ここをチェック!トラブルを防ぐための賃貸契約とは?(Part2)

このレシピを実行して

80,000貯まる!
<材料>

・フリーレント物件に入居して8万円分を節約!

<Point>

1なぜ、フリーレント物件なのかを確認する

2最低居住期間と解約金の金額を必ず確認する

3退去通知の時期にも要注意

4重要事項説明時に契約内容をしっかりと確認する

※家賃8万円の物件が1ヵ月間フリーレントだった場合

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前回に続き、賃貸契約時に気を付けるべきポイントをご紹介しましょう。今回はフリーレント物件についてみていきます。

フリーレント物件とは、ある一定期間、入居後の賃料が無料になる物件のことをいいます。以前は事務所などの事業用物件でよく見られましたが、最近では居住用物件でも目にするようになりました。居住用物件の場合は1~2ヵ月程度をフリーレント(賃料無料)期間とし、入居者を募集することが多いようです。もし、気に入ったフリーレント物件に出会えれば、それはとてもお得な契約になるかもしれません。

ただ、フリーレント物件であるということは、物件としてのなんらかの弱みを持っていると考えるべきでしょう。「長期間空室が続いている」、「オフシーズン(転居などが少ない時期)に空室となってしまった」「大家さんが早く入居者を決めたがっている」など、理由はそれぞれです。気になるフリーレント物件に出会ったら、まずはその理由を不動産会社に聞いてみましょう。

理由に納得したら、次に契約期間と違約金を確認しましょう。通常、フリーレント物件には最低居住期間が定められており、その期間内に退去する場合には違約金がかかります。これは、フリーレント期間終了後、すぐに退去してしまうような「住み逃げ」を防ぐためです。最低居住期間は1~2年程度が多いようですが、その期間や違約金の金額は物件により異なります。

また、退去通知の時期についても、しっかりと契約書で確認をしましょう。賃貸物件から退去する際には、退去通知を退去日の一定期間前までに行わなければなりません。これは、フリーレント物件に限らず、どの賃貸物件でも必ず行う必要があります。通常は30日前が主流ですが、60日前までに通知が必要な場合もあります。

賃貸ライフは、持ち家と異なり、自由に住居を変えることができることがメリットでもあります。そのメリットを生かすためにも、最低居住期間や退去通知の時期などの条件が自分にあっているかどうかをしっかりとチェックすることが大切です。契約時にそれらをきちんと確認せず、退去時に想定外の違約金が発生・・・などということだけは避けたいものです。

不動産会社は、賃貸契約前に必ず重要事項説明を行います。重要事項説明とは、宅地宅建取引主任者という国家資格を持つ人が、物件を借りようとする人(賃借人)に対して、その物件の内容や契約条件について、書面と口頭とで説明をする、法律で定められた行為です。ここで貸借人は、わからないこと、納得いかないことがあれば、どんどん質問をしましょう。このときに丁寧に対応してくれるようであればひとまず安心です。

事前に重要事項説明書や契約書のコピーを依頼するという方法もあります。前もってじっくりと書類に目を通すことができれば、契約日当日に慌てることもないでしょう。

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執筆者

工藤清美 ファイナンシャル・プランナー

早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。 シンクタンク、出版社を経て、銀行に勤務。銀行では市場部門でリスク管理を担当。08年CFP®(FP上級資格)取得。 現在は独立系FPとして、相談業務、セミナー講師、執筆などを行う。個人相談ではリピーターも多く、資産運用や相続対策などについて、実行支援までを行う。2児の母。

工藤清美

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