マイナス金利で注目集める株の配当利回りとは

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12,000貯まる!
<材料>

・株の購入

<Point>

1株は買って保有していると「配当」が受け取れる。

2株の購入価格に対する1年間の配当の割合を示す配当利回りが3~4%ある銘柄も。

3配当はその会社の業績によって変動する。

※A社の株を100株購入。配当が1株当たり120円だとすると、配当金1万2,000円(120円×100株)のおトク(税金、売買手数料は考慮せず)。

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株というと、売ったり買ったりするイメージがありますよね。

でも、買って持っているだけでもリターンが得られます。それが「配当」です。
株式会社は、多くの人から出資してもらったお金で事業を行って利益を上げます。その中から経費や従業員の給与、税金などを支払い、残りを出資してくれた人、つまり株主に「配当」としてお返しします。証券取引所に上場している会社の場合、年に1回または2回、配当を出すことが多くなっています。

配当は「1株当たり○円」という形で支払われます。例えば、A社の株を株価6,000円で買って、1年間に1株当たり120円の配当を受け取った場合、それを利回りにすると、
120円÷6,000円×100=2%
となります。
このような、株価に対する配当の割合を「配当利回り」といいます。

現在、東京証券取引所第一部に上場している全銘柄の平均配当利回りは1.7%程度ですが、中には3~4%という銘柄もあります。マイナス金利でもともと低かった預金金利がいちだんと下がり、預金では利息がほとんどつきません。そこで、配当利回りの高い株が注目を集めています。預金するより株を買って配当を受け取るほうがいい、というわけです。

もちろん、株価は毎日変動するので預金と同じように考えるわけにはいきません。でも、余裕資金があれば、その一部を配当利回りの高い株で運用することも考えられます。
配当を目的に株を買うのであれば、買うタイミングをあまり気にする必要がないし、買ったあとも株価に一喜一憂することもありません。

ただし、注意点もあります。1つは、配当利回りは高ければよいというわけではないこと。配当が高ければ配当利回りは高くなりますが、配当が変わらなくても株価が下がった場合は高くなります。つまり、配当利回りが高い銘柄の中には、業績の悪化などで株価が低いために配当利回りが高くなっている会社もあるということです。

もう1つは、配当は預金の金利とは違って、その会社の利益によって変動するということです。前の期より配当が減ることを「減配」、利益が出ずに配当が払えないことを「無配」といいます。配当に注目して銘柄を探すときは、配当を安定的に出している会社や、今期より配当を増やす「増配」が予想されている会社を選びましょう。

なお、通常は受け取った配当には約20%の税金がかかりますが、金融機関にNISA口座を開設してそこで買った株については配当が非課税となります。その際、配当の受取方法を「株式数比例配分方式」にしておくようにしてください。それ以外の方式では非課税にならないので要注意です。

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執筆者

馬養雅子 ファイナンシャル・プランナー(CFP®)

千葉大学人文学部卒業。出版社勤務、フリー編集者を経て、ファイナンシャル・プランナーの資格を取得。 以後、個人のマネーのアドバイザーとして、家計管理や保険の見直し、金融商品や資産運用などに関する記事を新聞・雑誌に多数執筆しているほか、ネット上で資産運用やNISAに関する情報を発信している。

馬養雅子

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日本の株を全部まとめて買う方法 その2

前回、どの株を買っていいかわからないときなどに、ETFを利用して日本の株を全部買う方法をご紹介しました。全部買う方法はもう1つあります。それは「インデックスファンド」という投資信託を使うことです。

投資信託というのは、投資家から集めたお金をまとめて“ファンド”を作り、それを運用の専門家であるファンドマネージャーという人が運用する仕組みです。
「どこ」の「何」で「どのように」運用するかは、ファンドごとにあらかじめ決まっており、「どこ」「何」「どのように」の組み合わせで、いろいろなタイプのファンドができます。
このうち、「どこ」は、日本、先進国、新興国、米国、欧州など、運用する対象がどこにあるかを示します。「何」はおもに、株、債券、不動産です。「どのように」は、株価指数などに値動きが連動するように運用するインデックス運用と、インデックスを上回るリターンを目指すアクティブ運用の2つに分かれます。

ファンドのうち、「日本」の「株」に投資する「インデックス」ファンドは、TOPIX(東証株価指数)や日経平均株価(日経225)と値動きが連動するように運用されます。つまり、TOPIXや日経平均に連動するETFと同じように、そのファンドを買えば、TOPIXや日経平均を構成している全銘柄に投資することになるわけです。

インデックスファンドとETFは、投資対象や運用の仕方はほぼ同じですが、異なる点もあります。
・購入できる金融機関。ETFは株と同じやり方で取引するので、証券会社でなければ売買できません。一方、インデックスファンドは証券会社でも銀行でも扱っています。
・価格の決まり方:ETFは株と同様、証券取引所の取引時間中は刻々と価格が変わるので、同じ日に買ってもタイミングによって価格が異なります。インデックスファンドは、証券取引所の取引終了後に算出される基準価額で売買します。価格は1日1回決まるので、買った日が同じなら購入価格も同じになります。
・購入金額。ETFはその時々の価格で売買します。インデックスファンドも毎日価格が変わりますが、例えば「1万円分」という形で金額を指定して買える金融機関が多くなっています。
・積立ができるかどうか。多くの金融機関では投資信託の積立ができるので、インデックスファンドも毎月一定額で積立購入ができます。ETFの積立は、「株式累積投資」ができる証券会社に限られます。
・手数料。ETFは運用にかかる手数料がインデックスファンドより低くなっています。売買手数料は証券会社によって異なります。インデックスファンドは買うときに販売手数料がかかることがありますが、販売手数料がかからないノーロードとよばれるファンドもたくさんあります。

このように、ETFとインデックスファンドにはそれぞれメリット・デメリットがあるので、運用する資金の目的や金額に合わせて使い分けるとよいでしょう。

少ない金額で、日本の株を全部まとめて買う方法

株を買うときに、まず考えなければならないのは「何を買うか」であることはいうまでもありません。でも個人投資家が買える銘柄は3000以上もあって、なかなか選べないということはありますよね。

特に日本全体の株価が下がっているときは、「今、株を買うチャンスかも。何か買いたい、でも何を買っていいかわからない!」という人もいるのではないでしょうか。
そんなときは、日本の株を全部買ってみるのもよいかもしれません。
「そんなことできるの?」と思ったあなた。できるんです。
「そんなことするにはものすごくお金がかかる!」と思ったあなた。大丈夫、数万円から数十万円で買えます。

日本の株を全部、お手頃な金額で買うことができるのが“ETF”です。
ETFとは「上場株式投資信託」のこと。名前のとおり投資信託の一種で、価格が特定の指数に連動するように運用されます。例えば、TOPIX(東証株価指数)に連動するETFは、投資家からお金を集めて作った“ファンド”の資金で、東京証券取引所第一部に上場している全部の銘柄を買います。TOPIXは東証一部上場に上場している全銘柄の平均株価ですから、全部を買えば値動きがTOPIXと連動するわけです。

日経平均株価(日経225)に連動するETFもあります。日経平均株価は、東証一部に上場している銘柄のうち代表的な225銘柄の平均株価なので、日経平均株価に連動するETFを買うということは、日本の代表的な225銘柄すべてを買うということになります。

ETFは、TOPIXや日経平均株価以外の指数に連動するものもたくさんあります。自動車・輸送機器、運輸・物流、医薬品、機械などの業種別ETFや、米国、欧州、中国など海外の株を対象とするETFなどです。例えば、「将来有望だと思う業種のETFを買う」とか「米国の株に投資したいけど銘柄が選べないので米国の株価指数に連動するETFを買う」といったことも考えられます。

株そのものを数万円から数十万円で買うとすると、1銘柄から数銘柄しか買えませんが、ETFなら1万円程度でも多くの銘柄に分散投資することになるので、そのうちのいくつかが大きく値下がりしても、ETFとしての値下がりは抑えられというのもメリットです。

ETFは投資信託ですが、証券取引所に上場していて、株と同じやり方で売買します。証券会社に口座を開設し、買う・売るという注文を証券取引所に取り次いでもらうという流れです。ETFはNISA(少額投資非課税制度)で利用することもできます。そうすると、売却益や分配金は非課税になります。

少ない金額で幅広い銘柄に分散投資できるETFをぜひ活用してみてください。

株価チャートの曲線は何をあらわすの?

株価の動きを見るためのグラフを「株価チャート」といい、代表的なのが「ローソク足」です。

一定期間の始値・終値・高値・安値を長方形や線で表したもので、その期間中、株価がどのように動いたかがわかります。また、それを並べることによって、より長い期間の株価の流れがつかめます。

ローソク足のチャートに色の違う2本の曲線が重なっているのもよく目にするのではないでしょうか。この曲線を「移動平均線」といいます。移動平均線は、過去のある期間の終値の平均値を表しています。
例えば、平均をとる期間を25日とすると、

   1日~25日までの平均値

   2日~26日までの平均値

   3日~27日までの平均値

   4日~28日までの平均値

というふうに、1日ずつずらしながら25日間の平均値を並べて線で結んでいきます(実際にはその間の土日祝日を除いた25日分となります)。これを25日線といいます。同様に、75日間の平均値を並べていったものが75日線です。このほか、13週線、26週線などが使われます。

移動平均線からは、株価のトレンドが読み取れるといわれています。基本的には、株価のラインより移動平均線のほうが上にあれば、株価が上がると考えている人が多く、移動平均線のほうが下にあれば、株価が下がると考えている人が多いと判断されます。また、株価が移動平均線から大きく離れると、移動平均線のほうへ戻ることが多いようです。

期間の違う移動平均線(中期線と長期線)を重ねたときのパターンから株の買い時、売り時を判断する方法もあります。例えば、25日線と75日線の組み合わせでは、25日線が中期線、75日線が長期線となります。

長期線が上昇しているときに、中期線がこの長期線を下から追い越したところを「ゴールデンクロス」といい、その後、株価が上昇するポイント、つまり「買い時」と判断されます。逆に、中期線が下がってきているところに上から長期戦が突き抜けたポイントを「デッドクロス」といい、そこから株価が下がると予想される「売り時」と判断されます。

この程度を押さえておけば十分ですが、移動平均線から売買タイミングを読み取る方法はいろいろ研究されていているので、興味のある人は本やネットでチェックしてみてください。

株の銘柄選びは、基本的にはその企業のビジネスモデルや成長の見通し、業績や財務状況などの基礎的な条件で判断しますが、実際の買い・売りに際しては、移動平均線などのチャートも参考になるでしょう。

「買いたい株があるのにお金が足りない!」でも、あきらめないで。

「株を買いたい」と思ったとき、気になるのは「いくらあれば買えるのか」ということですよね。
株の値段は「株価」なので、その値段で買えるのかというと、そうではありません。

株には100株あるいは1000株という売買単位(単元)があって、それに株価を掛けた金額で売買します。
例えば、Aという銘柄の売買単位が100株で、現在の株価が2500円だったら、

  2500円×100株=25万円

となり、この株を買うには25万円必要です。
A株を「今買いたい!」と思っても、株式投資に回せるお金が10万円しかなかったら買え
ないということになります。でも、あきらめないで。少ない金額でも株を買える方法があるのです。
それは、証券会社が設けている「単元未満株取引制度」。言葉は難しいですが、要するに100株、1000株という単元より少ない単位で株を売買できる仕組みです。
例えば、「ミニ株」は、売買単位の10分の1単位で株の売買ができます。A株の例でいうと

、100株単位の10分の1、つまり、10株単位ということになります。株価が2500円でも

 2500円×10株=2万5000円

あれば買えるというわけ。これなら予算が10万円でも大丈夫ですね。

ネットで取引するネット証券会社の中には、もっと少ない金額で買えるところもあります。
SBI証券の「S株」、マネックス証券の「ワン株」、カブドットコム証券の「プチ株」は、いずれも1株単位で売買ができます。A株の例だと

     2500円×1株=2500円

ミニ株よりもさらに少ない金額でOKということになります。

こうした仕組みを使えば、少ない金額で複数の銘柄を買うこともできます。株式投資に回
せる資金が10万円だと、通常であれば買えるのはせいぜい1銘柄でしょう。でも、単元未
満株取引を使えば10万円で数銘柄から十数銘柄に分散投資が可能。分散すれば、そのうちのどれかが値下がりしても、ほかの銘柄が値上がりしていれば、投資した資産全体の値下がりを抑えることができます。

単元未満株は、保有していても株主優待は受けられないケースが多く、株主総会への参加もできませんが、配当は、保有している株数に応じて受け取れます。例えば、100株単位の株を1株保有していると、受け取れる配当も100分の1となります。

単元未満株取引には、通常の株の取引と違う点があります。指し値注文(株価を指定してする注文)はできず、成り行き注文(いくらでもいいから買う・売るという注文)のみであることや、注文を出せる時間が限られていることなどです。S株、ワン株、プチ株はほぼすべての銘柄が買えますが、ミニ株は証券会社が決めた銘柄しか売買でききないことも
あるので、あらかじめ確認したうえで利用するようにしてください。

株価が下がっても気にならない資産運用法

投資をしている人は毎日、株価をチェックしていますか?

実は、投資で成功したかったらチェックしない方がいいかもしれません。

今回は、株価が大きく変動してもそれに負けず資産運用に取り組む方法をお伝えします。

株価が下がっていくような状況でも前向きに資産運用を続けるためのポイントは次の3つです。

1.あえて相場動向を毎日チェックしない
2.値上がりしそうなものを探さない
3.相場下落を喜べるように

では、1つずつみていきましょう。

【相場動向を毎日チェックしない】
資産運用については、短期的な視点で考えず、中長期的な方針を立てて取り組んでいくことが何よりも大切です。もし短期投資で上手くいっているとしたらラッキーなだけで、それはギャンブルと同じです。スリルを味わう投資ではなく、将来のために大事なお金を運用していこうと考えるのであれば、日々の値動きを追いかけてチェックする必要はありません。

【値上がりしそうなものを探さない】
「いつ」「何に」投資したら儲かるのかを予想できたら投資も簡単です。しかし、そんなことはプロでも出来ません。値上がりしそうなものを探すより、世界経済全体に幅広く投資をした方が簡単で確実です。なぜならば、世界経済は毎年3~4%のペースで成長を続けているからです。
そして、投資信託という仕組みを使えば毎月たった500円という少額でも世界経済全体へ投資をすることが出来るのです。

【相場が下がっても嬉しいと感じられるように】
一気にまとまったお金を投資するのではなく、少しずつ投資をしていきましょう。
長期的には経済が成長していけば、株式の価値が上がっていきます。しかし、そのあいだには必ず大きな変動を繰り返します。毎月の積立投資などを利用して少しずつ投資をしていると、たとえ株価が一時的に下落しても、「安くなったところで買うチャンスが来た!」と嬉しく感じられるようになります。
それに、積立投資を利用して資産運用に取り組むことは、大きな失敗を避けることにも繋がります。

そもそも資産運用とは、儲かりそうなチャンスを探して投資することではなく、債券や株式などあらゆる金融資産全体のバランスを考慮して、資産全体を管理していくことです。値上がりしそうなものを予想して当てにいくのでは、ギャンブルと一緒です。

株価予想なんて当たらないと割り切って、ゆっくり少しずつ資産運用に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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