嬉しい小学校入学。出費は浮かれず計画的に

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桜も咲き始め、いよいよ入学式シーズンになりますね。
お子さんが小学校に入学される方は、おそらくお子さん自身よりも嬉しい気持ちで一杯なのではないでしょうか。

さて、そんな大変めでたい小学校入学ですが、祝い事だからといって何にでもお金をかけてしまわないように注意が必要です。

■入学前の出費
入学準備には意外とお金がかかります。中でも高額なのがランドセルと学習机、そして入学式で着る制服(スーツ)といったところでしょう。たとえばランドセルは、下は1万円以下から、有名百貨店のオリジナルやオーダーメイドなどの場合、6万円を超えることもざら。中には、友達から得た「早く買わないとなくなる」という情報に惑わされ、予定よりも高いランドセルを買ってしまったという方もいるのも事実です。

お金の使い方には、満足して使う「良い使い方」と、後悔してしまう「良くない使い方」がありますが、ランドセルなど子どもにかかるお金は、もちろん「良い使い方」になるはず。
しかし次の場合は、「良くない使い方」になってしまうので注意が必要です。

・まわりの情報に惑わされ、流されて買ったもの
・親の見栄やプライドなどだけで買ったもの
・見た目だけで判断し、長い目でみて本人が使いやすいかどうかという視点に欠けたもの
・今後の生活が苦しくなるほど、一時にお金をかけてしまう使い方

「良い使い方」になるよう、絶対に必要なもの、なくても良いもの、お金をかけたいものを親子で洗い出し、予算の中で優先順位をたてながら、しっかり吟味していきましょう。
また、ここでもう一つ注意したいことですが、学校に持っていく文房具やグッズについてもあまり早く買いすぎるのはおすすめしません。子どもも嬉しいので、早い時期から準備をしたがることが多いですが、入学準備会で持って行くモノの詳細をきいてから準備した方が良いでしょう。たとえば、好きなキャラクターものの文房具を準備したら、説明会でキャラクターものは禁止と聞きガッカリする、という話をよく耳にします。防犯ブザーもかわいいものを買っておいたら、自治体から配られた・・・なんていう話もありますね。

■入学後の出費
入学後も、しばらくは学校で使う習字道具、絵の具、ピアニカ、水着・・・と出費が続きます。「おめでたいから」と気が大きくなり使いすぎると家計が厳しくなってしまうので、入学準備でかけるお金のすべての合計予算をたて、親子で優先順位を考えながら選んでいく必要があります。
また、加えて習い事も始めるとなると、毎月の月謝もあり入学後予想していたより多くのお金がかかってしまった・・という話もよく聞きます。

習い事を家計に無理なく選ぶコツは「総額の上限を決めておくこと」。兄弟姉妹がいる場合でも、全員合わせた習い事費用の上限を決めておくと、子どもが「あれ習いたい」と言い出した時に、見直ししやすくなります。平均値(図版参照)なども参考に、ご家庭での習い事予算を決めてみてください。

「子どもの入学が始めて」という親御さんは特に計画的に予算を立てていきましょう。
見栄や勢いでお金をかけるのではなく、親子にとってどの選択が一番いいか、優先順位を考えながらお子さんの入学準備を進めるのが良いですね。

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執筆者

マネーゴーランド 編集部

「お金」にこれまであまり興味のなかったメンバーが自分たちが興味の持つようなネタを日頃から探し、自らが愛せるような記事作りを目指し、試行錯誤の日々。

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【子供の教育資金に関する調査】お金・就職・受験に不安、夫婦の足並みバラバラ

 ソニー生命保険が大学生以下の子どもを持つ20~59歳の男女を対象に実施した「子どもの教育資金と学資保険に関する調査」によると、子どもの将来について4人に3人と高い割合で「教育資金」「受験・進学」「就職活動」に不安を感じていることが明らかになった。

 「子どもの教育資金と学資保険に関する調査」は、1月30日~2月3日の期間、大学生以下の子どもを持つ20~59歳の男女を対象にインターネットにて実施し、1,000人の有効回答を得たもの。ソニー生命では2014年より「子どもの教育資金と学資保険に関する調査」を実施しており、今回で3回目となる。

 全回答者のうち、現在配偶者のいる915人を対象に教育に関する家庭状況について聞いたところ、「夫婦ともに教育熱心だ」との回答が41.6%見られたが、「夫婦間で教育方針が異なる」が34.2%と、夫婦で足並みが揃っていないケースも3人に1人の割合で見られた。

 子どもの将来について不安を感じる項目については、「教育資金」が79.4%ともっとも高い結果に。ついで「就職活動」76.4%、「受験・進学」75.3%も高い割合で不安を感じている人が多く、子どもの将来の大きな分岐点となる項目やそのための資金について4人に3人は不安を抱えていることがわかった。そのほか「インターネットやSNSの利用」についても64.7%が不安と回答。特に、夫婦で教育方針が異なるケースの方がより強く不安を感じている傾向が見られた。

 教育資金に不安を感じている理由について掘り下げると、「教育資金がどのくらい必要となるかわからない」54.5%がもっとも多い回答に。そのほか「消費税10%への増税」45.1%、「社会保険料の負担増」30.4%との声も多く、子どもの進路や習い事による必要資金の変化や、税制や社会保障制度の変化によって見通しが立てづらい点が教育資金への不安に影響を及ぼしていることがうかがえた。

 また、子どもを大学などへ進学させるための教育資金の準備方法については、3年連続で「学資保険」60.6%が1位に。ついで「銀行預金」49.5%が続き、学資保険は年々割合が上昇していた。一方、「奨学金」4.8%、「教育ローン」2.4%の利用率は低く、3年連続で減少となった。お金を借りるという選択肢は避けられる傾向が強くなっているようだ。

 このほか、調査結果では「子どもに目指してほしい理想の大人 歴史上の人物・有名人」や、「学校以外での1人あたりの月額教育費」「義務教育学校について」などさまざまな項目について集計結果をまとめている。

ガラクタだって生きている〜ガラクタから学ぶ教育スタイル(イベントレポート)〜

「ほんとうにさようなら?」

ガラクタ、本人にとってはそう思えたとしても、他人から見たら宝ものかもしれない。世の中には使い捨てや百均など安く買えるモノがたくさん溢れて、モノの大切さが分かりづらくなってきている。
「まだ使えるけど、たぶん一生使わない」「押入れの中でずっと眠っている思い出たち」そんなモノの価値を改めて見直してみると、そこに何か見えるかもしれない。

モノの大切さ。
言うのは簡単だし、賢そうに聞こえるけど、本当に理解するのは難しい。
だけどそこであきらめるのではなく、試してみる、そうすればそこから学べるモノがある。

2月20日、21日に東京の南に位置する大森で「ガラクタイズ…」というイベントが開催されました。造形作家である犬飼ともさんが主催している「ワタノハスマイル」という企画の大森版です。ガラクタをくっつけて1つのオブジェを作るという企画です。

※その他の作品はページ下部で見れます。

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※「ワタノハスマイル」とは
2011年3月11日の大震災、その震災時に小学校の校庭に流れ着いた町のカケラ達(がれき)を子どもたちが自由にくっつけ楽しいオブジェを作った。
その作品を作ったのは、宮城県石巻市、渡波(ワタノハ)地区の子どもたち。そこから名前が取られ、現在この作品達は「ワタノハスマイル展」と名付け全国各地のギャラリーやイベントで展示されている。そして 2012年4月にはイタリアの博物館でも展示された。
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ワタノハスマイル公式サイトにも掲載されているコトバ、
「作品達には、悲しみさえも笑顔に変えてしまう、明るくて楽しい子ども達の力が詰まっています。 」
当日はそのメッセージそのもののイベントでした。

今回のイベントは、宮城県石巻を中心とした震災復興支援を行う「石巻復興プロジェクト」と大森で子どもを中心としたまちづくり活動を続ける「大森コレカラカイギ」のコラボ企画ということで開催されました。
「石巻復興プロジェクト」が開催する「石巻マルシェ」は、現在都内でも数少ない復興支援拠点として続いている復興デパートメントで、毎週土曜日のみの開催ですが、多くのお客さんや関係者が集う場所となっております。
石巻マルシェのHP

※石巻マルシェ店内

話は戻って、ワタノハスマイルの遊び方。用意するのはグルーガンとたくさんのガラクタたち、あとはペン。自分で用意した、そして用意されたガラクタたちを集めて、一つの作品を作ります。唯一のルールは目をつけるということ。目をつけることでそのガラクタたちが息を吹き返して、生きているように見える不思議なルールです。

今回の企画では、開催場所である商店街はもちろん、近隣の商店街、さらには小学校などから大量のガラクタが集められました。例えば自転車屋さんからは廃車になった自転車の部品、金の買取屋さんからは値段のつかなかった装飾品、さらには各店舗の看板、小学校からは、懐かしい図工室の椅子、火起こし機、あとは偉人の肖像画なんてものもありました。

イベント当日の様子はこちら(次ページ)

1世帯の「教育」に関する支出は平均10,995円…家計調査報告2015年速報

 総務省は2月16日、家計調査報告「家計収支編」の2015年平均速報を公表した。2人以上の世帯の消費支出は28万7,373円と、2014年に比べ実質2.3%の減少。教育支出は10,995円で、実質1.1%の減少となった。

 2015年の二人以上の世帯(平均世帯人員3.02人、世帯主の平均年齢58.8歳)の消費支出は、1世帯当たり1か月平均28万7,373円で、2014年に比べ名目1.3%の減少となった。また、物価変動の影響を除いた実質では2.3%の減少となり、2014年に続き2年連続で減少となった。

 1世帯の「教育」に関する支出は平均10,995円で、名目0.5%の増加、実質では1.1%の減少となった。内訳は、「授業料など」8,199円、「教科書・学習参考教材」220円、「補修教育」2,577円となっており、授業料や教材費などは2014年に比べ名目、実質ともに増加したが、補習教育が実質6.0%の減少となり、教育支出を押し下げた。

 世帯主の年齢別に教育費負担をみると、もっとも支出が多いのは40~49歳で27,545円。50~59歳が22,265円、40歳未満が12,490円、60~69歳が1,962円、70歳以上が530円と続いている。

 2人以上の世帯での「教育」以外の消費支出を費目別にみると、交際費などの「その他の消費支出」「教養娯楽」「交通・通信」「被服および履物」「家具・家事用品」「保健医療」「食料」「住居」の8費目で実質減少となった。10大費目のうち「光熱・水道」のみ実質0.1%増加した。

 統計局Webサイトおよび政府統計の総合窓口(e-Stat)では、家計調査報告の速報や統計データの詳細を公開している。

子どもが小さいなら、教育資金は投資信託も活用

「教育資金を貯めたい」というパパママの多くは、学資保険(子ども保険)を検討することと思います。教育費積立の定番ですからね。でも、教育費に関する驚愕の事実をご存知ですか?

現在、国公立大学の初年度納付金は、80万円強。現在の大学受験生の親御さんが受験生だった頃は、40万円程度でした。30年ほどで倍増です。

その間、日本が「失われた20年」と言われた時期を含み、バブル崩壊、リーマンショックなどを経ています。デフレ時代真っただ中の倍増です。一般的な物価は下がり、パパのお給料もほとんど伸びない中、教育費は増える一方。金利は低く、預貯金や学資保険などで貯めるのも大変だったことでしょう。

一般に、教育資金の元本割れは困るので、リスク性のある金融商品は適さないと言われます。しかし、あの驚愕の事実を知ると、本当にそれで良いのかという疑問がわきませんか?

もちろん、投資信託での運用は元本割れのリスクがあり、教育資金すべてを投資信託で運用するのはお勧めできません。けれど、確定利回りだけで貯めるのはインフレリスクを負うのです。
そこで、教育資金準備に、投資信託を預貯金や学資保険などと併用してみましょう。

『投資信託でよく聞く言葉「分散投資」ってナニ?』の記事で運用資産の分散を説明しました。現在乳幼児のお子さんが大学受験をするまでには、15年以上あります。小学校低学年のお子さんなら、10年間は運用できます。この程度の期間があれば、運用資産の山あり谷ありを経て、価格変動リスクも軽減できるでしょう。

運用期間中、経済環境などを見据えながら、投資信託が予想以上に値上がりすれば時期を問わず解約し、また、受験年齢に近づくにつれて早い時期から徐々に解約をして預貯金に移動させる……といった運用を取り入れても良いのではないでしょうか。

現在、国公立大学の4年間在学中にかかる授業料や施設設備費などは、約250万円。なお、国公立大学の法人化が進む今後、大学ごとに金額が異なることが予想されます。あくまでもこれは国公立大学の現状です。私立は言わずもがな。また、少子化を背景に、学習塾やスポーツ系の習い事などの教育ビジネスも高額になっています。

このような教育支出の背景を考えれば、投資信託の積立は、確定利回りの金融商品と併用して、教育資金の準備に取り入れる必要性もあると思います。

教育費を考えてみよう!やっぱり公立?公立私立の学費事情

子供の養育費の中でも、教育費は相当な負担のかかる項目です。

幼稚園から大学までの教育費を考えた場合、ほぼ公立の場合、約900万円、大学が私立の場合、1000万円強、高校と大学が私立の場合、約1200万円、小学校以外が全て私立の場合、1600万円弱、全て私立の場合、2000万円強ほどかかります。公立と私立で、相当の差が出てきますよね。節約の観点からみれば当然、公立に通わせたいものです。今回は、幼稚園と小学校の教育費の節約ポイントをお伝えします。

1. 私立の幼稚園に入れなければいけない場合は「私立幼稚園就園奨励費補助金」
私立幼稚園は公立幼稚園の2倍以上の教育費がかかることもあり、一般的にとても高いです。ただ、入園させるつもりがなくても、最近では公立幼稚園の抽選に外れてしまう場合もあることから、私立に入園させなければいけない状況になってしまうこともあります。
そんな時は、「私立幼稚園就園奨励費補助金」を利用しましょう。この制度は一般的なものですが、それぞれの自治体の財政状況や幼児教育の方針、力の入れ具合によって支給される金額が大きくことなるので、まずは各自治体のホームページなどで確認することをお勧めします。
ちなみに、公立幼稚園の保育料が非常に安いのは、公的資金が投入されているからです。また、通常2年保育ですが、3年保育の公立幼稚園もあり、人気があつまっています。入園する際には抽選になることが多いですので、自分が住む地域の状況を把握して、最も良い選択をしましょう。

2. 小学校以上は、銀行や国の教育ローンを使おう
小学校以上はさらに公立と私立で金額的に大きな差が出てきます。入学金、授業料などなど…。こういったタイプの支出はなかなか節約できないものです。
どうしても私立に通わせたい時は、銀行の教育ローンを使いましょう。ただ、ある程度年収が高い場合、公的な機関では借りられない場合があります。そんな時は、「日本政策金融公庫の教育一般貸付」などを使いましょう。固定金利で教育ローンが借りられるので、多くの方が使っています。

ただ、生活を切り詰めてまで教育費を出すのは健全ではありません。世帯収入を鑑みたときに公立に通わせるのが適切と判断した場合は、私立の選択よりも、最もいい公立の学校はどこか、という風に考えましょう。

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