【2月13日NISAの日】NISA/ジュニアNISAオススメファンドは?

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後編は、ファイナンシャルプランナーによる、NISA/ジュニアNISA初心者へのオススメファンドアンケートの回答とそのまとめです。(アンケート実施は2016年1月20日~29日。11名から回答を得ました。)

前編:NISA/ジュニアNISAの超カンタンおさらい



アンケート質問

  1. はじめてのNISA。ファンドをひとつ選ぶとしたら、オススメは何ですか?
  2. その理由とオススメのポイント
  3. ジュニアNISA。ファンドをひとつ選ぶとしたら、オススメは何ですか?
  4. その理由とオススメのポイント


アンケート結果

*各執筆者名から記事一覧が見られます。アンケート回答順に表示。

馬養雅子

大学卒業後、出版社を経てFPに。個人の家計管理や保健見直し、資産運用に関する記事を多数執筆。

  1. eMAXISバランス(8資産均等型)
  2. 世界の株、債券、不動産に幅広く分散投資することで値動きが抑えられており、インデックスファンドで構成されているのでコストも低い。取り扱っている金融機関が多くて利用しやすい。
    eMAXISバランス(8資産均等型)
  3. eMAXISバランス8資産均等
  4. 世界の株、債券、不動産に幅広く分散投資することで値動きが抑えられており、コストも低い。取り扱っている金融機関が多くて利用しやすい。
    eMAXISバランス(8資産均等型)

阿部理恵

商社勤務時代にFP資格取得。大病、転職などを経てお金の知識の重要性を自ら実感。心理カウンセラーの知識とあわせ、メンタル面からお金の話を解説。

  1. JPX日経インデックス400ETF
  2. 少額から始められる。400社に分散されているので変動幅が小さい。

    1591 野村 NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動ETF
  3. JPX日経インデックス400ETF
  4. 安定しているので、ジュニアの資産形成にも適している。

    1591 野村 NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動ETF

頼藤太希

経済アナリスト。日本証券アナリスト協会検定会員。大学卒業後、生保の資産運用リスク管理部にて金融工学を駆使したリスク管理業務に従事。その後自ら会社を起業し代表に就任。

  1. セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  2. NISAを最大限活用するためには、節税効果を得られる運用資産を選ぶべきです。NISAで得られる節税効果は、運用益の20.315%が非課税になる点。だからと言って、期待リターン(見込める利益)を求めすぎると、リスクが大きくなりすぎてしまいます。リスクを抑えて最大限リターンを狙うための運用の基本は、「分散投資」です。「分散」についてよく理解している方は、国内・海外、株・債券・不動産(REIT)の手数料の低いインデックスファンドをバランス良く選び、ポートフォリオを組んでいただければと思いますが、どのような商品を選んだら良いのかわからない、「バランスよく」がよくわからないという方は、手数料はインデックスファンドより若干高くなってしまいますが、「バランスファンド」を選んでみてはいかがでしょうか。その中でも、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、低コスト(国内最低水準)・国際分散であるためオススメできます。
    セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  3. セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  4. ジュニアNISAもNISAと同様、節税効果を得られる運用資産を選ぶべきです。NISAで得られる節税効果はNISAと同様、運用益の20.315%が非課税になる点。だからと言って、期待リターン(見込める利益)を求めすぎると、リスクが大きくなりすぎてしまいます。リスクを抑えて最大限リターンを狙うための運用の基本は、「分散投資」です。「分散」についてよく理解している方は、国内・海外、株・債券・不動産(REIT)の手数料の低いインデックスファンドをバランス良く選び、ポートフォリオを組んでいただければと思いますが、どのような商品を選んだら良いのかわからない、「バランスよく」がよくわからないという方は、手数料はインデックスファンドより若干高くなってしまいますが、「バランスファンド」を選んでみてはいかがでしょうか。その中でも、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、低コスト(国内最低水準)・国際分散であるためオススメできます。NISAとは異なり、ジュニアNISAは子供が18歳になるまで払い出し不可という条件があり、若干使いづらい制度ではあると思います。
    セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

菅田芳恵

社会保険労務士。大学卒業後、保険、銀行、証券会社に勤務後、49歳から2年で7つの資格を取得し独立。現在は13の資格を生かしたセミナーなどで活躍。

  1. 東京海上・円資産バランスファンド
  2. 初心者向きの安定的なファンドです。安定的とは、ファンドの価格が上下しなくてほぼ一定になるように、投資先を常に変えているのです。リバランス型のファンドと呼ばれています。株式市場が上昇傾向や下落傾向であれば株式の割合を減らして、債券に投資して、ファンドの価格を一定に保ちます。結果、株式市場がよくなってもファンドの価格は上昇しませんが、反対に下落しても大きな損はありません。このファンドは、ファンドの安定的な分配金を楽しみにするファンドです。NISAはすぐに売ったり買ったりするのではなく、非課税を享受するために基本は長期投資です。長期投資であれば、安定的な分配金が期待できるこのファンドがお勧めです。
    東京海上・円資産バランスファンド
  3. ダイワ成長セレクト債券ファンド
  4. ジュニアNISAは、子どもが成長するまでは引き出すことができないので長期投資となります。そこで成長が期待できる新興国に投資をするファンドをお勧めします。日本も昔はアメリカやフランス等に比べて新興国でした。でも今は先進国です。新興国の成長を子供の成長と重ねて応援することができます。一般的な新興国のファンドといえば、どこかキーとなる国の割合を高くして、様々な国に投資をしています。が、このファンドは、単純に新興国に投資をするのではなく、その投資のバランスが優れているのです。つまり、9か国の新興国に投資をしますが、3つの大陸ごとにまず3か国を選び、かつそれぞれの国の投資割合が、9分の1になるように考えている。この3か国もその国の経済状況等考慮して変えていきます。3大陸に3か国、そして9か国へ9分の1ずつ投資する。ここまでバランスが取れているのはファンドは、なかなかありません。
    ダイワ成長セレクト債券ファンド

白子里美

大学卒業後大手商社勤務。退職子育て中にFPの資格取得。個人相談ほか生命保険、j住宅ローン、教育資金などの執筆やセミナーなどで活躍。

  1. ニッセイ日経225インデックスファンド
  2. 日経平均株価はニュースなどでもよく耳にするので、初めて投資する人にも馴染みやすい。また買付手数料がかからず、信託報酬も0.27%と低いのもポイント。
    ニッセイ日経225インデックスファンド
  3. eMAXIS先進国株式インデックス
  4. 長期の積立で殖やすには株式で運用するものがよい。日本だけではなく世界の成長を取り込めるのがポイント。買付手数料もかからず、信託報酬が0.648%と低いのも、長期の運用に向いている。
    eMAXIS先進国株式インデックス

白浜仁子

元銀行勤務。退職後、出産・子育て中にFP資格取得。2008年より独立。ライフプラン、資産運用、保険の見直し、相続などの相談のほか、セミナー、執筆活動と幅広い。

  1. クルーズコントロール
  2. 1本で国内外の株債券(新興国含む)にバランスよく投資することができ、しかも、一般的なバランスファンドと違い、投資環境が悪化した時は現金に換え、好転時には積極的に投資をするなど臨機応変に対応してくれるファンドです。また、下値の目安を設け短期的な下落を抑制する運用手法でもあるため、一歩が踏み出せない投資初心者には始めやすく、背中を押してくれるファンドだと思います。
    クルーズコントロール
  3. アジア製造業ファンド
  4. 長期的目線で成長が期待できる新興国の中で、特にアジア地域は、2050年に世界経済の1/2を担うともいわれています。ここ数年、新興国の投資環境は決して良くありませんが、反対に、長期的視野で割安なタイミングであるとも考えられます。変動が気になる場合は、少額から積立を始めるのをおススメします。
    アジア製造業ファンド

田辺南香

ライフプランから見た家計管理・保険・受託などのマネーアドバイスほか、セミナー、サイトで情報発信を行う。著書「”未来家計簿”で簡単チェック!40代から間に合うマネープラン」ほか。

  1. ひふみ投信
  2. 国内・海外の割安な上場株式に投資するファンド。また運用コストも安い。価格のばらつきを抑えながら、安定的な成績を残している点は、長期的な資産形成に向いている。
    ひふみ投信
  3. セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  4. コストを抑えながら、国内・海外の株式や債券の指標に連動するファンドに幅広く分散投資するファンド。子どもの進学資金を前提に考えると長期の運用となるが、比較的安定的なパフォーマンスが期待できる点。
    セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

鈴木さや子

住宅ローンアドバイザー /キャリアカウンセラー。家族が笑顔になれるための生活に役立つお金の知識を、主に女性向けにセミナー、執筆、個人相談を通じて発信。企業の他にも、自治体・学校等で講演・ワークショップを行っている。

  1. ニッセイ 日経225インデックスファンド
  2. はじめてNISAにチャレンジされる方には投資初心者も多く、本当の最初の投資には、一番身近な指数である日経225に連動するインデックスファンドで始めてみるのが良いと思ったので。
    ニッセイ 日経225インデックスファンド
  3. eMAXIS バランス(8資産均等型)
  4. 比較的中長期で運用できるジュニアNISAなので、リスク資産を入れたものでプラスリターン狙いが良いと考える。バランス型の中でも低コストのファンドを選択。また、国内&海外の株式・債券・REITなど複数の資産へ投資するファンドなので、子どもへの投資教育として良い生きた教材となる。
    eMAXIS バランス(8資産均等型)

中山弘恵

住宅ローンアドバイザー、介護相続コンサルタント。大学卒業後、損保会社勤務中にFP資格取得。銀行で資産運用アドバイザーなどを経て起業。わかりやすいセミナーと定評。

  1. セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  2. このファンド1本で手軽に世界全体に低コストで分散投資ができるため。投資の基本は、低コストで売買でき保有できること。NISAの非課税期間は2023年までのため、値幅リスクがあまり大きくない方が良い。現在は先進国が世界経済を牽引しているため、世界に分散投資する際、投資先は新興国よりも先進国の割合が大きいファンドが良い。このファンドは時価総額比率による資産配分が調整されるため、初心者にとってはファンドの成績を見守りながら資産運用の勉強を進めていける。
    セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  3. セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  4. このファンド1本で手軽に世界全体に低コストで分散投資ができるため。
    投資の基本は、低コストで売買でき保有できること。こどもNISAで教育資金準備するなら、値幅リスクがあまり大きくない方が良い。現在は先進国が世界経済を牽引しているため、世界に分散投資する際、投資先は新興国よりも先進国の割合が大きいファンドが良い。このファンドは時価総額比率による資産配分が調整されるため、初心者にとってはファンドの成績を見守りながら資産運用の勉強を進めていける。世界経済は成長し続けているので、将来、子どもにNISA口座をあげる場合でも、世界にまるごと投資しているこのファンドなら、資産形成の話が楽しくなる!
    セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

福島佳奈美

大学卒業後、情報システム会社で金融系SEとして勤務。出産を機に退職し、子育て中にFPの資格取得。その後、教育費や家計見直し、女性向けのセミナーなどで活躍。

  1. ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
  2. 国内外の株式と債券に均等に投資するインデックスファンド。バランスよく投資できるため、投資経験の少ない方におススメ。また、購入時と換金時の手数料が無料かつ信託報酬料も低めでコストも低く済む。
    ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
  3. 三井住友TAM-SMT TOPIXインデックス・オープン
  4. TOPIX(東証株価指数)に連動するインデックスファンド。積立のように投資できる証券会社が多く、購入時期を分散できるためリスクを減らせる。また、購入時と換金時の手数料が無料かつ信託報酬料も低めでコストも低く済む。
    三井住友TAM-SMT TOPIXインデックス・オープン

高橋忠寛

日本証券アナリスト協会検定会員。大学卒業後、10年間の銀行勤務を経て独立。金融商品販売に関わらない完全に独立した立場で資産運用、保険、相続などの総合的なアドバイスを行う。

  1. 野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型<愛称:Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型>
  2. 現状のNISA制度の特徴(投資期間が5年に制限されていて損益通算が出来ない)を最大限考慮すると、5年後にプラスになっている確率が高い商品を選ぶ必要がある。
    非課税メリットを最大限活用するためには、大きく増やせる可能性があって期待リターンが高い投資信託を選ぶ方が効率的であるが、初めて投資を行う初心者には、大きなリターンを期待するよりも、損失の発生する可能性を抑えた商品をお勧めします。当ファンドは国内外の債券・株式・REITに幅広く分散投資しており安定的なリターンが期待できます。海外に投資する部分については為替のリスクを抑えるための為替ヘッジ機能もあり、リスクコントロールを重視しているところが特徴的です。
    野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型<愛称:Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型>
  3. 三井住友・DC全海外株式インデックスファンド
  4. 子どもの年齢にもよりますが、ジュニアNISAは成人用のNISA以上に長期間の運用をすることになる仕組みです。継続的にかかるコストが安いこと。流行に左右されない、シンプルでオーソドックスな商品を選ぶことが重要です。
    当ファンドは、先進国だけでなく新興国も含めた全世界の株式に投資するファンド(現状では、新興国株式の割合は1割程度)。新興国にも投資しているファンドとしては、圧倒的にコストが安い商品です。
    三井住友・DC全海外株式インデックスファンド


まとめ

少額投資非課税制度「NISA」「ジュニアNISA」のしくみやメリットなどが分かり、利用してみたいと思ったら、次はいったい何に投資しようか考えてみましょう。

「NISA」や「ジュニアNISA」の対象となるのは、証券取引所に上場している株式や公募株式投資信託(注1)です。個別の会社の株式から複数の会社などに投資する投資信託「ETF(イーティーエフ)」(注2)や不動産に投資する投資信託「J-REIT(ジェーリート)」、さらに公募株式投資信託(以降、投資信託と呼びます)まで、その選択肢の数は何千にも上ります。これまで投資をしたことがない初心者にとっては、この投資先選びが高いハードルであることは間違いありません。そこで、ここでは対象を投資信託に絞って選び方のポイントをご紹介します。
投資家から集めたお金をプロが運用してくれるという便利さが魅力の投資信託ですが、その投資対象はさまざま、地域も国内にとどまらず世界中に広がっています。また、運用してもらうために必要な手数料、信託報酬などのコストも投資信託ごとに違いますから、どの投資信託を選ぶかはとても重要です。「大きくふやすために積極的にリスクを取りたい」、「リスクを抑えて安定的に運用したい」といった意向や「自分の老後のため」「子どもの学費のため」といったお金の使い道など、自分のニーズにしっかり合っていることに加えて、初心者にとっては、しくみや投資先が分かりやすく自分で理解できること、という点も大切なポイントです。

「NISAアンケート」は、初心者向きの投資信託をファイナンシャルプランナーに選んでもらったものです。どんな点に注目してどんな投資信託を選んでいるか、投資信託選びの参考にしてみてください。

「NISA」では、なじみがある、わかりやすい、複数の株式への投資によって値動きが安定するといった観点から国内の株式を対象にした投資信託(「ニッセイ225インデックスファンド」「JPX日経インデックス400ETF」)を3名のファイナンシャルプランナーがあげています。
対象をぐんと広げて国内外の株式や債券3などに分散投資するタイプの投資信託(「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」「eMAXISバランス(8資産均等型)」「クルーズコントロール」「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」「野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型」)は、6名のファイナンシャルプランナーが選んでいます。国際的な分散投資による安定した運用、投資対象のバランスの良さ、コストの安さ、為替相場の変動を抑制するしくみや投資信託の値段である基準価額の下落に備えるしくみなど、独自の着目点がうかがえます。

子どものための「ジュニアNISA」では、大学や専門学校の学費など教育資金に使う可能性なども考慮して、幅広く国内外の株式や債券などに分散投資することでリスクを抑える投資信託(「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」「eMAXISバランス(8資産均等型)」)を5人のファイナンシャルプランナーが取り上げました。そのほか、次世代の成長という観点から新興国に特化した投資信託(「ダイワ成長セレクト債券ファンド」「アジア製造業ファンド」)も選ばれています。

投資は不確実なものであり、投資したお金の最終的な使い道は人それぞれ。だからこそ、投資対象選びの答えは1つではありません。アンケート結果も材料の1つにしながら、自分や子どもの将来のためのお金を大切に育ててくださいね。

注釈)
1 公募株式投資信託は、銀行や証券会社などで取引することができ、株式に投資してもよい投資信託のこと。
2 ETFは、証券取引所に上場している投資信託。銀行では取り扱いがなく、証券会社を通じて株式と同じように取引します。
3 債券とは、国や企業がお金を借りるための発行するもの。

前編:NISA/ジュニアNISAの超カンタンおさらい

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執筆者

國場弥生

早稲田大学院ファイナンス研究科修了。証券会社勤務時に個人向けの資産運用プラン作りを行う。FP転身後は、個人相談、セミナー、書籍や雑誌・Webサイト上での執筆活動を幅広く行っている。『「外貨預金しようかな」と思ったら読む本(中経出版)』など著書多数。株式会社プラチナ・コンシェルジュ取締役http://www.pt-con.jp/

國場弥生

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1000万人が保有している「NISA口座」

2014年から始まった少額投資非課税制度(NISA)も3年目となりました。若い世代や投資未経験者の利用も徐々に広がってきているようです。今回は、NISAの利用状況を確認していきましょう。

金融庁の調査「NISA口座の開設・利用状況調査(平成27年9月末現在)」によると、2015年9月末現在のNISA口座の開設数は957万件に達しました。1人1口座しか開設できない制度であることから1000万人近い人がNISA口座を保有していることになります。同じ調査の2014年末の口座数と比較すると16%増えています。世代別にみると、20代〜40代の増加率は25.7%となり、50代〜80代の12.5%と比べても倍以上のペースで増えていることがわかります。口座の数では全体の約3割程度とまだ少ないものの、若い世代の利用も増えてきています。

また、投資経験がない初心者の増加も目立ちます。日本証券業協会の「NISA口座開設・利用状況調査結果(平成27年9月30日現在)」によると、平成27年9月末の証券会社のNISA口座のうち、投資未経験者(※)の割合は21.2%に達し、制度開始以来、初めて2割を超えました。
これまでは高齢者を中心に投資経験豊富な投資家がNISAを利用してきましたが、これからは初めて投資を行う人の割合が徐々に高まっていくことも予想されます。

では、NISA口座を利用している人は何に投資しているのでしょうか。
金融庁の調査「NISA口座の開設・利用状況調査(平成27年9月末現在)」によると、2015年9月末時点のNISA口座における買付金額の32.3%を株式投資が占めており、65.4%が投資信託です。
NISAで株式投資する場合には、配当利回りの高い大型株に人気があるようです。
一方、投資信託に投資する場合は、毎月分配型の商品を利用する人も多いようですが、リスクを抑えながらコストも抑えた資産運用に取り組むのであれば、インデックスファンドを使った方が効率的でしょう。投資信託は積立投資も可能なため、手間をかけず少額から資産形成に取り組むことが出来ます。

NISAは若い人や投資未経験者の利用も増えてきています。
投資信託を利用すれば、リスクを抑えながら少額でも資産運用を始められます。これまで投資を行ったことのない人も、今年からNISAを使って投資デビューしてみてはいかがでしょうか。

(※)「投資未経験者」とは、報告のあった証券会社において平成25年4月1日以降に証券総合口座を開設した投資家(日本証券業協会の調査結果より)

ジュニアNISAを利用するメリット

お正月はどのように過ごされましたか?
凧あげ、かるた取り、または何にもしないゴロゴロ派?
これからは、ご家族で「ジュニアNISA会議」は、いかがでしょうか。

というのも、今年から子ども用の少額投資非課税制度「ジュニアNISA」がスタートしました。お子さんの成長とともに資産の成長も期待できるこの制度、利用しない手はありません。今回は、筆者が考えるジュニアNISAを利用するメリットをお伝えします。

メリット1:株式や投資信託を使って非課税で長期間運用できる
このジュニアNISAでは、0歳の赤ちゃん名義でも口座を保有できます。また18歳まで引き出しが制限されていることから、お子さまの年齢が低ければ低いほど、長期投資をすることになります。
長い期間をかけて、適切な対象に投資すれば、資産を大きく増やせる可能性があります。

メリット2:子どもの金融教育につながる
ジュニアNISAへの投資を機会に、家族で経済の勉強をしてはいかがでしょう。
子どもも小学校高学年になれば、社会への興味や関心を持ち始めます。毎年、家族で「ジュニアNISA会議」を開き、運用方針を話し合ってみるのも良いかもしれません。ご家庭で話し合いの場を持つことで、子どもの経済や社会の仕組みに対する理解が深まり、自然な形での金融教育を進めることにつながります。

メリット3:祖父母からの贈与資金で投資すれば、確実な相続対策になる
祖父母から孫の口座に資金を移して預けておくだけでは、名義預金として認定されてしまい相続対策にならない可能性があります。
ジュニアNISAを使えば、管理者である親権者などがお子さんに代わって投資をすることで、確実にお孫さんの資産として認められて相続対策を進めることが可能です。

もちろんジュニアNISAの利用には、投資で損をしてしまうリスクや、制度自体が複雑で理解しにくいなどのデメリットもあります。しかし、少額でも利用できる制度ですので、お子さんがいる方は是非上手に活用してみてはいかがでしょうか。

お年玉はジュニアNISAを使って投資しよう

お正月に子どもがもらったお年玉、どうしてますか?

親が管理している子ども名義の口座に預けておいて、子どもが大きくなったら渡そうと考えている人も多いのではないでしょうか。
他にも定期的に受け取る児童手当(子ども手当)も将来必要となる教育費の支払いに備えて貯めている人もいるでしょう。その預け先として、預金口座だけでなく、保険商品を活用している人もいます。
預金口座に預けておくだけだと、現在の低金利環境ではほとんど殖やせません。保険商品を活用することで保障と組み合わせながら、お金を積み立てていくと「〇年後には××円貯まる」と分かるので計画的に貯蓄できるという点ではメリットがあるかもしれません。しかし、資産形成という点では間接的に負担するコストが大きくて効率的な方法とは言えません。
効率的な資産形成に取り組むのであれば、投資信託などを使った投資が選択肢になります。
しかも、2016年からはジュニアNISAが始まりました。
以前、(『ジジババにお願いしてジュニアNISAも始めちゃおう!』という記事でお伝えしたように、ジュニアNISAとは、子ども名義の口座でおこなう投資に対する優遇制度です。
一般のNISAは年間120万円(2016年より)までの投資から得られる利益が非課税になりますが、子ども名義の「ジュニアNISA」は年間の投資限度額は80万円です。

これまでも一部の金融機関では、未成年者取引として子ども名義で投資をすることもできましたが、まだ一般的ではありませんでした。取引を希望して金融機関の窓口で相談しても、事例が少ないため対応が定まっていなかったり、複雑で手間のかかる手続きが必要でした。
しかし、ジュニアNISAが開始したことによって、各金融機関が熱心にジュニアNISA口座の開設を勧誘してくれます。金融機関側も手続きが見直され、以前と比べると非常に分かりやすくなりました。
そして、ジュニアNISAを活用して投資をするメリットは、将来お子さんに資金を渡してあげるまでの時間を有効に活用できることです。預金や保険に預けておくだけでは、ほとんどお金は殖やせませんが、投資信託などを利用して投資をすることで効率的にお金を殖やすことが期待できます。
10年以上という長い期間をかけてじっくりと資産運用することで失敗する可能性を減らすことも可能です。そのためには、投資先がきちんと分散された低コストの商品を利用するという資産運用の基本は押さえておく必要があります。

投資にはリスクも伴いますが、きちんと資産運用の基本を押さえておけば失敗する可能性は確実に減らせます。今年のお年玉の預け先の1つとして新しく始まるジュニアNISAで投資を始めてみてはいかがでしょうか。

ジュニアNISA活用術

2016年からジュニアNISAが始まります。

『ジジババにお願いしてジュニアNISAも始めちゃおう!』でお伝えしたように、ジュニアNISAとは、子ども名義の口座でおこなう投資優遇の制度です。
一般のNISAは年間120万円(2016年より)までの投資から得られる利益が非課税になりますが、子ども名義の「ジュニアNISA」は年間の投資限度額は80万円です。
今回はこのジュニアNISAの活用法を考えていきたいと思います。

1)親の非課税投資枠の拡大
自身の名義でNISAを利用している人で、毎年の非課税枠120万円を上回る投資をしたい場合に、未成年のお子さんがいると子ども名義でさらに80万円を非課税投資枠として利用できます。
毎年、非課税で合計200万円を投資できることになります。しかし、子ども名義の口座のお金は親が自分のために使うことは出来なくなりますので注意が必要です。

2)子どもの教育資金準備
子どもの教育資金の準備として学資保険を利用される方も多いですが、現在の低金利環境ではデメリットも多くあります。万が一の保障は掛け捨ての保険に加入することにして、教育資金の準備にジュニアNISAを活用するのも選択肢の1つです。
ジュニアNISAには、18歳まで資金を引き出すことが出来ないという特徴もありますが、教育費の負担が一番大きい大学進学時に合わせて資金を準備するのには、ちょうどよいかもしれません。

3)祖父母からの贈与による相続対策
2015年から相続税の税率が引き上げられました。相続対策を検討されている人は、おじいちゃん、おばあちゃんの資金をかわいいお孫さんに贈与してもらい、そのお金をジュニアNISAで運用していく事は相続対策としても有効です。ただし、ほかの贈与優遇の制度と異なり、追加の贈与非課税枠はありませんので、その点には注意が必要です。

最後に、このジュニアNISAを利用することは、お子さまの金融教育につながります。
大人でも投資に対してギャンブルのようなイメージを持っている人が多くいますが、本来の投資とは世の中で必要とされている事業に資金を提供し、そこから生み出された利益の一部を還元してもらうことです。中高生であれば、投資をきっかけに世の中のお金の流れや経済の仕組みを学ぶ絶好の機会になります。

2016年からジュニアNISAが始まります。
子どもの教育資金の準備や相続対策にもなりますので、是非有効に活用できたらいいですね。そして、ジュニアNISAの利用がお子さまの金融教育にも繋がります。

株をするなら必ず知っておきたいNISAのメリットとデメリット

NISAという制度をご存知でしょうか。
NISAとは簡単に言えば1年間に買った株の利益が100万円までなら税金がかからないという制度です。

例をあげてみるとNISAの制度を使い、2015年に買ったA社の株が利益が100万円以内なら2016年や2017年にA社の株を売っても税金は全くかからないというわけなのです。NISAは非常にお得な制度なのですが、少し制度がややこしいために理解不十分なまま損をしてしまうことも少なくありません。ですので、今回はNISAのメリットやデメリットについてまとめてみました。

まずはメリットですが、こちらは先ほどもお話したように税金がかからなくなるということです。最大100万円で20%もかかる税金が0になるわけですから、
最大で20万円の節約になります。しかもこのNISAは毎年新たに上限100万円で非課税枠が更新されていきます。

つまり、毎年20万円の得をするチャンスがあるというわけなのです。さらにNISAは2016年から年間上限が100万円から120万円まで非課税枠が引き上げられることが決まりました。これにより、さらに税金がかからない金額が多くなり、より利益を出すチャンスが得られるというわけなのです。

対してデメリットとしては大きく分けて2点ほどあります。1つは上限が100万円ですので、長期投資家にしか向かないという点です。短期的に株の売買をする人は上限の100万円はすぐに使い切ってしまいます。NISAの非課税枠は再利用できない仕組みですので、どの株を買うか吟味が必要です。

そしてもう1つNISAの深刻なデメリットがNISAで購入した株は非課税期間が5年間しかないということです。

それほど大きなデメリットには見えませんが、なぜこれが深刻なデメリットと言えるのかというと、この非課税期間を終えても、まだ株を保有していたとすると株を売却するか株を一般口座に移さなければなりません。

このときに、もし株を一般口座に移してしまうと、通常の税金20%がかかるようになるというわけです。つまりNISAの期限を終えた時点で大きく損をしていて、まだ株を売りたくないと思えば、株を一般口座に移し、その結果予想外の税金が発生してしまうというわけなのです。NISAは確かにお得な制度ですが、リスクもあるのできちんと制度を理解し正しく扱うようにしましょう。

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