証券総合口座、「源泉あり」か、お得な「NISA」で

このレシピを実行して

5万貯まる!
<材料>

・15万円

<Point>

1証券総合口座に入金したお金は自動的に運用される。

2特定口座の「源泉あり」にしておけば税金の手続きが不要。

3NISA口座は、証券総合口座の中に作るもう一つのおサイフのようなもの。

※ある会社の株を15万円で購入。株価が20万円になったところで売ると、5万円おトク(税金、売買手数料は考慮せず)。

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株式投資を始めるための第一歩は証券会社に口座を作ること、というわけで、前回はネットで口座を開設する手順をご紹介しました。

証券会社の取引口座は多くの場合、「証券総合口座」となっています。これは、銀行の総合口座と同じように、証券会社で扱う商品の売買に伴う資金を管理する口座で、いってみれば証券会社の中に作るあなたのおサイフのようなものです。証券総合口座で銀行の普通預金に当たるのが、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)です。証券総合口座に入金したお金は自動的にMRFで運用され、株や投資信託、債券などを購入するときはMRFのお金が自動的に解約されて購入代金に充てられます。また、株などを売却すると、売却代金で自動的にMRFを買い付けることになります。

口座開設の申込みをするときは、特定口座に関する選択をします。特定口座というのは税金の扱いに関するものです。
株や投資信託、債券などを売って得られた利益や、保有中に得られる配当、分配金、利子などには税金がかかります。これは本来、自分で税額を計算して税務署に申告する必要がありますが、証券総合口座を「特定口座」にしておくと、こうした手続きを簡単にすることができるのです。
特定口座には「源泉あり」と「源泉なし」の2種類があります。「源泉あり」は、税金の計算や納税をすべて証券会社がしてくれます。「源泉なし」は、証券会社が税金の計算まで行い、投資家はそれをもとに確定申告して納税します。基本的には、特定口座の「源泉あり」を選んでおけばOK。証券総合口座というおサイフを「源泉あり」というタイプにしておくと、それを持っている人は、税金に関してはなにもしなくてよいというわけです。
ちなみに、特定口座でないものを「一般口座」といいます。これを選択した場合は、税金の計算、申告、納税をすべて投資家自身が行うことになります。

では、NISA(少額投資非課税制度)の口座はどういう位置づけになるのでしょうか。これは、証券総合口座というおサイフの中に、もう1つ「NISA」というおサイフを作ると考えればよいでしょう。NISAというおサイフのお金で買った株や投資信託から得られた利益には税金がかかりません。ただ、NISAのお金で買える株や投資信託は1年間に120万円までという決まりがあります。証券総合口座は複数の証券会社で開設することができますが、NISAは1人につき1つしか開設できない点にも注意が必要です。

NISAの非課税のメリットはとても大きいので、これから証券会社で口座を開設するのであれば、NISAも同時に申し込むとよいでしょう。証券総合口座はあるけれどNISAは申し込んでいないという人は、NISA口座を作ってからそこで株を買うのがおすすめです。

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執筆者

馬養雅子 ファイナンシャル・プランナー(CFP®)

千葉大学人文学部卒業。出版社勤務、フリー編集者を経て、ファイナンシャル・プランナーの資格を取得。 以後、個人のマネーのアドバイザーとして、家計管理や保険の見直し、金融商品や資産運用などに関する記事を新聞・雑誌に多数執筆しているほか、ネット上で資産運用やNISAに関する情報を発信している。

馬養雅子

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株式投資の第一歩--証券会社に口座を作る

株は証券取引所で売買されていますが、投資家は「この株が買いたい」「この株を売りたい」といった売買注文を取引所に直接出すのではなく、証券会社に取り次いでもらいます。ですから、株式投資の最初の一歩は、証券会社に口座を作ることといえます。

 街なかに店舗を構えている証券会社に印鑑と本人確認資料(運転免許証など)をもって出向き、窓口で必要書類に記入すれば、その日のうちか翌日には口座が開設できます。
 証券会社が開いている時間に行くのが難しかったり、自宅や職場の近くに証券会社がなかったりした場合は、ネットでの口座開設が可能です。また、ネットだけで取引する証券会社は、口座開設もネットで行います。今回はその手順を見てみましょう。

 まず、口座を開設しようとする証券会社のホームページにある「口座開設」のところをクリックします。表示された画面の指示にしたがって、次のような項目を入力していきます。

名前、読みがな、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス
職業や国籍
本人や家族が上場会社の役員であるかどうか
上場会社の役員は、その会社にとって重要な情報を一般の投資家より早く入手して株で不当な利益を得ることが可能なため、こうしたチェックが行われます。
証券会社の口座への入出金に利用する銀行名・支店名・口座番号・口座名義人
株の配当金の受取方法
株の配当が非課税になるNISA(少額投資非課税制度)を利用するために、「株式数比例配分方式」を選択します。
特定口座の届け出
これは、株式の売買で得られた利益に対する税金の手続きに関するものです。税金の計算や納税を証券会社が行う「特定口座(源泉徴収あり)」を選択しておけばOKです。
投資経験、興味ある投資商品、口座開設の動機、投資目的、保有している金融資産の残高など。
その他アンケート項目

証券会社によって項目や順番に多少の違いはありますが、基本的にはこうした項目を入力していきます。途中で、その時点で入力したデータを保存して、あとで再開することができるところもあります。不明な点は、証券会社のコールセンターに電話して質問することも可能です。

 入力が終わったら、
■入力項目の一覧で表示されるので、プリントアウトして本人確認書類と一緒に郵送する
■入力項目をアップロードすると、プリントアウトされたものが送られてくるので、それを本人確認書類と一緒に返送する
■本人確認書類を携帯電話やスマホで撮影してデータをパソコンに送り、アップロードする

のいずれかの方法で申し込みます。そうすると、証券会社の口座番号や、取引画面に入るためのパスワードなどが郵送されてきます。それで準備はOK。株の取引ができるようになります。

証券取引所のトリビア

例えば、X社の株を買いたいAさんと、売りたいBさんの間で、「売りましょう」「買いましょう」ということで取引が成立すれば、株の売買ができます。

でも実際に、自分が買いたい株を売ってくれる人、あるいは売りたい株を買ってくれる人を自力で見つけるのは難しいですよね。そこで、証券取引所が「買いたい」「売りたい」という注文を全国から集めて「売り」と「買い」をマッチングさせています。
個人の場合は、取引所に直接注文を出すことはできず、証券会社に注文を取り次いでもらいます。

日本では、東京のほかに、札幌、名古屋、福岡に証券取引所があります。かつては、新潟、大阪、京都、神戸、広島にもありましたが、現在は東京に統合されています。もともと、売買される株数も、それにともなう売買金額も東京が圧倒的に多かったのですが、2013年1月に、大阪証券取引所が東京証券取引所に統合されたことによって、東京のシェアがほぼ100%となっています。

証券取引所は世界各国にあります。最も規模が大きいのは米国のニューヨーク証券取引所で、2番目も米国のナスダック、3位が東京と大阪が統合してできた日本取引所グループとなります。
株は、国境を越えて取引されています。例えば、米国の投資家が日本や中国の株を買ったり、日本の投資家が米国や欧州の株を買ったりするといった具合です。こうしたグローバルな取引が増えるにつれて、世界の証券取引所どうしの競争も激しくなっています。売買を活発にして多くの投資家の資金を呼び込むためには、規模の拡大が必要です。そこで、欧州では、アムステルダム、ブリュッセル、パリ、リスボンの証券取引所がユーロネクストというグループに統合されました。東京と大阪が合併したのも、規模の拡大や事務の効率化などで国際的な競争力を高めるのが目的です。

証券取引所では土日祝日と12月31日、1月1日~3日をのぞいて、毎日9:00~11:30と12:30~15:00に株の取引が行われています。1月4日の取引前には、「大発会」、12月30日の取引後には「大納会」というセレモニーが行われ、大発会では晴れ着の女性が、大納会ではその年に活躍した人が招かれて鐘を鳴らします。この様子は、テレビのニュースなどでも流れるので、見たことがある人もいるでしょう。
ちなみに、2015年の大納会のゲストは、世界的に活躍する指揮者の佐渡裕さん、2014年はNHK連続テレビ小説「マッサン」で亀山エリー役を演じたシャーロット・ケイト・フォックスさんでした。

東京証券取引所では昔、取引開始を告げるために鐘が鳴らされていたとのこと。現在では、大発会、大納会のほかに、会社が新しく取引所に上場する日に鳴らされます。鐘を打つのは新規上場会社の社長や役員など。鳴らす回数は、「五穀豊穣」を願うということから5回と決まっているそうです。
東京証券取引所は一般の人も見学できます。行って見てみると、株や株の取引が身近に感じられるのではないでしょうか。

「買いたい株があるのにお金が足りない!」でも、あきらめないで。

「株を買いたい」と思ったとき、気になるのは「いくらあれば買えるのか」ということですよね。
株の値段は「株価」なので、その値段で買えるのかというと、そうではありません。

株には100株あるいは1000株という売買単位(単元)があって、それに株価を掛けた金額で売買します。
例えば、Aという銘柄の売買単位が100株で、現在の株価が2500円だったら、

  2500円×100株=25万円

となり、この株を買うには25万円必要です。
A株を「今買いたい!」と思っても、株式投資に回せるお金が10万円しかなかったら買え
ないということになります。でも、あきらめないで。少ない金額でも株を買える方法があるのです。
それは、証券会社が設けている「単元未満株取引制度」。言葉は難しいですが、要するに100株、1000株という単元より少ない単位で株を売買できる仕組みです。
例えば、「ミニ株」は、売買単位の10分の1単位で株の売買ができます。A株の例でいうと

、100株単位の10分の1、つまり、10株単位ということになります。株価が2500円でも

 2500円×10株=2万5000円

あれば買えるというわけ。これなら予算が10万円でも大丈夫ですね。

ネットで取引するネット証券会社の中には、もっと少ない金額で買えるところもあります。
SBI証券の「S株」、マネックス証券の「ワン株」、カブドットコム証券の「プチ株」は、いずれも1株単位で売買ができます。A株の例だと

     2500円×1株=2500円

ミニ株よりもさらに少ない金額でOKということになります。

こうした仕組みを使えば、少ない金額で複数の銘柄を買うこともできます。株式投資に回
せる資金が10万円だと、通常であれば買えるのはせいぜい1銘柄でしょう。でも、単元未
満株取引を使えば10万円で数銘柄から十数銘柄に分散投資が可能。分散すれば、そのうちのどれかが値下がりしても、ほかの銘柄が値上がりしていれば、投資した資産全体の値下がりを抑えることができます。

単元未満株は、保有していても株主優待は受けられないケースが多く、株主総会への参加もできませんが、配当は、保有している株数に応じて受け取れます。例えば、100株単位の株を1株保有していると、受け取れる配当も100分の1となります。

単元未満株取引には、通常の株の取引と違う点があります。指し値注文(株価を指定してする注文)はできず、成り行き注文(いくらでもいいから買う・売るという注文)のみであることや、注文を出せる時間が限られていることなどです。S株、ワン株、プチ株はほぼすべての銘柄が買えますが、ミニ株は証券会社が決めた銘柄しか売買でききないことも
あるので、あらかじめ確認したうえで利用するようにしてください。

株に向いている人、向いていない人ってあるの?

株式投資は、いろいろな情報を集めて分析するというきわめて知的な作業をともないます。

一方で、株を売買するときは、誰でも「儲けたい」とか「損したくない」という気持ちが働くため、メンタルな要素も強いもの。そのため、性格的に株式投資に向いている人、向いていない人というのはあるといえるでしょう。

では、どんな人が向いていて、どんな人が向いていないのでしょうか。

・面倒くさがりの人は×、調べたり比較したりするのが好きな人は○

投資する銘柄を選ぶためには、自分で情報を収集し比較することが欠かせません。そうした作業が好きな人は銘柄選びも楽しめるはず。逆に、ネットや雑誌、口コミなどで手っ取り早く「儲かる銘柄」に投資しようとする人は、たいてい失敗します。

・人と同じでないと安心できない人は×、あまのじゃくは○

株は、安いときに買って高いときに売ることで利益が得られます。でも中には、株を買う
人が増えて株価が上がってくると安心して買い、株価が下がってくると心配で売ってしま
うという人がいます。これでは、いつまでたっても株式投資で利益を得ることができませ
ん。株価が下がって多くの人が買うのをためらっているときに買い、みんなが買い始めて株価が上がってきたところで早めに売る、というふうに、大多数の人と逆のことをする、いわゆる「あまのじゃく」の人のほうが、株式投資に向いているといえるでしょう。

・決断力がない人は×、思い切りのいい人は○

株を売るときは思い切りが必要。決断力がないと、株価が上がっているときに「もっと上
がるのでは」と思っているうちに値下がりしたり、株価が下がっているときに「また上がるのでは」と思っているうちにさらに値下がりしたりします。ある程度値上がりしたところで思い切りよく売る、予想に反して値下がりしたら損失覚悟で売るといった思い切りのいい人のほうが向いています。

・過去にこだわる人は×、切り替えの早い人は○ 

「あのとき買えばよかった」「あのとき売ればよかった」といつまでもくよくよする人は株式投資には向きません。利益が出ても、損失が生じても、それにこだわらずに次の売買ができる切り替えの早い人のほうが向いています。

どうでしたか。あなたは株式投資に向いているでしょうか。もし性格的に向いていなかっ
たとしても、あきらめないでください。投資信託を利用すれば、間接的に複数の日本株に
投資することができます。
投資信託は、多くの人から資金を集めて“ファンド”を作り、それを運用の専門家が株や債券などで運用する金融商品。どの株をいつ売買するかを専門家に任せられるので、自分で銘柄や売買タイミングを判断したり、株価の上がり下がりにハラハラドキドキしたりしないですみます。

【小さな倹約】♂♂ほぼ夫婦「明日は明日の風が吹く」vol.4

みなさま、こんにちは。作家・まんが家の歌川たいじです。

うちには猫が3匹おります。もともとは1匹だけ飼っていたのですが、その猫が老いてきまして、「この猫が死んだら、猫バカな相方が深刻なペットロスになるに違いない」と思ったワタクシ。なんでも、ペットロスになると次の猫が飼えないまま、ずっと傷心のままでいるのだとか。
「この猫が生きているうちに新しい猫を飼ってしまおう、ほかの猫がいるからといって飼い猫が死んだ時の悲しみは減らないだろうけど、とりあえず次の猫が飼えないなどとは言っていられなくなる」と、ワタクシは一念発起して子猫を2匹、愛護団体からもらいうけたのでした。

「猫が3匹もいたら、お金がかかって仕方がないでしょう」と、心配してくださる方が大勢いらっしゃいました。たしかに、エサ代、トイレ砂代などなど、コストはだいぶ嵩みます。ただでさえワーキングプアなこの身に、大きな負荷となりました。

ところが、我が家の猫の画像を表紙カバーにした「僕は猫好きじゃない」という本を出版したところ、都内の猫本専門店で好調に売れまして、昨年、一昨年は、この本の売上げで糊口をしのぐことができました。「表紙カバーの猫ちゃんが可愛くて、ジャケ買いが多いんです。この猫ちゃん、優秀なセールスマンですね」と、猫本専門店の店長さんはおっしゃったのでした。人間万事塞翁が馬ですね。

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