2016年、新年から始めよう!初心者向け「投資信託」はリスク回避から

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資産運用のための投資として、初心者向けと言われているのが「投資信託」。

この低金利時代に、預金だけではお金は増えません。しかも、今のように物価が上がっている時期は、お金の価値が下がるばかり。預金はリスクとも捉えられます。
その点、「投資信託」は、貴重な資産を利益のために投じることができます。しかし、“リスク”というマイナスポイントがつきまとうのも事実。逆に言えば、初めて投資をする人でも、リスク対策ができれば投資信託への不安は解消されるのです。

投資信託は初心者向けだけど複雑。どうすればいい?
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資産運用の中でも“初心者向け”と言われる投資信託。その理由は主に2つ。1つは数千
円という定額でも多種類に投資できること。もう1つは、運用をプロに任せられること。しかし、実際に資料を見ると、その仕組みは複雑な上に、結果は不確定。全体を理解することは、誰にとっても難しいのです。それならば、少額から投資できるメリットを生かし、身銭を切って、投資経験を積むための道具として活用することを提案します。

「投資信託は“リスク”があります」を具体的にいうと?
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投資信託の資料に書いてある「投資信託にはリスクがあります」の文字。具体的にどうなってしまうのでしょうか。投資信託は、投資している株式や債券の動きによって時価が決まり、投資信託を持つ人の資産価値が上下します。この変動は、買う時点では分からないため、「リスクがある」と表現されるのです。

投資信託でよく聞く言葉「分散投資」ってナニ?
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投資を考える上で知っておきたいのが「分散投資」。手持ちの資産を、幾つかの異なる株や外貨に投資したり、それらを買うタイミングをズラしたりすることです。どんな通貨が有利か、いつ買えば儲かるのか、それは誰にも分かりません。だからこそ、将来どうなっても良いように投資先を分けることが大事なのです。

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執筆者

麻布たぬ

映画・演劇・音楽・アニメなどエンターテイメント系の雑誌編集歴13年。 現在は雑誌やWebサイトで執筆。最近は走ることで心身を鍛え、物やコトに執着しない“エネルギーの断捨離!?”を実践中。

麻布たぬ

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確定拠出年金のメリットを生かすなら、投資信託

確定拠出年金制度が始まって15年。2015年7月末時点で、確定拠出年金の加入者は約556万人(企業型、個人型の合計)に達し、企業型の導入は2万社を超えました。

確定拠出年金制度は、自分で運用方法を決める、公的年金の上乗せ年金です。加入者には15~20本ほどの金融商品メニューが示されます。加入者がどれを選んだかで、将来の年金額が変わります。複数のメニューの組み合わせも可。時々、運用商品を取り換えることもできます。

確定拠出年金のメニューは、取扱金融機関が選定した、預貯金、保険、投資信託など。一般的には、元本保証の預貯金や利率保証型の保険(まとめて元本確保型といいます)は3,4本程度で、それ以外は投資信託であるケースがほとんど。

 選ぶ金融商品が将来の年金額を左右するので、みなさん必死で研究……、するかと思えば「よくわからないから会社おすすめのパターンで」とか「元本確保型だけで」という方が大半。

しかし低金利の今、元本確保型では、運用利回りは期待できません。微々たる利息では確定拠出年金のメリットも半減です。

というのも、確定拠出年金では、利息や運用利益に税金がかからないからです。わずかの利息では、そもそも税金も少額。非課税でもたかが知れています。投資信託なら、マイナスにもなりますが利益が出る時は元本確保型の利息とはケタ違い。利益が多いと本来課税される税金額も多いですが、確定拠出年金なら税金はゼロです。

また、メニューにある投資信託は、通常の金融商品として金融機関の窓口で販売されている場合があります。その通常版に比べ、確定拠出年金用の投資信託は手数料が無料または割安です。

つまり、同じ投資信託なら、金融機関の口座で買うより確定拠出年金として買う方が、税金の面と手数料の面でおトクなのです。

 厚生労働省の調査では、確定拠出年金の残高の約6割が元本確保型とのこと。それでは従来型の企業年金と同等の年金を受け取れません。企業が想定する、従来と同水準の企業年金を払える運用利回りは、年利2.03%(2013年度)。まずはこの2%を目標にしましょう。元本確保型だけでは手が届きません。投資信託の出番です。

 投資信託にはリスクがつきものですが、守りに入り過ぎて老後の年金が少ないのも考え物。「投資信託は“リスク”があります」を具体的にいうと? の記事を参考に、確定拠出年金のメリットを無駄なく受けられるよう、投資信託で運用してみましょう。

投資信託は「“どこ”の“何”に投資したい」の視点で選ぶ

投資信託は、投資家が出し合ったお金をプロがいくつかの投資対象に振り分けて運用します。このプロとは、運用専門の会社の、運用のプロ。投資信託会社の、ファンドマネージャーです。

だから「投資信託は運用をプロにお任せ」と言われるのです。

ところが、時々「プロにお任せ」の部分が独り歩き。誤解している方も少なくありません。

たとえば「プロに任せて安心」「プロに任せているからわからない」という方や、「プロに任せたのになぜ値下がりした?」というお怒りの声も。

プロに任せているのは運用の実務面です。どの会社の株式やどんな債券、どこの不動産を、いつ、いくらで売買するという具体的な取引と、投資対象や経済環境などの調査と分析です。

では、プロにお任せしない面とは……?

それは、「この投資資金は、“どこ”の“何”への投資か」の全体的な判断です。

“どこ”は「日本国内」なのか「海外」なのか。海外なら「世界中どこでも」か「先進国」または「新興国」なのか、「北米」「アジア」「ヨーロッパ」「環太平洋」と地域を絞り込む場合も。

先進国の経済が好調な場面もあれば、新興国が経済成長する時もあります。世界中全体が不況で落ち込むことも、足並みそろって好景気の時もあります。投資信託を選ぶ際、「自分はこのお金を“どこ”の経済に投資して増やしたいのか」と考えるのです。

また、“どこ”に関連して、通貨も考えます。例えば「北米に投資し、運用資金全てが米ドルで運用」という投資信託は、ドル円の為替相場の影響を受けます。「北米に投資をするけれど、為替変動がない運用をしたい」というニーズに応える投資信託もあります。

“何”するは「株式を買う」なのか「債券を買う」なのか。株式の中でも、次世代エネルギーやシニア関連など業界やテーマに絞ったものもあり、投資家が儲かりそうと思った分野の株式型投資信託を選ぶこともできます。「株式と債券のミックス」もあります。

株式の比率が高ければ、リスクは高めです。「株が上がりそう」と思えば株式の比率が高い投資信託を選び、「株は嫌」なら株式に全く投資をしないか投資比率が低い投資信託を選べば良いのです。

投資信託は、パンフレットに書かれた「“どこ”の“何”に投資する」を見て、自分の考えに合う投資信託を選びます。ここは自己責任。プロに任せているのは、“どこ”の“何”が狙い通りに増えるよう、具体的な調査・分析と運用を行う部分です。

投資信託の値段 上げ下げするカラクリ教えます

『「投資信託は“リスク”があります」を具体的にいうと?』の記事では、投資信託の値段(基準価額)は、毎日、上下しているというお話をしました。投資信託の投資対象である株式や債券が値動きするため、その投資信託の値段が上下する、という内容です。

では、株式や債券はどうして値段が動くのでしょう。株式タイプの投資信託で説明しましょう。

あなたは、テレビのニュースや証券会社の店頭にある電光掲示板の数字が、チカチカと点灯しているのを見たことはありませんか? その数字が株式の値段、つまり株価です。

株価は、数字がひっきりなしに変わる時もあれば、同じ数字のままの時もあります。この数字は、どこかの誰か同士が、その株式を売買した値段です。

売買をした人は、通常、知らない人同士で、証券取引所というオークション会場で取引しています。証券会社を通して、個人投資家、企業や団体、金融機関などが取引に参加しています。

これらの投資家は、売買に際し、株式会社の品定めをしています。良い仕事をする株式会社の品定めです。株式会社が世間から評価されれば、株価は上がります。証券取引所のオークションで、その会社の評価が高まるからです。反対に評価が低い会社は、株価が下がります。

株式の投資家は、買った会社の株価が上がれば自分の資産価値が増えます。株価が下がれば目減りします。そのため、評価が高まりそうな会社を探して投資をしたいのです。高い評価を得ている間にその株式を売れば、投資家は儲かります。

また、自分が株を買った会社の悪いニュースが出るなど、株価が下がりそうなら、下がる前に売っておきたい場合もあります。売り逃して持ち続け、株価が下がると自分の資産も目減りします。

株式型の投資信託は、通常、投資家から集めた資金で数十~百数十種類の会社の株式を買い、運用しています。その判断は、投資信託を運用する会社が行い、さらに、持ち続けるか売るかの判断もしています。

その中の株式は、先に説明したように株価が変動しています。証券取引所の取引は、基本的には午後3時に終了です。毎日の投資信託の値段(基準価額)は、投資した株式の3時の株価で計算されます。

投資信託を持つ投資家としては、毎日の投資信託の値段が自分の資産価値になります。ですから、その投資信託がどの株式に投資していて、株価の動きはどうなっているかをチェックしましょう。

数千の中から投資信託を探す手掛かり

一口に投資信託といってもその数は数千もあります。その中でどうやって選んでいけばいいのでしょうか。今回は、投資信託を選ぶ手掛かりとして、投資信託の種類をご紹介しましょう。

まずは、どのエリアに投資するのか、という視点です。
大きく国内投資と海外投資に分けられますが、さらに海外にはさまざまなタイプがあります。先進国もあれば新興国もあります。特定の国に限定するものもあれば、ヨーロッパやアジアといったエリアに分散をするものもあります。さらにBRICs※などの数か国の組合せも。自分の興味のあるエリアを選びましょう。このとき1国に集中よりも、複数の国に分散するほうが、リスクは小さくなります。

次に、どの資産に投資するか、です。株式、債券、不動産、その他(原油や金といった商品など)がありますので、それぞれの特徴を指摘しましょう。

株式は景気が上昇するときに威力を発揮します。大きく儲かる可能性がありワクワク感がありますが、大きく値下がりするリスクもあります。

債券は株式よりも値動きが緩やか。株式ほど大きな利益は見込みにくい投資ですが、手堅さがあります。

不動産は景気がいいときに上昇する傾向にありますが、株価の動きに遅れるなど、独特な値動きを見せます。不動産を組み入れた投資信託はREIT(リート)と呼ばれ、投資家から集めた資金を使い、オフィスビルや商業施設、マンションなどの不動産を購入し、そこから得られる賃貸収入などを投資家に分配する仕組みです。

商品(コモディティ)は、世界的な規模で取引される原油、貴金属、農産物などの相場の値動きの影響を受けます。それぞれの商品は、需要と供給を巡る事情が違いますし、為替相場の影響も受けます。株式や債券、不動産とは違った値動きとなりますので、組み合わせますとリスク分散が図れます。

投資信託の商品分類が、投資信託協会のホームページに掲載されています。個別投資信託の説明資料(目論見書など)には、この商品分類により種類が示されています。その表示を見るだけで、ある程度、どのような投資信託なのか想像がつくはず。これで投資信託選びはかなりスムーズになるでしょう。

※BRICsは、経済成長著しい4カ国Brazil, Russia, India , China(ブラジル、ロシア、インド、中国)をさします。

2015.6.30更新

投資初心者にお勧め!投資信託で無理なくお金を増やそう

ボーナスの支給時期が近づいています。書店に並ぶマネー雑誌も投資に関する特集が目立ち始めます。でも、いざページをめくってみるとたくさんの金融商品の記事に圧倒され、「投資は難しそう」「私には無理」とあきらめてしまう人も少なくありません。

こんな投資未経験者が取り組みやすいのが投資信託。どのような金融商品なのか見ていきましょう。

投資信託は、特定の株式や債券を直接購入するのではなく、たくさんの株式や債券などの“詰め合わせギフトセット”を購入するイメージ。投資家が出したお金(1万円から投資可能。毎月の積立もできます)を運用のプロがたくさんの株式、債券などに分散投資(例えば、100を超える株式を少しずつ購入)し、その儲けを投資家に戻す仕組みです。

決め手となるのは分散投資!イギリスの古い諺で「卵を一つのかごに盛ってはいけない」とあり、端的に表しています。これは卵を一つのかごに盛ってしまうと、何かあった時にすべての卵が割れてしまうので、いくつかに分けろ!との教えです。この考え方が投資の世界に取り入れられ、たくさんの株式や債券を組み込む投資信託につながっています。

ここで分散投資の効果をもう少し掘り下げましょう。株にはいろいろなタイプがあります。例えば小売業や電力など内需関連株(国内需要で業績拡大を狙う業種の株)。これらは円高になると業績アップ・株高につながる傾向があります(円安時はその反対です)。一方、自動車や電機など輸出関連株。これらは円安になると業績アップ・株高につながる傾向があります(円高時はその反対です)。したがって両者を混ぜることにより、為替の動きに左右されにくい投資ができます。投資対象の値動きが異なれば異なるほど分散効果が高まります。

株と債券の関係でも言えます。一般的に債券が値上がりする時は株が値下がりし、株が値上がりする時は債券が値下がりするといった傾向があります。専門用語で「逆相関」にあると言いますが、株と債券でお互いの損失のカバー、つまり欠点を補います。常に成り立つ関係とは限りませんが、押さえておくべき投資の基本です。

投資信託のおおよそのイメージは掴めたでしょうか。実は投資信託には5,000を超える種類があります。そのため、さまざまな観点から分類されています。次回は投資信託を選ぶ時の手がかりとなる基本的な分類を説明します。

2015.5.13更新

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