お小遣いを始める〜親子で話そう!おかねのこと 子どもに伝えたい!おかねの大切さ【第8話】〜

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親子で話そう!おかねのこと 子どもに伝えたい!おかねの大切さ 第8話
【お小遣いを始める】

子どもにお金の大切さを伝えるためには、親子の日頃のコミュニケーションが欠かせません。つづみくん一家の日常の一部を切り取って、どんな風にお金の話をしているか覗いてみましょう。

<登場人物>

つづみくん:小学2年生。都内で両親と妹と住んでいる。どんなことにも興味を持つ好奇心旺盛な元気な男の子

パパ:会社員。大好きな家族のために毎日仕事をがんばるパパ。つづみくんと一緒にサッカーをするのが大好き

ママ:専業主婦。つづみくんの「どうして?」攻撃にどう答えれば良いか悩むママ。下の子が小学校に入ったらパートに出たいと思っている。

かのんちゃん:幼稚園年中。お兄ちゃん大好きの明るい女の子。

<これまでの話>
第7話 「消費税」って何?
第6話 「旬」って何?
第5話 欲しいモノと必要なモノ
第4話 利子ってなに?
第3話 ぼく専用の口座を作る
第2話 お年玉って何に使えば良いの?
第1話 どうしたらお金ってもらえるの?

【つづみ、おこづかいを始める】

第3話でお年玉を預けるために初めて自分専用の口座を作ったつづみくん。ある日、ママにこんな問いかけをしました。

つづみ:ママ、僕のお金はこのカードを使えば銀行さんからもらえるって言ってたよね。

ママ:そうね、もらえるというよりは・・・つづみのお金をひき出せるわね。

つづみ:今日ね、学校でおこづかいもらっているかって話になったんだ。僕、おこづかいはもらってないけれど銀行に自分のお金があるって話したら、笑われちゃって・・・。

ママ:つづみはお年玉を銀行に預けたんだもん。何も問題ないわよ。でも、たしかにおこづかいはあげていないね。

つづみ:僕はいつからもらえるの?

【おこづかいを始めてみる?】

ママ:おこづかい、そろそろ始めてもいいかな。つづみはほしいモノはある?

つづみ:うーん。妖怪ウォッチのメダルとか新しいサッカーの服とか。

ママ:よくお菓子もねだるよね(笑)

つづみ:あ!おもちゃがついているお菓子大好き!

【おこづかいで買うものは?】

ママ:ほしいモノがあるみたいだから、おこづかいを始めてもいい頃ね。それじゃ、こうしない?サッカー用のウェアとか学校で使う文房具とかノート、洋服みたいに、生活するのにないと困るモノはパパとママが買ってあげる。で、妖怪ウォッチのメダルとかおもちゃ付きのお菓子みたいに、つづみが欲しいなって思ったモノは、つづみがおこづかいで買うの。

つづみ:うわー!自分のお金で買っていいんだね!嬉しい!いっぱい買うぞー。

ママ:ちょっと待った。いっぱい買ったらどうなるかな?

つづみ:うーん。お金がなくなっちゃう?

【お金が無くなっちゃう?】

ママ:そうよね。もしお金がなくなっても、ママはその月にはもうあげないよ。

つづみ:えー。くれないの?

ママ:そう。だからつづみがいっぱいお菓子を買っちゃって、お金がなくなったら、もうその月は買えないの。いくら欲しいって言われても絶対にあげない。どうしてかわかる?

つづみ:うーん。わからない。

【おこづかいも練習?】

ママ:つづみは幼稚園の時に自転車いっぱい練習して補助なしで乗れるようになったよね。今はもう立派に補助なしでビュンビュン走れるよね。

つづみ:うん。すごく練習したもん。

ママ:おこづかいも、練習なの。将来つづみが大きくなって、たくさんお金を持つようになったときに、上手に管理できるようになるように、今から練習をする方法の一つなのよ。大きくなった時に、もしお金を使い過ぎちゃって、絶対に必要なことに使うお金が足りなくなったら大変でしょう。だから、つづみもそんなことにならないように、失敗してもいいから、少しずつおこづかいで練習していこうね。

つづみ:うん。がんばるね。わーい。いくらもらえるかな。

<おこづかいを始める目安>
・欲しいモノがある
・日頃の買い物やおつかいなどで、ホンモノのお金と触れたことがある
買い物体験(お釣りをもらうなど)があればなお良い

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  • お小遣いを始める〜親子で話そう!おかねのこと 子どもに伝えたい!おかねの大切さ【第8話】〜

執筆者

鈴木さや子 ファイナンシャル・プランナー/ キャリアカウンセラー

家族が笑顔になれるための生活に役立つお金の知識を、主に女性向けにセミナーや執筆活動、個人相談などを通じて発信している。専門は教育費・ライフプラン・保険・住宅ローン・マネー&キャリア教育。 講演の他、小・中学校や地域コミュニティなどでの講演やワークショップなど、保護者や親子向けイベントも行っている。

鈴木さや子

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【消費税って何?】

子どもにお金の大切さを伝えるためには、親子の日頃のコミュニケーションが欠かせません。つづみくん一家の日常の一部を切り取って、どんな風にお金の話をしているか覗いてみましょう。

<登場人物>

つづみくん:小学1年生。都内で両親と妹と住んでいる。どんなことにも興味を持つ好奇心旺盛な元気な男の子

パパ:会社員。大好きな家族のために毎日仕事をがんばるパパ。つづみくんと一緒にサッカーをするのが大好き

ママ:専業主婦。つづみくんの「どうして?」攻撃にどう答えれば良いか悩むママ。下の子が小学校に入ったらパートに出たいと思っている。

かのんちゃん:幼稚園年少。お兄ちゃん大好きの明るい女の子。

<これまでの話>
第6話 「旬」って何?
第5話 欲しいモノと必要なモノ
第4話 利子ってなに?
第3話 ぼく専用の口座を作る
第2話 お年玉って何に使えば良いの?
第1話 どうしたらお金ってもらえるの?

【値段が変わった!?】

スーパーでの買い物を終えたつづみくん、レシートをみて首をかしげています。

つづみ:うーん。おかしいなあ。

ママ:つづみ、どうしたの?

つづみ:さっき買ったいちごって、400円じゃなかったっけ?大きく看板に「安いよ!400円!」って書いてあったよね。

ママ:そうよ。今日はいつもより安かったし、デザートにと買ったのよね!

【消費税?】

つづみ:でもさママ、ここにはちがう金額が書いてあるよ。

ママ:え?いくらって書いてあるの?

つづみ:432円って。

ママ:あー、それはね、「ショーヒゼイ」よ。どんなモノでも買い物をするときには、ショーヒゼイ分が少しだけ足されるの。今は8%。つまり、そのモノの値段の100分の8の金額が、ショーヒゼイとして追加して払うのよ。

つづみ:えー。それじゃ、400円ってウソじゃないか。

ママ:たしかにウソに見えちゃうね。でもね、このショーヒゼイはお店のものにはならないのよ。いろんなお客さんからちょっとずつもらったショーヒゼイを合わせて、全部を日本っていう国やつづみが住んでいるこの東京都に払っているの。「税金」っていうお金よ。

つづみ:えー、なんでそんなことしなきゃいけないの? 安い方がいいのに・・・。

ママ:そうね、安い方がつづみやママたちにとっては嬉しいことよね。でも、税金っていうものがなくなったらもっと大変なことになっちゃうの。

つづみ:大変って!?

【消費税の使い道?】

ママ:たとえば小学校でもらう教科書にお金がかかったり、ゴミを持って行ってもらえなかったり、おまわりさんや救急隊員さん、消防士さんが少なくなって街の安全が減っちゃったり・・・

つづみ:それは大変だ!

ママ:税金はこの国や東京都で暮らしているパパやママたちが払う手数料みたいなものね。このお金を払うので、安全を守ってくださいみたいな。ほかにも、病院に行っても税金があるおかげで、ママたちが払うのは病院代の一部で済んでいるの。

つづみ:へえ、すごい大事なものなんだね。ぼく、思い出した。この間ヒャッキン(100円均一ストアのこと)に行った時、100円じゃ買えなかったのはなんでだろうって思っていたんだ。あの時もショーヒゼイが入ってもう少し高かったのかな?おこづかいで買ったのに・・・。

ママ:そうね、100円の8%は8円だから、108円だったんじゃないかな?

つづみ:そうだったかも!

【税金があがるかも!?】

ママ:税金にはいっぱい種類があって、ショーヒゼイのほかにも、稼いだら払う所得税とか自動車を持っていたら払う自動車税とか、お酒にかかる酒税なんていうのもあるの。でもその中でつづみが一番最初に払うのはやっぱりショーヒゼイね。もうおこづかいからショーヒゼイを払っているんだもの、つづみくん、えらい!!

つづみ:わ、褒められた。でもなんか大人になった気分で嬉しい!

ママ:でもね・・・今度ショーヒゼイがあがるかも知れないのよ。8%じゃなくて10%に。ということは、100円のモノを買うと、これまでは108円だったのが、110円かかるようになるの。

つづみ:えーー!そんなに変わっちゃうの?

ママ:そうよ、もしそうなったらますますお金が出て行ってしまうから、ムダな買い物とかしないように気をつけなくちゃ!

つづみ:ぼくも気をつけるよ。あ、でも欲しいおもちゃがあるんだ。ショーヒゼイがあがる前にママにお願いしなくちゃ!

ママ:ムダな買い物じゃないならいいわよ(笑)

もうすぐ子どもが小学生!節約のコツは総額の予算を決めること!

もう少しで3月も終わり、4月に入ると入学シーズンですね。我が子が小学校に入学するのは本当にうれしいし、ワクワクするものです。

かくいう私(編集部35歳、男子)も昨年、子どもが小学校に入学しました。それまで送り迎えをしていた我が子が一人で学校に行って、帰って来る。あれまで小さかった弱々しい子どもがとても立派に見えるものです。「行ってきま〜す!」という姿は本当に元気をもらいます。

期待に胸を躍らせ迎える入学式の日、ピカピカのランドセルにピカピカの帽子、そしてビシッと決まったスーツで校門をくぐる姿を見て誇らしげに感じたあの日、今でも胸に焼き付いております。

さて話は戻してたとえ、公立に進学しても、入学準備には意外とお金がかかります。中でも高額なのがランドセルと学習机、そして入学式で着るスーツといったところでしょう。

たとえばランドセルは、下は1万円以下から、有名百貨店のオリジナルやオーダーメイドなどの場合、6万円を超えることもざら。年々、ランドセル商戦も早まっており、今年はゴールデンウィークから店頭に並び始めたので、見に行った方もいらっしゃるのではないでしょうか?

また、人気の高いオーダーものなど、欲しい色が売り切れるのが不安で、早めに手に入れようと、夏には申し込みを済ませる人も少なくありません。しかし中には、友達から得た「早く買わないとなくなる」という情報に惑わされ、予定よりも高いランドセルを買ってしまったという方もいるのも事実です。

お金の使い方には、満足して使う「良い使い方」と、後悔してしまう「良くない使い方」がありますが、ランドセルなど子どもにかかるお金は、もちろん「良い使い方」になるはず。しかし次の場合は、「良くない使い方」になってしまうので注意が必要です。

・まわりの情報に惑わされ、流されて買ったもの
・親の見栄やプライドなどだけで買ったもの
・見た目だけで判断し、長い目でみて本人が使いやすいかどうかという視点に欠けたもの
・今後の生活が苦しくなるほど、一時にお金をかけてしまう使い方

「良い使い方」になるよう、絶対に必要なもの、なくても良いもの、お金をかけたいものを親子で洗い出し、予算の中で優先順位をたてながら、しっかり吟味していきましょう。

百貨店やスーパー、オーダー専門店などに選びに行く際にはご注意くださいね。
なお、お下がり品を活用したり、型落ちのものをオークションサイトやネット通販で探すなど、子ども本人が喜ぶ品を、安く手に入れる方法は色々あるので、活用してみてください

また、学校に持っていく文房具やグッズについてもあまり早く買いすぎるのはおすすめしません。子どもも嬉しいので、早い時期から準備をしたがることが多いですが、入学準備会で持って行くモノの詳細をきいてから準備した方が良いでしょう。たとえばわが家では、好きなキャラクターものの文房具を準備したら、説明会でキャラクターものは禁止と聞きガッカリしました。防犯ブザーもかわいいものを買っておいたら、自治体から配られた・・・なんていう話もよく聞きます。

入学後も、しばらくは習字道具、絵の具、ピアニカ、水着・・・と出費が続きますので、「おめでたいから」と気が大きくなり使いすぎると家計が厳しくなってしまいます。入学準備でかけるお金のすべての合計予算をたて、親子で優先順位を考えながら楽しく選んでいきたいですね。

「旬」って何?〜親子で話そう!おかねのこと 子どもに伝えたい!おかねの大切さ【第6話】〜

親子で話そう!おかねのこと 子どもに伝えたい!おかねの大切さ 第6話
【「旬」って何?】

子どもにお金の大切さを伝えるためには、親子の日頃のコミュニケーションが欠かせません。つづみくん一家の日常の一部を切り取って、どんな風にお金の話をしているか覗いてみましょう。

<登場人物>

つづみくん:小学1年生。都内で両親と妹と住んでいる。どんなことにも興味を持つ好奇心旺盛な元気な男の子

パパ:会社員。大好きな家族のために毎日仕事をがんばるパパ。つづみくんと一緒にサッカーをするのが大好き

ママ:専業主婦。つづみくんの「どうして?」攻撃にどう答えれば良いか悩むママ。下の子が小学校に入ったらパートに出たいと思っている。

かのんちゃん:幼稚園年少。お兄ちゃん大好きの明るい女の子。

<これまでの話>
第5話 欲しいモノと必要なモノ
第4話 利子ってなに?
第3話 ぼく専用の口座を作る
第2話 お年玉って何に使えば良いの?
第1話 どうしたらお金ってもらえるの?

【どうして冬のイチゴは安いの?】

前号から引き続き、夕食の材料のお買い物に来たママとつづみくんとかのんちゃん。3人は果物売り場にやってきました。

つづみ:わー!イチゴだー。大きくて美味しそう!食べたいなー。

ママ:本当に美味しそうね。しかも「旬」だからお手頃価格だし。よーし、二人ともお菓子を我慢したし、今日のカレーのあとのデザートに、イチゴ買っちゃおうかな。

つづみ:わーい!有難うー

かのん:ママ、「しゅん」ってなーに?

【「旬」って何?】

ママ:「旬」というのは、1年の中で、一番たくさんその果物や野菜がとれる時期のことよ。イチゴの旬はだいたい1月から3月くらいなの。

つづみ:あー!そういえば去年イチゴがりに行ったのも1月くらいだったよね!

かのん:行った行った!!かのん、いーっぱい取ったよ!

ママ:美味しかったわよね。そうなの、イチゴは寒い時期に、たくさん出回るのよ。

つづみ:どうしてその「旬」だと、その、おてがる価格なの?

【どうして「旬」だとお手頃価格?】

ママ:どうしてだと思う?

つづみ:うーん。美味しいから、ぼくは、高いと思うんだけど・・・。

ママ:そうね、美味しいものは高くて、まずいものは安いって普通は思うよね。でもね、こう考えてみて。たくさんとれたイチゴは、どんなにイチゴが欲しい人がたくさんいても、余ってしまうかもしれないの。

つづみ:えー、僕はいくらでも食べられるけどなー。

ママ:つづみはイチゴ大好きだからね。でもね、金額が高すぎたら、いくら好きでもたくさんは買えないよね。イチゴがどんなに大好きでも、みんながたくさんのお金を出せるわけではないから、みんなが買う量の合計はだいたい決まっているのよ。お店の人にとっては、売れ残ってしまうのは困るから、少しでも買ってもらえるように安くするのよ。

つづみ:そっか!安ければ、いつも以上に買うかもしれないし、いつも買わない人も買うかもしれないよね。

▪需要と供給?

ママ:イチゴを買いたいって思う人の数のことを、むずかしい言葉で「ジュヨウ」って言うのよ。この「ジュヨウ」と、イチゴがどれくらいとれるか表す「キョウキュウ」のバランスによって、値段が決まるの。
たとえば、10月頃は、それまであまりお店に並んでいなかったイチゴがお店に並び始める時期なの。でもその頃はまだとれるイチゴの数が少ないから、「キョウキュウ」が少ないの。でもイチゴの数は少なくても「欲しい!」と思う人は、どんなに高くても買いたいでしょ。だから「キョウキュウ」が少ない時は値段が高いのよ。

つづみ:だったら、おいしくて安い今の時期に買うのがいいんだね!イチゴがたくさん食べられるなんてシアワセー!ママ、早く帰ってイチゴ食べよう!

欲しいモノと必要なモノ〜親子で話そう!おかねのこと 子どもに伝えたい!おかねの大切さ【第5話】〜

親子で話そう!おかねのこと 子どもに伝えたい!おかねの大切さ 第5話
【欲しいモノと必要なモノ】

子どもにお金の大切さを伝えるためには、親子の日頃のコミュニケーションが欠かせません。つづみくん一家の日常の一部を切り取って、どんな風にお金の話をしているか覗いてみましょう。

<登場人物>

つづみくん:小学1年生。都内で両親と妹と住んでいる。どんなことにも興味を持つ好奇心旺盛な元気な男の子

パパ:会社員。大好きな家族のために毎日仕事をがんばるパパ。つづみくんと一緒にサッカーをするのが大好き

ママ:専業主婦。つづみくんの「どうして?」攻撃にどう答えれば良いか悩むママ。下の子が小学校に入ったらパートに出たいと思っている。

かのんちゃん:幼稚園年少。お兄ちゃん大好きの明るい女の子。

<これまでの話>
第4話 「利子」って何?
第3話 ぼく専用の口座を作る
第2話 お年玉って何に使えば良いの?
第1話 どうしたらお金ってもらえるの?

【欲しいモノと必要なモノ】

夕食の材料のお買い物に来たママとつづみくんとかのんちゃん。おやおや?なんだか揉めています。

かのん:(おもちゃ付きのお菓子を手に)ママ〜、これ買って〜(涙)

つづみ:かのん、ずるいぞ。今日はお兄ちゃんが買ってもらう日だ。

ママ:二人とも何言っているの。スーパーには夕食のカレーに使うお野菜を買いに来たのよ。必要なのはじゃがいもと玉ねぎと人参、それからカレールー。それだけを買いに来たんだから、他のものは買わないわ。

つづみ:えー?でもさ、ママのお財布にはたくさんお金が入っているから、ぼくたちのお菓子だって買えるよ。ぼく知っているもん。

ママ:そうね。でもこのお財布のお金は、明日食べるモノや、つづみが学校で使うノートなどを買うお金よ。たくさんに見えるかもしれないけれど、どんどん買っていたら、なくなっちゃうわ。

▪なくなっちゃったらどうなるの??

かのん:なくなっちゃったらどうなるの?

ママ:なくなっちゃったら食べ物が買えなくなって、お腹が空いちゃうね。今度のお給料が入ってくるのは1ヶ月後だから、それまでかのんは、がまんできるかな?

かのん:がまん、できないと思う

ママ:そうだよね。かのんもつづみもママもパパも、食べないで生きるのはむずかしいよね。朝ごはんや昼ごはん、夕ごはんのために買うモノは、「必要なモノ」なのよ。

▪必要なモノ??

つづみ:じゃあおもちゃ付きお菓子は?

ママ:どう思う?なかったら本当に困るものが「必要なモノ」よ。

つづみ:うーん。「必要なモノ」・・・じゃないかも・・・。

ママ:そうだね。おもちゃ付きお菓子は、「必要なモノ」じゃなくて、「欲しいモノ」なの。何か買い物をするときは、この二つの種類を考えることが大切なのよ。これは「必要なモノ」かな?「欲しいモノ」じゃないかな?ってね。

▪「必要なモノ」かな?「欲しいモノ」じゃないかな??

つづみ:えー!じゃあ「欲しいモノ」は買っちゃダメなの!?

ママ:そんなことはないのよ。今度のお給料が入ってくるまで、必要なお金が用意できるんだったら、「欲しいモノ」も買って大丈夫。でも、ママは食べ物を買うお金を「いくらまで」と決めているから、今日はおもちゃ付きお菓子を買う余裕がないの。ごめんね。

つづみ:あーよかった。じゃあ、時々は「欲しいモノ」も買えるんだね。

ママ:つづみとかのんが「欲しいモノ」あるときは、急にスーパーで言わないで、あらかじめママに言っておいて欲しいな。そうしたら、みんなでよく考えながら大事にお金を使って、余ったらごほうびとして「欲しいモノ」を買うのも楽しいと思わない?

つづみ・かのん:わーい!大賛成ー!

「利子」って何?〜親子で話そう!おかねのこと 子どもに伝えたい!おかねの大切さ【第4話】〜

親子で話そう!おかねのこと 子どもに伝えたい!おかねの大切さ 第4話
【「利子」って何?】

子どもにお金の大切さを伝えるためには、親子の日頃のコミュニケーションが欠かせません。つづみくん一家の日常の一部を切り取って、どんな風にお金の話をしているか覗いてみましょう。

<登場人物>

つづみくん:小学1年生。都内で両親と妹と住んでいる。どんなことにも興味を持つ好奇心旺盛な元気な男の子

パパ:会社員。大好きな家族のために毎日仕事をがんばるパパ。つづみくんと一緒にサッカーをするのが大好き

ママ:専業主婦。つづみくんの「どうして?」攻撃にどう答えれば良いか悩むママ。下の子が小学校に入ったらパートに出たいと思っている。

かのんちゃん:幼稚園年少。お兄ちゃん大好きの明るい女の子。

<これまでの話>
第3話 ぼく専用の口座を作る
第2話 お年玉って何に使えば良いの?
第1話 どうしたらお金ってもらえるの?

【リシって何!?】

前回、自分だけの銀行口座を作ったつづみくん、通帳を手にとーっても嬉しそう。

つづみ:ねえ、パパ。僕のお金、銀行さんが持っていてくれるんだよね?

パパ:そうだよ。この通帳と判子を持っていくと、入っているお金から必要な分、渡してくれるんだ。

つづみ:へー、そうなんだ。ママがいつもお金を出している機械ではできないの?

パパ:ATMのことか。もちろんつづみもあの機械でお金を出すことはできるよ。その場合は、このキャッシュカードと、最初に決めた4桁の番号を入れるとお金を出せるんだよ。

▪リシ、預けたお礼??

つづみ:じゃあ通帳もカードもなくせないね。ちゃんとしまっておいてねパパ。

パパ:任せとけ!そうだ、つづみにいいことを教えてあげよう。なんと預けたお金はいつの間にか増えるんだ。すごいだろう。

つづみ:えーーー!!??本当?

パパ:本当だよ。「リシ」って言うんだ。銀行にとっては、「つづみくん、お金を預けてくれてありがとう」というお礼みたいなものだ。

▪預けたお金はどこに?

つづみ:お礼?なんでお礼してくれるのかな。だって預かってくれて嬉しいのは僕なのに・・・

パパ:実はつづみが預けたお金はね、お金が必要で困っているどこかの会社に貸してあげるお金として使われるんだよ。その会社は、お金が手に入ったことで色々なモノやサービスを売り出せるよね。売れればお金がまた手に入る。そうやって稼いだお金を使って、貸してくれた銀行にお金を返すんだ。でもただ返すんではなくて、「銀行さん、貸してくれてありがとう!」とお金を上乗せして返すんだよ。

つづみ:ふーん。そしたら銀行に預けた僕のお金はちゃんと返ってくるんだね。安心したよ。

パパ:そうだよ。つづみのお金は、その会社のために役立っているんだよ。それで銀行はつづみに「困っている会社に貸すお金を貸してくれてありがとう」と「リシ」をつけて増やしてくれるんだ。

▪グルグル回るお金の旅?

つづみ:なんだかちょっとうれしいなあ。

パパ:みんなのお金がこうして、困っている会社とかのために使われて、そして新しいモノが売られて僕たちがそれらを買ってお金を払う・・・そうやってお金ってグルグルグルグル世の中を回っているんだ。お金の旅ってわけさ。

つづみ:うわー!僕のお金、どんな会社に役にたっているんだろう。ワクワク!

ぼく専用の口座を作る〜親子で話そう!おかねのこと 子どもに伝えたい!おかねの大切さ【第3話】〜

親子で話そう!おかねのこと 子どもに伝えたい!おかねの大切さ 第3話
【ぼく専用の口座を作る】

子どもにお金の大切さを伝えるためには、親子の日頃のコミュニケーションが欠かせません。つづみくん一家の日常の一部を切り取って、どんな風にお金の話をしているか覗いてみましょう。

<登場人物>

つづみくん:小学1年生。都内で両親と妹と住んでいる。どんなことにも興味を持つ好奇心旺盛な元気な男の子

パパ:会社員。大好きな家族のために毎日仕事をがんばるパパ。つづみくんと一緒にサッカーをするのが大好き

ママ:専業主婦。つづみくんの「どうして?」攻撃にどう答えれば良いか悩むママ。下の子が小学校に入ったらパートに出たいと思っている。

かのんちゃん:幼稚園年少。お兄ちゃん大好きの明るい女の子。

<これまでの話>
第2話 お年玉って何に使えば良いの?
第1話 どうしたらお金ってもらえるの?

【ぼく専用の口座を作る】

お年玉の使い方をパパから教えてもらったつづみくん。ある休日、パパからこんなことを訊かれました。

パパ:つづみ・かのんはお年玉で何を買ったんだ

つづみ:ぼく、サッカーが好きだから、小さいサッカーボールが付いているボールペンを買ったんだー。

かのん:わたしは可愛い色がいっぱい入っているヘアゴムのセット。

パパ:そうか。二人とも1年間大切に使うんだぞ。ところで、余ったお年玉はどうしたのかな?

つづみ:引き出しに入っているよ。

かのん:ママに渡しちゃった。

パパ:えらい、ちゃんと管理しているね!でもつづみは引き出しに入れておくと、いつの間にかいろんなものとグチャグチャになってしまうかもしれないね。かのんもママに渡しちゃったら、ママが化粧品を買うのに使ってしまうかもしれないぞ(苦笑)

かのん:えーーやだー!

▪ぼく専用の銀行のお財布?

ママ:そんなことしないわよ(怒)

パパ:まあまあ。そうしたらつづみもかのんも、銀行に自分のお財布を作って、そこに余ったお年玉を預けてみたらどうだい?

つづみ:えー!いいのー?ぼく専用の銀行のお財布ってこと?

パパ:そうだよ。そのお財布のことを「口座(こうざ)」って言うんだよ。よーし!今から一緒に作りに行こう。

つづみ・かのん:わーい!!

▪銀行へ

パパ:すいません。この子たちの名義の口座を作りたいのですが

銀行員:ありがとうございます。お子様の口座を作られる場合は、お父様とお子様の身分証明書が必要ですがお持ちでしょうか?

パパ:私の運転免許証と子どもたちの健康保険証でよろしいですか?

銀行員:はい。あとは印鑑も必要です。こちらの申込書にご記入ください。(※)

▪手続き完了

銀行員:つづみくん、これがつづみくんの通帳だよ。

つづみ:わー!ぼくの名前が書いてある!嬉しいなあ。

パパ:早速ATMでお年玉を入れてみよう。

▪ATMにて

つづみ:わー!初めて触ったよ。ここにお金を入れて・・・と。ピッ。これで入ったの?

パパ:そうだよ。こうして通帳に「1月20日 5000」と印刷されているだろう。つづみの銀行のお財布に5000円入ったってことさ。いつでもこの機械でお金を出したり、もっとお金を預けたりできるようになったんだよ。

つづみ:すごいすごい!じゃあ来年も預けに来るね!待っててね銀行さん!

(※)銀行によって必要書類が異なることがあります。ご利用の銀行にあらかじめご確認の上お手続きしてください。

<子ども名義の口座を開くときの注意ポイント>
・ 通帳が発行される銀行が良い(お金が入っていることが子どもから見てわかりやすいから)
・ 店舗がある銀行が良い(自分の手で操作して入出金できるから)
・ 子ども本人がいないと開設できない銀行もある
・ 定期預金が利用できる総合口座が望ましい

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