投資初心者、安全性を重視するパッシブ運用から始めてみては?

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<材料>

・コツコツと預金で積み立てた50万円で株式投資信託を購入

<Point>

1世の中にはたくさんの投資信託があり選択に迷う

2株式投資信託と公社債投資信託に大別できる

3運用スタイルにパッシブ運用とアクティブ運用がある

※50万円で株式投資信託を購入し、利回り2%で10年間運用。利息がほとんど付かない預金と比べると

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投資初心者、取り組みやすいのは投資信託と言われます。ただ「その商品数は5,000を超える!」と言われてしまうと、余計どこから始めていいのかわからないのが本音ではないでしょうか?

でもご安心ください。まずはどんな種類の投資信託があるかを知ることができれば、目指す投資信託にたどり着くことができます。例えばスーパーで買い物をする際にも「あそこに調味料が売ってるね」「鮮魚コーナーの先に冷凍食品がある」など知っていることで買い物がスムーズになりますよね。最初から大きところを知ろうとせずにまずは目の前のわかりやすいところから始めてみる。それが基本です。

それでは投資信託における事情を見ていきましょう。

まず投資信託の種類は、株式を主な投資対象とする「株式投資信託」と、株式はまったく組み入れずに公社債を投資対象とする「公社債投資信託」とに大きく分かれます。

前者の株式投資信託は、儲かるかもしれませんが損する可能性もありますので、概してリスクが高いといった特徴があります。ここでのリスクは、日常で使う“危険”とは違った意味を持ちます。投資の世界では、“損得の振れ幅”が大きいことをリスクが大きい、“振れ幅”が小さいことをリスクが小さいといいます。つまりリスクは“不確実性”を表します。

ここで「株式投資信託には何%ぐらい株式が含まれるの?」といった疑問がわくかもしれません。実は株式比率の高低は投資信託によりさまざま。比率の高い株式投資信託はハイリスク・ハイリターン(儲けが多い反面、損失も多い可能性)、比率の低い株式投資信託はミドルリスク・ミドルリターンといった傾向があります。投資初心者は株式の比率を3割以下に抑えた株式投資信託から選ぶと良いでしょう。

後者の公社債投資信託は、株式がまったく含まれず、国債や社債などの公社債(債券)への投資が中心ですので比較的安全性が高いといえます。債券は国や企業などが多数の投資家から資金を借入れる際に発行する、いわば“借用証書”のようなものです。債券やそれに集中投資する公社債投資信託は、株式などのように派手さはありませんが堅実な金融商品(出したお金“元本”が保証されるわけではない)といえます。

もう1つ別の切り口で見ていきましょう。それは運用スタイル(考え方や手法)による分類です。パッシブ運用は、ニュースでお馴染みの日経平均株価のような指数の動きにできるだけ近い運用成果を目指す、いわば守りの運用スタイル。それに対してアクティブ運用は、日経平均株価などを上回る運用成果を目指す、攻めの運用スタイルです。両者に一長一短はありますが、投資初心者には安全性を重視するパッシブ運用から始めることをお勧めします。

守りと言われると少し動きにくいかもしれません。でもまずは知ること、そして続けるためにも守りから入ってみる、そんなやり方が初心者には向いているかもしれませんね。

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執筆者

マネーゴーランド 編集部

「お金」にこれまであまり興味のなかったメンバーが自分たちが興味の持つようなネタを日頃から探し、自らが愛せるような記事作りを目指し、試行錯誤の日々。

マネーゴーランド 編集部

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投資信託は、確定申告をするの?

確定申告の時期になりました。資産運用のビギナーさんから、「株や投資信託は確定申告が必要?」と質問されることがあります。じつは、投資信託を買っただけ、積立てをしているだけ、という人は確定申告の義務はありません。

では、どういう人が確定申告をしなければならないのでしょうか。投資信託の種類によって税金の制度の異なる面があるため、ここでは「公募株式投資信託※(以下、株式投信)」と確定申告の関係を説明します。

(※「公募」は金融機関に品揃えのある、誰でも購入できる投資信託。「株式投資信託」は、運用に株価や為替などで価値が変動するものを組み入れた、投資信託の分類。)

まずは基本から。2016年2月16日から3月15日の確定申告では、2015年分の個人の所得やもうけが対象です。さらに、株式投信の税金は、確定申告しなくてよいものもあります。しかし、確定申告が必要な人もいます。

株式投信について、2015年分の所得税の対象は
(1)2015年に換金した分の利益
(2)2015年の収益分配金(普通分配金)
です。しかし、投資家が金融機関で「特定口座・源泉徴収あり」の手続きをしていれば、(1)(2)ともに、所得税を納める手続きとして確定申告の必要はありません。

「特定口座」の投資家については、取引金融機関が、その投資家の1年間の投資損益を計算します。さらに「源泉徴収あり」であれば、金融機関が投資家の利益から税金を天引きして納税します。「源泉徴収なし」の投資家は、金融機関発行の「年間取引報告書」を添付して、自分で確定申告をします。

「特定口座」でない取引は「一般口座」です。一般口座で(1)2015年に換金した株式投信や上場株式などの取引がトータルでプラスなら、その利益額に対して確定申告をします。

(2)の収益分配金は、「特定口座」の場合は年間の損益計算に含まれます。「一般口座」の場合も、受取時に自動的に税額が計算され天引き(源泉徴収)されます。そのため、確定申告書に記載しません。
ただし、確定申告の義務がなくても確定申告をした方が有利なこともあります。例えば他の金融機関で株や株式投信で損をした場合、トータルで2015年の投資損益を計算すると納税額が少なくなり納め過ぎた税金が返ってくることがあります。そのような場合は、確定申告をしてもかまいません。

なお、2016年から公社債投資信託の税金の制度が変わりました。これについては、また別の機会にお話したいと思います。

投資初心者にお勧め!投資信託で無理なくお金を増やそう

ボーナスの支給時期が近づいています。書店に並ぶマネー雑誌も投資に関する特集が目立ち始めます。でも、いざページをめくってみるとたくさんの金融商品の記事に圧倒され、「投資は難しそう」「私には無理」とあきらめてしまう人も少なくありません。

こんな投資未経験者が取り組みやすいのが投資信託。どのような金融商品なのか見ていきましょう。

投資信託は、特定の株式や債券を直接購入するのではなく、たくさんの株式や債券などの“詰め合わせギフトセット”を購入するイメージ。投資家が出したお金(1万円から投資可能。毎月の積立もできます)を運用のプロがたくさんの株式、債券などに分散投資(例えば、100を超える株式を少しずつ購入)し、その儲けを投資家に戻す仕組みです。

決め手となるのは分散投資!イギリスの古い諺で「卵を一つのかごに盛ってはいけない」とあり、端的に表しています。これは卵を一つのかごに盛ってしまうと、何かあった時にすべての卵が割れてしまうので、いくつかに分けろ!との教えです。この考え方が投資の世界に取り入れられ、たくさんの株式や債券を組み込む投資信託につながっています。

ここで分散投資の効果をもう少し掘り下げましょう。株にはいろいろなタイプがあります。例えば小売業や電力など内需関連株(国内需要で業績拡大を狙う業種の株)。これらは円高になると業績アップ・株高につながる傾向があります(円安時はその反対です)。一方、自動車や電機など輸出関連株。これらは円安になると業績アップ・株高につながる傾向があります(円高時はその反対です)。したがって両者を混ぜることにより、為替の動きに左右されにくい投資ができます。投資対象の値動きが異なれば異なるほど分散効果が高まります。

株と債券の関係でも言えます。一般的に債券が値上がりする時は株が値下がりし、株が値上がりする時は債券が値下がりするといった傾向があります。専門用語で「逆相関」にあると言いますが、株と債券でお互いの損失のカバー、つまり欠点を補います。常に成り立つ関係とは限りませんが、押さえておくべき投資の基本です。

投資信託のおおよそのイメージは掴めたでしょうか。実は投資信託には5,000を超える種類があります。そのため、さまざまな観点から分類されています。次回は投資信託を選ぶ時の手がかりとなる基本的な分類を説明します。

2015.5.13更新

投資信託は自分のリスク許容度をしっかり掴んでから始めたい

ボーナスシーズン。しかし、貯めること・増やすことに取り組んでいかないと、せっかくのボーナスもいつの間にか無くなってしまいます。今回は、投資初心者が取り組みやすい “投資信託”をどのような視点で選ぶのかご紹介しましょう。

まず、リスクのある金融商品とつきあう際に最も重要なのは、一時的に値下がりした場合に、どこまでの損失に耐えられるかです。これを「リスク許容度」といいます。
リスク許容度はさまざまな要素に左右されますが、年齢などを勘案して、運用期間がどれだけ確保できるかといった視点が重要です。20、30代であれば運用期間が長く取れること、またこれから働いてお金を稼ぐことができる期間も長い(人的資産が大きい)ので、高いリスクに耐えられるでしょう。仮に運用が上手くいかなかった場合でも挽回のチャンスがたくさんあるわけです。

一方50、60代になると、損失が生じた場合に挽回することが難しくなります。損をまきかえそうと焦り、ハイリスク・ハイリターンの投資を続けると、さらに損失を膨らませることにもなりかねません。

運用期間の他にも、もっている資産の額、投資経験・運用知識などもリスク許容度に関係があります。若い世代であっても、投資初心者や金融・経済に馴染みがない人には、高いリスクを取ることはお勧めできません。また、将来の収入に不安がある人や、貯蓄が少ない人もリスク許容度は低いといえるでしょう。
では、数千本もある投資信託の中で、自分のリスク許容度に合ったものはどうやって探せばいいのでしょう。最も簡単な判断の仕方は、その投資信託の中に占める株式の割合を見ることです。株の割合が高いほど、利益が大きくなる可能性が高い代わりに、リスクも大きくなります。

では、債券ならリスクが低いのかというと、一概にそうとはいえません。海外に投資するものは為替リスクも引き受けることになりますのでその分リスクが高くなりますし、ハイイールドといって格付け(信用度)が低い債券に投資する投信信託はハイリスク・ハイリターンの商品です。先進国と新興国では、成長著しい新興国のほうが値動きは大きくなります。

自分のリスク許容度と投資信託のリスクの大きさを照らし合わせて、賢い商品選びをしてください。

2015.6.15更新

数千の中から投資信託を探す手掛かり

一口に投資信託といってもその数は数千もあります。その中でどうやって選んでいけばいいのでしょうか。今回は、投資信託を選ぶ手掛かりとして、投資信託の種類をご紹介しましょう。

まずは、どのエリアに投資するのか、という視点です。
大きく国内投資と海外投資に分けられますが、さらに海外にはさまざまなタイプがあります。先進国もあれば新興国もあります。特定の国に限定するものもあれば、ヨーロッパやアジアといったエリアに分散をするものもあります。さらにBRICs※などの数か国の組合せも。自分の興味のあるエリアを選びましょう。このとき1国に集中よりも、複数の国に分散するほうが、リスクは小さくなります。

次に、どの資産に投資するか、です。株式、債券、不動産、その他(原油や金といった商品など)がありますので、それぞれの特徴を指摘しましょう。

株式は景気が上昇するときに威力を発揮します。大きく儲かる可能性がありワクワク感がありますが、大きく値下がりするリスクもあります。

債券は株式よりも値動きが緩やか。株式ほど大きな利益は見込みにくい投資ですが、手堅さがあります。

不動産は景気がいいときに上昇する傾向にありますが、株価の動きに遅れるなど、独特な値動きを見せます。不動産を組み入れた投資信託はREIT(リート)と呼ばれ、投資家から集めた資金を使い、オフィスビルや商業施設、マンションなどの不動産を購入し、そこから得られる賃貸収入などを投資家に分配する仕組みです。

商品(コモディティ)は、世界的な規模で取引される原油、貴金属、農産物などの相場の値動きの影響を受けます。それぞれの商品は、需要と供給を巡る事情が違いますし、為替相場の影響も受けます。株式や債券、不動産とは違った値動きとなりますので、組み合わせますとリスク分散が図れます。

投資信託の商品分類が、投資信託協会のホームページに掲載されています。個別投資信託の説明資料(目論見書など)には、この商品分類により種類が示されています。その表示を見るだけで、ある程度、どのような投資信託なのか想像がつくはず。これで投資信託選びはかなりスムーズになるでしょう。

※BRICsは、経済成長著しい4カ国Brazil, Russia, India , China(ブラジル、ロシア、インド、中国)をさします。

2015.6.30更新

投資信託選びの最後の決め手“シャープレシオ”

商品分類を手掛かりにすれば、投資信託は選びやすくなります。でも、数千もある中から絞り込むことはそう簡単ではありません。

目指す1、2本を選ぶには、いくつかのポイントがあります。今回は、投資対象が似ている投資信託において、「運用の上手さ」が比較できる指標をご紹介しましょう。

投資信託を提供する運用会社は、品揃えを充実させ投資家のニーズに応えます。そのため、投資対象が似ていて、どの運用会社の投資信託がいいのか見当がつかないケースも少なくありません。しかし、「運用の上手さ」が分かるシャープレシオを比較することで、投資信託の優劣の判断ができます。投資信託の検索サイトでサイト運営会社が算出しています。そこで確認できますので、「数字が大きいほど運用が上手い」と覚えておいください。

シャープレシオは、一言でいえばリスクとリターンのバランスから運用の上手さ(効率)を見る指標です。例えば、AとBの投資信託の3年間のリターンが10%で同じとします。この情報だけではどちらを買えばいいかは判断できません。そこでリスクを見ますとAのリスクが5%、Bのリスクが10%だとします(%表示でリスクが登場しましたが、BはAよりもリスク、つまり値動きが大きいことを意味する)。この情報があれば、BよりもAのほうが、少ないリスクで多くのリターンを上げており、「運用が上手い」ことがはっきりとします。

さらに図を用いて見ていきましょう。『シャープレシオ=リターン÷リスク』といった基本計算式(実際の式はもう少し複雑)をデフォルメしています。リターンが同じならば、リスクが小さいほどシャープレシオは大きく、リスクが同じならば、リターンが大きいほどシャープレシオは大きくなります。これにより、シャープレシオが大きいほど運用が上手いことがお分かりいただけたと思います。

ただ、シャープレシオを用いる際には注意が必要です。
・あくまでも過去データを用いた数字で、将来を保証するものではない。
・株式中心の投資信託と債券中心の投資信託など、違うタイプの投資信託の比較には使えない。お肉と野菜を比べて美味しさを論じても意味がないのと同じ。
・運用の上手さで差が出る「アクティブ投信」の比較に適している。一般的に「インデックス投信(パッシブ運用)」では用いられない。
以上を念頭に置き、投資信託選びに活用するといいでしょう。

2015.7.01更新

投資信託は初心者向けだけど複雑。どうすればいい?

投資信託は「初心者向け」と言われます。一方で「難しい!」という声も。難しいのに初心者向けとは、どういうことでしょう。

初心者向けと言われる理由は、主に2つ。1つは、少額で分散投資できる点です。額面1万円が多く、時価は数千円から2万円台。積立方式なら数千円の金額指定で購入できます。しかもその数千円に、数十~百数十種類の投資対象がパックされています。気軽な金額で多種類に投資できるのです。

もう1つは、運用をプロに任せる仕組みの面。本来、投資先や売買タイミングを判断するのは、投資家自身です。しかし投資信託は、それを投資信託会社(運用会社)にアウトソーシングします。例えばあなたが「アメリカに投資したい」と思ったとします。けれど、具体的に何に投資したら良いかの判断は難しいもの。「株価が上がりそうな会社は?」「売買のタイミングは?」「アメリカの政策や、世界情勢は?」など、気になる事柄を調べて判断する部分を運用会社(投資信託会社)に任せるのが投資信託です。

「それならトライしてみよう」と、これまで投資をしたことのない人が投資信託の資料に目を通すと……。言葉が難しい。仕組みが複雑。結果が不確定。分からないことだらけです。

よく「理解できないものに投資をしてはいけません」などと言われます。もしそれが正しいのなら、投資信託は、初心者が投資をしてはいけないことになってしまいます。しかし、少額で多種類に投資できるのが投資信託だったはず。まずは実際に身銭を切って投資経験を積んでみましょう。「習うより慣れろ」です。とりあえず毎月5千円ずつでも積み立ててみましょう。

実際に積立をしながら山あり谷ありの投資環境で重ねた経験は、ノウハウ本やセミナーより数倍の学習効果があります。

3年も続ければ、景気の良い時にも悪い時にも遭遇します。為替が円高にもなれば円安にもなることでしょう。株式ブームになったり暴落に見舞われたりもするかもしれません。その都度、基準価額(投資信託の値段)がどのように動いたかを確認したり、値動きの原因を考えてみたりするなど、前向きにつきあっていけば、だんだんと難しさも薄れてきます。専門用語にも慣れてくるでしょう。

少額で分散投資できるのはトライアル資金として有効です。そこが初心者向けと言われるわけですから、投資信託は投資経験を積む道具として、うまく活用しちゃいましょう。

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