【無料サービス】♂♂ほぼ夫婦「明日は明日の風が吹く」vol.7

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こんにちは。作家・まんが家の歌川たいじです。

無料! 無料 ! と、なんでも無料のものばかり追い求めるのは好きではないのですが、こんなワタクシでも東京都内の無料スポットは時々、利用しております。

ワタクシが暮らしております新宿区には無料で使えるデスクスペースがあったりして、相方のツレちゃんが大音量でアイドルソングを聴くせいで自宅では仕事に集中できないときの緊急避難となっているのです。ケンカするより、逃げたほうが仕事の効率は落ちないので、有り難い限りです。

また、東京都内を探すと、無料で楽しめるスポットはけっこうあります。
杉並には無料とは思えないクォリティのアニメーション・ミュージアムがありますし、丸の内には圧巻のクジラの骨格標本なんかが見られる博物館があります。江東区では手漕ぎの和船に乗せてもらって、ゆらゆらと水路でなごむひとときを過ごすことができます。府中のサントリービール工場では、工場見学のあとにビールやドリンクの試飲をさせてもらっちゃったりも。

でもまぁ、これらのお楽しみスポットは、ワタクシは自分で利用したりは、ごくたまにしかしません。小さなお子さまがいらっしゃる地方の友人が東京に遊びに来るときに教えるだけです。都内の無料お楽しみスポットは、どこもお子さま連れだらけ。家族全員で有料施設を利用したらけっこうな出費だし、お子さまがいたらカフェでスマホを眺めて時間つぶしをするわけにもいきません。

小さなお子さまがいらっしゃる方が無料スポットを求めるのは仕方のないこと。なるべくお子さま連れに、ワタクシはですが、場を譲りたい。特に経済的に苦労なさってるシングルマザーの方々には、無料スポットをがんがん利用してほしいと思うのです。








※これまでのハナシ
Vol.1【プロローグ】
Vol.2【ポイントカード】
Vol.3【アイデアを金に変える】
Vol.4【小さな倹約】
Vol.5【ふるさと納税】
Vol.6【ネットショッピング】

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  • ほぼ夫婦明日は明日の風が吹く
  • 東京ディズニーランドのパスポート料金が値上がりすると聞いて憤慨するツレちゃんですが・・・
  • あれだけの施設で一日中、ショーもパレードもバンバン楽しめるワケだから、値上がりしたって安いと思うワタクシなのでした。
  • ちなみに上野動物園はパンダがいる動物園なのに入場料600円は安い!
  • そこで、無料で楽しめる動物園の話に切り替えますと、行ってみたいとツレちゃんが申しますもので・・・
  • 週末にふたりで行ってみることになりました。
  • いざ着くと、公園はけっこう広く、動物園を探してさまよいましたワタクシども。
  • 疲れと焦りに、ツレちゃんの痛恨の言い間違いが誘発されてしまったのでした。

執筆者

歌川たいじ

1966年生まれ。漫画家。1日に10万アクセスを記録した人気ブログ「【漫画】♂♂ゲイです、ほぼ夫婦です」のカリスマブロガーでもあり、著作に、自身の壮絶な家族との関係を描いた伝説的コミックエッセイ『母さんがどんなに僕を嫌いでも』がある。困難な人生に奮闘する人々をあたたかく描き出す作風に、老若男女セクシュアリティを問わずに多くのファンを持つ。8月末に本格小説として『やせる石鹸』を刊行。その他、コミックの著作に『母の形見は借金地獄』『じりラブ』など。

歌川たいじ

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【ネットショッピング】♂♂ほぼ夫婦「明日は明日の風が吹く」vol.6

こんにちは、作家・まんが家の歌川たいじです。

みなさまは、どのくらいネットショップを利用されておいででしょうか。
ワタクシが暮らしております粗末な家は、新宿駅から遠くはなく、ビックカメラも紀伊國屋書店も伊勢丹もドンキホーテも散歩がてらに行けるところにあります。なのに、ついつい買い物となるとAmazonでポチッてしまう体たらく。

健康のために歩きなさいとよく言われるのですが、歩くのがきらいなわけではありません。実際、よく歩いているのです。ただ、荷物を持って歩くのが大きらい。ポケットに入らないものは持ち歩きたくないのです。そんなワタクシに、ネットショップは強い味方なのでした。
最近ではネットショップの価格競争により配送会社ほかのステークホルダが儲けられず、青息吐息であるとか。課題はまだまだたくさんありますね。ですが、ネット注文による流通がますます成長していくであろう事は、疑いようがありません。

今後の課題としてぜひ、ネットショップのみなさんに検討していただきたいのが、「レコメンド商品表示の洗練」です。過去に買ったものの傾向から表示されるレコメンドによる事故は、マイノリティにとって恐ろしいものでして、会社でたまたま開いてしまったAmazonのレコメンド表示で腐女子なのがバレてしまった友人が数人おります。友人の腐女子達は、萌えようもない男性の同僚が抱き合うのを見せられ「どうだ、萌えるのか」とからかわれて、「おまえなんかに萌えるかッ」と怒りに震える日々を過ごしているそうです。レコメンド表示は、おしゃべりな商店街のオバサン的なキャラとなっているのかもしれません。

そして、ワタクシから個人的にAmazonさんにお願いです。私の著書を私にレコメンドするのは、やめていただけないでしょうか。どうか、他の人に薦めてほしいのです。

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Vol.4【小さな倹約】
Vol.5【ふるさと納税】

【ふるさと納税】♂♂ほぼ夫婦「明日は明日の風が吹く」vol.5

みなさま、こんにちは。作家・まんが家の歌川たいじです。

「ふるさと納税」をご存じない方は、もうあまりいらっしゃらないと思いますが、念のために簡単に書かせていただきます。

「ふるさと納税」は「納税」という名前がついておりますが、地方自治体への寄付です。「ふるさと」という名前ではありますが、任意の地方自治体に寄付ができます。
寄付をした地方自治体からは「お礼の品(多くはその地方の特産品)」が送られてきまして、それだけだとバカ高い買い物をしたカンジになるのですが、2,000円以上寄付をしますと住民税の一部が還付、控除されるため、結局はオトクな買い物をしたことになるというものです。

「ふるさと納税」のwebサイトには、「寄付を通じて地域の人を応援、お礼品を通じてあらたな地域の魅力を知る。寄付金を有効活用した地域づくりに貢献でき、地域の生産者も喜び、寄付した人もお得になる、みんなが幸せになれる制度がふるさと納税です。」と、書かれていて、まんざらウソではありません。

しかししかし、寄付した地方自治体から忘れた頃に送られてくる受領書を受け取って保管し、確定申告の時にちゃんと引っ張り出すなど、忙しい人や書類仕事がニガテな人にはなかなかハードルの高い手続きが必要になります。

ちゃんと仕組みを理解させて的確な手続きをさせるために、各自治体では噛んで含めるようにご案内する「ふるさと納税コンシェルジュ」のような担当者を置かねばならなくなっているようです。また、「お礼の品」PRが地方間で競争になっていて、宣伝費も使われている様子。それらは税金でまかなわれていると思うと、なんだかなぁ的な気持ちになってしまうのを禁じ得ません。

しかし、「オトクなお買い物ゲーム」的な感覚でやるのであれば、けっこう楽しいので、未体験の方は1回ぐらいトライしてみてはいかがでしょうか。ただし、確定申告はお忘れなく。

※これまでのハナシ
Vol.1【プロローグ】
Vol.2【ポイントカード】
Vol.3【アイデアを金に変える】
Vol.4【小さな倹約】

【小さな倹約】♂♂ほぼ夫婦「明日は明日の風が吹く」vol.4

みなさま、こんにちは。作家・まんが家の歌川たいじです。

うちには猫が3匹おります。もともとは1匹だけ飼っていたのですが、その猫が老いてきまして、「この猫が死んだら、猫バカな相方が深刻なペットロスになるに違いない」と思ったワタクシ。なんでも、ペットロスになると次の猫が飼えないまま、ずっと傷心のままでいるのだとか。
「この猫が生きているうちに新しい猫を飼ってしまおう、ほかの猫がいるからといって飼い猫が死んだ時の悲しみは減らないだろうけど、とりあえず次の猫が飼えないなどとは言っていられなくなる」と、ワタクシは一念発起して子猫を2匹、愛護団体からもらいうけたのでした。

「猫が3匹もいたら、お金がかかって仕方がないでしょう」と、心配してくださる方が大勢いらっしゃいました。たしかに、エサ代、トイレ砂代などなど、コストはだいぶ嵩みます。ただでさえワーキングプアなこの身に、大きな負荷となりました。

ところが、我が家の猫の画像を表紙カバーにした「僕は猫好きじゃない」という本を出版したところ、都内の猫本専門店で好調に売れまして、昨年、一昨年は、この本の売上げで糊口をしのぐことができました。「表紙カバーの猫ちゃんが可愛くて、ジャケ買いが多いんです。この猫ちゃん、優秀なセールスマンですね」と、猫本専門店の店長さんはおっしゃったのでした。人間万事塞翁が馬ですね。

【アイデアを金に変える】♂♂ほぼ夫婦「明日は明日の風が吹く」vol.3

みなさま、こんにちは。作家・まんが家の歌川たいじです。

リスクの低い金融商品などの広告を見ますと、結果的には1円とか2円程度安くなるのを謳いあげ、「超オトク!」などと宣伝していたりしますが、そのたびにビミョーな気持ちになってしまいます。「かといってバクチみたいに高リスクな金融商品には手を出せないし、老後資金を増やすことはムリなのだろうか…」そんなふうに頭を抱える人が、ワタクシのまわりにたくさんいらっしゃいますし、ワタクシだって、財政の厳しい国で老後を送ることになるひとりとして、まったく不安を感じないと言えば嘘になります。

ワタクシの知人に、60代のゲイがいるのですが、彼はHIVの感染拡大予防運動に身を捧げた人で、感染してしまった人へのケアも非常にきめ細かく動いてきた人でした。身寄りもなく、私財もすべて活動に捧げてしまったので、ほぼ裸一貫。そんな彼が今年、大病を患ってしまいました。
「もう、生きていたって路頭に迷うだけだから死んじゃってもいいかな」と、彼は思ったそうなのですが、彼が世話してきた人たちが連絡を取り合い、看病や身の回りの世話を少しずつ分担し、カンパを募り、さらに弁護士に相談して生活に困らないだけの行政制度の利用の道筋をつけました。
「そんなことされたから、死ねなくなっちゃった」と、冗談まじりに話す彼の笑顔を見ながら、ワタクシは、「人は財産」という言葉の意味を目の当たりにした気がしたのでした。

お金はもちろん大事ですが、資産の増減に一喜一憂するよりも、人とのつながりを大事にすることのほうが大切なのではないか…思わず、そんな気持ちにさせられた出来事でした。

【プロローグ】♂♂ほぼ夫婦「明日は明日の風が吹く」vol.1

みなさま、こんにちは。作家・まんが家の歌川たいじと申します。

東京は両国に生まれ、「宵越しの金は持たねぇ」ぐらいの下町っ子でして、そろそろ老後の着地点的なものが見えてくるぐらいに年齢を重ねておりますが、老後を見据えたマネープランなど、これっぽっちも考えずに生きております。

「なんにも考えなくていいの? 年とったらどうするつもりなの?」と、先日、
友人に叱られました。うるせぇなぁと思い、「そっちはなにか考えてるのかね。なにをどう考えてるの?」と、逆に聞き返しました、ワタクシ。

すると。「とりあえずお金でしょ、お金、お金」と、友人は答えました。

「う〜ん、金さえあればなんとかなるというのは、なにも考えてないのと一緒じゃないのかねぇ。運用でコケて金を失ったらメンタル崩壊しちゃうじゃん」と、ワタクシは屁理屈を申しました。

友人が「これっぽっちも資産ないくせに!」と憤慨しましたので、ワタクシは
「資産はある、この “可愛げ”が唯一の資産」と答えたのでございます。

可愛げさえあれば、かなり、なんとかなる。
一文無しの孤独な老人になったら、路上から生活保護申請でもして、特養で介職員さんに可愛がられてみせます。お金は貯めてこなかったけれど、愛され力だけは身につけてきました。あとは健康に気をつけるのみです。

蔵の財より身の財、身の財より心の財が信条です。

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