雪の中を通勤するすべての方へ!雪山登山グッズで快適に!

このレシピを実行して

1460貯まる!
<材料>

・登山靴(+ゲイター)

・簡易スパイク

・レインウェア

<Point>

1グリップ性の高い登山靴なら少々の雪も安心

2凍結したら簡易スパイクを

3両手を使えるように傘ではなくレインウェアを着用

※ 1メーターを往復でタクシー使用した場合の金額

3906.jpg

今年も首都圏に大雪が積もりました。
いつもより早めに出勤された方や、慣れない雪道で転んでしまった方、凍結する路面が怖くてタクシーを使ってしまった…なんて方もいたかもしれませんね。

こんな日は雪国出身の人に聞いた「雪上で歩くコツ」を思い出しながら歩くのに限りますが、運動神経が悪い私のような人間はそれだけでは心許ないものです。
そこで家をでる前に、雪山登山のときに使う道具をザックの中からひっぱり出してきてみました。
今回は都会で雪が降ったときに使えそうな登山用具を紹介してみたいと思います。
タクシーを呼ぶ前に是非チェックを!

■多少の雪なら登山靴だけでOK!
トレッキングシューズや登山靴にはある程度グリップ性があるので、多少滑っても踏ん張ってくれます。
また防水透過機能があるものは濡れにも強く、蒸れにも強いという特徴が。
防水透過機能といえばゴアテックス製が一般的ですが、私がいつも雪山で履いているのはコロンビア社のオムニテックという機能のシューズで、ゴアテックスよりも安価なのが特徴です。
三回ほど雪山で履いていますが、いつも靴の中は快適そのものです。
積雪が深い場合はレッグウォーマーのようにふくらはぎを覆うゲイターもあると、より雪による不快な濡れを予防することができます。

■アタッチメント式の簡易スパイク
大雪が降ると一番怖いのは、解けた路面が凍結することですね。
本格的な雪山登山の場合は鋭い爪がついたアイゼン(クランポン)を靴に装着しますが、路面が出かかっているところをアイゼンで歩くのはガチャガチャして大変ですし、ちょっと大げさで恥ずかしい部分もあります。
そんなときは簡易的なアタッチメント式のスパイクがおすすめ!
凍結した木道や、ちょっとした雪面を歩くときに使用するもので、「滑り止めアイススパイク」といったり、モンベル社では「リバーシブルグリッパー」という名前で商品化されています。
ある程度高いものの方が長持ちするのでおすすめです。

■レインウェアに防水透過手袋があれば完璧
まだ雪が振り続けている状況で歩かなければならないときは、レインウェアの着用をおすすめします。
傘と荷物で両手が塞がっている状態で転ぶと非常に危ないので、レインウェアか、もしくはハードシェルを着ていた方が無難です。
さらに防水防寒手袋もあると完璧!
最近雪山登山ユーザーの間では、防寒もできる防水透過ポリウレタン手袋「テムレス」が大評判となっており、私も非常に気になっています。
同じ機能の登山用手袋が1万円を超えてしまう中、1枚1,600円という驚きの値段の優れものなのですが、デザインがいかにもゴム手袋!という感じでダサいのです(笑)。
でもかなり魅力的なお値段なので、一枚ぐらいお試しで買ってみるのもいいかもしれません。

画像一覧

執筆者

立見 香

出身地・群馬と居住地・埼玉の粉食文化をこよなく愛するライター。 水沢うどんと舞茸天ぷらの組み合わせを最強と信じて疑わないが、最近は武蔵野名物の肉汁うどんにハマり中。 休日は上信越の山域にいることが多い登山・温泉愛好家ゆえ、少々電波が届きにくくなっております。最近「温泉ソムリエ」になりました。

立見 香

関連記事

関連記事

日常の肌着にも登山用アンダーウェアのメリノウールが使える理由

今はもう秋。少し肌寒さを感じて防寒用のアンダーウェアに手が伸びる、そんな季節がやって来ました。

いつもの保温・発熱機能つきインナーも良いのですが、登山用ベースレイヤーの定番である“メリノウール製”のウェアが実はかなり有能で、日常使いにも適しているのはご存じでしょうか。(登山を始めてみよう-山小屋泊編)

保温発熱系のインナーを着ていると、暖房で汗をかいて臭いが気になったり、乾燥肌がひどくなってかゆみが止まらない…。
そんなインナーでお悩みの方は、メリノウール製アンダーウェアを活用してみてはいかがでしょう?

——————————
汗冷えしにくく汗抜けしやすい
——————————
冬場でも暖房がきいた場所で思わぬ汗をかいて不快感をおぼえる人も多いと思います。
そんなときは汗抜けしやすいメリノウール製のアンダーウェアがおすすめです。
メリノウールは保温効果が非常に高いため、汗で濡れても冷たくなりにくく、また乾きやすいので汗抜けしやすいという特徴があります。
「速乾性」や「吸汗性」などをうたっている化繊製の登山ウェアの場合、濡れると固くなって着脱がしづらくなるというデメリットがありますが、メリノウールは濡れても柔軟性が保たれたままなので着脱も簡単ですし、激しい運動で皮膚が擦れたりすることもありません。

——————————
湿度の調整効果もあり
——————————
メリノウールは通気性に富み、湿度の調整効果にも優れています。
私自身も重度の乾燥肌で、化繊製の肌着を着ているとかゆみで寝付きが悪くなったり、ひどい時は血がにじむほどかきむしってしまうので、毎朝晩ボディバターなどのクリームを全身に塗りこまないといけないほどでした。
化繊製の肌着が乾燥肌に良くないと知ってから、肌着を綿製品やメリノウールなどに切り替えると、不思議なことにかゆみは軽減され、クリームを塗らなくてもカサカサせずに過ごせるように!
クリーム代(ひと冬4,000円ぐらい)や、クリームで汚れた衣類を洗濯するのにかかる水道・電気代、皮膚科にかかる費用等、出費はばかになりませんでした。
綿の肌着は汗が乾きにくいので、順次メリノウールに切り替えていきたいと思っています(笑)。

——————————
防臭効果バツグンで使い勝手がいい!
——————————
登山中は足の汗も気になるポイントの一つで、透湿性の高いゴアテックス登山靴などを履いていても、汗をいっぱいかいて蒸れるので、登山靴を脱ぐ瞬間はいつも怯えてしまうものです(笑)。
しかし靴下をメリノウール製のものに変えてからは、恐怖の瞬間が訪れることもなく、足のにおいが全く気にならなくなったのには驚きました。

ウールをはじめとした天然の繊維には菌に対する免疫力があり、ニオイのもととなる雑菌の繁殖を防ぐので、臭いづらいという特徴があります。
ただし天然繊維の中でも綿は乾きにくいため、他の繊維より若干繁殖しやすい傾向があります。
また絹の場合は摩擦に弱いデリケートな点と、綿・ウールと比べると高価なので普段づかいしづらい、という点があります。
以上のような理由から、防臭性の高い天然繊維の中でも、肌着としてもっとも使い勝手がよいのはウールだ、ということがいえます。

——————————
肌触りがなめらかでチクチクしない
——————————
ウールのタートルネックを着たら首元がチクチクしてかゆくなってしまった。そんな方も多いと思います。
でもメリノ種の羊毛はほかの羊毛に比べて繊維が細いので、チクチクしづらく肌触りもとってもなめらか。
湿度を調整する効果もあり、乾燥肌でかゆくなることも防いでくれます。

また生地には独特の美しさがあるのも特徴です。
ナチュラルな光沢としなやかな質感からは高級感も漂ってくるほど。
一旦その着心地のよさと機能性の高さを知ってしまうと、元の肌着には戻れないかもしれません。

——————————
“いかにも肌着”な感じがしないのが登山用アンダーウェアの特徴
——————————
登山用アンダーウェアはベースレイヤーとして一枚で行動することが多いので、肌の色に近い、いわゆるラクダ色などはあまり採用されていません。
黒やグレー、細いボーダー柄などの地味めのものや、山の背景になじまないように配慮されたビビッドなカラーが多いのも特徴です。
普段使いのアンダーウェアならば、シャツの下に着てもあまり目立たない黒やグレーなどの地味めのカラーを選択することをおすすめします。

——————————
お洗濯には中性洗剤を!
——————————
ウール製品を洗うときに注意したいのはアルカリ性洗剤を使わない、ということ。
長持ちさせる秘訣は、ウール用の中性洗剤と保護用のネットを使用し、洗濯機のウール・おしゃれ洗いなどのモードで洗うことです。
ちなみに私は少々ズボラなのでウール用洗剤ではなく、普通の洗濯用洗剤の中から中性のものを選択して普段着と一緒に洗っています。
消耗してしまうので、あまりオススメはいたしません(笑)!

記事の写真はつい先日、30%セールで手に入れた7,000円のメリノウール製ベースレイヤー。
撮影用にハンガーにかけていますが、伸びやすい素材なので普段はたたんでしまっています。
ウェイトが少しヘビーなので、これからの季節、大活躍してくれそうです。

年末の帰省時、雪が降る前にお得にスタッドレスタイヤを準備しよう!

10月もあと少し。ちらほらと初雪のニュースが聞こえてくる時期です。

タイヤがすり減るともったいないからぎりぎりでいいや……という方、もしかしたらスタッドレスタイヤを安く買える時期を逃しているかもしれませんよ。そろそろ自宅のクルマもタイヤを冬用のスタッドレスに変える準備をはじめましょう。

今回は、冬に向けた準備として、スタッドレスタイヤを安く購入するために知っておきたい予備知識をご紹介します。

1. スタッドレスタイヤってなに?
スタッドレスタイヤは、積雪路や凍結路などの摩擦係数が低い路面で、普通のタイヤに比べて駆動力や制動力をより大きく路面に伝える工夫がされた冬用のタイヤです。

1960年代ごろにタイヤに鋲(スタッド)がついたタイヤが冬用として販売されましたが、道路の傷みやスタッドで削られた舗装の粉じんなどが公害となり、社会問題化したので、「スタッドのないタイヤ(=スタッドレスタイヤ)」が登場しました。

2. スタッドレスタイヤの交換時期は?
スタッドレスタイヤの交換時期は住んでいる地域によって異なりますが、「初雪の前」と覚えておきましょう。雪が降るとあわててタイヤを交換する人で込み合いますから、週間天気予報をチェックしておいて、雪が降りそうだなと思ったらその前の週末にでも交換しにいきましょう。また、山間部に出かける予定がある人も、早めに交換しておきます。

3. スタッドレスタイヤを安く買える時期
スタッドレスタイヤは、各メーカーからだいたい9月頃新商品が発売されます。それにあわせて「早割キャンペーン」を実施するメーカーや店舗も多いようです。早割キャンペーンはだいたい9月から10月まで。今まさにスタッドレスタイヤを安く買える時期なのです。この時期は品ぞろえも豊富なので、購入・交換を考えている人は、今すぐにお店に向かったほうが吉です。

また、購入したいメーカーや製品が決まっている人は、ネット通販で安く購入して、タイヤとホイールの交換だけお店で依頼するという方法も可能です。

登山を始めてみよう 雪山編

早いもので各地の山々から初冠雪の知らせが届く季節になりました。
雪が降ったら登山シーズンはおしまい? いえいえ、雪山にだって登山はできます。

普段の登山コースの所要時間より少し時間はかかりますが、ちょっとした技術とコツを習得すればスイスイっと登れるようになります。
人が少なくなった雪山を歩くのはとても気分がいいものです。
そんなわけでちょっと気が早いけれど、今回は「雪山登山」の装備のお話しをしたいと思います。

●アイゼン・クランポン
登山靴にバンドなどで装着する鉄の爪がついた雪山登山必須アイテムで、「クランポン」などとも呼ばれています。
雪面に尖った爪をひっかけて滑りにくくなる反面、使い慣れていないとズボンの裾に爪をひっかけやすいので注意が必要です。フカフカの雪の上を歩くときもワカン(かんじき)のような役割を果たし、格段に歩きやすくなるので、雪が降ったら必ず持参しましょう。
一般的に8~12本の爪のものをアイゼン、4~6本のものを軽アイゼンと呼びます。
また短時間で簡単に装着できる短い爪が連なった「チェーンスパイク」などがあります。
雪道の長さや雪の深さ、ほかのギアの有無、雪山登山経験の度合いなどで、チェーンスパイクか軽アイゼンかアイゼンかを使い分けます。
各地の登山情報ニュース等で「軽アイゼン程度でOK」「アイゼン必須」などというアナウンスをよく耳にしますので、荷造りの参考にしましょう。
私自身は10本爪のアイゼン一足と、凍った木道用に「リバーシブルグリッパー」というギアを持っていますが、リバーシブルグリッパーの方はまだ使うチャンスに恵まれていません。
早く使いたいなあ…

●ピッケル


小さなツルハシのような形をした雪山用のギアで、滑りやすい雪面をホールドして滑落を防ぐ用途があり、杖としての役割も果たします。
ただしガチガチのアイスバーンでなければある程度はストックで代用可能です。

●ストック
ピッケルが無い場合はストックで代用します。夏秋登山で使用するときはゴムの石づきカバーをつけますが、雪上では外しましょう。
雪面に深く刺さって抜き取りにくくなるのを防ぐため、先端近くにスノーバスケットを装着します。
このスノーバスケット、通常登山では使わないので、私はけっこう忘れてしまいがちです…
出発前には必ず持ち物チェックをして、なるべく忘れ物を未然に防ぎましょう(涙)!

●ゲイター
靴の上からゲイターを装着すれば、靴とズボンのあいだから雪が入って靴の中が濡れるのを防げます。
足首がキンキンに冷えて不快になることもありません。
雨の日の登山だけでなく雪山にもゲイターは忘れずに!

●サングラス
スキー・スノボなどでも裸眼で滑って翌日目に激痛が…なんて経験がある人も多いと思います。
雪焼け防止のためにも必ずサングラスはかけましょう。
と言いつつサングラスを持っていない私はいつもPCメガネで代用しています。かけないよりはマシ、ぐらいのレベルで正直目は痛いのですがご参考まで…

●防水手ぶくろ、ニット帽、バラクラバ
防水手ぶくろは防寒用としても使えるので、必ず持参しましょう。ニット帽は耳が隠れるものがよいでしょう。
バラクラバは薄手の目出し帽のような形状で、頭の部分をかぶらなければネックゲイターとしても併用できるので便利です。

●ビーコン・プローブ・ショベルのアバランチギア
正規のゲレンデ外を滑る、いわゆるバックカントリースキーなどをする人は持っていた方がいい3点セット「ビーコン」「プローブ」「ショベル」。これらは「アバランチ(雪崩の意味)ギア」と呼ばれています。

ビーコンは電波を発信したり受信したりできる機器で、雪崩に遭遇した際に使います。
非常に高価なものなのですが、命を守ってくれると思えば安いものです。
プローブはゾンデ棒ともいい、雪に埋没した遭難者の場所を特定するための軽量な長い棒です。
ショベルは言わずと知れた雪かきスコップのことで、雪山でテント設営する際やラッセル(雪かき)する際に使います。

私自身バックカントリースキーをやらなのでアバランチギアを持っていませんが、万が一のことを考えると持っていた方が安心ですね。
また雪山登山ではラッセルが必要な場面も多々あるので、軽量なショベルの購入を現在検討しています。

●最初の雪山登山におすすめの山

◇雲取山…山頂近くの雲取山荘は通年営業。距離は長いものの、鴨沢口からの緩やかな登山道は雪山初心者向き。
◇日光白根山…私のアイゼンデビューはこの山でした。2000m地点までロープウェイでアクセスできるのがポイント。
◇黒斑山…浅間山外輪山。浅間山自体は火山活動が活発化しているものの、黒斑山までなら規制外。

●雪山登山に必要な初期費用
・アイゼン・クランポン10本爪…10,000~30,000円
・ピッケル…8,000~30,000円
・ゲイター…1,500~10,000円
・サングラス…3,000〜20,000円
・防水手ぶくろ…3,000~10,000円
・ニット帽…1,000~5,000円
・バラクラバ…1,000~5,000円

合計27,500~110,000円(交通費、燃料費等をのぞく)

一人で行くソロ登山よりグループ登山の方がお得なわけ

現在進行形でグループ登山の計画を立てている立見です。

季節は秋から冬へと移り、週末は荒れた天候になりそうな予報が出ているため、今から震えが止まりません…

さて、今回はその「グループ登山」についてのお話です。
一人のソロ登山よりも、グループで登山をしたときのお得なメリットとデメリット、それらを踏まえたうえで、最良のグループ登山をおこなう秘訣をご紹介します。

——————————
■グループ登山がお得なわけ
——————————

1.山行にかかる費用を割り勘できる
車移動の場合はガソリン代や高速代等の移動交通費、駐車場代、登山口へのタクシー代金、旅館・ホテル等の部屋料金…
これらの割り勘ができます。
(山小屋の部屋代は一人分定額の場合が多いのでこの例からは除きます)

2.仲間だけで山小屋の個室を占有できる場合もある
シーズンオフになると登山客の数も減って、山小屋の個室を仲間だけで占有できるケースが増えてきます。

ソロ登山者は原則相部屋なので、山行中完全にソロを通したいのなら、テントを背負って登るしかありません。

山小屋泊でくつろぎたいのなら、気の置けない仲間同士でのグループ登山が一番です。

3.登山技術の向上が図れる
ソロ登山の場合は事前に本を読んだり、独自で技術を磨くなりして、身を持って登山技術の向上を図っていく必要があります。
しかしグループ登山ならば、先達に指導してもらったり、人数分の新たな発見もあるので、技術向上のスピードは格段に上がります。
またグループ活動に必要な組織力も磨かれるので、実社会に役立つ学びも多いことでしょう。

4.荷物の分担でレジャー充実度UP
山行前のパッキング(荷造り)で荷物の取捨選択に悩む人も多いかと思います。
例えば…

「山頂でコーヒーを飲みたいけど、ストーブ(テント泊記事をご参照)にボンベ、ポット、マグ、カトラリー、水…全部持っていくのは面倒だ。魔法瓶に熱湯を入れて小さいコッヘルだけ持っていこう」
「タープがあったらテント場でゆったりくつろげるけど、重いからテントだけにしておこう」
「キャンプチェアは重いから、エアクッションだけでいいや」
「一眼レフできれいな写真を撮りたいけど、スマホのカメラで十分かな」

こんな感じで充実度や快適さなどをある程度あきらめ、妥協できるポイントを探って、パッキングする荷物をどんどん減らしていきます。
でもグループ登山なら荷物の分担ができるので、○○さんはストーブと食材、□□さんはタープとチェア、◎◎さんは撮影係、などと割り振っていけば、レジャータイムの充実度、快適さを諦めなくてもいいわけです。

5.遭難事故率DOWN
ソロ登山で一番不安なのは、道迷いや滑落などが発生したときに、発見が遅れて遭難しやすくなること。
もちろんグループ揃って道迷いをしたり、メンバーの勝手な行動や、急な体調不良などで対応が遅れ、遭難に巻き込まれるということがないわけではありません。

でもソロの遭難確率がグループより高いのは紛れも無い事実。
トラブルに遭遇したときは皆で助け合えるのが、グループ登山におけるメリットの一つです。

6.会話が楽しい!
グループ登山最大の利点は、なんといっても「おしゃべりができる」ということでしょう。
単調な登り下りも会話が弾めば苦ではありませんし、つらいときはお互いに声を掛け合えば、気力も湧き上がってくるものです。
高山植物や蝶々や向こうに見える山の名前を教え合って、登山関係の知識を高めることもできますし、その場にいる全員がわからなければ「私たち何にも知らないね(笑)」なんて笑い話のタネにもなり得ます。
ソロの場合は黙々とストイックに足を前に出し、名前のわからない花や山に対しては「なんだろな?」と悶々とするだけです。
でも自分を見つめて自問自答する時間が持てるのも、ある意味登山の醍醐味でもあるんですけどね!(笑)

——————————
■グループ登山のデメリット
——————————

逆にグループ登山にもデメリットはあります。

1.スケジュール調整の難易度UP
人数が増えれば増えるほど、スケジュール調整の難易度は上がります。
天候が悪化した場合は、中止かリスケか、代替案へ変更するのか、さらにドタキャンへの対策も考えておかないといけません。

2.ペース配分の難易度UP
登山中は自分だけのペースでは登れないので、体力があるせっかちな人はイライラしやすいかもしれません。
逆に体力が無い人は、グループのペースに気を遣って無理に頑張ってしまい、体調不良をおこしやすくなったりも。
ペース配分を間違えるとトラブルのもとにもなるので、リーダーには察する能力、注意力が必要です。

3.周囲への気遣い
また仲間だけでなく、すれ違う人への気遣いも増えます。
以前、狭い急斜面で団体さん20~30人と出くわした際、先頭のガイドさんに「よき所で下ってください」なんて言われたのですが、よき所が訪れることもなく、10分後ぐらいに全員が登ったところでようやく斜面を下ることができました。
「よき所」とは一体どこだったのか、未だに探しています(笑)

4.人間関係は山行にも影響
初見メンバーだらけの山岳会、旅行代理店で集まったメンバー、なんていうのはまだいい方で、会社の同僚や上司、はたまた取引先のお偉いさんとの接待登山(ゲッソリ)だったりすると、普段よりも気苦労が増えて、体よりも気分が先にヘトヘトに…なんてことも。

私自身、友だちの紹介で初めて会う人と登山に行ったり、会社の同僚と行くこともありましたが、接待登山だけには巻き込まれないよう、今まで細心の注意を払ってきました。

これからも接待登山だけには気をつける次第であります!オス!

——————————
■最良のグループ登山をおこなう秘訣
——————————

1.ベスト人数は4人。多くても10人くらいまで
タクシー移動が必要な場合を考えると2〜4人がベストです。
自家用車の移動だけで完結できれば、その車の乗車定員数以下を目安に。
すれ違う登山者への気遣いも含めると、多くてもせいぜい10人以下にとどめておくのが無難です。

2.登る前にメンバーの体力差・持病等を把握しておく
3.気の置けないメンバーで構成

上記二点の調整は可能であれば、といった感じです。

4.荒天によるリスケが不可能なら中止も視野に

「わざわざ休みを取ったのに!」「楽しみにしていたのに…」なんて声も聞こえてくるかもしれませんが、事故防止のために中止を決断することも、場合によっては英断となるでしょう。
ソロ登山だと自分一人の責任ということで無理をしてしまいがちですが、グループの場合は「無難に。とにかく無難に」がキーワードです。

以上、快適なグループ登山の参考にしてもらえれば幸いです。
今から我々グループも、行ってきます!

新しいこと、はじめる。登山編 vol.1

●登山を始めてみよう-里山編

普段から周りにしつこく「山はいいよ〜♪」と吹聴していたおかげで、最近やっと友人たちから
「登山に興味が出てきたんだけど、何を揃えればいいの?」とうれしい問い合わせがくるようになりました。

まずは入門編として近場の低山・里山に登るために最低限必要な持ち物と、心構えなどを紹介していきたいと思います。

●おしゃれは足元から、登山も足元から

とにもかくにも、最初は登山用の靴を買いましょう。
トレッキングシューズなどとも呼ばれる、ごついスニーカーのような見た目をしたもので、シューズのどこかに「GORE-TEX(ゴアテックス)」とか「OMNI-TECH(オムニテック)」とか「Waterproof(ウォータープルーフ)」などといった防水透湿性能をあらわす表記がされています。
登山靴があれば、ぬかるんだ道や雨の中でも足元が濡れず、快適に過ごすことができます。

防水機能だけであれば長靴で十分ですが、かいた汗を外に逃す「透湿性」も兼ね備えた靴でないと、発汗量が多い登山では蒸れて大変な目に遭います。
またスニーカーだと濡れた岩の上や木道を滑らずに歩くのに大変苦労しますが、グリップが効くトレッキングシューズがあれば安心して登山道を歩くことができます。

足首を覆う部分が短いローカットタイプのものよりも、ミドルやハイカットタイプの方が登山には適しています。
不安定な足場が多い山では、捻挫防止のためにも足首を固定するハイカットシューズがおすすめです。
しかしハイカットの靴は紐をきっちりと結び上げなければいけないので、着脱に時間がかかるという難点があります。
また足首の自由度が低いため、慣れない内は歩きにくいかもしれません。
当分のあいだ低山ハイキングしかしないのであれば、ローカットのトレッキングシューズでもOKです。
欲が出てきたらその都度適切なシューズに買い替えていけばよいのです。

靴選びに失敗したくない用心深い人は、靴屋さんではなくアウトドアグッズ店の店員さんに相談しましょう。
アウトドアの専門知識が豊富な登山用品店の店員さんに指導してもらえば間違いありません。

●天気が崩れそうな日は登らない

平地と違って山の天気はとても変わりやすいので、登山にはレインウェアが欠かせません。
ちょっと曇っているけど午後には晴れる、今は晴れているけど曇りの予報、そういう場合はレインウェアがあった方がより安全です。
レインウェアは雨だけでなく風よけのウィンドブレーカーとして、またちょっとした防寒着にもなります。

しかしレインウェアは上下一式揃えようとすると結構な出費になります。
登山靴同様に防水性だけでなく透湿性も兼ね備えたものがよいのですが、最安値でも1万円ちょっとします。
さらに耐久性、伸縮性、発色やシルエットが美しいオシャレなもの…
などと追い求めていくと4万、5万、6万…と天井知らずに値段は跳ね上がっていきます(涙)。

初期費用をそんなにかけたくなければ「天気が崩れそうな日は山へ行かなければいい」のです。
2〜3時間しか時間を要さない低山のハイキングで、一日晴天の予報が出ていれば、レインウェアがなくても問題ありません。
「簡易的な雨合羽をお守り代わりに持参する」。それで十分です。
万が一のことを考えて、雨合羽と防寒用にフリースぐらいは持って行きましょう。

●綿製品はNG!という登山ウェアの常識

登山ウェアの常識の一つに「綿製品NG」というものがあります。
発汗したり雨で濡れたときに綿素材だとなかなか乾きにくいからです。
ウェアがずっと濡れたままだと不快感が続くことももちろんですが、山の稜線上は想像以上に風が強いため、汗冷えしやすく、最悪の場合は低体温症になって死んでしまうこともあります。

山用のウェアには汗抜けしやすい素材や防臭効果のあるもの、速乾性の高いものなど、いろんな機能をもった素材が採用されています。
最近とくにネットショップなどでも猛プッシュされているのが「メリノウール100%」のウェアなのですが、お値段が少々張るので、初心者はまだ手を出さなくてもいい領域かと思います。

とにかく「綿ではなく、乾きの早い素材」とおぼえておけば大丈夫です。
上はスポーツ用のTシャツに防寒着用にフリースを一着、下は普通のタイツに綿素材以外のショートパンツ。
これぐらいを用意しておけば、低山ハイクなら事足ります。
また低体温症を防ぐためにも「濡れた衣類を着たまま山頂や稜線で長時間休憩を取らない」ことを心がけることも重要です。
低体温症が心配な人や汗臭いのが嫌な人は、着替えを持って行きましょう。

●飲み物、ハンカチ、帽子、地図、そしてザック

登山中は汗を大量にかいて喉が乾くので、飲み物の持参は必須です。
ジュースではなくお茶か水が最適でしょう。
また汗で失われた塩分補給のためスポーツドリンクでもいいのですが、水と塩飴などを組み合わせれば携帯性もバッチリです。

そのほかに汗をふくハンカチ、もしくはハンドタオルか手ぬぐい、日よけの帽子は日焼けのほかに熱中症、日射病対策にもなります。
日焼け止めクリーム、リップクリームがあれば下山後のヒリヒリも軽減されるでしょう。
さらに着替えを持参すれば、下山後には温泉に立ち寄ることができますし、スッキリとした気分で帰宅できます。

登山道では石や岩、木の枝などを掴んで登ることもあるので、手を保護する「手ぶくろ」があるとより登りやすくなります。
最初は軍手や100円くらいのノビノビ手ぶくろでも大丈夫です。
ストックやポールなどとも呼ばれる登山用ステッキがあると登り降りが大変楽になりますが、必須ではないので追々揃えていきましょう。

また熟練の登山者であっても道迷いする可能性はゼロではありません。登山用の地図は必携アイテムです。
「下山して家に帰るまでが登山」だということを忘れずに!

これらの荷物を詰めるザックがあれば、あとはもう山に登るだけです。

●超初心者におすすめの山域

私の地元・群馬県内であれば

・赤城山(神社めぐりや湖のボート遊びなどの周辺レジャーが豊富な百名山)
・水沢山(下山後のうどん屋めぐり、伊香保温泉の湯めぐりも楽しめる)
・妙義山(奇岩群などの絶景が楽しめるハイキングコース。岩稜地帯の縦走コースは最上級者向け)
・尾瀬トレッキング(鳩待峠〜尾瀬ヶ原コースか、大清水〜尾瀬沼、沼山峠〜尾瀬沼コース)

東京近郊なら高尾山、神奈川なら丹沢エリアの大山や、目の前に迫る富士山の眺望が美しい金時山、北関東では茨城県唯一の百名山・筑波山などがおすすめです。

●低山・里山登山に必要な初期投資費用

・トレッキングシューズ…6,000円(靴店のセールで購入)
・速乾性Tシャツ…1,200円(ファッションセンター○まむら等でも購入可)
・飲み物、お菓子、飴…500円
・コンビニ雨合羽…300円
・フリース、ウェア、ハンカチ、日よけ帽子、ザック、手ぶくろ…0円(もともと持っている物、もらった物など)
・地図…0円(観光案内所等で配布しているもの)

合計8,000円(交通費、燃料費等をのぞく)

ランキング