便利な銀行の総合口座、気を付けることは?

このレシピを実行して

円貯まる!
<材料>

・銀行に預けるお金

<Point>

1総合口座は普通預金と定期預金などが一体となった口座

2普通預金や定期預金のほかにも、積立定期預金、貯蓄預金なども同じ通帳で取引できる

3定期預金の残高の90%程度を限度に自動的に融資が受けられる「当座貸越」が大きな特徴

4「当座貸越」の返済は普通預金に入金するだけ、ただし金利がかかるので注意

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先日、20歳になった私の娘が自宅の近くの銀行で口座を開設しました。

なんとなく便利そうだったので、総合口座にしたとのこと。銀行に口座を開くとき、娘のように、よくわからないけれどもとりあえず総合口座にしたという人は多いと思います。今回は、総合口座とはどのようなものか改めて確認しておきましょう。

総合口座は、普通預金口座と定期預金口座が一つになった口座です。積立定期預金、貯蓄預金なども同じ通帳で管理することができるのでとても便利です。とくに大きな特徴といえるのが「当座貸越」という自動融資サービスです。

「当座貸越」は簡単にいうと、普通預金が残高不足になった時でも、定期預金があればその範囲内で自動的に融資してくれるものです。例えば給料日前で、普通預金の残高がゼロになってしまったのにお金が必要といった場合、通常なら定期預金を解約したり、カードローンを利用したりしなければなりませんが、「当座貸越」を利用すれば、払い戻しや各種料金の口座振替請求があった時など、普通口座に入金されるまでの間だけ借りることができるので、とても助かります。

貸越の限度額は銀行によって多少異なるものの、一般的に預けている定期預金などの合計額の90%程度(200万円を限度)としているところが多いようです。定期預金に10万円預けている場合、貸越限度は9万円ということですね。総合口座をお持ちの人は、通帳を見てみてください。普通預金のところに、「普通預金 兼 借入明細」とありますが、当座貸越で借り入れをした場合は、残高がマイナスになります。

返済は、お金ができた時に普通口座に入金するだけ。また給料などが振り込まれれば自動的に返済となります。返済日などを気にしなくてもいいので、かなり手軽ですね。ただし、「当座貸越」はあくまでも銀行からの借り入れなので、借りた金額と期間に応じて金利(担保となる定期預金の利率に年0.5%を上乗せした利率)を払わなければなりません。ほんの短期間借り入れるのであればあまり問題はありませんが、金利を考えると、長期間借りる必要があるなら定期を解約する方がいいでしょう。

「残高がなくなったら、知らないうちにお金を借りることになってしまうの?」「自動的に借り入れできるのは便利だけど、預金を不正に引き出されてしまったら心配」などと感じる人もいるかもしれません。そんな場合、総合口座の貸越サービスを選択するか、選択しないかを決められる銀行もあります。もし、自動融資の必要がない場合は、「選択しない」を選ぶようにしましょう。

普通預金と定期預金などが一体となり管理がしやすい総合口座ですが、金利の負担を避けたいなら、普通預金の残高をきちんと管理することが大切です。

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執筆者

白子里美 ファイナンシャル・プランナー

大学卒業後、大手総合商社に勤務。退職後、二人の子どもを育てながら、ファイナンシャル・プランナー資格を取得。 現在は自身の経験をもとに、個人相談のほか、生命保険や子どもの教育費、住宅ローン、老後資金などに関するコラム執筆やセミナーの講師活動などを行っている。

白子里美

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お年玉で、こども口座を開こう!

お正月、子どもたちにとって一番のお楽しみといえるのがお年玉。

お年玉の合計が数万円になった…という子も少なくないでしょう。一方大人にとってはお金が出ていくばかりで、「子どもの頃はよかったなあ・・・」と思わずにはいられませんよね。
さて、お子さんのいる方に質問です。もらったお年玉、どう管理していますか?「ママ(パパ)が預かっておくね〜」といいながら、使ってしまったりしていませんよね?子どもにとっては大きな金額なので、全部渡してしまうのは心配だという人も多いかもしれません。でも、お年玉は子どもの金銭教育のチャンスでもあります。お年玉をきっかけに、親子でお金のことを話し合ったり、一緒にお小遣い帳を付けたりするのもいいですが、私のおススメは子ども専用の口座を開くこと。私自身も2人の子どもが小さいときに銀行に口座を開き、お年玉や入学などのお祝いでいただいたお金を預けるようにしていました。

もちろんもらったお金全部というわけではなく、その中からいくら預けるのかを話し合って決めるようにしていました(全部取り上げてしまうと、子どものテンションがかなり下がってしまうので・・・)。
子どもたち自身、その口座にあるのは自分のお金という意識が持てる上、お金が貯まっていくのを見るのはとてもうれしいことだったようです。
今年20歳になった娘に「自分のお金だから好きに使っていいよ」と通帳を渡しましたが、コツコツ貯めた自分のお金、パーッと使ってしまおうという気にはならないようです。
お金の管理というのは、大人にとっても結構大変なことですが、小さいころから自分の通帳を持たせることで、「お金を貯める」ことが自然とできるようになる気がします。「お金がないからあきらめる」のではなく、「お金を貯めてやりたいことをする」と考えられるようになるのです。

では子どもの口座、どこに開設すればいいでしょう。
ネット銀行などでも子ども口座は開設できますが、通帳に記帳することでいくら貯まっているか見ることができるため、できれば自宅の近くの銀行がおススメです。近ければ、子どもと一緒に通帳を持ってお金を預けに行くことができ、「自分のお金」という意識も持つことができます。
子どもの口座は、窓口に来店者(親)と子どもの本人確認書類(健康保険証や免許証)と印鑑を持参して申し込みをすれば開設できます。ただし、銀行によって必要な書類や年齢などの条件が違うため、口座を開こうと考えている銀行に一度足を運んで、確認してみるようにしましょう。
年に一度のお年玉の季節を、ぜひ子どもの金銭教育に役立ててくださいね。

口座開設したいけど多すぎる!初心者のあなたが選ぶべき証券会社とは?

今回は口座開設をしたいけれどもどの証券会社の口座を開設すればいいのかということについてお話ししていこうと思います。

株主優待を受けるために口座開設をしようと思った方もいらっしゃると思います。しかし、いざ口座開設をしようとすると予想以上に証券会社があることに驚き、どの口座を開設するか迷うことでしょう。

「どこの口座を開設するのがいいかわからないし調べるのも面倒だな」

そのように思われる方が多いと思うので、今回は初心者が選んで間違いない、取引の簡単さや安い手数料が売りの証券会社をご紹介していきます。

・松井証券
松井証券の魅力は何と言っても小額の株売買であれば手数料が無料であるということでしょう。(1日10万円まで無料)10万円以下で買える優待銘柄は全体約3割にもなり、これらを手数料無料で買うことができるのはあまり大きな取引をしない初心者にとっては大きなメリットになります。
ただし30万円以上の取引を1日でするようになれば他の証券会社より手数料が高いため注意が必要です。

・マネックス証券
マネックス証券の最大の利点は保有株や気になる銘柄を一覧で表示する機能があったり、銘柄選びや投資タイミングなど初心者に優しい情報を全て無料で利用できるという点です。
オリコンが発表している「2014年度オンライン証券ランキング」でもサイトのわかりやすさランキングで1位を獲得するなどこれから株取引を始めてみようかという人にとって、最も利用しやすい証券会社だと思います。

取引手数料も業界平均から見ると割安でツールも豊富なことからかなりオススメの証券会社です。

・ライブスター証券
最後に紹介するのがこのライブスター証券ですが、こちらの証券会社も強みは手数料の安さにあります。松井証券と違い、10万円以下でも手数料がかかりますが、その分1日の取引額が大きくなってもかなり安い手数料で取引をすることができます。株取引に慣れてきて、毎日の扱う金額が大きくなればライブスター証券で取引を行うのが良いでしょう。

いかがだったでしょうか。今回は証券会社の選び方ということについてお話してきましたが、まずは初心者の方はマネックス証券の口座開設をすれば間違いないと思います。株主優待を受けるためにも、まずは口座開設の手続きをしてみてください!

自営業者やフリーランスのための老後資金の積立制度

いよいよマイナンバーがスタートします。

マイナンバーは社会保障・税番号制度ともいわれ、社会保障分野では年金、医療、介護、生活保護などで活用されるのですが、今年の6月に公表された日本年金機構に対する外部からの不正アクセスにより個人情報が外部に流出した事件をうけて、年金にマイナンバーが活用されるのは1年遅れ平成29年からとなります。

さて、老後の年金を考えた場合、2階建ての公的年金(国民年金+厚生年金)がある会社員と1階部分の公的年金(国民年金)しかない自営業者やフリーランスでは、大きな差がつきます。そこで、会社員と自営業者などの年金額の差を解消するため平成3年4月に創設された公的な年金制度が、「国民年金基金」です。これにより、自営業などの公的年金は「2階建て」になりました。

「国民年金基金」は、自営業者など国民年金の第1号被保険者が国民年金とセットで加入しますが、強制ではありません。あくまでも個人の意思で加入する制度です。また、注意点としては、第1号被保険者と同じように1階部分の公的年金しかない第3号被保険者(いわゆる会社員の被扶養配偶者)は、国民年金基金には加入できません。

具体的に、「国民年金基金」に加入できる人について確認しておきましょう。日本国内に住所がある20歳以上60歳未満の自営業者、フリーランス、学生などの国民年金の第1号被保険者および日本国内に居住している60歳以上65歳未満の人で国民年金の任意加入被保険者が加入できます。ただし、国民年金の保険料を免除や猶予されている人は、加入できません。また、一度加入すると任意に脱退することができません。脱退が認められているのは、会社員になったときなど国民年金の第1号被保険者でなくなったときや国民年金保険料を免除された時などに限られます。

「国民年金基金」は、47都道府県に設立された「地域型基金」と25の職種別に設立された「職能型基金」の2種類があります。 「地域型基金」に加入できるのは、同一の都道府県に住所がある国民年金の第1号被保険者です。「職能型基金」に加入できるのは、基金ごとに定められた事業または業務に従事する国民年金の第1号被保険者の方です。 たとえば、「貨物自動車運送業国民年金基金」や「日本税理士国民年金基金」などがあります。なお、いずれか一つの基金にしか加入できないので、加入する本人がどちらにするか選択することになります。

国民年金基金の最大のメリットは、掛金が全額所得控除され、所得税や住民税が軽減されることです。例えば、課税所得金額400万円で、国民年金基金の掛金が年額30万円の場合、所得税・住民税の合計で約9万円軽減されるため、国民年金基金の掛金は、実質約21万円となります。

なお、この税金の軽減は、確定申告をして受けることになりますが、確定申告にもマイナンバーが必要になります。具体的には、平成28年分の確定申告からつまり実際にマイナンバーの記載が必要になるのは、平成29年になってからとなります。

少ない掛金からでもスタートでき、加入後もライフサイクルに応じて掛金を増減することもできるので、自営業者にとっては老後資金の積立の選択肢の一つになります。

【アイデアを金に変える】♂♂ほぼ夫婦「明日は明日の風が吹く」vol.3

みなさま、こんにちは。作家・まんが家の歌川たいじです。

リスクの低い金融商品などの広告を見ますと、結果的には1円とか2円程度安くなるのを謳いあげ、「超オトク!」などと宣伝していたりしますが、そのたびにビミョーな気持ちになってしまいます。「かといってバクチみたいに高リスクな金融商品には手を出せないし、老後資金を増やすことはムリなのだろうか…」そんなふうに頭を抱える人が、ワタクシのまわりにたくさんいらっしゃいますし、ワタクシだって、財政の厳しい国で老後を送ることになるひとりとして、まったく不安を感じないと言えば嘘になります。

ワタクシの知人に、60代のゲイがいるのですが、彼はHIVの感染拡大予防運動に身を捧げた人で、感染してしまった人へのケアも非常にきめ細かく動いてきた人でした。身寄りもなく、私財もすべて活動に捧げてしまったので、ほぼ裸一貫。そんな彼が今年、大病を患ってしまいました。
「もう、生きていたって路頭に迷うだけだから死んじゃってもいいかな」と、彼は思ったそうなのですが、彼が世話してきた人たちが連絡を取り合い、看病や身の回りの世話を少しずつ分担し、カンパを募り、さらに弁護士に相談して生活に困らないだけの行政制度の利用の道筋をつけました。
「そんなことされたから、死ねなくなっちゃった」と、冗談まじりに話す彼の笑顔を見ながら、ワタクシは、「人は財産」という言葉の意味を目の当たりにした気がしたのでした。

お金はもちろん大事ですが、資産の増減に一喜一憂するよりも、人とのつながりを大事にすることのほうが大切なのではないか…思わず、そんな気持ちにさせられた出来事でした。

お金を貯めるのが苦手な人には・・・「目的貯蓄」のススメ

ボーナスの季節がやってきましたね。今年のボーナスの使い道はもう決まりましたか?

これまで、金利でお得な銀行の選び方、ATM利用手数料や振込手数料の節約方法、銀行のキャンペーンやおすすめサービスなど、お金を貯めるために役立つ情報をご紹介してきました。

お得な情報を積極的に取り入れてしっかり貯蓄を増やしている人、「わかってはいるけど、面倒・・・」と放置している人、あれこれやってもお金が貯まらない人など色々かもしれません。臨時の収入が入るこの季節に、「お金を貯める」ということについて改めて考えてみましょう。

そもそもなぜお金を貯める必要があるのでしょうか?お金を貯める(金融資産を持つ)ための目的についてのデータがあります。(※金融資産とは預貯金のほか、生命保険、株式、投資信託等を含みます。)

預貯金だけではありませんが、何らかの金融資産を持つ目的としてどの世代にも共通して多いのが、「病気や災害への備えとして」です。次いで、20歳〜40歳代は「こどもの教育資金」、単身世帯や二人以上世帯の50歳以上になると「老後の生活資金」となっています。「特に目的はないけれど、金融資産を持っていれば安心だから」いう人も結構いますね。

年齢や家族構成などによって、お金を貯める目的はさまざまです。家族がいる人の場合は、子どもの教育費やマイホームのためにお金を貯めたいといった具体的な目標が立てやすいですよね。でも若い人やシングルの場合、お金を貯めるというハードルは結構高いのかもしれませんね。

みなさんは将来やってみたいことや欲しいものがありますか?海外旅行に行きたい、ホノルルマラソンに参加したい、ロードバイクが欲しい、お店を開きたいなどなど・・・・いろいろあると思います。せっかくやりたいことがあるのに、「お金もないし・・・」とあきらめていてはもったいないですよね。

お金を貯めるのが苦手な人には、「目的貯蓄」がおススメです。具体的な目的や目標に向かってお金を貯めるということです。

やりたいことや欲しいものを手に入れるためには、どれくらいのお金が必要でしょうか?まずは必要な金額を出してみましょう。その金額を目標として、「余ったら貯蓄する」のではなく、給与天引きや銀行の積立貯蓄など「先取りで貯蓄」することがポイントです。こうした仕組みができればあなたもきっと「貯め上手」になれると思いますよ。

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