ついに上場、ゆうちょ銀行!今後何が変わる?

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5,184貯まる!
<材料>

・ゆうちょ銀行に預けたお金

<How to>

12015年11月、ゆうちょ銀行を含む郵政三社が東京証券取引所に上場

2ゆうちょ銀行の預入限度額の上限引き上げや撤も検討

3今後は住宅ローンなど個人向けの貸し出し業務も?

※ゆうちょダイレクトを使って子どもに仕送りする場合、5万円以上の他行あて振込を毎月すると432円×12月=5,184円かかるが、ゆうちょ銀行同士なら無料。

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郵政3社の上場が話題になっています。私のまわりでも「株を買った」という人が何人かいます。郵政3社とは、日本郵政株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命のこと。2007年10月に郵政が民営化されて以来、紆余曲折ありながらも、今回ついに上場となりました。

政府は2〜3年に1回のペースで、3回に分けて株を売却する予定で、売り出し額はなんと総額7兆円。第1回目の今回、3社の売り出し額の合計だけで1兆4,000万円規模とのこと。盛り上がるわけです。また、3回の株の売却収入のうち4兆円は東日本大震災の復興財源に充てられることになっているので、その点でも今回の上場はとても大事なんですね。

ゆうちょ銀行は、貯金残高約177兆7000億円と国内で最大の金融機関ですが、2007年に民間の銀行となったものの、郵便局時代の商品の多くを引き継いだため、ほかの銀行とは少し特徴が異なります。(ゆうちょ銀行が取り扱っている商品についてはこちらをご参照ください。)

まず1つ目の特徴としては、預金の上限が通常貯金、定期貯金、定額貯金等合わせて1,000万円となっていることです。もともと郵便貯金は庶民の貯蓄を普及するために始まったもので、後ろ盾として国がついているということもありましたが、民営化後も限度額はそのままになっています。

2つ目は、個人向けのローンを取り扱っていないということです。現在スルガ銀行の代理業者として、住宅ローン、カードローン、フリーローンを扱ってはいますが、ゆうちょ銀行自らが貸出業務を行っているわけではありません。

今回の上場で、今後さらに民営化が進めば、預金限度額の上限の引き上げや撤廃、住宅ローンなどの貸し出し業務も行えるようになるのではとも言われています。

現在全国に約2万40000局あるゆうちょ銀行(郵便局)。地元にも密着していて、郵便局時代からずっと利用しているという人もたくさんいると思います。すでに首都・関西圏のファミリーマートでゆうちょATMを利用すると、預け入れ、引き出し手数料が無料だったり、ゆうちょダイレクトで自宅からゆうちょ銀行宛の振込をする場合、月5回までは手数料無料だったりと、利用者にとっては使い勝手がよくなっています。

今後、ゆうちょ銀行がどのようにサービスを充実させていくのか注目していきたいですね。

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執筆者

白子里美 ファイナンシャル・プランナー

大学卒業後、大手総合商社に勤務。退職後、二人の子どもを育てながら、ファイナンシャル・プランナー資格を取得。 現在は自身の経験をもとに、個人相談のほか、生命保険や子どもの教育費、住宅ローン、老後資金などに関するコラム執筆やセミナーの講師活動などを行っている。

白子里美

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ゆうちょ銀行で賢くお金を貯める!

ゆうちょ銀行は、もともと郵便局の貯金を取り扱っている部門が民営化され、2007年に誕生した銀行です。

全国どこにでもATMがある上、ATMを使ってゆうちょ銀行の総合口座同士で送金すると手数料は無料なので、転勤の多い人や大学生の子どもに仕送りをするというような人などにとっても、使い勝手がいいといえるでしょう。

少し話はそれますが、先日子どもに「預金と貯金はどう違うか知っている?」と聞いてみたところ、「預金は銀行にお金を預けること、貯金はお金を貯めること」と即答。うーん、確かに貯金箱はあるけれど、預金箱はないですよね。ではみなさんは「預金」と「貯金」の違い、ご存じですか?

この二つの違いは、お金をどこに預けるかです。都市銀行や地方銀行、信用金庫、信用組合などに預けるのは「預金」、一方郵便局や農協、漁協などに預けるのが「貯金」です。

今回はゆうちょ銀行を取り上げているので、「貯金」について、詳しく見ていきましょう。ゆうちょ銀行では、通常の貯金のほかに、定期貯金、定額貯金、自動積立貯金などを扱っています。

定期貯金は一般の銀行の定期預金とほぼ同じものです。預入期間は、1か月、3か月、6か月、1年、2年、3年、4年、5年(最長)から指定でき、金利は3年未満のものは単利、3年、4年、5年のものは半年複利で計算されます。複利は、元本に利子を組み込んで次の利子を計算するので、利子に利子がつくことになるため、期間が長い方がおトクです。ただし満期前の解約はできないので(解約の場合、解約利率が適用される)、計画的に預けるようにしましょう。

定額貯金はゆうちょ銀行独自の貯金。1,000円からスタートでき、一口の預入金額は1,000円5,000円、1万円、5万円、10万円、50万円、100万円または300万円の8種類。口数を分けて預ければ、必要な額だけ払い戻しが可能です。金利は、預入後3年までは6か月ごとに上昇(金融情勢による)し、4年目以降は同じ金利が適用。預入期間は最長10年ですが、半年複利で利子が計算されます。6か月が過ぎればいつでもお金を払い戻すことができるので、預入期間が決まっていない資金を置いておくにはいいでしょう。

自動積立貯金は月々1,000円から積み立てができ、あらかじめ決めた金額を一定月(毎月)とボーナスなどの特別月の併用で、最長6年間、計108回まで定期貯金または定額貯金に積み立てられます。手間をかけずに、着実にお金がたまるのがいいですね。

金利が高かった時代、定額貯金に10年間お金を預けて利子をたくさん受け取ったという人も多くいましたが、低金利の現在それほどおトク感はないかもしれません。とはいえ、「ゆうちょ銀行に口座を持っているけれど、貯金がなかなかできない」という人には、自動積立などを利用することで、着実にお金が貯まる仕組みをつくることをおすすめします。

低金利をカバー!銀行のポイントサービス

お店やレストランのポイントカードを何枚も持っている・・・という方、多いですよね。私も財布の中に、よく行くレストラン、美容院、薬局、書店、スーパーなどのポイントカードがたくさん入っています。

「ポイント○倍デー」には、ポイント欲しさについ余計なものまで買ってしまうことも・・・。でもポイントが貯まって商品と交換したり、その分を会計時に引いてもらえたりすると、とってもおトクな気分になりますよね。

実は最近、ネット銀行を中心に、お店やインターネットでの買い物やレストランでの食事などで使えるポイントがもらえるところが増えているのです。銀行にお金を預けても金利が低くてがっかり・・・という方は、こうしたポイントが貯まる銀行口座の利用を考えてみてはいかがでしょう。

新生銀行の「Tポイントプログラム」では、ATMを利用すると1回あたり15ポイント(毎月最大30ポイント)、給与や年金の振込で1回25ポイント(毎月最大50ポイント)が付きます。さらに電気・ガス・クレジットカードなどの自動引落を登録すると、1件登録について100ポイント付与も。ただし、毎月プログラムにエントリーしなければならないのは、少し面倒かもしれません。

じぶん銀行は、給与・賞与を1回5万円以上受け取りでWALLETポイントが毎月50ポイント、普通預金の月末残高が50万以上で毎月20ポイント、au料金またはau WALLETクレジットカードの引き落としで毎月10ポイントなど、最大で年間1200ポイントがもらえます。KDDIと三菱東京UFJ銀行が共同出資している銀行だけあって、auユーザーにとっては特典がいっぱいですね。

セブン銀行やイオン銀行では、給与や賞与振込でポイントが貯まるのはもちろん、貯まったポイントはグループのスーパーや飲食店などで使えるので、よくお店を利用するという人にはうれしいですね。また、楽天銀行の「楽天スーパーポイント」も、給与・賞与・年金受取や振込などでポイントがもらえ、貯まったポイントは仮想商店街で使ったり、提携企業のポイントと交換もできたりと、とても便利です。イオン銀行や楽天銀行は利用金額によってステージが上がるため、よく利用している人にはポイントが貯めやすくなっています。

振込や引き落とし、月末の残高などに応じてポイントがもらえる上、電気、ガスなど公共料金やクレジットカードの引き落とし口座にするとポイントもたまりやすいので、こうした銀行のポイントサービスをうまく利用できれば低金利をカバーできるでしょう。ただし、銀行を選ぶときには、ポイントサービスだけではなく、金利やATM利用手数料、利用時間、振込手数料など総合的にチェックすることが大切です。

高金利の外国債券は得なのか?

金利8%?!

銀行にお金を預けておいても利息が付かない時代、魅力的に見えますよね。
投資に興味がある人なら、
「外国の債券だしリスクはあるかもしれないけど、毎年8%も利息が受け取れたら、為替の変動があっても大きな損はしなさそう」
と考えるかもしれません。しかし、この考え方は危険です。

外国債券とは、「日本円」以外の通貨で発行されている債券のことです。海外の企業や政府などが発行しています。米ドル建て、ユーロ建て、豪ドル建て、NZドル建て、ブラジルレアル建て、トルコリラ建て、南アフリカランド建てなど多くの外貨建て債券が日本の金融機関でも販売されています。

さて、『金利8%』と聞いてどう感じましたか?高いですか?低いと感じますか?
日本では、高金利であると感じる人が多いでしょう。しかし、日本円の金利と比べれば高いかもしれませんが、為替のリスクを考慮すると国によっては8%でも低いと判断される場合もあります。
したがって、異なる通貨の金利を比べても意味がありません!
比べるのであれば、同じ通貨の預金や国債の金利と比較する必要があります。

新興国など金利が高い国の経済は、物価上昇のペースが速く、そのペースを抑えるためにあえて金利を高く設定しています。物価上昇、つまりモノの値段が上がっていくことは通貨の価値が下落している事を意味します。
少し難しい話になってしまったかもしれませんが、
「高金利の国の通貨は価値が下がりやすい。つまり、いくら金利がたくさん受け取れても、通貨の下落によって最終的には儲からないことが多い」という結論は知っておいた方がいいでしょう。

では、外国債券に投資するメリットは何でしょうか。
外国債券のメリットは、同じ国の通貨の預金(外貨預金)に比べて好利回りなことです。『外貨預金で生活防衛!』の記事にもあるように、自分自身の資産を防衛する為にも外貨建て資産を保有することは重要です。資産防衛のために長期で外貨預金を保有するのであれば、短期的な為替の変動を気にせずに、その資金を活用して外国債券に投資してみてはいかがでしょうか。

せっかく外貨資産を保有するのであれば少しでも高い利息を受け取りたいですよね。
くれぐれも高金利だからという理由で、新興国通貨の債券に飛びついちゃいけません!

高い金利と地域に密着したサービスが魅力、信用金庫の定期預金

給料の振込や預金のために、都市銀行やゆうちょ銀行などに口座を開いている人は多いでしょう。また金利が高いネット銀行や地方銀行のインターネット支店を利用しているという人もいると思います。

あまりなじみがないかもしれませんが、街を歩いてみると○○信用金庫という看板、よく見かけますよね。じつは、信用金庫の定期預金も、ネット銀行並みに金利が高いところもたくさんあるのです。

大企業との取引がメインである銀行とは違い、信用金庫はその地域に暮らしている人や働く人達がお金を借りたり、貯蓄したりするために設立されました。ですから、基本的には信用金庫に口座を開くことができるのは、そこに住んでいる人や働いている人、事業所がある人となっています。

高い金利だけでなく、地域特有のサービスが受けられるのも信用金庫の定期預金の魅力。特産品や懸賞金、旅行券、観戦券などがあたる定期預金、地域貢献や寄付ができる定期預金、自分の家族や友達の名前がストーリーに登場する絵本がもらえる定期預金など、特典も色々と工夫されているようです。

こうした信用金庫のうれしいサービス、いくつかご紹介しましょう。

●大阪商工信用金庫「エコ定期『まねきeco』」 (大阪府)
 預入金額:一口10万円以上 上限なし
 預入期間:1年以上
 取扱期間:2015年4月1日〜2016年3月31日
 適用利率:年0.30%(※受け取り利息の10%を植樹活動に寄付)
 まねきecoグッズがもらえます。グッズはともかく、地域に貢献できる上、金利も大手銀行の定期預金(0.025%)の10倍以上というのはうれしいですね。

●新庄信用金庫「ウイッシング・ブック(夢がかなう本)定期預金」 (山形県)
 預入金額:スーパー定期預金100万円以上
 預入期間:1年以上
 適用利率:預入日の店頭金利

 物語で活躍する主人公を子どもや孫の名前にすることができます。ベビーブック編、バースディ編、恐竜編、クリスマス編などから選択可。金利の優遇はありませんが、定期預金を申し込むと、数日で受け取ることができます。本好きの子どもにしたい・・・という両親や祖父母向けの素敵な企画ですね。

●新井信用金庫「ふるさと定期預金“いいね〜っと!”」 (新潟県)
 預入金額:スーパー定期預金100万円以上800万円未満
 預入期間:1年以上
 適用利率:預入日の店頭金利

毎年一回妙高市の特産品が届きます。2015年9月15日現在は、新井特産矢代米コシヒカリや毘沙門みそ「謙信三年漬」、地酒(預入金額400万円以上で1本)などから選択。妙高市、上越市、信濃町(長野県)等所定の地域に住んでいる人はもちろん、過去に住んだことがある人、実家がある人、遊びに来たことがある人、親戚・友人・知人がいる人など、“ふるさと”として妙高市をこよなく愛する人なら申し込むことができるようです。

キャンペーン期間をねらって定期預金を申し込めば、高い金利を受け取れるだけでなく、自分の住む地域を元気にすることもできて一石二鳥。みなさんも地元の信用金庫に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

知りたい!みんなどれくらいお金を貯めているの?

一般的に収入の1〜2割貯蓄するのが理想・・・と言われていますが、みなさんはいかがですか?

お子さんがいて、教育費や食費が大変でお金が貯まらないというご家庭も多いでしょう。お子さんがいなくても、家賃・住宅ローンやお付き合い、趣味などにお金がかかり、なかなかお金が貯められないということがあるかもしれません。

同世代の人はどれくらい貯蓄があるのか気になる・・・という人も多いと思います。

今回は、金融広報中央委員会が毎年実施している「家計の金融行動に関する世論調査〔二人以上世帯調査〕(平成26年)」をもとに、貯蓄についてのデータをご紹介しましょう。

2014年度の金融資産の平均は1,182万円。その内訳は預貯金が54.1%、生命保険が18.0%、債券・株式・投資信託などが16.8%となっています。

「うちにはそんなにお金ない!」といった声が聞こえてきそうですね。でも、実際はこの金額より少ない世帯のほうが多いです。というのも平均値はデータの合計をデータの個数で割って求めるため、極端に大きい値があると影響を受けてしまいます。データを小さい順に並べて真ん中に来る中央値をみると400万円になっていますので、こちらのほうが実態にあっているかもしれませんね。ただし、金融資産をまったく保有していないという世帯も全体の30.4%となっています。

では、年齢別の金融資産の保有額を見てみましょう。
グラフをみて、最初に目につくのは貯蓄がまったくないという世帯で、20歳代41.0%、30歳代34.2%、40歳代30.4%、50歳代29.5%、60歳代28.1%、70歳以上30.5%となっています。働き始めたばかりでお金が貯められないとか、家を買ったため貯蓄がなくなった、教育費の負担が重くて貯蓄を切り崩している・・・など、各年代それぞれの悩みがあるのかもしれません。

また、年齢別に見た貯蓄の平均値は、20歳代183万円、30歳代415万円、40歳代614万円、50歳代1,124万円、60歳代1,765万円、70歳以上1598万円。また、中央値は20歳代30万円、30歳代130万円、40歳代300万円、50歳代408万円、60歳代740万円、70歳以上530万円となっています。貯蓄の主な目的としては、老後の生活資金(67.8%)、病気や不時の災害への備え(64.0%)となっているので、将来の不安から貯蓄をしている人が多いということがいえるでしょう。

同世代の貯蓄額を見て、焦ってしまった人もいるかもしれません。でも、お金を貯める目的は将来の不安のためだけではありません。まずは、家族で旅行に行きたい、家を建てたい、車を買いたいといった身近な目標を持って貯めるのもいいのではないでしょうか。

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