「米ドル」の特徴を知ることから始めてみよう!〜外貨預金を始める前に〜

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1米ドルは各国通貨の“基準”の役割を担っている

2米ドルは貿易において決済(代金支払い)通貨となっている

3米ドルは他の通貨に換金しやすく安定している

※マーケット環境説明のため

マイナス金利が発表されてから1ヶ月強、住宅ローンなどで金利の動きはありましたが、それでも預金などは変わらず、年金などの問題も重なり日本の将来に不安を感じでいる人は少なくないはずです。

そんな形で日本の将来が不安視され、外貨預金など海外への投資を考える人が増えています。その際、入門通貨として適しているのが米ドルです。今回は、世界の“基軸通貨”とも言われる米ドルについて、元日銀マンである小松さんの以前の記事から抜粋して紹介いたします。

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話を進める前に、円高と円安について確認しておきましょう。2012年までは1米ドル=80円程度の円高でしたが、その後円安(米ドル高)に転換し、現在1米ドル=111円程度(2016年3月20日現在)の円安です。これは1米ドルを買うために、かつては80円必要でしたが、現在は111円ないと買えない、つまり円の価値の低下を意味します。「数字が大きくなると円安」と覚えておきましょう。

それでは米ドルについて見ていきましょう。
世界には国の数だけ通貨があります。国々で貿易などを通じて通貨を交換する際に、「基準となる通貨がないと不便」といった問題がありました。こうした状況を解消するため、「基準となる通貨を米ドルにしよう」といった歴史的な国際会議が1944年に開かれ、基軸通貨米ドルが誕生しました。

基軸通貨のイメージは図のとおりです。米ドルがど真ん中で周辺に各国通貨が位置する関係。例えば南米のブラジルレアルと米ドルの関係は「米ドル/レアル相場」、また、日本円と米ドルの関係は「米ドル/円相場」です。米ドルと他の通貨を貿易などで交換するときは、こうした2つの通貨の為替相場を用います。

ところで、「図における周辺通貨」同士の貿易の際はどのように換算するのでしょうか。例えば、ブラジルレアルと日本円の関係です。この場合は、先ほど示した2つの為替相場をつなぎ合わせるかたちで「円/レアル相場」を計算します。
米ドルはこのように基準を担っていますので、貿易において決済(代金支払い)通貨として広く用いられています。また、原油、金などの国際商品は、価格が米ドルで表示され、支払いも米ドルが基本です。原油の数量はバレル(1バレルは約159 リットルに相当)と呼ばれる単位で表しますが、現在1バレル=30米ドル台後半の国際原油相場が成り立っています。

米国は世界一の経済大国です。発達した株式市場を始めとする金融市場も持っています。その通貨米ドルは、他の通貨への換金しやすさがあり、とても安定しています。このような背景から、皆さんが外貨預金などを始める時には、米ドルは入り込みやすい入門通貨といえるでしょう。

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いかがでしたでしょうか?

入門通貨としての米ドル、今後興味を持ち展開していく上で、まず第一歩として初めてみるのが良いかもしれませんね。

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執筆者

マネーゴーランド 編集部

「お金」にこれまであまり興味のなかったメンバーが自分たちが興味の持つようなネタを日頃から探し、自らが愛せるような記事作りを目指し、試行錯誤の日々。

マネーゴーランド 編集部

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マイナス金利で注目?! 外貨預金キャンペーンはお得なの?

日本銀行によるマイナス金利の影響は、私たち個人が銀行へお金を預けるときに適用される金利にも及んでいます。

さすがにマイナスにはなりませんが、もともとの低金利がさらに引き下げられて、限りなくゼロに近い水準に。もう預ける意味がないから引き出してしまおうと考える人もいるかもしれません。

そんな状況の中、預金者が逃げてしまうのを防ぐという目的もあってか、円預金の代わりに外貨預金に注目してもらうためのキャンペーンを実施する銀行が増加しています。例えば、ジャパンネット銀行ではアメリカ・ドル預金他(2カ月定期)10%、楽天銀行ではニュージーランド・ドル預金(1カ月定期)8%、静岡銀行インターネット支店ではアメリカ・ドル預金(1カ月定期)20%、といった金利上乗せキャンペーンを行っています。また、東京スター銀行やジャパンネット銀行では、日本円と外貨を交換するときに生じる為替手数料が無料になるキャンペーンを実施しています。


*2016年2月22日作成

こうしたキャンペーンは、外貨預金を検討している人の背中を押してくれますが、上手に利用するための注意点もあります。例えば、20%や10%といった一見高そうな表示は“年”利率なのですが、それが適用されるのは数週間~数カ月という条件になっている場合が多いのは以前からよく指摘されるポイント。1000ドルを金利10%の1カ月定期に預けると、満期に得られる利息は100ドル(11,500円*)ではなく、その1/12の約8.3ドル(約958円*)なのです。さらに、外貨預金は預けるときと引き出すときに為替手数料がかかるので、短期間に得られる利息からこうした手数料を差し引くと、マイナスになってしまう可能性も少なくありません。

また、為替手数料が無料になるというキャンペーンについても、預けるときだけが対象で、解約して円に戻すときには支払う必要がある場合がほとんど。ちょっぴり残念ではありますが、こうした実情を踏まえてキャンペーンは”オマケ”程度と考えた方が無難でしょう。キャンペーンが終わった後もじっくり腰を据えるつもりでスタートすることをおすすめします。

*1ドル=115円として。利息にかかる税金は考慮していません。

海外旅行で外貨預金がそのまま使えるサービス

せっかく外貨預金を始めるなら、貯めた外貨をそのまま海外旅行で使えたら便利だなって思いませんか?今回は、円安のときを見計らって外貨を買って、使うまで利息をもらうことも、定期的に積み立てながら必要な分だけ使うこともできる外貨預金をご紹介します。

海外旅行には、キャッシュ(空港や現地で両替)とクレジットカードを持っていくという人が多くなりました。お水を買ったりチップを払ったりするのに現金は必要ですし、どこでも使えるクレジットカードは便利ですよね。でも、キャッシュもクレジットカードも両替や決済の時点での為替レートが適用されるので、そのときになってみないと円換算でいくらになるのか分からないという不安な面が。為替レートはいつも動いているので、タイミングが悪ければ、旅行中に円安が進んでしまうこともあります。

為替レートの動きを心配しなくて済む
あらかじめ持っている外貨預金をそのまま使うことができるのは、ソニー銀行の「Sony Bank WALLET」や新生銀行の「GAICA」など。現地ATMを使って自分の口座から外貨キャッシュを引き出したり、ショップやホテル、レストランなどでの外貨決済に利用できるデビットカードやプリペイドカードです。デビットカードとは、口座の残高を上限に、クレジットカードのように現金なしで決済ができるカードのこと。クレジットカードは「後払い」なのに対し、デビットカードは口座からの「即時払い」なのが特徴です。ちなみにプリペイドカードは「先払い」です。

こうしたサービスを利用すると、円高のときを見計らって外貨預金をしたり、コツコツ外貨の積み立てをしたりしておくことで、旅行中に円安が進んでも心配する必要がありません。クレジットカードと比べた場合のデメリットは、海外利用時にポイントが付与されないことなど。すでにクレジットカードを持っている人は少なくないでしょうから、旅行には両方を持参し、円高ならクレジットカード、円安なら外貨決済可能なデビット(プリペイド)カードといった使い分けもおすすめです。

外貨預金を始めるなら、どの通貨?

選択肢が多くて選ぶのが面倒くさくなってしまうことってありませんか?

外貨預金についても、米ドル、ユーロ、オーストラリアドル(豪ドル)、イギリスポンド(英ポンド)…といろいろな通貨があるので「どれを選べばいいのか分からなくて、いつまでたっても始められない」という声を耳にします。そこで今回は、これから外貨預金を始める人の通貨選びについてご紹介します。

「預金」というからにはまず気になるのが「金利」ですよね。外貨預金は、同じ期間預ける場合でも通貨ごとに金利の高さが違います。例えば同じ銀行に同じ期間(3か月」定期)預ける場合、米ドル0.21%、ユーロ0.01%、豪ドル(オーストラリアドル)1.6%です。

金利の他にも、通貨を選ぶポイントが3つあります。1つは、為替手数料です。為替手数料も通貨ごとに差があり、世界的にたくさん流通している通貨ほど、円との交換が簡単なので安くなることが多いのです。裏を返せば、為替手数料の高い通貨はあまり流通していないということで、その通貨を発行している国が発展途上だったり通貨の制度が十分整っていなかったりする可能性もあるわけです。

2つ目のポイントは、初心者でも簡単に情報が得られるかどうか。米ドルやユーロならテレビのニュースでも紹介されますが、その他の通貨の情報は待っているだけでは入ってこないと思った方が無難。携帯電話などで為替レートをチェックできるように設定したり、時々は「マーケット」や「ファイナンス」関連のWebニュースをのぞくなどした方がよいでしょう。

3つ目は、通貨は2つ以上組み合わせた方が安定するということ。「1つだけ」と言われると、考えて込んでしまって選べなくなることがありますが、外貨預金のようにリスクのあるものは、異なる種類のものを複数選んで組み合わせるのが賢い方法です。

さて、これらのポイントを考慮すると、現時点では、情報が得やすくて為替手数料が安いのは米ドルとユーロあたり…でもそれだと両方とも金利が低くて魅力に乏しい点も否めない。一方で、金利が高いのは南アラントや豪ドル…と悩ましいですね。必ず同じ日にスタートさせる必要はないので、米ドルから始めて慣れてきたところで少し金利の高い豪ドルを追加する、といった選択肢もあり得ますね。

※掲載記事は、投資その他の行動を勧誘するものではありません。投資にかかる最終決定は、ご自身の判断で行って下さい

保険は円だけではありません!外貨建て保険とは!?

低金利で円安基調が続く中、日本より金利が高い外貨に目を向ける人が増えていますが、生命保険でも同じことがいえます。

例えば、今の日本の10年物国債利回りは0.385%。これに対し米国は2.156%、豪州は2.640%と外国の方が相対的に金利が高い状況。(国債利回りはH27/9/1終値)

保険は、将来の運用利回りを想定し(予定利率といいます)逆算して保険料を算出します。金利が高いということは、その分保険料が割り引かれ、割安で保障を得ることができたり、貯まるタイプの保険なら貯蓄性が高まったりするため、日本より金利が高い外貨建て保険の需要が高まっているのです。

では、外貨建て保険とはどのようなものでしょうか。

外貨建て保険は、個人年金保険や終身保険、養老保険などの種類があり、その保険料や保障額、満期金(解約金)はドルや豪ドル、ユーロなどの外貨でおこなわれるため、円高・円安など為替レートの影響を受けます。

もし、保険金や満期金(解約金)の受取時に円安になっていれば、受取額はその分上乗せされます。反対に円高になってしまったら、受取額が目減りし、場合によっては元本割れをする可能性があるので注意が必要です。

<参考:図1>

ただ、もし受取時に円高だった場合は、外貨のまま受け取る選択肢もあります。海外旅行が好きな人や、海外へのロングステイを考えている人なら、外貨で受け取って旅先で使えば受取時の為替リスクはゼロに。行きたい国がある人は、その国の通貨で積み立てると別の楽しみも膨らみますね。

では、円建てを「外貨建て」にするとどの位違うのか、個人年金保険で検証してみましょう。

外貨建ての保険料は、払込時の為替レートで都度変動するタイプと、一定額の円で固定されるタイプがあります。事例は後者で、円建て個人年金保険と同じ毎月1万円ずつの積み立てです。

下表のように、30歳男性が60歳まで30年積み立て、その後、10年間年金形式で受け取った場合、受取額の違いは一目瞭然。その差は1,273,314円(A-B)にもなります。もちろん、事例は為替レートが変わらない前提での試算なので、実際は、円高・円安の影響で良くも悪くも上下します。

<参考:図2>

また、外貨建て保険は通貨を円以外で保有するので、投資が苦手な人も知らず知らずに資産分散でき、輸入に頼っている日本ではインフレ対策のひとつにもなり得ます。
保険を考える時は、ぜひ一度、外貨建て保険も含め検討してみましょう。

オンライン取引でカンタン便利な外貨預金をスタート

銀行って街中にたくさんあるけれど、窓口はいつも混んでいるし、午後3時には閉まるので不便だな~と感じたことはありませんか? 外貨預金に興味はあるけれど、銀行へ行く時間がない…という人は、オンライン取引を考えてみてはいかがでしょう。

外貨預金のオンライン取引は、時間を節約できるだけでなく、24時間いつでもどこからでも取引ができる、いつも気にしていなくても為替レートが動いたときにはお知らせメールが届く、窓口よりも為替手数料が安くなる場合があるなど、いくつもメリットがあります。

携帯電話やパソコンを使って代金の振込みをしたり、税金を支払ったりするオンライン取引は、多くの銀行で利用できるようになっています(通常、申込みから数日後にログインや取引に必要なパスワードが表示される「トークン」や数字を組み合わせてパスワードとして利用する乱数表などが届き、取引ができるようになります)。中でも、ソニー銀行や住信SBIネット銀行などの実店舗を持たないネット専業の銀行は、外貨預金のオンライン取引機能が充実しているので重宝します。

例えばソニー銀行の場合、米ドルやユーロのほかブラジルレアルや南アフリカランドなどの珍しい通貨も含めた12通貨がラインナップ。
「今日から1週間以内に、1ドル120円ちょうどになったら、10万円分預ける」「毎月1万円分ずつ米ドルを積み立てる」という風に、自分の希望に合わせて取引内容を指定することもできます。また、預けるときと解約するときに生じる為替手数料が、大手の銀行に比べて割安なのもうれしいポイント。大手銀行では、1ドルにつき、窓口の場合1円程度、オンライン取引の場合で25銭~50銭程度になりますが、ソニー銀行では15銭です。為替手数料は1ドルあたりでは小さな数字ですが、預けるときと解約するときの2回必要になること、金額が大きくなるほど増えることを考えると、安いにこしたことはありません。

メリットの多いオンライン取引ですが、利用する人が増えるにつれて、パスワードを騙し取られるなどの被害も急増しています。パスワードは厳重に管理し、不審なメールなどで入力を要求されても安易に入力せず、定期的に変更するようにしましょう。また、口座のある金融機関のWebサイトなどで、最新の被害事例や注意事項も確認しておくとよいでしょう。

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