働きたいけど期間満了で辞めた場合は、自己都合退職ではない

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<材料>

・有期の労働契約で、更新されずに期間満了で会社を辞めざるを得ない

<Point>

1雇用保険に加入している

2労働契約が有期

3期間満了時に更新を希望しているにもかかわらず更新されなかった

4特定理由離職者としてハローワークに認定される

※失業手当の3ヶ月の給付制限がなくなり、さらに給付日数も増える

ずっと今の会社で働きたいと思っていても、労働契約に期間がある場合、期間満了で辞めざるを得ない時があります。

例えば、1年契約で働いて期間満了前に「次の更新はありません」と言われた場合の退職は、自己都合退職ではありません。特定理由離職者と呼ばれ、自己都合退職よりも優遇されています。この特定理由離職者についてご紹介します

一般に自己都合退職の場合、失業手当がもらえる期間は10年未満は90日で、さらに3ヶ月の給付制限があります。つまり求職の申し込みをしてから3ヶ月経たないともらえないので、その間生活が大変です。反対に特定理由離職者は、年齢によって10年未満でも最大240日もらえて、給付制限もなくすぐに失業手当をもらえるます

この特定理由離職者となるには、いろいろなケースがあるのですが、今回はその中でも一番多いケースである契約期間満了による離職をご紹介します。まず、働くときに渡される労働契約に期間があり、そして期間がある労働契約には、必ず契約の更新についての条件が定めてあります。定めていないのは無効かというと実際は有効ですので、あまり気にしなくてもいいかもしれません。労働契約の期間が満了する場合、会社は1ヶ月前までに契約の更新について話をして労働者の希望を聞かなくてはなりません。この時に、労働者が「更新を希望しない」時は一般の離職者になり、「更新を希望しているにもかかわらず更新してもらえなかった」時は、特定理由離職者になります。さらに更新について確認をされなかった場合も特定理由離職者に。だから会社から「契約期間満了だから辞めてもらう」と言われたら「更新してほしい」と言う希望を伝えること(その日付と時間、誰に伝えたかをメモしておく)が肝要です。

また、期間満了にもかかわらず自己都合での退職願を書いてほしいと言われるケースもありますが、これは退職ではなく期間満了ですので、退職願いを書く必要はありません。書いてしまうと特定理由離職者に認定されないことが多々あります。さらに会社からもらう離職証明書の理由の箇所ですが、本来は労働契約満了の箇所にチェックが必要ですが、一身上の都合にチェックがしてあった場合は、自分のサインはしないでそのままハローワークに持って行って事情を説明することをお勧めします。

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執筆者

菅田芳恵 社会保険労務士/ ファイナンシャル・プランナー

愛知大学卒業後、証券会社、銀行、生命保険会社、コンサルティング会社に勤務した後、49歳から2年間でCFPや社労士等7つの資格を取って独立開業。現在は13の資格を活かして、セミナーや研修講師、企業のコンサルティングを行っている。

菅田芳恵

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差額ベッド代は、自分が納得できない場合は払わない

「入院をしたら差額ベッド代を取られて高額になってしまった。」こんな話を聞いたことはありませんか?入院費を左右すると言っても過言ではない「差額ベッド代」。これを使うか使わないかによって入院費が大きく変わってしまうのです。

差額ベッド代とは、健康保険の適用対象外で全額自己負担しなければならない病室の費用のことです。個室だけではなく、基本的には1人~4人の部屋に入院した時にかかる費用となります。この差額ベッド代が必要な病室を「特別療養環境室(特別室)」といい、差額ベッド代の自己負担金額は、1日平均約6,000円。支払いが高額になることは必須です。

差額ベッド代がかかるケースは、同意書にサインをした時と、患者が自ら希望した時です。特別室に入院する場合は、別途料金がかかるので同意書にサインをします。よくあるのが、緊急で入院をした場合で、「大部屋は満室だから、特別室しか空いていない」というケース。緊急のため、とにかく同意書にサインをして後で差額ベッド代を請求されるというもの。特別室はお金がかかるからという理由で同意しないと「病室に空きがないので、他の病院へ行ってください」と言われるかもしれません。そのようなときは同意書にサインをする前に「経済的に余裕がありません。」とか「大部屋を希望します。」と病院側に相談をすることです。そうすれば最初は特別室かもしれませんが、大部屋が空いたら変えてくれます。また、緊急時などは、とりあえず同意書にサインをしてサインの横に「大部屋を希望」と書いておくことです。後日トラブルになった時に証拠となります。

次に差額ベッド代を医療機関が請求してはいけないケースを下記に列挙します。
1.書面での同意がない場合
2.治療上の必要により特別室に入院をさせる場合
  救急患者や手術後、感染症など
3.病院側の都合により特別室に入院をさせた場合で実質的に患者の選択によらないとき

上記のように救急車で運ばれて入院した時や病院が「大部屋に空きがない」と言う理由で特別室に入院した時は、差額ベッド代は支払う必要がないのです。

また、請求書をみて差額ベッド代に初めて気づいたときは、病院側と話をしてください。いくら同意書にサインがあるからといってきちんと説明を受けていないのであれば、病院側としては説明義務違反となります。つまり支払う必要がないのです。このような差額ベッド代のトラブルになった場合は、健康保険の窓口に相談をすることをお勧めします。

諦めないで!条件を満たせばパートでも育児休業給付金はもらえるんです

最近、「育児休業」を取得する人が増えてきました。

しかし、正社員ではない限りなかなか取れないのが現状です。よく相談を受ける内容に「パートだから育休はない」とか「有期契約だから無理」と会社から言われたということがあります。しかし、実は育児休業を取得できる対象は、かなり広範囲ですので、パートだから有期契約だから取れないということはありません。

まず育児休業ですが、基本的には会社は休業中無給です。ハローワークに「育児休業給付金」を申請することにより雇用保険からお金がもらえるのです。育児休業給付金は子どもが1歳になるまで(保育園の空きがない等延長が認められれば1歳6ヶ月)支給されます。育児休業開始日から180日目までは給与の67%が支給され、181日目からは給与の50%を受けとることができます。さらに社会保険の保険料は、本人だけでなく、会社負担分も免除されます。

この育児休業給付金をもらうには、下記の要件を満たすことが必要です。
1.雇用保険に加入していること
2.育児休業前の2年間のうち1ヶ月に11日以上働いた月が12ヶ月以上あること
3.育児休業期間中の各1ヶ月ごとに会社から8割以上のお金をもらっていないこと
4.働いている日数が、1ヶ月ごとに10日以下であること

さらに正社員でない場合は、有期の雇用契約となるケースがほとんどです。そこで有期契約の場合は、期間が定められていますので、休業開始時において下記のいずれにも該当しなければいけません。
1.同じ会社で1年以上雇用が継続していること
2.同じ会社で子が1歳に達する日を超えて引き続き雇用される見込みがあること

この中で2の要件が非常に厳しいのが現実です。つまり契約が期間満了で更新されない可能性があると受給資格がなくなるということ。例えば、会社に育児休業を申し出ると会社は次の契約を更新しないと言ったりします。なぜなら、育児休業をされるとその期間だけ別の人を雇わなければいけなくなり、会社にとっては面倒だからです。正社員であれば仕方なく会社も認めますが、有期契約の場合は、次の更新をしなければいいだけ。ただし、本来は育児休業の取得を言い出したために不利益を与えることは法律で禁止されています。そこで、もし契約が更新されないことを言われた場合は、その更新の条件を確認してください。つまり更新をしない条件に当てはまらなければ、会社は更新をしなければならないのです。

失業した時の国民年金保険料は、特例免除を申請

仕事を辞めた、解雇された、会社が倒産したなど会社を退職すると、今まで加入していた厚生年金から国民年金に変わります。その場合、毎月15,590円(平成27年度の月額)の保険料を支払わなければなりません。

退職してすぐに仕事が見つかればいいのですが、失業の時期が長くなると保険料の支払いも大変になるかと思います。そのため保険料が高いと言って支払わない人が結構いますが、これはとても損なこと。どうしても支払うことができなければ、退職(失業)による保険料の免除申請をお勧めします。

国民年金では、失業者のために国民年金保険特例免除申請の制度を設けています。この免除申請をしておくと、保険料は免除となりますが、その期間は国民年金加入期間として認められます。もし、免除申請の手続きをしないで保険料を支払わないと、その期間は国民年金の加入期間とならないばかりか、督促を受ける場合もあります。申請の手続きは、市区町村役場の国民年金担当窓口へ申請します。免除を受けた期間は、10年以内であれば、後からさかのぼって納めること(これを追納という)ができます。

国民年金の納付は、本人のみならず配偶者および世帯主にも納付義務があるため、普通の申請免除では、本人、配偶者、世帯主それぞれ基準所得の範囲内にある必要がありますが、「失業による特例免除」では、本人の所得を除外して国民年金保険料の免除基準の審査が行われます。だから本人が失業するまで高額のお給料をもらっていても、家族の所得が少なければ該当します。

ここで失業による特例免除のメリットをみてみましょう。
1.保険料の金額が免除された期間についても、保険料の全額を納付した場合の年金額の半分が支給されます。例えば、半年間失業していて、その間保険料を免除されていた場合、申請しないで未納であれば、年金額に反映されませんが、特例免除の申請をすると3ヶ月分(半年の半分)払ったとして年金額に反映されます。
2.病気や事故で障害が残った時の障害年金や一家の働き手が亡くなった時の遺族年金など、免除期間については、支給対象の期間となります。(原則では直前1年間保険料が未納であれば支給されません)
3.上記に書いたように、所得に関しては、本人の所得は除外して審査されます。

失業や退職をして保険料を納めることが困難になった時は、失業による特例免除を考えて下さい。未納のままにしておくメリットは何一つありません。

【マネーギャグアニメ動画】紙幣でケツを拭く!?意外と知らないお札の寿命

人気シリーズ鷹の爪団を生んだDLEによるマネーゴーランドオリジナルアニメ「わんわんわんコイン」。

第8話は…金男くんからぞんざいな扱いを受けるわんわんわんコイン。そんなわんわんわんコインに与えられた究極の選択が、誰もがうらやむ紙幣に進化するか、端金(はしたがね)500円のままでいるのか…。しかし、そのためにはお金にまつわる難問クイズに答えなければならないのです!オー・マイ・キャッシュ!
続きはこちら!

犬でコインな「わんわんわんコイン」は飼い主の「金田金男」くんが大好き!! …が、金男くんは500円なんて端金(はしたがね)とばかりに、わんわんわんコインをすぐにお金として使おうとするよ! この“すれ違い劇”の先に待つのは、絶望か!? 悲劇か!? …それとも愛か!?

好評連載!【マネーギャグアニメ】わんわんわんコイン バックナンバー!
第1話「忘年会で得するフェイクって!?」
第2話「クリスマスのラブホの相場!?」
第3話「仕事で貯まったポイントって誰もの!?」
第4話「ワイドショーでよく聞く保釈金のつかい道!?」
第5話「バレンタイン、実は損してる!?」
第6話「マイレージを侮るなかれ!獲得マイルでどこまでいける!?」
第7話「ドキッ!大好きな彼氏でも見切りをつける年収って!?」

最新作の第8話はこちら!

【マネーゴーランド意識調査】調達データを征すれば、お花見は何杯(倍)も楽しめる!

桜前線が北上を始める頃になると、待ちに待ったお花見シーズンがやってきます。新入社員の歓送迎会を、桜の木の下でおこなう会社も多いのではないでしょうか。

そこでマネーゴーランド編集部では、「飲み会についての意識調査」を独自に実施。ちょっと意外な事実や納得できる情報などが判明しました。お店とは違い自分たちで飲み物をすべて調達しなければならない若手社員の方にも、ぜひ参考にしてもらいたいマネープランです。

●何はともあれまずはビール
最初にうかがったのは、「お花見や歓送迎会、同僚や知人との飲み会の席でアルコールを飲まれる際に、おもに何を飲まれますか?」という質問。アンケート結果では、ビールを飲まれる方が全体の45.0%と圧倒的多数。次いでカクテルが続き(18.8%)、以下サワー(12.6%)、梅酒(6.0%)、焼酎(5.2%)と続きます。飲み会の席における「とりあえずビール」は、アンケート結果によっても証明されています。

●ウーロン茶とコーラは必須
もちろんお酒を飲まない方もいらっしゃることから、「ソフトドリンクを飲まれる際には、おもに何を飲まれますか?」という質問も同時におこなってみました。結果は、ウーロン茶(41.6%)とコーラ(16.3%)で半数以上を占めています。それ以外の飲み物は、人それぞれの嗜好によって分散傾向にあることが分かりました。

●アルコールの補充は抜かりなく
今度はアルコールを召し上がる方を対象に「お酒は何杯飲まれますか?」という質問を実施。男女別に分けて集計してみました。男女とも2杯飲まれるという方が1番多く、続いて3杯と答えたのが男女とも2番目という結果に。お酒は1杯だけでやめるという方は少ないようです。おもしろいのは、同じ2杯飲むと答えた割合が、男性よりも女性の方が多くなっているということ。お酒は男性の方が強いというのはもはや過去の話。現代の働く女性はお酒も強いという結果になっています。

●現場の対応力を発揮して飲み会をスマートに乗り切ろう
「女性が多いからアルコールは少なめでも大丈夫」そんな常識は過去のものといえる今回のアンケート結果。男女関係なくお酒を飲まれる方は、2杯目、3杯目と召し上がる頻度が高いため、お酒は多めに用意しておきましょう。まずはビールを半分以上用意し、次いで梅酒と焼酎を確保。ソフトドリンクと焼酎を割れば即席のサワーがつくれるので、ほかのアルコール類は適宜あれば問題なし。一方ソフトドリンクは、ウーロン茶とコーラをとりあえず用意。あとはジンジャーエールやオレンジジュースがあれば、サワーを作るときに重宝するはずです。必須のアルコール銘柄とソフトドリンクは欠かさずに、あとは柔軟に現場対応することで、会社におけるあなたの評価も確実に上がります。

※上記集計は2016年3月にマネーゴーランド編集部が行なったインターネットによるアンケートの集計結果になります。(対象:全国の20代~60代の男女、回答数1,200名)

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