お年玉って何に使えば良いの?〜親子で話そう!おかねのこと 子どもに伝えたい!おかねの大切さ【第2話】〜

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親子で話そう!おかねのこと 子どもに伝えたい!おかねの大切さ 第2話
【お年玉って何に使えば良いの?】

子どもにお金の大切さを伝えるためには、親子の日頃のコミュニケーションが欠かせません。つづみくん一家の日常の一部を切り取って、どんな風にお金の話をしているか覗いてみましょう。

<登場人物>

つづみくん:小学1年生。都内で両親と妹と住んでいる。どんなことにも興味を持つ好奇心旺盛な元気な男の子

パパ:会社員。大好きな家族のために毎日仕事をがんばるパパ。つづみくんと一緒にサッカーをするのが大好き

ママ:専業主婦。つづみくんの「どうして?」攻撃にどう答えれば良いか悩むママ。下の子が小学校に入ったらパートに出たいと思っている。

かのんちゃん:幼稚園年少。お兄ちゃん大好きの明るい女の子。

【お年玉って何に使えば良いの?】

つづみ:パパ、この間はボーナスで美味しい焼肉連れていってくれてありがとう!

パパ:いつもつづみも「パパがんばって」って応援してくれるからな。お礼も兼ねてだ。

つづみ:今年もいっぱいお仕事がんばってね!

パパ:有難う!そうだ、つづみはこの間の元旦の日におばあちゃんからもらったお年玉はどうした?

つづみ:そのまま引き出しに入ってるよ。

▪お年玉の意味?

パパ:そうか。お年玉って一体どんな意味があるか知ってるか?

つづみ:新しい年で嬉しいからおこづかいがもらえるってこと?

パパ:惜しい!「新しい年」っていうキーワードはあってるぞ!つづみはお正月に鏡餅の中に入っていたお餅を食べただろう?

つづみ:うん!美味しかった!

▪かみさま?

パパ:鏡餅はな、お正月におうちにやってくる神様「年神様」を大切にお迎えするために飾るものなんだよ。この神様は、新しい年を幸せに過ごせるように守ってくれる神様なんだ。そして、僕たち家族に、神様が持っている「生きるパワー」を分けてくれるって考えられていたんだよ。

つづみ:へー。でもどうしてそのパワーがお年玉に関係するの?

パパ:この「生きるパワー」は「」なんて呼ばれるんだ。年神様の魂・・・略して「としだま」。この「としだま」を分けてもらうために、お餅が登場するんだ。年神様にお供えしたお餅を、みんなで分け合って食べるようになったのがお年玉の由来さ。

つづみ:なんだか難しいなあ。

▪感謝の気持ち?

パパ:要するに「お年玉」には今年1年分のパワーが詰まっているってことだよ。感謝していただけば、楽しく幸せに過ごせるっていうことだ。もらうものが、いつの間にかお餅じゃなくてお金に変わったけれど、お金でも同じことが言えると思うよ。

つづみ:同じこと?

パパ:今年1年のパワーが詰まっているお年玉なんだから、大切に感謝しながら使うのが大切ってことさ。2016年も笑顔で楽しく過ごせるような使い道だったら、つづみの好きなことに使っていいとパパは思うよ。ただ、買う前に「今年も良い年になりますように。1年間大切に使おう」と意識することが大事だね。

つづみ:よくわかったよ!早速ぼくがうれしくなること、考えてみる!

<お年玉を使うときの注意ポイント>
・ くれた人にありがとうと思おう
・ 自分がうれしくなることに使おう
・ 1年間大切に使おう
・ パパやママと相談して決めよう
・ お友達と遊ぶときは持ち歩かない

画像一覧

執筆者

鈴木さや子 ファイナンシャル・プランナー/ キャリアカウンセラー

家族が笑顔になれるための生活に役立つお金の知識を、主に女性向けにセミナーや執筆活動、個人相談などを通じて発信している。専門は教育費・ライフプラン・保険・住宅ローン・マネー&キャリア教育。 講演の他、小・中学校や地域コミュニティなどでの講演やワークショップなど、保護者や親子向けイベントも行っている。

鈴木さや子

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【どうしたらお金ってもらえるの?】

子どもにお金の大切さを伝えるためには、親子の日頃のコミュニケーションが欠かせません。つづみくん一家の日常の一部を切り取って、どんな風にお金の話をしているか覗いてみましょう。

<登場人物>

つづみくん:小学1年生。都内で両親と妹と住んでいる。どんなことにも興味を持つ好奇心旺盛な元気な男の子

パパ:会社員。大好きな家族のために毎日仕事をがんばるパパ。つづみくんと一緒にサッカーをするのが大好き

ママ:専業主婦。つづみくんの「どうして?」攻撃にどう答えれば良いか悩むママ。下の子が小学校に入ったらパートに出たいと思っている。

かのんちゃん:幼稚園年少。お兄ちゃん大好きの明るい女の子。

【どうしたらお金ってもらえるの?】

パパ:よーし、今日はみんなでおいしいものを食べに行くぞー。

かのん:わーい!パパ、私焼肉がいい!

つづみ:えー、お寿司がいいなー

パパ:いいぞ!パパはボーナスが入ったから二人ともなんでも好きなもの食べていいぞ!

▪️ボーナスってなに?

つづみ:え?ボーナスってなーに?

パパ:ボーナスっていうのは、そうだな、会社からのごほうびみたいなものだ。いつも頑張って働いてくれて有難う。というごほうびだな。

つづみ:へーそっか。パパは会社からお金をもらうんだね。

パパ:毎月「お給料」というお金ももらっているんだけど、他に年に2回、特別にボーナスももらえる会社もあるんだ。

▪️お金って働かないともらえない?

かのん:働かないとお金ってもらえないの?

パパ:そりゃそうだよ。だから頑張って働くんだ。かのんだってもう働けるんだぞ。おうちの掃除とか料理とか、ママのことをお手伝いするとママは「手伝ってくれて助かった!有難う」って思うだろう?それが働くってことになるんだよ。

つづみ:どうしてパパががんばって働くと、会社からごほうびがもらえるんだろう?

パパ:パパや会社のみんなが働くと、会社のモノがたくさん売れるよね。そうすると、会社にはたくさんお金が入ってくる。で、パパたちに「ありがとう」とごほうびを払うわけだ。もちろん、そのモノを買った人たちだって、パパの会社に「素敵なモノを作ってくれてありがとう」とお金を払うわけさ。

つづみ:そっか!「ありがとう」って大事なんだねー。僕ももっとお手伝いしようっと。でもさパパ、ママのお財布にはいつもお金が入っているけど、お給料とかボーナスっていうのを、パパの会社にママが取りに行っているのかな?

▪️お金はどこにあるの?

パパ:つづみはママと一緒に駅前の銀行に行ったことないのか?

つづみ:銀行?あ、あるよ!機械にカードを入れるとお金がもらえるところでしょ。

パパ:もらっているんじゃないんだ。銀行っていうところにパパとママの見えないお財布があって、そこに会社がお給料やボーナスを入れてくれるんだよ。だから、ママは機械でそのお金を出して、見えるお金に変えて買い物をするのに使っているんだ。不思議だろう(笑)

▪️お金は機械の中?

つづみ:あの機械の中にたくさんお金が入っているの?

ママ:そうよ。カードを入れると、パパの見えないお財布を探し当ててそこからお金を出すことができるのよ。「今月はどれくらいお金使うかな?」と考えて、その分だけ機械からお金を出しているの。

つづみ:へー!すごい機械だね!!かっこいい!

ママ:銀行のお財布に入っている分しか使えないから、毎日焼肉だお寿司だと高いものばっかり食べていたら、うちのお金がなくなっちゃうのよ(笑)でも、パパがいっぱい働いたごほうびのボーナスなんだから、パパの好きなものを食べにいきましょう。

つづみ:えーー、パパ太っているからめちゃくちゃ食べちゃうよ・・お金なくならないように気をつけてね、パパ。

子どもの習い事、思い切って棚卸しをしよう!この習い事はほんとに必要?

教育費の中でもばかにならないのが習い事のお月謝です。

とくに昨今では、一人の子どもが塾に水泳にピアノにテニス……というように、いくつもの習い事を掛け持ちすることも多く、教育費がかさむいっぽうだというご家庭も多いのでは。
しかし、いくら節約のためとはいえ、子どもの将来のためにも、また、子どもの興味関心を伸ばすためにも、子どもがやりたいといえば拒めないのが親心。でもここでいったん、習い事の棚卸しをしてみてはいかがでしょうか。今回はやめるにやめられない子どもの習い事の「やめるポイント」を紹介します。

1.子どもがやりたがっているものだけを続ける

「親が習わせたいから」「お友達が通っているから」といった理由で習い事を始めるパターンが多いのですが、やはり「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、本人の興味がないものに関しては、なかなか上達しないもの。
やる気がないのに、「ここまで続けたのだから」という理由でだらだらと続けていると、それこそ無駄なお金をかけたと後悔することになりかねません。
「子どもがやりたがっているものだけを続ける」という判断基準は、シンプルですがもっとも大事です。

2.習い事の予算を決める

教育費にいくらでもかけられるというのであれば、好きなだけ習い事をさせればよいですが、ほとんどのご家庭では予算に上限があるでしょう。
ベネッセの調査によると、子供一人あたりの習い事にかかる一か月の費用は5000〜10000円が相場のようです。このレンジを超えるようなら、習い事の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

3.自治体のサービスや学校の課外活動などを上手に利用する

地域の広報紙などに、子ども向けのサッカー教室や体操講座、テニス教室などの案内が出ていることがあります。こうした教室は自治体がやっているものですので、プライベートのレッスンに比べて格安です。
また、学校に上がる年齢になれば、放課後のクラブ活動などもあります。やみくもに習い事をさせる前に、こうした機会も利用できるか検討しましょう。

子どもが私立幼稚園に入園した時の補助金

お子様の幼稚園ですが、どのような基準で選んでよいのか悩みますよね。通いやすさ、園の方針、給食の内容などなど様々なポイントがあるかと思います。また、公立幼稚園なのか私立幼稚園なのかによって、かかる費用も変わってきます。

入れたいと思った幼稚園が私立幼稚園だった場合、公立よりも費用が高く、躊躇してしまう方もいらっしゃるかもしれません。そんな時には、「私立幼稚園就園奨励費補助金」の存在が強い味方となります。今回はその補助金についてご紹介したいと思います。

まずは、公立・私立の違いですが、公立幼稚園は自治体が運営母体であり、先生は公務員なのでベテランの先生が多いようです。また、行事は少なめでのんびりした雰囲気のところが多く、延長保育はない園の方が多いです。学費は一月1万円台のところが多いようです。(もっと低いところも)私立幼稚園は主に学校法人が運営母体の民間組織であり、運営方針も園ごとに特色があります。のんびりした雰囲気の園から教育に力を入れている園まで様々ですね。また、行事は公立に比べて多く、それに伴って保護者の出番も増えます。延長保育を行っている園が多いので、働くママも選ぶことができます。学費は園によって様々ですが、相場は3万~5万円代のようです。

さて気になる補助金の内容ですが、自治体によって内容が異なりますので今回は東京23区でも子どもの多い江戸川区の補助内容を見ていきましょう。

まず、江戸川区の私立幼稚園補助制度は子ども・子育て支援新制度の適用を受ける園と従来からの補助制度を受ける園とで異なります。

従来制度園では<1>負担軽減補助金(所得制限なし)として1.入園料補助金(80,000円限度)2.保育料補助金(月額26,000円限度)、<2>就園奨励費補助金として区民税の所得割額によって算出する補助金(例えば2人の子どもが同時に就園している年収270万円~360万円の家庭の場合、限度額は211,000円/年収360万~680万円の場合、限度額は185,000円)があります。また、新制度園でも別の補助があり、保育料の実質負担額は月額3,000円となります。(入園料についても80,000円限度で補助あり)

このように補助制度を使えば、お子様の幼稚園選びに私立を選択肢に入れることも可能となってきます。皆様がお住まいの市区町村にも同じような補助金制度がありますので、まずは自治体のHPをチェックしてみましょう。お子様に合った幼稚園が見つかりますように!

子どもが生まれたらすぐにするべき4つのこと〜教育費不安をなくすために〜

子どもが生まれると教育費への不安を皆さん口にします。1人あたり1000万円から2000万円かかると聞くと「うちの家計で本当に足りるのかな」と不安になるのも当たり前です。

教育費に対する不安を少しでも減らすために、生まれたらまずやっておくべき4つのことがあるんです。紹介しましょう。

1.生活費口座と別の教育費用口座(兄弟がいる場合は一緒でよい)を作る
教育費のために必要なお金をとっておける方は、目的別に口座を分ける必要はありませんが、貯まったお金をすべてマイホームの頭金などに使ってしまう方も少なくありません。そういう方は、生活費口座とは別に教育費用口座を作っておくと安心です。作ったら、まずは出産お祝い金や赤ちゃんの頃にいただいたお年玉はすべて入れてしまいましょう。

2.児童手当の振込先に1の口座を指定する
今の制度では、0歳から3歳までは月15,000円、3歳以降は月10,000円(3人目以降は月15,000円)児童手当が振り込まれます(所得制限にかかる場合は、年齢問わず月5,000円)。振込先を生活費口座にすると、生活費としていつのまにかなくなってしまいます。そこで、日頃使わない教育費用口座を振込先に指定しましょう。15歳まで貯め続けると約200万円になります(所得制限にかかる場合は約90万円)。

3.高校3年秋に最低でも200万円入る仕組みを準備する
教育費のピークは、一般的に大学入学にお金がかかる高校3年。もし私立文系に進む場合、受験費用と1年間の在学費用を合わせて約180万円。入学から1年間乗り切れる200万円を、入学金などが必要になるかもしれない高校3年の秋に最低でも準備しておきましょう。もし、遠方の大学に通い下宿した場合は、学費に加えて仕送り代(年平均約140万円)がかかるので、想定できる場合は多めに準備を。手段は、学資保険や終身保険、積立定期預金、積立投資信託など、強制的に口座から引き落とされるタイプのものが活用しやすいでしょう。

もし大学入学時にお金が足りず教育ローンを借りた場合は、金利分損する上に、老後資金の準備に影響が及びます。また、奨学金も子どもの借金になるため、安易な利用はさけたいものです。

4.家計から月1万円貯金する
児童手当で200万円、高校3年秋に200万円貯められればまずは一安心ですが、教育費の不安をなくす一番のポイントは「突発的な出費にどう対応するか考える」こと。短期留学や浪人、予定していなかった私立進学などだけでなく、家族の病気などもこうした出費です。そこで可能な限り、突発的出費に対応できるフレキシブルな資産を持っておくと安心です。たとえば月1万円積立てると、10歳時には120万円。もし中学受験となった場合塾代(3年間で約200万円)の一部に充てられます。もし15歳まで使わなければ、180万円。児童手当と合わせて380万円あれば、留学や浪人での出費に対応可能です。

ご家庭の家計に合わせて、月5000円など、できる範囲で始めることが大切です。結果として使わなかった場合は、そのまま老後資金として活用すれば良いですね。

子どもが産まれるタイミングで引っ越しを考えるなら・・・住む場所によって異なる手当に注目!

妊娠・出産のタイミングで子育てしやすい環境に・・・と引っ越しを考える人はとても多いもの。

通学する学校への距離や道路事情や明るさなどの安全面、また、病院やスーパーなどの利便性など生活環境を第一に新居選びをする方がほとんどですが、子育て世帯ならば「もらえる公的手当」についてもあらかじめチェックした上で、住む場所を考えることをお勧めします。なぜならば、自治体によって、大きく手当が異なるため。今回は、都内で妊娠・出産をし子育てしている場合にもらえる手当をチェックしましょう。

<妊娠したらもらえる手当>
妊娠時の助成金や、バスやタクシーの利用券などが支給されるところがあります。
例)
港区:コミュニティバス無料乗車券(母子手帳発行時から出産1年後まで)
千代田区:誕生準備手当(1回妊娠につき4万5000円)
中央区:タクシー利用券1万円分

<出産したらもらえる手当>
お祝い金として現金がもらえる自治体や、地元商店街で使える買い物券がもらえる自治体などがあります。

例)
・港区
60万円を限度に出産育児一時金を差し引いた金額を支給
・渋谷区
1人につき10万円。付加給付が出る場合は控除した金額
・中央区
共通買い物券3万円分
・世田谷区
子育て支援ヘルパーを子ども1人につき3回(1回2時間)まで無料で利用できる
・新宿区
木のおもちゃ・絵本のガイドブッグ

<児童手当以外にもらえる子どもの手当>

例)
・江戸川区 乳児養育手当
ゼロ歳児1人につき月額1万3000円。所得制限あり
・荒川区 ツインズサポート(多胎児家庭支援)
タクシー利用料の全額助成(限度額2万円)
一時保育利用料の半額を補助 (限度額2万円)
・千代田区
16~18歳1人につき月額5000円。所得制限なし
・新宿区
義務教育修了前の子どもがいれば応募可能。月額3万円の助成を最長5年間受けられる
・新宿区 子育てファミリー世帯居住支援(転入転居助成)
子育てファミリーが、区外から新宿区に引っ越すと、引っ越し代(上限20万円)と礼金・仲介手数料
合計(最大36万円)がもらえる。ただし30世帯のみ募集。所得制限あり。

<子どもの医療費に対する助成>
子どもはしょっちゅう熱を出したり風邪をひいたり怪我をしたりします。筆者の子どもも小学校に入学する頃までは週1日ペースで病院に行っていたものでした。そのため、病院にかかる費用も、自治体の手当の差は家計に大きな影響を与えます。たとえば、都内の23区は、一律中学3年生まで医療費は無料であることに対し、隣県の市部では、0歳児でも1回あたり自己負担額が数百円かかる場合や、所得制限にかかると全く助成がない場合などあり、積もり積もるととても大きな負担の差が生じます。

いかがでしたでしょうか?都内だけでも区によってこんなに特徴が異なることがお分かりいただけたかと思います。しかし、手当やサービスだけに注目して場所を選ぶのはNG。手当が手厚い場所は、住居費なども高いところも多いので、手当以外にかかる費用(家賃・駐車場代などランニングコスト)についても、トータルで考えることが大切です。

子どもが産まれるタイミングで引っ越しを考えるなら・・・住む場所によって異なる手当に注目!

妊娠・出産のタイミングで子育てしやすい環境に・・・と引っ越しを考える人はとても多いもの。

通学する学校への距離や道路事情や明るさなどの安全面、また、病院やスーパーなどの利便性など生活環境を第一に新居選びをする方がほとんどですが、子育て世帯ならば「もらえる公的手当」についてもあらかじめチェックした上で、住む場所を考えることをお勧めします。なぜならば、自治体によって、大きく手当が異なるため。今回は、都内で妊娠・出産をし子育てしている場合にもらえる手当をチェックしましょう。

<妊娠したらもらえる手当>
妊娠時の助成金や、バスやタクシーの利用券などが支給されるところがあります。
例)
港区:コミュニティバス無料乗車券(母子手帳発行時から出産1年後まで)
千代田区:誕生準備手当(1回妊娠につき4万5000円)
中央区:タクシー利用券1万円分

<出産したらもらえる手当>
お祝い金として現金がもらえる自治体や、地元商店街で使える買い物券がもらえる自治体などがあります。

例)
・港区
60万円を限度に出産育児一時金を差し引いた金額を支給
・渋谷区
1人につき10万円。付加給付が出る場合は控除した金額
・中央区
共通買い物券3万円分
・世田谷区
子育て支援ヘルパーを子ども1人につき3回(1回2時間)まで無料で利用できる
・新宿区
木のおもちゃ・絵本のガイドブッグ

<児童手当以外にもらえる子どもの手当>

例)
・江戸川区 乳児養育手当
ゼロ歳児1人につき月額1万3000円。所得制限あり
・荒川区 ツインズサポート(多胎児家庭支援)
タクシー利用料の全額助成(限度額2万円)
一時保育利用料の半額を補助 (限度額2万円)
・千代田区
16~18歳1人につき月額5000円。所得制限なし
・新宿区
義務教育修了前の子どもがいれば応募可能。月額3万円の助成を最長5年間受けられる
・新宿区 子育てファミリー世帯居住支援(転入転居助成)
子育てファミリーが、区外から新宿区に引っ越すと、引っ越し代(上限20万円)と礼金・仲介手数料
合計(最大36万円)がもらえる。ただし30世帯のみ募集。所得制限あり。

<子どもの医療費に対する助成>
子どもはしょっちゅう熱を出したり風邪をひいたり怪我をしたりします。筆者の子どもも小学校に入学する頃までは週1日ペースで病院に行っていたものでした。そのため、病院にかかる費用も、自治体の手当の差は家計に大きな影響を与えます。たとえば、都内の23区は、一律中学3年生まで医療費は無料であることに対し、隣県の市部では、0歳児でも1回あたり自己負担額が数百円かかる場合や、所得制限にかかると全く助成がない場合などあり、積もり積もるととても大きな負担の差が生じます。

いかがでしたでしょうか?都内だけでも区によってこんなに特徴が異なることがお分かりいただけたかと思います。しかし、手当やサービスだけに注目して場所を選ぶのはNG。手当が手厚い場所は、住居費なども高いところも多いので、手当以外にかかる費用(家賃・駐車場代などランニングコスト)についても、トータルで考えることが大切です。

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