マイナス金利、私たちの保険はどうなる?

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<材料>

・さまざまな種類の保険

<Point>

1保険料は保険会社が運用して将来増えていく利益が考慮され、その分割り引かれている

2終身保険、学資保険、年金保険など貯蓄性の高い商品は、マイナス金利の影響が大きく、保険料が上がる可能性大

3学資保険は出産予定の140日前から加入できるので予定があれば早めに手続きする

史上初の”マイナス金利”が2月16日に導入開始。

預金の金利が下がったり、住宅ローンの金利が下がったりと、私たちにもマイナス効果とプラス効果が出始めました。では、保険にはどのような影響があるのでしょう。
そもそも私たちが支払う保険料は、将来の保険金の支払いに充てる「純保険料」と、保険会社の経費などに使われる「付加保険料」に分かれています。純保険料の金額は、将来の保険金の支払い額に対して、運用で見込める利益分を割り引いて決まります。保険会社は主に長期の国債などで運用するため、金利との関係性が深く、金利が高い時は保険料が安く、反対に金利が低い時は保険料が高くなるしくみです(図参照)。

終身保険(死亡保障)や学資保険、年金保険など「貯蓄タイプ」の保険は、長期で運用する割合が高いため(見込んでいる運用益が大きいため)、金利の影響を受けやすい保険と言えるでしょう。但し、既に加入している人は、契約時の利率が約束されていますから、途中で保険料が上がったり、受け取る保険金が少なくなったりはしません。また、利率変動タイプの終身保険に加入している人も、最低保証がありますので約束された保険金額を下回ることはありませんので安心してください。今後も低金利が続いて、保険料の値上が決定した時に影響するのは、新たに加入する人だけ。特に、保険料を最初にまとめて払ってしまう「一時払い終身保険」は特に金利の影響が大きく、数社の保険会社が販売停止や保険料の値上げを決定しました。

一定期間だけ死亡を保障する定期保険の場合は、保険期間が30年など長期のタイプはやや金利の影響が大きく、10年など比較的短めのタイプは金利の影響を受けにくいでしょう。その他、一般的な医療保険やがん保険など「掛け捨てタイプ」の保険も、元々見込んでいる運用益が少ないため、金利の影響は受けにくい保険と言えるでしょう。

では、保険料が上がる可能性の高い貯蓄タイプの保険に、急いで加入すべきでしょうか?
終身保険や年金保険などは、若い人ですぐに加入する理由がなければその必要はありません。将来景気が良くなって金利が上がれば、その高い金利が加入中ずっと保証されるため、それから加入するのでもいいでしょう。ただし、子どもが生まれて間もない人や、もうすぐ生まれるなどで学資保険に入ろうと思っている人は、早めに手続きした方がいいかもしれません。出産予定の140日前から加入できますので、妊娠中に手続きをしておけば安心できるでしょう。

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執筆者

田辺南香 ファイナンシャル・プランナー

ライフプランから見た家計管理・保険・住宅などマネーに関するアドバイスや、セミナー・Webサイト・雑誌等で情報発信を行う。 主な書著「“未来家計簿”で簡単チェック! 40代から間に合うマネープラン」(日本経済新聞出版社)、「隠すだけ!貯金術」「家計簿いらずの年間100万円!貯金術」「女ひとり人生 お金&暮らしの不安が消える本」(KADOKAWA)。株式会社プラチナ・コンシェルジュ取締役 http://pt-con.jp

田辺南香

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マイナス金利って・・・!?私たちの預貯金、どうなるの?

2月16日、ついにマイナス金利政策がスタートしました。1月29日の日銀の決定以来、マイナス金利の影響などについては毎日のようにニュースでも取り上げられていますが、よくわからないため不安に感じているという人も多いのではないでしょうか。

ではこのマイナス金利とはいったいどんなものなのでしょう?普段みなさんが銀行にお金を預けると、預金額に応じた利息を受け取ることができますよね。ところが、マイナス金利の場合は、お金を預けた時にもらえる金利がゼロ%を下回るということ、つまりお金を預ける方が利息を払わなければならなくなるということなのです。「銀行にお金を預けると減ってしまうの・・・?」と心配そうな声が聞こえてきそうですが、今のところは銀行が日銀に預けるお金の一部の金利だけが対象になっているため、当面は私たちが預けている預貯金の金利がマイナスになることはなさそうです。

とはいえ、高い金利で人気のネット銀行でも金利を引き下げた銀行が出ていますし、三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行など大手都市銀行なども相次いで長期間の定期預金の金利の引き下げを行っています。

ただでさえ低い金利がさらに下がるのか・・・とがっかりしている人もいるかもしれませんね。そんな中でも「プロスポーツチーム応援」や「ふるさとの応援」などで金利を上乗せしたり優遇金利を適用する金融機関もありますので、いくつかご紹介しましょう。

千葉興業銀行「千葉ロッテマリーンズ応援定期2016」では、預入金額10万円以上(1年もの限定)で年0.1%の金利が適用されます。山形銀行の「モンテディオ山形サポーターズ定期預金2016」の場合、チームが勝つたびに金利が上乗せされます。どちらの定期預金も、抽選でオリジナルグッズが当たることも。好きなチームを応援しながら、高い金利が受け取れるのは魅力的ですね。

またふるさと納税をすることで特産品やキャッシュバックだけでなく、高い金利がもらえる定期預金もあります。鳥取銀行とっとり砂丘大山支店の「故郷とっとり応援定期」は、鳥取県外に住む人が対象で、500万円を預け入れると年0.4%の高い金利がつくだけでなく、利息1万円が鳥取県にふるさと納税され、地域の特産品なども受け取ることができます。伊予銀行のインターネット支店でも地元愛知県内に5,000円以上ふるさと納税をすれば、9月末残高に応じてキャッシュバックされる上、年0.225%の金利が受け取れます。

超低金利の時代、こうした銀行のサービス、うまく利用したいですね。

元日銀マンが語る「マイナス金利突入の狙いと影響」

日銀は、2月16日よりマイナス金利をスタートさせました。

これまで民間金融機関が日銀に預けている日銀当座預金に対して、日銀が0.1%の金利を払っていましたが、逆に民間金融機関側が0.1%の金利を日銀に払うことになります(マイナス幅は今後拡大する可能性)。例えると、民間側が日銀に預金の「保管料」を支払うことになります。ただ、激変を避けるため、既存の日銀当座預金残高に対する金利はプラス0.1%をそのままとして、これから増加する残高分のみ、「マイナス0.1%」を適用するようです。

なぜ、このような事態になったのでしょうか?背景には、原油安がさらに進んでいること、中国をはじめとする新興国や資源国の経済の先行きが不透明、金融市場が世界的に不安定、といった事情があります。企業や消費者のデフレ意識の転換も遅れ、日銀のかかげる物価目標2%の実現が難くなっていることもあります。今回はマイナス金利導入における、日銀の狙いや生活者への影響を見ていきましょう。

まず、日銀の狙いです。マイナス金利を導入すると民間金融機関が必要以上の資金を日銀に預けておくメリットはなくなります。日銀としては、日銀の口座に積み上がっている金融機関の資金が、企業の設備投資や個人の住宅ローンの借り入れに向かうことを企図しています。マイナス金利が進みますと、世の中全般の金利も低下(もしくはマイナス金利に転化)していくでしょう。景気の回復やデフレからの完全な脱却につながるのか、注目されます。

次に生活者への影響をローンと資産運用を分けて見ていきます。
まず、ローン金利の低下は、返済負担が減るので歓迎すべきことです。特に住宅ローン金利は、一生モノの家を持つコストが減るわけですから関心が高まっています。ただ、返済が免除されるわけではないので、返済計画をしっかりと立てることは何らかわりません。
続いて資産運用ですが、金融商品により明暗が分かれます。明の部分は何といっても株式投資。株価にはマイナス金利がプラス材料として期待されています。一方、暗の部分は債券投資や公社債投信の購入です。市場で決まる債券の金利は、マイナス金利導入が決定した日(1月29日)以降に急低下しています。MMFなど公社債を投資対象とする金融商品は要注意。保険でも終身保険などは、公社債の利回り低下の影響を受けるため、条件が悪くなると思われますので要チェックです。

〜マイナス金利、住宅ローンがお得!?〜【第29回】高橋先生の教えて経済ニュース

〜住宅ローンがお得!?〜

マイナス金利政策の導入により多くの金融機関が住宅ローンの適用金利の引き下げを発表しています。

変動金利だと0.5%前後くらいまで下がってきており、長期の10年固定のローンであっても0.8%くらいまで下がってきています。

これは5年前と比べると固定金利だと1%以上低い水準まで下がってきています。
この1%の違いは住宅ローントータルの返済額でいうと何百万という大きな違いになります。

一番メリットを受けられるのはこれから住宅ローンを借りようと考えている人でしょう。これまで住宅ローンを借りている人は、すぐに返済額が少なくなるわけではないのでこのタイミングで借換えを検討するという選択肢があります。

5年以上前に住宅ローンを借りてそのままになっている人は、今一度、自分自身の住宅ローンの金利がどのくらいなのかを確認してみてもいいかもしれません。

仮に5年前に3000万円借り入れをした方にとって1%適用金利が下がると300万円から400万円トータルの返済額を少なくすることができますので、ぜひご自身のローンの金利を確認してみていただければと思います。

また、不動産投資のために借り入れを利用する場合にも借り入れの金利は下がってきておりますので、少しいい条件でこれからは借りられるかもしれません。

詳しい解説はこちら

自分チョコならぬ、“自分保険”が増加!

バレンタインデーのチョコレートも、恋人や意中の彼に送る“本命チョコ”から、“義理チョコ”や友達へ送る“友チョコ”へ。さらに、自分への御褒美として購入する“自分チョコ”が近年は人気。

保険の世界でも、似たような傾向があります。
保険といえば、愛する家族のための死亡保険。つまり、自分に万一のことがあった時に、遺された家族の生活を守るための保険が以前は主流でした。しかし、今は保険も多様化。世帯主が加入している死亡保険の保険金額は20年前に比べて、約1200万円もダウンしています(グラフ1)。

万一の時のために用意したい保険金額は愛情の大きさではなく、“必要保障額(=遺族年金など公的な保障でカバーできない金額)”という考え方が浸透してきたからかもしれません。もしくは、万一の時は、“自分が働く!”という配偶者が増えたからなのでしょうか。もちろん、景気低迷が続き、お給料が増えない中、家計のリストラで保険を見直した結果かもしれません。

反対に注目が集まるようになったのは、病気やケガの治療費に備える“自分が生きるための保険”。具体的には、医療保険やガン保険、特定疾病保険などです。
ガン保険・ガン特約の加入率でも、世帯主と配偶者いずれも増加傾向。特に配偶者のアップ率が大きくなっています(グラフ2)。つまり、“自分保険”に加入する人が増えてきているのです。

「医療格差」という言葉も耳にするようになりました。国の医療費が増え過ぎたため、公的保障の範囲を縮小して、お金のある人や民間保険に入っている人だけが高度な医療を受けられるなど、経済的な格差が医療にまで影響する、という話です。アメリカほどではありませんが、日本も将来は医療格差がもっと広がるかもしれません。

保険はチョコレートと違って、ブームや気分で入るものではありません。ライフステージやライフスタイルで必要な保険は違ってきますから、まずはこちらのコラム「社会人1年目、保険はどうする?」でチェック。守るべき家族がいる人は、「命の値段じゃない!生命保険のムダの見つけ方」をご覧下さい。

【ふるさと納税】♂♂ほぼ夫婦「明日は明日の風が吹く」vol.5

みなさま、こんにちは。作家・まんが家の歌川たいじです。

「ふるさと納税」をご存じない方は、もうあまりいらっしゃらないと思いますが、念のために簡単に書かせていただきます。

「ふるさと納税」は「納税」という名前がついておりますが、地方自治体への寄付です。「ふるさと」という名前ではありますが、任意の地方自治体に寄付ができます。
寄付をした地方自治体からは「お礼の品(多くはその地方の特産品)」が送られてきまして、それだけだとバカ高い買い物をしたカンジになるのですが、2,000円以上寄付をしますと住民税の一部が還付、控除されるため、結局はオトクな買い物をしたことになるというものです。

「ふるさと納税」のwebサイトには、「寄付を通じて地域の人を応援、お礼品を通じてあらたな地域の魅力を知る。寄付金を有効活用した地域づくりに貢献でき、地域の生産者も喜び、寄付した人もお得になる、みんなが幸せになれる制度がふるさと納税です。」と、書かれていて、まんざらウソではありません。

しかししかし、寄付した地方自治体から忘れた頃に送られてくる受領書を受け取って保管し、確定申告の時にちゃんと引っ張り出すなど、忙しい人や書類仕事がニガテな人にはなかなかハードルの高い手続きが必要になります。

ちゃんと仕組みを理解させて的確な手続きをさせるために、各自治体では噛んで含めるようにご案内する「ふるさと納税コンシェルジュ」のような担当者を置かねばならなくなっているようです。また、「お礼の品」PRが地方間で競争になっていて、宣伝費も使われている様子。それらは税金でまかなわれていると思うと、なんだかなぁ的な気持ちになってしまうのを禁じ得ません。

しかし、「オトクなお買い物ゲーム」的な感覚でやるのであれば、けっこう楽しいので、未体験の方は1回ぐらいトライしてみてはいかがでしょうか。ただし、確定申告はお忘れなく。

※これまでのハナシ
Vol.1【プロローグ】
Vol.2【ポイントカード】
Vol.3【アイデアを金に変える】
Vol.4【小さな倹約】

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