証券会社で扱っている商品--マイナス金利で注目される “個人向け国債“

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・7500円

<Point>

1証券総合口座では株のほかに債券も買える。

2個人向け国債は最低金利が保証されている。

3株と債券を組み合わせると資産全体の値下がりが抑えられる。

※10年ものの個人向け国債を100万円購入。当初5年の金利が0.05%、その後は0.1%だとすると、10年間に受け取る利子の総額は7,500円(税引き前)。

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これまで株の取引をするために証券会社で証券総合口座を開設するやり方や、入出金の仕方、税金の取扱いなどについてご紹介してきました。

証券会社では、株以外の金融商品も扱っています。その1つが“債券”です。中でも、マイナス金利の中で注目を集めているのが“個人向け国債”です。

債券には、国が発行している国債や企業が発行している社債、外国の国や団体などが発行している外国債があります。債券というのは一種の借用書。例えば、日本の国債を買うということは日本の国にお金を貸すことになります。貸したお金なので、決められた時に返してもらえて、その間は半年ごとに最初に決められた利率に基づいた利子が受け取れます。

債券が普通の借用書と違うのは、期限が来るまでの間、売買できるということ、そしてその価格が変動するということです。例えば、10万円の債券が9万円で買えることもあれば、11万円出さないと買えないということもあるわけです。でも、期限には10万円が返ってくるので、その債券を9万円で買って期限まで持っていれば、その間、利子が受け取れるほかに、1万円の利益も得られます。逆に、11万円で買うと、1万円のマイナスになるので、受け取る利子の合計が1万円より少ないとソンをすることになります。

債券のうち「個人向け国債」は、その名の通り個人専用の国債で、満期までの期間が3年、5年、10年の3種類があります。いずれも毎月発行されていて、1万円単位で買えます。最大の特徴は、価格が変動しないこと。途中で売却することは可能で、その場合は発行したときの価格で国が買い取ってくれます。したがって、買ったときより値下がりしてソンをするということはありません(ただし、直近2回分の税引き後の利子相当額が差し引かれます)。

個人向け国債の利率は発行されるときに、その時々の金利状況によって決まります。ただし、0.05%は最低保証されています。マイナス金利になって預金の金利が下がっていますが、個人向け国債の金利は0.05%より下がりません。この点が注目を集めている理由です。

中でも10年ものは変動金利なので、この先、日本の金利が上がれば10年ものの金利も上がり、受け取れる利子が増えることになります。

個人向け国債は、満期まで持っていれば買ったとき金額が返ってくるので、減らしたくないお金を運用するのに向いています。マイナス金利の中で、安全に、そして少しでも有利に運用したいというニーズに合っているといえるでしょう。

一方、マイナス金利が導入された目的の一つは株価を上げることです(実際にはマイナス金利導入後に大きく値下がりしていますが)。株は、値上がりが期待できる一方、価格の変動が大きいもの。一方、債券は大きく増えることは期待できないけれど、満期までもっていれば元本が返ってきます。このように性質の違う株と債券の両方を持ってると、資産全体の値下がりを押さえることにつながります。

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執筆者

馬養雅子 ファイナンシャル・プランナー(CFP®)

千葉大学人文学部卒業。出版社勤務、フリー編集者を経て、ファイナンシャル・プランナーの資格を取得。 以後、個人のマネーのアドバイザーとして、家計管理や保険の見直し、金融商品や資産運用などに関する記事を新聞・雑誌に多数執筆しているほか、ネット上で資産運用やNISAに関する情報を発信している。

馬養雅子

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証券総合口座、「源泉あり」か、お得な「NISA」で

株式投資を始めるための第一歩は証券会社に口座を作ること、というわけで、前回はネットで口座を開設する手順をご紹介しました。

証券会社の取引口座は多くの場合、「証券総合口座」となっています。これは、銀行の総合口座と同じように、証券会社で扱う商品の売買に伴う資金を管理する口座で、いってみれば証券会社の中に作るあなたのおサイフのようなものです。証券総合口座で銀行の普通預金に当たるのが、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)です。証券総合口座に入金したお金は自動的にMRFで運用され、株や投資信託、債券などを購入するときはMRFのお金が自動的に解約されて購入代金に充てられます。また、株などを売却すると、売却代金で自動的にMRFを買い付けることになります。

口座開設の申込みをするときは、特定口座に関する選択をします。特定口座というのは税金の扱いに関するものです。
株や投資信託、債券などを売って得られた利益や、保有中に得られる配当、分配金、利子などには税金がかかります。これは本来、自分で税額を計算して税務署に申告する必要がありますが、証券総合口座を「特定口座」にしておくと、こうした手続きを簡単にすることができるのです。
特定口座には「源泉あり」と「源泉なし」の2種類があります。「源泉あり」は、税金の計算や納税をすべて証券会社がしてくれます。「源泉なし」は、証券会社が税金の計算まで行い、投資家はそれをもとに確定申告して納税します。基本的には、特定口座の「源泉あり」を選んでおけばOK。証券総合口座というおサイフを「源泉あり」というタイプにしておくと、それを持っている人は、税金に関してはなにもしなくてよいというわけです。
ちなみに、特定口座でないものを「一般口座」といいます。これを選択した場合は、税金の計算、申告、納税をすべて投資家自身が行うことになります。

では、NISA(少額投資非課税制度)の口座はどういう位置づけになるのでしょうか。これは、証券総合口座というおサイフの中に、もう1つ「NISA」というおサイフを作ると考えればよいでしょう。NISAというおサイフのお金で買った株や投資信託から得られた利益には税金がかかりません。ただ、NISAのお金で買える株や投資信託は1年間に120万円までという決まりがあります。証券総合口座は複数の証券会社で開設することができますが、NISAは1人につき1つしか開設できない点にも注意が必要です。

NISAの非課税のメリットはとても大きいので、これから証券会社で口座を開設するのであれば、NISAも同時に申し込むとよいでしょう。証券総合口座はあるけれどNISAは申し込んでいないという人は、NISA口座を作ってからそこで株を買うのがおすすめです。

株式投資の第一歩--証券会社に口座を作る

株は証券取引所で売買されていますが、投資家は「この株が買いたい」「この株を売りたい」といった売買注文を取引所に直接出すのではなく、証券会社に取り次いでもらいます。ですから、株式投資の最初の一歩は、証券会社に口座を作ることといえます。

 街なかに店舗を構えている証券会社に印鑑と本人確認資料(運転免許証など)をもって出向き、窓口で必要書類に記入すれば、その日のうちか翌日には口座が開設できます。
 証券会社が開いている時間に行くのが難しかったり、自宅や職場の近くに証券会社がなかったりした場合は、ネットでの口座開設が可能です。また、ネットだけで取引する証券会社は、口座開設もネットで行います。今回はその手順を見てみましょう。

 まず、口座を開設しようとする証券会社のホームページにある「口座開設」のところをクリックします。表示された画面の指示にしたがって、次のような項目を入力していきます。

名前、読みがな、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス
職業や国籍
本人や家族が上場会社の役員であるかどうか
上場会社の役員は、その会社にとって重要な情報を一般の投資家より早く入手して株で不当な利益を得ることが可能なため、こうしたチェックが行われます。
証券会社の口座への入出金に利用する銀行名・支店名・口座番号・口座名義人
株の配当金の受取方法
株の配当が非課税になるNISA(少額投資非課税制度)を利用するために、「株式数比例配分方式」を選択します。
特定口座の届け出
これは、株式の売買で得られた利益に対する税金の手続きに関するものです。税金の計算や納税を証券会社が行う「特定口座(源泉徴収あり)」を選択しておけばOKです。
投資経験、興味ある投資商品、口座開設の動機、投資目的、保有している金融資産の残高など。
その他アンケート項目

証券会社によって項目や順番に多少の違いはありますが、基本的にはこうした項目を入力していきます。途中で、その時点で入力したデータを保存して、あとで再開することができるところもあります。不明な点は、証券会社のコールセンターに電話して質問することも可能です。

 入力が終わったら、
■入力項目の一覧で表示されるので、プリントアウトして本人確認書類と一緒に郵送する
■入力項目をアップロードすると、プリントアウトされたものが送られてくるので、それを本人確認書類と一緒に返送する
■本人確認書類を携帯電話やスマホで撮影してデータをパソコンに送り、アップロードする

のいずれかの方法で申し込みます。そうすると、証券会社の口座番号や、取引画面に入るためのパスワードなどが郵送されてきます。それで準備はOK。株の取引ができるようになります。

証券取引所のトリビア

例えば、X社の株を買いたいAさんと、売りたいBさんの間で、「売りましょう」「買いましょう」ということで取引が成立すれば、株の売買ができます。

でも実際に、自分が買いたい株を売ってくれる人、あるいは売りたい株を買ってくれる人を自力で見つけるのは難しいですよね。そこで、証券取引所が「買いたい」「売りたい」という注文を全国から集めて「売り」と「買い」をマッチングさせています。
個人の場合は、取引所に直接注文を出すことはできず、証券会社に注文を取り次いでもらいます。

日本では、東京のほかに、札幌、名古屋、福岡に証券取引所があります。かつては、新潟、大阪、京都、神戸、広島にもありましたが、現在は東京に統合されています。もともと、売買される株数も、それにともなう売買金額も東京が圧倒的に多かったのですが、2013年1月に、大阪証券取引所が東京証券取引所に統合されたことによって、東京のシェアがほぼ100%となっています。

証券取引所は世界各国にあります。最も規模が大きいのは米国のニューヨーク証券取引所で、2番目も米国のナスダック、3位が東京と大阪が統合してできた日本取引所グループとなります。
株は、国境を越えて取引されています。例えば、米国の投資家が日本や中国の株を買ったり、日本の投資家が米国や欧州の株を買ったりするといった具合です。こうしたグローバルな取引が増えるにつれて、世界の証券取引所どうしの競争も激しくなっています。売買を活発にして多くの投資家の資金を呼び込むためには、規模の拡大が必要です。そこで、欧州では、アムステルダム、ブリュッセル、パリ、リスボンの証券取引所がユーロネクストというグループに統合されました。東京と大阪が合併したのも、規模の拡大や事務の効率化などで国際的な競争力を高めるのが目的です。

証券取引所では土日祝日と12月31日、1月1日~3日をのぞいて、毎日9:00~11:30と12:30~15:00に株の取引が行われています。1月4日の取引前には、「大発会」、12月30日の取引後には「大納会」というセレモニーが行われ、大発会では晴れ着の女性が、大納会ではその年に活躍した人が招かれて鐘を鳴らします。この様子は、テレビのニュースなどでも流れるので、見たことがある人もいるでしょう。
ちなみに、2015年の大納会のゲストは、世界的に活躍する指揮者の佐渡裕さん、2014年はNHK連続テレビ小説「マッサン」で亀山エリー役を演じたシャーロット・ケイト・フォックスさんでした。

東京証券取引所では昔、取引開始を告げるために鐘が鳴らされていたとのこと。現在では、大発会、大納会のほかに、会社が新しく取引所に上場する日に鳴らされます。鐘を打つのは新規上場会社の社長や役員など。鳴らす回数は、「五穀豊穣」を願うということから5回と決まっているそうです。
東京証券取引所は一般の人も見学できます。行って見てみると、株や株の取引が身近に感じられるのではないでしょうか。

【ふるさと納税】♂♂ほぼ夫婦「明日は明日の風が吹く」vol.5

みなさま、こんにちは。作家・まんが家の歌川たいじです。

「ふるさと納税」をご存じない方は、もうあまりいらっしゃらないと思いますが、念のために簡単に書かせていただきます。

「ふるさと納税」は「納税」という名前がついておりますが、地方自治体への寄付です。「ふるさと」という名前ではありますが、任意の地方自治体に寄付ができます。
寄付をした地方自治体からは「お礼の品(多くはその地方の特産品)」が送られてきまして、それだけだとバカ高い買い物をしたカンジになるのですが、2,000円以上寄付をしますと住民税の一部が還付、控除されるため、結局はオトクな買い物をしたことになるというものです。

「ふるさと納税」のwebサイトには、「寄付を通じて地域の人を応援、お礼品を通じてあらたな地域の魅力を知る。寄付金を有効活用した地域づくりに貢献でき、地域の生産者も喜び、寄付した人もお得になる、みんなが幸せになれる制度がふるさと納税です。」と、書かれていて、まんざらウソではありません。

しかししかし、寄付した地方自治体から忘れた頃に送られてくる受領書を受け取って保管し、確定申告の時にちゃんと引っ張り出すなど、忙しい人や書類仕事がニガテな人にはなかなかハードルの高い手続きが必要になります。

ちゃんと仕組みを理解させて的確な手続きをさせるために、各自治体では噛んで含めるようにご案内する「ふるさと納税コンシェルジュ」のような担当者を置かねばならなくなっているようです。また、「お礼の品」PRが地方間で競争になっていて、宣伝費も使われている様子。それらは税金でまかなわれていると思うと、なんだかなぁ的な気持ちになってしまうのを禁じ得ません。

しかし、「オトクなお買い物ゲーム」的な感覚でやるのであれば、けっこう楽しいので、未体験の方は1回ぐらいトライしてみてはいかがでしょうか。ただし、確定申告はお忘れなく。

※これまでのハナシ
Vol.1【プロローグ】
Vol.2【ポイントカード】
Vol.3【アイデアを金に変える】
Vol.4【小さな倹約】

【マネーギャグアニメ動画】マイレージを侮るなかれ!獲得マイルでどこまでいける!?

人気シリーズ鷹の爪団を生んだDLEによるマネーゴーランドオリジナルアニメ「わんわんわんコイン」。

第6話は…謎だったわんわんわんコインと金男くんとの出会いの感動エピソードがついに公開!人間不信になっていた荒ぶれるわんわんわんコインの前に、まだ小学生社長になる前のあどけなさが残る金男くん。二人をつないだのは、手のひらのうえの…。
続きはこちら!

犬でコインな「わんわんわんコイン」は飼い主の「金田金男」くんが大好き!! …が、金男くんは500円なんて端金(はしたがね)とばかりに、わんわんわんコインをすぐにお金として使おうとするよ! この“すれ違い劇”の先に待つのは、絶望か!? 悲劇か!? …それとも愛か!?

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