海外旅行で外貨預金がそのまま使えるサービス

このレシピを実行して

約3万貯まる!
<材料>

・500円~

<Point>

1海外旅行が便利に!

2外貨のままで使える!

※1米ドル=90円の外貨預金で1000ドルの買い物をした場合の差額。現在1米ドル=120円として。

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せっかく外貨預金を始めるなら、貯めた外貨をそのまま海外旅行で使えたら便利だなって思いませんか?今回は、円安のときを見計らって外貨を買って、使うまで利息をもらうことも、定期的に積み立てながら必要な分だけ使うこともできる外貨預金をご紹介します。

海外旅行には、キャッシュ(空港や現地で両替)とクレジットカードを持っていくという人が多くなりました。お水を買ったりチップを払ったりするのに現金は必要ですし、どこでも使えるクレジットカードは便利ですよね。でも、キャッシュもクレジットカードも両替や決済の時点での為替レートが適用されるので、そのときになってみないと円換算でいくらになるのか分からないという不安な面が。為替レートはいつも動いているので、タイミングが悪ければ、旅行中に円安が進んでしまうこともあります。

為替レートの動きを心配しなくて済む
あらかじめ持っている外貨預金をそのまま使うことができるのは、ソニー銀行の「Sony Bank WALLET」や新生銀行の「GAICA」など。現地ATMを使って自分の口座から外貨キャッシュを引き出したり、ショップやホテル、レストランなどでの外貨決済に利用できるデビットカードやプリペイドカードです。デビットカードとは、口座の残高を上限に、クレジットカードのように現金なしで決済ができるカードのこと。クレジットカードは「後払い」なのに対し、デビットカードは口座からの「即時払い」なのが特徴です。ちなみにプリペイドカードは「先払い」です。

こうしたサービスを利用すると、円高のときを見計らって外貨預金をしたり、コツコツ外貨の積み立てをしたりしておくことで、旅行中に円安が進んでも心配する必要がありません。クレジットカードと比べた場合のデメリットは、海外利用時にポイントが付与されないことなど。すでにクレジットカードを持っている人は少なくないでしょうから、旅行には両方を持参し、円高ならクレジットカード、円安なら外貨決済可能なデビット(プリペイド)カードといった使い分けもおすすめです。

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執筆者

國場弥生

早稲田大学院ファイナンス研究科修了。証券会社勤務時に個人向けの資産運用プラン作りを行う。FP転身後は、個人相談、セミナー、書籍や雑誌・Webサイト上での執筆活動を幅広く行っている。『「外貨預金しようかな」と思ったら読む本(中経出版)』など著書多数。株式会社プラチナ・コンシェルジュ取締役http://www.pt-con.jp/

國場弥生

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金利と為替の深~い関係

外貨預金で成功するかどうかは、為替の動きにかかっています。為替が動く要因は様々ですが、短期的に見た場合、大きく影響するのは通貨間の「金利差」です。

唐突ですが、ここで、自分がフランス人だと想像してください。
仮にアメリカドルの金利が2%、日本円の金利が1%だとしたら、どちらの通貨に投資したいと思いますか?

日本人であれば馴染みのある日本円がいいと思うかもしれませんが(これを「ドメスティック・バイアス(国内志向)」といいます)、どちらも外国の通貨であった場合、金利の高いアメリカドルを選ぶ人がほとんどでしょう。

世界中の人が金利は高いほうが好きなので、お金は原則として相対的に高い金利の通貨に流れるのです。
たとえば、現在、ドル円では、ドルのほうが金利が高い状況にありますが、アメリカで利上げ観測のニュースが流れれば、金利差がより大きくなる(ドルのほうがよりたくさんの利息をもらえて得をする)ため、ドルが買われて、ドル高(円安)となるのです。

実際、下のグラフを見ても、国債の利回りが下がるほど、円安ドル高に進んでいるのが
わかりますね。

仮に日本の景気が良くなり、金融緩和(世の中に流通するお金の量を増やして金利を低めに誘導する)政策をやめていく方向になれば、金利差が縮小されるため、円が買われて、円高傾向となるでしょう。

実際には、金利の影響のみで値動きするわけではありませんし、プロは常に先を予測して動くので、他の要因のインパクトの方が大きかったり、「織り込みずみ」(相場に影響のある要因が想定内のこととして既に相場に反映されていること)として、ニュースが流れたときには逆の値動きをする場合もありますが、外貨投資をする上でこうした原則を知っておくことは大切です。

損益分岐為替レートを押さえれば、アナタも外貨預金の達人!

前回のコラムで、外貨預金で失敗しないためには、投資の時期を分けること、そして長期間運用を続けることだとご紹介しました。

長く預けていればその間の利息が付く分、為替が円高にふれても元本割れしずらくなるからです。ある程度高い金利であれば、長く持てばもつほど、損益分岐点となる為替レートは低く(円高に)なっていきます。

そこで、予め、損益分岐となる為替レートを把握しておいてはいかがでしょう。
損益分岐為替レートは、図2の式で計算できます。

具体的な例で見ていきましょう。

100万円を元手に、1NZドル=80円のときに、NZドル預金を始めるとします。
年利3%で、5年間預けた場合の損益分岐為替レートはいくらになるでしょうか。
為替手数料は片道40銭とします。

元手100万円で作れるNZドル預金の額は?
100万円 ÷ 80.4 ≒ 12,437.8NZドル
        ↑
(80円 + 為替手数料40銭)

年利3%で5年間預けた場合のNZドル建の受取額は?
12,437.8NZドル × 1.03^5 ≒ 14,418.8NZドル
             ↑
  (1年ごとの利息が元本に組み込まれて新たな利息を生む複利計算)

損益分岐為替レートは?
100万円 ÷ 14,418.8NZドル ≒ 69.4円/NZドル 
                   ↑
  (円に戻す際の為替手数料を考慮した場合、69.8円/NZドル)

つまり金利が3%あれば、5年間で100万円につき1981NZドルの金利がつくため、1NZドル=70円まで円高が進んでも元本割れしないということに計算になります。(話を簡単にするため、上記の計算では税金は考慮していません)

金利は経済動向とともに変わりますから、5年間変わらずに3%の金利を受け取れるとは限りませんが、一定の仮定をおいて損益分岐点を把握しておくことで、日々の為替の変動も余裕を持って見ていられるでしょう。

でも、自分で計算するのは面倒だと思いますので、実際に運用する際はこちらのシミュレータをお使いください。
⇒ http://pt-con.jp/tool(Life Architect~ライフプランツール~外貨預金)

損益分岐となる為替レートがわかるだけでなく、満期時の為替レートによる円での受取額も試算できるので、とても便利です(当ツールでは、利息にかかる税金は考慮していますが、為替差益にかかる税金は考慮していません)。

▼図2

外貨預金で成功するために! 為替が動く要因を知ろう

外貨預金は、購入したときより円安に進むと為替差益が得られます。そこで、為替レートがどのような要因で動くかを見ていきましょう。

・金利
突然ですが、自分が今、日本人ではなく、フランス人だと想像してみてください。そして、アメリカドルの金利が2%、日本円の金利が1%だったとしたら、どちらの通貨に魅力を感じますか? 

「ドル」と答える人が多いのではないでしょうか。
金利が高い方が、同じお金を預けたときにもらえる利息が多くなるのですから当然です。世界中の人が同じように考え動くので、原則として金利の高い国の通貨に人気が集まり、通貨の価値が高くなります。
ただし、金利さえ高ければどんな国の通貨でも高くなるわけではありません。たとえば、国内の情勢が安定していない国からは、リスクを怖れてお金が逃げていくので、通貨が売られる(安くなる)ことになります。

・貿易収支
たとえば、アメリカからの輸入額が輸出額を上回った場合(=貿易赤字)、円を売ってドルに交換し、輸入代金を払うことになり、円安(ドル高)の要因になるわけです。反対に輸出額が輸入額を上回った場合(貿易黒字)は、円高(ドル安)に動きやすくなります。
日本では、ここ数年、アメリカに対する貿易赤字が膨らんでいて、円安の追い風となっていましたが、2015年3月には2年9か月ぶりに黒字に転換しています。

●為替介入
急激な為替の変動は、企業はもちろん、経済全体に大きな影響を与えます。
そこで、政府が大量の円を売買することで、為替の動きを安定させることがあります(為替介入)。たとえば東日本大震災直後には、行き過ぎた円高が復興の妨げにならないよう、日米欧が協力して介入を行いました。
介入のインパクトは非常に大きいため、投資家は政府の動きに非常にナーバスです。そのため、実際の売買を伴わなくても、「これ以上円高が進めば介入を行う可能性がある」といったコメントを発表する「口先介入」だけで相場が動くことがあります。

他にも、テロや紛争、天災、他国の経済不安など、さまざまな出来事が為替相場に影響を与えています。世界に危機が起こったときは、「安全通貨」といわれるスイスフランや円が買われる傾向があることも覚えておきましょう。

もっとも、実際にはさまざまな要因が複雑に影響しあって為替が動きます。そのため、為替の予測はプロでも難しいと言われています。
経済や外交に関する情報に常に触れながら、少しずつ勉強していくのも一法ですが、初心者や勉強が面倒な人は、毎月一定額ずつ「積立」で外貨預金をしていく方法がおススメです。

2015.6.15更新

外貨預金の利益は、為替手数料で大きな違いに!

外貨預金は、円預金に比べて相対的に高い金利が得られることと、為替差益を狙えることが魅力です。ただし、預け入れたときよりも、為替が円高に進むと、為替差損が出て、場合によっては円に戻した際に元本割れするリスクもあるのでしたよね。

そのため、外貨預金をする場合は、為替の動向に注意を払う必要があるわけですが、その際、考慮しておくべきことがあります。それは、外貨預金には円と外貨に交換する手数料(為替手数料)がかかるということです。

テレビのニュースなどで聞く「現在の為替は1ドル=100円58銭」といった為替レートは、為替手数料を含まない「TTM(電信仲値相場)」と呼ばれるものですが、外貨取引を行う際には、ここに手数料を加味した2つのレート「TTS(電信売相場)」と「TTB(電信買相場)」を使います。

TTSは日本円を外貨に換える(外貨預金に預け入れをする)場合のレート。例えば、中値が1ドル=100円で、為替手数料が1円のとき、TTSは101円になります。
一方、TTBは外貨を日本円に換える(外貨預金を引き出す)場合のレートです。中値が1ドル=100円で為替手数料が1円なら、TTBは99円。為替手数料は往復で2円というわけです。

このギャップ、どこかで経験したことありませんか?
そう。海外旅行に出かける際、両替窓口で見るレートがニュースで見たレートと違っていて、なんとなく損した感じがしますよね。また、両替する場所によってレートが違うから、できるだけ有利なレートを提示しているところで両替しませんか? さらに旅行から戻ってきた際、使い残した外貨を円に戻すと、為替レートが動いていなくても、手数料の分だけ減って戻ってくる。あれと同じです。

海外旅行の際、あれだけ敏感になる為替手数料。外貨預金をするときにも十分に配慮しましょう。為替手数料は、以前はどの金融機関でも横並び状態で、米ドルの場合、片道1円というのが一般的でした。しかし今は、金融機関によってまちまち。ネット銀行の中には1ドルあたり25銭といったところもあります。
下図は、100万円を、1ドル=100円で米ドルに換え、再び円に戻した場合、為替手数料の違いによって手取額がどう変化するか試算したもの。手数料が1ドルあたり1円と25銭では、約15,000円も違ってきます。

2015.5.27更新

保険は円だけではありません!外貨建て保険とは!?

低金利で円安基調が続く中、日本より金利が高い外貨に目を向ける人が増えていますが、生命保険でも同じことがいえます。

例えば、今の日本の10年物国債利回りは0.385%。これに対し米国は2.156%、豪州は2.640%と外国の方が相対的に金利が高い状況。(国債利回りはH27/9/1終値)

保険は、将来の運用利回りを想定し(予定利率といいます)逆算して保険料を算出します。金利が高いということは、その分保険料が割り引かれ、割安で保障を得ることができたり、貯まるタイプの保険なら貯蓄性が高まったりするため、日本より金利が高い外貨建て保険の需要が高まっているのです。

では、外貨建て保険とはどのようなものでしょうか。

外貨建て保険は、個人年金保険や終身保険、養老保険などの種類があり、その保険料や保障額、満期金(解約金)はドルや豪ドル、ユーロなどの外貨でおこなわれるため、円高・円安など為替レートの影響を受けます。

もし、保険金や満期金(解約金)の受取時に円安になっていれば、受取額はその分上乗せされます。反対に円高になってしまったら、受取額が目減りし、場合によっては元本割れをする可能性があるので注意が必要です。

<参考:図1>

ただ、もし受取時に円高だった場合は、外貨のまま受け取る選択肢もあります。海外旅行が好きな人や、海外へのロングステイを考えている人なら、外貨で受け取って旅先で使えば受取時の為替リスクはゼロに。行きたい国がある人は、その国の通貨で積み立てると別の楽しみも膨らみますね。

では、円建てを「外貨建て」にするとどの位違うのか、個人年金保険で検証してみましょう。

外貨建ての保険料は、払込時の為替レートで都度変動するタイプと、一定額の円で固定されるタイプがあります。事例は後者で、円建て個人年金保険と同じ毎月1万円ずつの積み立てです。

下表のように、30歳男性が60歳まで30年積み立て、その後、10年間年金形式で受け取った場合、受取額の違いは一目瞭然。その差は1,273,314円(A-B)にもなります。もちろん、事例は為替レートが変わらない前提での試算なので、実際は、円高・円安の影響で良くも悪くも上下します。

<参考:図2>

また、外貨建て保険は通貨を円以外で保有するので、投資が苦手な人も知らず知らずに資産分散でき、輸入に頼っている日本ではインフレ対策のひとつにもなり得ます。
保険を考える時は、ぜひ一度、外貨建て保険も含め検討してみましょう。

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