学びも多いことでしょう。

4.荷物の分担でレジャー充実度UP
山行前のパッキング(荷造り)で荷物の取捨選択に悩む人も多いかと思います。
例えば…

「山頂でコーヒーを飲みたいけど、ストーブ(テント泊記事をご参照)にボンベ、ポット、マグ、カトラリー、水…全部持っていくのは面倒だ。魔法瓶に熱湯を入れて小さいコッヘルだけ持っていこう」
「タープがあったらテント場でゆったりくつろげるけど、重いからテントだけにしておこう」
「キャンプチェアは重いから、エアクッションだけでいいや」
「一眼レフできれいな写真を撮りたいけど、スマホのカメラで十分かな」

こんな感じで充実度や快適さなどをある程度あきらめ、妥協できるポイントを探って、パッキングする荷物をどんどん減らしていきます。
でもグループ登山なら荷物の分担ができるので、○○さんはストーブと食材、□□さんはタープとチェア、◎◎さんは撮影係、などと割り振っていけば、レジャータイムの充実度、快適さを諦めなくてもいいわけです。

5.遭難事故率DOWN
ソロ登山で一番不安なのは、道迷いや滑落などが発生したときに、発見が遅れて遭難しやすくなること。
もちろんグループ揃って道迷いをしたり、メンバーの勝手な行動や、急な体調不良などで対応が遅れ、遭難に巻き込まれるということがないわけではありません。

でもソロの遭難確率がグループより高いのは紛れも無い事実。
トラブルに遭遇したときは皆で助け合えるのが、グループ登山におけるメリットの一つです。

6.会話が楽しい!
グループ登山最大の利点は、なんといっても「おしゃべりができる」ということでしょう。
単調な登り下りも会話が弾めば苦ではありませんし、つらいときはお互いに声を掛け合えば、気力も湧き上がってくるものです。
高山植物や蝶々や向こうに見える山の名前を教え合って、登山関係の知識を高めることもできますし、その場にいる全員がわからなければ「私たち何にも知らないね(笑)」なんて笑い話のタネにもなり得ます。
ソロの場合は黙々とストイックに足を前に出し、名前のわからない花や山に対しては「なんだろな?」と悶々とするだけです。
でも自分を見つめて自問自答する時間が持てるのも、ある意味登山の醍醐味でもあるんですけどね!(笑)

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■グループ登山のデメリット
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逆にグループ登山にもデメリットはあります。

1.スケジュール調整の難易度UP
人数が増えれば増えるほど、スケジュール調整の難易度は上がります。
天候が悪化した場合は、中止かリスケか、代替案へ変更するのか、さらにドタキャンへの対策も考えておかないといけません。

2.ペース配分の難易度UP
登山中は自分だけのペースでは登れないので、体力があるせっかちな人はイライラしやすいかもしれません。
逆に体力が無い人は、グループのペースに気を遣って無理に頑張ってしまい、体調不良をおこしやすくなったりも。
ペース配分を間違えるとトラブルのもとにもなるので、リーダーには察する能力、注意力が必要です。

3.周囲への気遣い
また仲間だけでなく、すれ違う人への気遣いも増えます。
以前、狭い急斜面で団体さん20~30人と出くわした際、先頭のガイドさんに「よき所で下ってください」なんて言われたのですが、よき所が訪れることもなく、10分後ぐらいに全員が登ったところでようやく斜面を下ることができました。
「よき所」とは一体どこだったのか、未だに探しています(笑)

4.人間関係は山行にも影響
初見メンバーだらけの山岳会、旅行代理店で集まったメンバー、なんていうのはまだいい方で、会社の同僚や上司、はたまた取引先のお偉いさんとの接待登山(ゲッソリ)だったりすると、普段よりも気苦労が増えて、体よりも気分が先にヘトヘトに…なんてことも。

私自身、友だちの紹介で初めて会う人と登山に行ったり、会社の同僚と行くこともありましたが、接待登山だけには巻き込まれないよう、今まで細心の注意を払ってきました。

これからも接待登山だけには気をつける次第であります!オス!

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■最良のグループ登山をおこなう秘訣
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1.ベスト人数は4人。多くても10人くらいまで
タクシー移動が必要な場合を考えると2〜4人がベストです。
自家用車の移動だけで完結できれば、その車の乗車定員数以下を目安に。
すれ違う登山者への気遣いも含めると、多くてもせいぜい10人以下にとどめておくのが無難です。

2.登る前にメンバーの体力差・持病等を把握しておく
3.気の置けないメンバーで構成

上記二点の調整は可能であれば、といった感じです。

4.荒天によるリスケが不可能なら中止も視野に

「わざわざ休みを取ったのに!」「楽しみにしていたのに…」なんて声も聞こえてくるかもしれませんが、事故防止のために中止を決断することも、場合によっては英断となるでしょう。
ソロ登山だと自分一人の責任ということで無理をしてしまいがちですが、グループの場合は「無難に。とにかく無難に」がキーワードです。

以上、快適なグループ登山の参考にしてもらえれば幸いです。
今から我々グループも、行ってきます!

電気もガスもお湯もいらない!非常食&ズボラレシピ

先日Twitter上で話題になっていたハッシュタグの一つに「#被災飯テロ」というものがあったのはご存知でしょうか。

熊本の地震被害による停電で、冷凍・冷蔵保存されていた食品を早急に処理しないといけなくなった被災地の方が、その状況を嘆くのではなく、「被災したけど豪華な食事でごめんね!」と「#被災飯テロ」を付けておいしそうなごはんの写真を次々とツイートしていました。
そのハッシュタグのポジティブさに、逆に勇気づけられた被災地以外の方も多かったのではないでしょうか。

今回は被災地の方のポジティブな飯テロの精神を見習って、非常食用レシピを考案しました。
停電で電気が使えない上に、ガスコンロもない、お湯もない、そんな危機的な状況でも「この備蓄食材があればなんとかなる!」というレシピです。
全て私自身が実験、実食済みとなっています。
災害時以外でも、ズボラをかましたいときなどに、ぜひ役立ててください。

●レトルトおかゆ+無印良品ごはんにかけるシリーズ

本来レトルト食品は封を切らずに熱湯で温めるか、お皿に移してレンジでチンするかだと思いますが、レトルトおかゆならば常温のままでも大丈夫です。
パッケージにも「温めずにそのままでもお召し上がりいただけます」と記載されているので、衛生的にも問題ありません。

ただし一つだけ注意したいのは「賞味期限」。
梅がゆ、玉子がゆなど、ほかの食品も使用しているものは、お米オンリーのノーマルなおかゆよりも賞味期限が早めになっている場合が多いので、食べる前に必ずチェックしましょう。

今回私が試したのは、味の素KKのプレーンなおかゆのパッケージの中に、無印良品の「ごはんにかける 冷やし胡麻味噌担々スープ」をそのままインしたもの。
おかゆの水気が多いので、ちょっと薄味になってしまいましたが、ヘルシーテイストでかなりいける味でした。
物足りない方は塩や味噌などを少々足すといいかもしれません。
坦々スープは辛味が強いので、胃が弱っているときは同シリーズの「柚子胡椒と鶏肉の冷やし味噌茶漬け」や「梅と白身魚の冷やしだし茶漬け」をおすすめします。

登山を始めてみよう – テント泊編

夏真っ盛り!今年も登山のベストシーズンがやってきました!

でもハイシーズンの山小屋泊には厳しい一面もあります。
他の登山客と相部屋になるのはもちろんのこと、男女入り混じって雑魚寝をし、場合によっては見知らぬ他人と背中合わせで一枚の毛布を分け合う、なんてことも。

さらに誰かのイビキや歯ぎしりが気になって、結局一睡もできなかった…そんな状況も珍しくありません。

「だったらテントを背負ってテント泊すればいいじゃない!」そう考える人も多いことでしょう。

今回はそんなプライベート空間を重視する登山愛好家のため、テント泊用のギアをざーっとご紹介していきたいと思います。

●日本の気候には「ダブルウォールテント」が最適
登山用テントは主に「シングルウォールテント」と「ダブルウォールテント」の二種類があります。

シングルウォールテントは、その名の通りシート一枚のみで構成される軽量なテントです。

防水透湿性があり、初心者も比較的簡単に設営しやすいのがポイントです。
一方のダブルウォールテントは、外側のフライシートには防水性が、内側のインナーシートには通気性があり、シングルウォールよりも通気性に富むため、室内が高温になりにくく結露しにくい、という特徴があります。

また雨が降っているときの出入りは、雨が室内に入りにくいダブルウォールの方が便利です。

高温多湿で雨が多い日本の山岳地では、より利便性の高いダブルウォールの方に軍配が上がります。

最近ではダブルウォールテントも軽量化が進んでおり、二人用1.5キロというものもあるので、ぜひ導入を検討してみてください。

またテント場の石や砂利などから底面を保護してくれる「グラウンドシート(フットプリントとも)」の使用も一緒におすすめします。

お気に入りのテントと末永くお付き合いするためにも、グラウンドシートは必須です!

●寝袋・マットもいろいろ
寝袋(シュラフ、スリーピングバッグとも)の形も主に二種類あります。
人の形に沿った丸っこい「マミー型」と、四角い「封筒型」の二つ。
登山用には、軽量化され、かつクールスポットができにくい「マミー型」の方をおすすめします。

中綿は化繊とダウンのうち、圧縮性が高く保温性に優れたダウンの方が好まれる傾向にありますが、濡れに弱いという側面も。

結露が気になる場合はシュラフカバーを併用したり、撥水加工が施されたダウン製品などを利用するのも手です。

ただし撥水加工ダウンはかなりお値段がするので、気軽に導入できないのが悩ましいところです…

テント内で快適にすごすには、マット(シュラフ・マット)の存在も欠かせません。

キャンプ用テントマットのような大きなものではなく、自分の身長ぐらいの長さと幅50センチぐらいのもので十分です。

私自身は130センチの折りたたみ式合成樹脂フォームマットを使用し、ザックを枕がわりにして荷物の軽量圧縮化をはかっています。

以前はエアマットを使用していましたが、空気の出し入れが意外に面倒だったのと、万が一のパンクが怖かったので、カサはあっても軽量な合成樹脂フォームに切り替えました。

安価に済ませたい場合は「銀マット」などが最適ですが、厚みがないので快適性という点ではかなり劣ります。

エアマット、折りたたみ式合成樹脂フォーム、銀マット、どれを選ぶかは個人の判断にお任せします。

●ストーブとクッカー・カトラリー
自炊がメインとなるテント泊には調理用の「ストーブ」と「クッカー」が欠かせません。

私はバーナーとガスカートリッジが専用クッカーの中にすっぽり収まる「ジェットボイル」を愛用しています。

収納が簡単な点と、あっという間にお湯が湧く沸騰スピードの早さが気に入っています。

焼いたり煮込んだり凝った調理をしたい人は、ジェットボイルのような一体型やバーナー直結型よりも、重心が低くなる分離型のストーブをおすすめします。

クッカーの素材は、熱伝導率が高く焦げ付きにくく安価、しかし少々重たい「アルミ製」と、熱伝導率が低く焦げ付きやすく高価、でもとにかく軽量な「チタン製」の二種類がメインとなっています。

最近では底面がアルミで側面がチタン、という両方の素材の特性を活かした素晴らしいクッカーも開発されているとか。

クッカーは調理するものによっていろいろ使い分けるのがベターです。
私はアルミ製のジェットボイルを使い、カトラリーだけ軽量なチタン製にして、なるべく出費を少額におさえています。

●テント泊には60リットル以上のザック

以上のことから、テント泊は山小屋泊よりも荷物が相当増えるということはおわかりいただけたかと思います。
これらの荷物をパッキングするのに、日帰り用、山小屋泊用の30~40リットルザックではおそらく事足りませんので、テント泊用に新調しないといけません。
だいたい60リットル程度を目安にしておくと無難です。
それ以上の重量になると山行にも影響が出ますので、パッキング時に荷物の断捨離をおこないましょう。

こちらで掲載している写真は40リットルのザックにマットを取り付けたテント泊用の装備です。

登山ではなくフジロック・フェスへの参加だったので、マットレスがあればシュラフシーツだけで十分では?と判断し、寝袋を持たずにフェスにのぞみました。
結果、夜は少し寒かったので防寒用に持参したダウンジャケットを足に巻いて寒さをしのぎました。

荷物の見極めにはそれなりの経験値が重要だということを痛感しました(笑)。
山岳テントでの寒さは命にかかわりますので、断捨離しすぎは要注意です!!
まずはどれぐらいの着替えが必要かを見極め、テント泊でも小屋の食事が取れる山荘ならばストーブ類を省くなどして軽量化をはかりましょう。

●初心者向けのテント場
大きな荷物を背負っての山行になりますので、アプローチが短いテント場がおすすめです。

尾瀬の「山の鼻テント場」ならば、登山口の鳩待峠からはゆるい下りで、一時間程度で到着します。

美しく広大な尾瀬ヶ原まですぐの距離なので、初心者も大満足のテント場といえるでしょう。

また高尾山の「日影沢キャンプ場」は完全予約制ではありますが、なんと利用料無料!

電話やFAXでの申し込みは受け付けておらず、往復はがきでの申し込みが必須となるそうです。

首都圏からもアクセスしやすい高尾山なら、初めてのテント泊にもうってつけですね。

●山小屋泊登山に必要な初期費用
・テント+α…2,000〜70,000円
・寝袋・マット…2,000〜70,000円
・ストーブ・燃料、コッヘル・カトラリー…5,000〜20,000円
・60リットル以上のザック、ザックカバー…10,000〜60,000円
・テント場使用料…0〜1,000円

合計19,000〜221,000円(交通費、ガソリン燃料費等をのぞく)

被災地で多発する女性のエコノミー症候群を防ぐ、超ミニマムな「携帯トイレ」作成法

「平成28年熊本地震」で亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
被災地の皆様の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

今回の地震では避難後に急性肺血栓塞栓症、いわゆるエコノミークラス症候群と診断された方が増えてきており、その大半が女性だという事実に、同性として胸が締め付けられる思いでおります。
同じ姿勢で長時間座るような格好を続ける「車中泊」と併せ、トイレの回数を減らすために水分摂取を控えるたりすると、さらにエコノミークラス症候群の危険に晒されやすくなるようです。

医療関係者らは適宜ストレッチや運動等を行うよう改善を呼びかけていますが、まずは早急な仮設トイレ等の手配が行なわれることを願って止みません。

そこで今回はエコノミークラス症候群を防ぐ応急処置として、登山用品の「携帯トイレ」をヒントに、家庭内の身近にある物を使った簡易トイレの作成方法をご紹介したいと思います。
被災地以外の方も、防災用品の準備にぜひご参照ください。

もっともミニマルなトイレセットに必要なのは、

1.ポリ袋
2.古紙+α
3.ロングスカート
4.ジッパー付きビニールケース
5.トイレットペーパー+α

となります。
それでは一つずつ説明していきましょう。

1.ポリ袋
スーパーマーケット等でもらうような、大きめサイズのポリ袋の中に用を足しましょう。
家屋にあるトイレが使える場合は(上下水道が使えなくても)大きなゴミ袋を便器に被せて使用すると便利です。

2.古紙+α
古紙はポリ袋の中に丸めて使用します。
古紙の替りに「凝固剤」があると、ゴミの容積を減らせることができるので便利です。
また車内で使用するときは古紙かビニールシートを床に敷けば周囲に付く汚れを防げます。
それに加えて消臭剤もあると、臭いによる不快感を軽減できるでしょう。

3.ロングスカート
視界を遮る樹木が全くない富士山などの登山道では、緊急に便意・尿意を催した場合、女性はロングスカートをまとって携帯トイレで用を足すことも。
本来なら視界を遮る「簡易テントドーム」などがあればいいのですが、緊急の場合はロングスカートが活躍してくれます。
ロングスカートが無ければタオルケットや大判のストールなどを巻いて、車の陰、木陰などで用を足すとよいでしょう。

下水道がなかった中世ヨーロッパの貴族は、あのバルーンのようなドレスをまとって庭で用を足し、自らの便を踏まないようにハイヒールを開発しました。
屋外で用を足さなくてはいけない場合、足元が汚れないようにハイヒールを履くといいかもしれません。

4.ジッパー付きビニールケース
登山用品ブランドのモンベルから発売されている登山用携帯トイレセットには、臭いと漏れをシャットアウトできるジッパー付きの丈夫なケースが付属しています。
また中身が見えないよう、ケースには濃紺色を採用。
ゴミ処理がしばらくできない場合、このようなジッパー付きケースで保管しておくと、臭いも防げるので便利です。

5.トイレットペーパー+α
トイレットペーパーは芯を抜いておくと携帯しやすくなります。
また手を洗えない場合は抗菌仕様のウェットティッシュか消毒用アルコールがあると便利です。
さらに赤ちゃん用のおしり拭きもあると、より快適に過ごせるでしょう。

写真はモンベルの携帯トイレセットです。
紺色のジッパー付きケース、凝固剤、ポリ袋のセットで、山の環境を考えた水溶性原紙のポケットティッシュは別売りとなっています。

登山を始めてみよう 雪山編

早いもので各地の山々から初冠雪の知らせが届く季節になりました。
雪が降ったら登山シーズンはおしまい? いえいえ、雪山にだって登山はできます。

普段の登山コースの所要時間より少し時間はかかりますが、ちょっとした技術とコツを習得すればスイスイっと登れるようになります。
人が少なくなった雪山を歩くのはとても気分がいいものです。
そんなわけでちょっと気が早いけれど、今回は「雪山登山」の装備のお話しをしたいと思います。

●アイゼン・クランポン
登山靴にバンドなどで装着する鉄の爪がついた雪山登山必須アイテムで、「クランポン」などとも呼ばれています。
雪面に尖った爪をひっかけて滑りにくくなる反面、使い慣れていないとズボンの裾に爪をひっかけやすいので注意が必要です。フカフカの雪の上を歩くときもワカン(かんじき)のような役割を果たし、格段に歩きやすくなるので、雪が降ったら必ず持参しましょう。
一般的に8~12本の爪のものをアイゼン、4~6本のものを軽アイゼンと呼びます。
また短時間で簡単に装着できる短い爪が連なった「チェーンスパイク」などがあります。
雪道の長さや雪の深さ、ほかのギアの有無、雪山登山経験の度合いなどで、チェーンスパイクか軽アイゼンかアイゼンかを使い分けます。
各地の登山情報ニュース等で「軽アイゼン程度でOK」「アイゼン必須」などというアナウンスをよく耳にしますので、荷造りの参考にしましょう。
私自身は10本爪のアイゼン一足と、凍った木道用に「リバーシブルグリッパー」というギアを持っていますが、リバーシブルグリッパーの方はまだ使うチャンスに恵まれていません。
早く使いたいなあ…

●ピッケル


小さなツルハシのような形をした雪山用のギアで、滑りやすい雪面をホールドして滑落を防ぐ用途があり、杖としての役割も果たします。
ただしガチガチのアイスバーンでなければある程度はストックで代用可能です。

●ストック
ピッケルが無い場合はストックで代用します。夏秋登山で使用するときはゴムの石づきカバーをつけますが、雪上では外しましょう。
雪面に深く刺さって抜き取りにくくなるのを防ぐため、先端近くにスノーバスケットを装着します。
このスノーバスケット、通常登山では使わないので、私はけっこう忘れてしまいがちです…
出発前には必ず持ち物チェックをして、なるべく忘れ物を未然に防ぎましょう(涙)!

●ゲイター
靴の上からゲイターを装着すれば、靴とズボンのあいだから雪が入って靴の中が濡れるのを防げます。
足首がキンキンに冷えて不快になることもありません。
雨の日の登山だけでなく雪山にもゲイターは忘れずに!

●サングラス
スキー・スノボなどでも裸眼で滑って翌日目に激痛が…なんて経験がある人も多いと思います。
雪焼け防止のためにも必ずサングラスはかけましょう。
と言いつつサングラスを持っていない私はいつもPCメガネで代用しています。かけないよりはマシ、ぐらいのレベルで正直目は痛いのですがご参考まで…

●防水手ぶくろ、ニット帽、バラクラバ
防水手ぶくろは防寒用としても使えるので、必ず持参しましょう。ニット帽は耳が隠れるものがよいでしょう。
バラクラバは薄手の目出し帽のような形状で、頭の部分をかぶらなければネックゲイターとしても併用できるので便利です。

●ビーコン・プローブ・ショベルのアバランチギア
正規のゲレンデ外を滑る、いわゆるバックカントリースキーなどをする人は持っていた方がいい3点セット「ビーコン」「プローブ」「ショベル」。これらは「アバランチ(雪崩の意味)ギア」と呼ばれています。

ビーコンは電波を発信したり受信したりできる機器で、雪崩に遭遇した際に使います。
非常に高価なものなのですが、命を守ってくれると思えば安いものです。
プローブはゾンデ棒ともいい、雪に埋没した遭難者の場所を特定するための軽量な長い棒です。
ショベルは言わずと知れた雪かきスコップのことで、雪山でテント設営する際やラッセル(雪かき)する際に使います。

私自身バックカントリースキーをやらなのでアバランチギアを持っていませんが、万が一のことを考えると持っていた方が安心ですね。
また雪山登山ではラッセルが必要な場面も多々あるので、軽量なショベルの購入を現在検討しています。

●最初の雪山登山におすすめの山

◇雲取山…山頂近くの雲取山荘は通年営業。距離は長いものの、鴨沢口からの緩やかな登山道は雪山初心者向き。
◇日光白根山…私のアイゼンデビューはこの山でした。2000m地点までロープウェイでアクセスできるのがポイント。
◇黒斑山…浅間山外輪山。浅間山自体は火山活動が活発化しているものの、黒斑山までなら規制外。

●雪山登山に必要な初期費用
・アイゼン・クランポン10本爪…10,000~30,000円
・ピッケル…8,000~30,000円
・ゲイター…1,500~10,000円
・サングラス…3,000〜20,000円
・防水手ぶくろ…3,000~10,000円
・ニット帽…1,000~5,000円
・バラクラバ…1,000~5,000円

合計27,500~110,000円(交通費、燃料費等をのぞく)

登山を始めてみよう – 日帰り登山編

短時間の登山に慣れてくると、次はもっと時間をかけて、もっと景色のいい山に行ってみたい!と欲が出てくるものです。

登山口から山頂を経て下山するまでの時間が3〜4時間程度に収まる登山を「低山・里山登山」としましたが、さらに6〜7時間かけて登る登山を「日帰り登山」と分類します。

さらなる美しい景色を求めて、日帰り登山へ行く場合に必要なギアを紹介していきます。

●足の負担が軽くなる「ストック」
長丁場の登山には「ストック(トレッキングポール)」があると安心です。
足の疲れや膝への負担を軽減し、疲労からおこりやすくなる転倒を防ぐこともできるからです。
登山後の疲労度も、ストックがあるのと無いのとでは相当違います。

ストックには持ち手がT字のものとI字のものがあります。
T字ストックはシングル(一本)で使用することが多く、腰より低い位置で持つので、平坦な地形のハイキングなどに向いています。
I字ストックは腕の位置が自由になるので、起伏に富んだ地形でも応用が利きやすく、一般的な登山の使用に向いています。
これから高い山に挑戦していきたい人には、I字のストックをダブル(二本)で持つことをおすすめします。

登りは短めに、下りは長めに、長さの調節ができるものを用意しましょう。
フリックロックタイプのものならば、ワンタッチで素早く簡単に長さ調節ができるので、力が弱い女性にもおすすめです。

また里山登山編でもちょこっと紹介しましたが、手ぶくろは必ず用意しましょう。
ストックを掴む時に手が擦れたり、豆ができたりするのも防げます。

●厚手の登山用靴下
長丁場の登山には、大量の汗を吸い上げる吸水性と速乾性、フィット感、緩衝性などを考慮した、厚手の登山用靴下を履きましょう。
ちょっとお高いですが、土踏まずを持ち上げて足の裏の負担を和らげる高機能な登山用靴下もあります。
メリノウールを使用した防臭性のある素材なら、さらに快適に過ごせるでしょう。

●日帰り登山におすすめの山域

・日光白根山
(ロープウェイで2000m地点まで一気にショートカット。登山口には足湯も!山頂からの中禅寺湖、男体山などの景色も素晴らしい)
・谷川岳
(初心者にはロープウェイ天神平口からの登山がおすすめ。下山後は水上温泉、宝川温泉などの名湯が待っている!)
・霧藻ヶ峰・妙法ヶ岳
(霊験あらたかな三峯神社から秩父宮ゆかりの霧藻ヶ峰へは、途中妙法ヶ岳を経由しても往復4、5時間程度。もっと体力があれば雲取山日帰りも夢じゃない?)

●日帰り登山に必要な初期費用
・I字ストック2本…3,000〜12,000円
・登山用靴下…1,000〜2,000円

合計4,000〜14,000円(交通費、燃料費等をのぞく)

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