ぼく専用の口座を作る〜親子で話そう!おかねのこと 子どもに伝えたい!おかねの大切さ【第3話】〜

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親子で話そう!おかねのこと 子どもに伝えたい!おかねの大切さ 第3話
【ぼく専用の口座を作る】

子どもにお金の大切さを伝えるためには、親子の日頃のコミュニケーションが欠かせません。つづみくん一家の日常の一部を切り取って、どんな風にお金の話をしているか覗いてみましょう。

<登場人物>

つづみくん:小学1年生。都内で両親と妹と住んでいる。どんなことにも興味を持つ好奇心旺盛な元気な男の子

パパ:会社員。大好きな家族のために毎日仕事をがんばるパパ。つづみくんと一緒にサッカーをするのが大好き

ママ:専業主婦。つづみくんの「どうして?」攻撃にどう答えれば良いか悩むママ。下の子が小学校に入ったらパートに出たいと思っている。

かのんちゃん:幼稚園年少。お兄ちゃん大好きの明るい女の子。

<これまでの話>
第2話 お年玉って何に使えば良いの?
第1話 どうしたらお金ってもらえるの?

【ぼく専用の口座を作る】

お年玉の使い方をパパから教えてもらったつづみくん。ある休日、パパからこんなことを訊かれました。

パパ:つづみ・かのんはお年玉で何を買ったんだ

つづみ:ぼく、サッカーが好きだから、小さいサッカーボールが付いているボールペンを買ったんだー。

かのん:わたしは可愛い色がいっぱい入っているヘアゴムのセット。

パパ:そうか。二人とも1年間大切に使うんだぞ。ところで、余ったお年玉はどうしたのかな?

つづみ:引き出しに入っているよ。

かのん:ママに渡しちゃった。

パパ:えらい、ちゃんと管理しているね!でもつづみは引き出しに入れておくと、いつの間にかいろんなものとグチャグチャになってしまうかもしれないね。かのんもママに渡しちゃったら、ママが化粧品を買うのに使ってしまうかもしれないぞ(苦笑)

かのん:えーーやだー!

▪ぼく専用の銀行のお財布?

ママ:そんなことしないわよ(怒)

パパ:まあまあ。そうしたらつづみもかのんも、銀行に自分のお財布を作って、そこに余ったお年玉を預けてみたらどうだい?

つづみ:えー!いいのー?ぼく専用の銀行のお財布ってこと?

パパ:そうだよ。そのお財布のことを「口座(こうざ)」って言うんだよ。よーし!今から一緒に作りに行こう。

つづみ・かのん:わーい!!

▪銀行へ

パパ:すいません。この子たちの名義の口座を作りたいのですが

銀行員:ありがとうございます。お子様の口座を作られる場合は、お父様とお子様の身分証明書が必要ですがお持ちでしょうか?

パパ:私の運転免許証と子どもたちの健康保険証でよろしいですか?

銀行員:はい。あとは印鑑も必要です。こちらの申込書にご記入ください。(※)

▪手続き完了

銀行員:つづみくん、これがつづみくんの通帳だよ。

つづみ:わー!ぼくの名前が書いてある!嬉しいなあ。

パパ:早速ATMでお年玉を入れてみよう。

▪ATMにて

つづみ:わー!初めて触ったよ。ここにお金を入れて・・・と。ピッ。これで入ったの?

パパ:そうだよ。こうして通帳に「1月20日 5000」と印刷されているだろう。つづみの銀行のお財布に5000円入ったってことさ。いつでもこの機械でお金を出したり、もっとお金を預けたりできるようになったんだよ。

つづみ:すごいすごい!じゃあ来年も預けに来るね!待っててね銀行さん!

(※)銀行によって必要書類が異なることがあります。ご利用の銀行にあらかじめご確認の上お手続きしてください。

<子ども名義の口座を開くときの注意ポイント>
・ 通帳が発行される銀行が良い(お金が入っていることが子どもから見てわかりやすいから)
・ 店舗がある銀行が良い(自分の手で操作して入出金できるから)
・ 子ども本人がいないと開設できない銀行もある
・ 定期預金が利用できる総合口座が望ましい

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執筆者

鈴木さや子 ファイナンシャル・プランナー/ キャリアカウンセラー

家族が笑顔になれるための生活に役立つお金の知識を、主に女性向けにセミナーや執筆活動、個人相談などを通じて発信している。専門は教育費・ライフプラン・保険・住宅ローン・マネー&キャリア教育。 講演の他、小・中学校や地域コミュニティなどでの講演やワークショップなど、保護者や親子向けイベントも行っている。

鈴木さや子

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【どうしたらお金ってもらえるの?】

子どもにお金の大切さを伝えるためには、親子の日頃のコミュニケーションが欠かせません。つづみくん一家の日常の一部を切り取って、どんな風にお金の話をしているか覗いてみましょう。

<登場人物>

つづみくん:小学1年生。都内で両親と妹と住んでいる。どんなことにも興味を持つ好奇心旺盛な元気な男の子

パパ:会社員。大好きな家族のために毎日仕事をがんばるパパ。つづみくんと一緒にサッカーをするのが大好き

ママ:専業主婦。つづみくんの「どうして?」攻撃にどう答えれば良いか悩むママ。下の子が小学校に入ったらパートに出たいと思っている。

かのんちゃん:幼稚園年少。お兄ちゃん大好きの明るい女の子。

【どうしたらお金ってもらえるの?】

パパ:よーし、今日はみんなでおいしいものを食べに行くぞー。

かのん:わーい!パパ、私焼肉がいい!

つづみ:えー、お寿司がいいなー

パパ:いいぞ!パパはボーナスが入ったから二人ともなんでも好きなもの食べていいぞ!

▪️ボーナスってなに?

つづみ:え?ボーナスってなーに?

パパ:ボーナスっていうのは、そうだな、会社からのごほうびみたいなものだ。いつも頑張って働いてくれて有難う。というごほうびだな。

つづみ:へーそっか。パパは会社からお金をもらうんだね。

パパ:毎月「お給料」というお金ももらっているんだけど、他に年に2回、特別にボーナスももらえる会社もあるんだ。

▪️お金って働かないともらえない?

かのん:働かないとお金ってもらえないの?

パパ:そりゃそうだよ。だから頑張って働くんだ。かのんだってもう働けるんだぞ。おうちの掃除とか料理とか、ママのことをお手伝いするとママは「手伝ってくれて助かった!有難う」って思うだろう?それが働くってことになるんだよ。

つづみ:どうしてパパががんばって働くと、会社からごほうびがもらえるんだろう?

パパ:パパや会社のみんなが働くと、会社のモノがたくさん売れるよね。そうすると、会社にはたくさんお金が入ってくる。で、パパたちに「ありがとう」とごほうびを払うわけだ。もちろん、そのモノを買った人たちだって、パパの会社に「素敵なモノを作ってくれてありがとう」とお金を払うわけさ。

つづみ:そっか!「ありがとう」って大事なんだねー。僕ももっとお手伝いしようっと。でもさパパ、ママのお財布にはいつもお金が入っているけど、お給料とかボーナスっていうのを、パパの会社にママが取りに行っているのかな?

▪️お金はどこにあるの?

パパ:つづみはママと一緒に駅前の銀行に行ったことないのか?

つづみ:銀行?あ、あるよ!機械にカードを入れるとお金がもらえるところでしょ。

パパ:もらっているんじゃないんだ。銀行っていうところにパパとママの見えないお財布があって、そこに会社がお給料やボーナスを入れてくれるんだよ。だから、ママは機械でそのお金を出して、見えるお金に変えて買い物をするのに使っているんだ。不思議だろう(笑)

▪️お金は機械の中?

つづみ:あの機械の中にたくさんお金が入っているの?

ママ:そうよ。カードを入れると、パパの見えないお財布を探し当ててそこからお金を出すことができるのよ。「今月はどれくらいお金使うかな?」と考えて、その分だけ機械からお金を出しているの。

つづみ:へー!すごい機械だね!!かっこいい!

ママ:銀行のお財布に入っている分しか使えないから、毎日焼肉だお寿司だと高いものばっかり食べていたら、うちのお金がなくなっちゃうのよ(笑)でも、パパがいっぱい働いたごほうびのボーナスなんだから、パパの好きなものを食べにいきましょう。

つづみ:えーー、パパ太っているからめちゃくちゃ食べちゃうよ・・お金なくならないように気をつけてね、パパ。

子どもの習い事、思い切って棚卸しをしよう!この習い事はほんとに必要?

教育費の中でもばかにならないのが習い事のお月謝です。

とくに昨今では、一人の子どもが塾に水泳にピアノにテニス……というように、いくつもの習い事を掛け持ちすることも多く、教育費がかさむいっぽうだというご家庭も多いのでは。
しかし、いくら節約のためとはいえ、子どもの将来のためにも、また、子どもの興味関心を伸ばすためにも、子どもがやりたいといえば拒めないのが親心。でもここでいったん、習い事の棚卸しをしてみてはいかがでしょうか。今回はやめるにやめられない子どもの習い事の「やめるポイント」を紹介します。

1.子どもがやりたがっているものだけを続ける

「親が習わせたいから」「お友達が通っているから」といった理由で習い事を始めるパターンが多いのですが、やはり「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、本人の興味がないものに関しては、なかなか上達しないもの。
やる気がないのに、「ここまで続けたのだから」という理由でだらだらと続けていると、それこそ無駄なお金をかけたと後悔することになりかねません。
「子どもがやりたがっているものだけを続ける」という判断基準は、シンプルですがもっとも大事です。

2.習い事の予算を決める

教育費にいくらでもかけられるというのであれば、好きなだけ習い事をさせればよいですが、ほとんどのご家庭では予算に上限があるでしょう。
ベネッセの調査によると、子供一人あたりの習い事にかかる一か月の費用は5000〜10000円が相場のようです。このレンジを超えるようなら、習い事の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

3.自治体のサービスや学校の課外活動などを上手に利用する

地域の広報紙などに、子ども向けのサッカー教室や体操講座、テニス教室などの案内が出ていることがあります。こうした教室は自治体がやっているものですので、プライベートのレッスンに比べて格安です。
また、学校に上がる年齢になれば、放課後のクラブ活動などもあります。やみくもに習い事をさせる前に、こうした機会も利用できるか検討しましょう。

子どもが小さいなら、教育資金は投資信託も活用

「教育資金を貯めたい」というパパママの多くは、学資保険(子ども保険)を検討することと思います。教育費積立の定番ですからね。でも、教育費に関する驚愕の事実をご存知ですか?

現在、国公立大学の初年度納付金は、80万円強。現在の大学受験生の親御さんが受験生だった頃は、40万円程度でした。30年ほどで倍増です。

その間、日本が「失われた20年」と言われた時期を含み、バブル崩壊、リーマンショックなどを経ています。デフレ時代真っただ中の倍増です。一般的な物価は下がり、パパのお給料もほとんど伸びない中、教育費は増える一方。金利は低く、預貯金や学資保険などで貯めるのも大変だったことでしょう。

一般に、教育資金の元本割れは困るので、リスク性のある金融商品は適さないと言われます。しかし、あの驚愕の事実を知ると、本当にそれで良いのかという疑問がわきませんか?

もちろん、投資信託での運用は元本割れのリスクがあり、教育資金すべてを投資信託で運用するのはお勧めできません。けれど、確定利回りだけで貯めるのはインフレリスクを負うのです。
そこで、教育資金準備に、投資信託を預貯金や学資保険などと併用してみましょう。

『投資信託でよく聞く言葉「分散投資」ってナニ?』の記事で運用資産の分散を説明しました。現在乳幼児のお子さんが大学受験をするまでには、15年以上あります。小学校低学年のお子さんなら、10年間は運用できます。この程度の期間があれば、運用資産の山あり谷ありを経て、価格変動リスクも軽減できるでしょう。

運用期間中、経済環境などを見据えながら、投資信託が予想以上に値上がりすれば時期を問わず解約し、また、受験年齢に近づくにつれて早い時期から徐々に解約をして預貯金に移動させる……といった運用を取り入れても良いのではないでしょうか。

現在、国公立大学の4年間在学中にかかる授業料や施設設備費などは、約250万円。なお、国公立大学の法人化が進む今後、大学ごとに金額が異なることが予想されます。あくまでもこれは国公立大学の現状です。私立は言わずもがな。また、少子化を背景に、学習塾やスポーツ系の習い事などの教育ビジネスも高額になっています。

このような教育支出の背景を考えれば、投資信託の積立は、確定利回りの金融商品と併用して、教育資金の準備に取り入れる必要性もあると思います。

子どもが小さいなら、教育資金は投資信託も活用

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現在、国公立大学の初年度納付金は、80万円強。現在の大学受験生の親御さんが受験生だった頃は、40万円程度でした。30年ほどで倍増です。

その間、日本が「失われた20年」と言われた時期を含み、バブル崩壊、リーマンショックなどを経ています。デフレ時代真っただ中の倍増です。一般的な物価は下がり、パパのお給料もほとんど伸びない中、教育費は増える一方。金利は低く、預貯金や学資保険などで貯めるのも大変だったことでしょう。

一般に、教育資金の元本割れは困るので、リスク性のある金融商品は適さないと言われます。しかし、あの驚愕の事実を知ると、本当にそれで良いのかという疑問がわきませんか?

もちろん、投資信託での運用は元本割れのリスクがあり、教育資金すべてを投資信託で運用するのはお勧めできません。けれど、確定利回りだけで貯めるのはインフレリスクを負うのです。
そこで、教育資金準備に、投資信託を預貯金や学資保険などと併用してみましょう。

『投資信託でよく聞く言葉「分散投資」ってナニ?』の記事で運用資産の分散を説明しました。現在乳幼児のお子さんが大学受験をするまでには、15年以上あります。小学校低学年のお子さんなら、10年間は運用できます。この程度の期間があれば、運用資産の山あり谷ありを経て、価格変動リスクも軽減できるでしょう。

運用期間中、経済環境などを見据えながら、投資信託が予想以上に値上がりすれば時期を問わず解約し、また、受験年齢に近づくにつれて早い時期から徐々に解約をして預貯金に移動させる……といった運用を取り入れても良いのではないでしょうか。

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このような教育支出の背景を考えれば、投資信託の積立は、確定利回りの金融商品と併用して、教育資金の準備に取り入れる必要性もあると思います。

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