【調査】母親の8割、教育費に「不安」…祖父母からの援助期待も

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 第一生命経済研究所は10月2日、10月の「孫の日」にちなみ、同社が発行する「ライフデザイン白書2015年」調査より、孫育てなどに関する祖父母の支援実態を公表。母親の8割近くが教育費に不安を感じる一方で、祖父母に資金援助を期待しているのは約2割だった。

 第一生命保険のシンクタンクである第一生命経済研究所は、生活者の意識や行動の現状と変化をとらえるため、1995年より「今後の生活に関わるアンケート」を実施し、「ライフデザイン白書」を出版してきた。2015年は10月の第3日曜日が「孫の日」であることにちなみ、「ライフデザイン白書2015年」調査結果から、孫の子育てや教育資金に関する祖父母の支援実態に注目したデータを公表した。調査は全国の18~69歳の男女7,256人が対象、2015年1月29日~30日の期間でインターネット調査を実施した。

 高校生以下の子どもがいる親のうち、父親の67.9%、母親の78.7%が、子どもの教育費に「非常に不安」「やや不安」と回答。末子が中学生に限ると、母親の80.5%が不安を感じているのに対し、父親は63.6%と、男女での差が大きかった。一方、「子どもの教育資金を祖父母に援助してもらいたいか」を尋ねると、父親・母親ともに「あてはまる」は約2割だった。資金援助を期待しているとはっきり答えた親は少ない傾向にある。

 「心配ごとや悩みごとを聞いてくれる人」を複数回答で尋ねると、父親・母親ともに「配偶者」がトップ。ついで「自分の親」となっているが、母親では58.1%を占めているのに対し、父親では30.6%と差があった。

 高校生以下の子どもを持つ親に、「(あなたに)助言やアドバイスをしてくれる家族・親族」を聞いた結果、末子が中学生までの母親が「自分の親」と回答し。「配偶者」と答えた母親の割合をわずかに上回った。末子が高校生の母親では、「子ども」が34.1%を占め、「配偶者」40.3%には届かないものの、「自分の親」30.8%をわずかに上回る結果となった。

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  • 第一生命経済研究所
  • 子どもの教育費に不安を感じるか
  • 教育資金を祖父母に援助してもらいたいか
  • 心配ごとや悩みごとを聞いてくれる人
  • 助言やアドバイスをしてくれる人

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学資保険の契約者はパパ・ママどっちがいいの?

子どもの教育資金の準備のために、子どもが生まれたら学資保険の加入を考えたいという家庭も多いことでしょう。契約する際に、パパとママ、どちらを契約者にする方が有利なのでしょうか?

契約者が保険料を支払っていきますが、学資保険では保険料払込期間中に契約者に万一のことがあると、保険料が免除されるのが一般的です。そのため、契約者が死亡する確率が低いほど保険料が安くなります。年齢で比べれば若いほう、男女で比べれば女性が契約者になったほうが安くなるしくみです。

そのため、ママが年下、または同じ歳ならママの方が安く、ママが年上でも年齢差がわずかなら、ママが契約者になった方が安いケースもあります。学資保険に加入する際には、両方で見積もりしてもらって比べるといいでしょう。

パパ・ママが同じ30歳(子ども0歳)のケースで保険料を比較してみました(表)。商品によって、金額の差は異なりますが、18年間の保険料総額で比べると、6,000~10,000円ほどママが契約者になった方が安くなっています。ママのほうが若ければ、金額差がもっと大きくなるでしょう。

また、学資保険の保険料は、一般生命保険料控除の対象になります。他に加入している生命保険があれば、その保険料も含めて上限額まで所得から差し引くことができ、所得税や住民税の負担を減らすことが可能。生命保険料控除は税金を払っている人しか使えない制度ですが、パパ・ママどちらか、一般生命保険料控除の枠を使いきってないほうが契約すると税金面でも有利になります。

保険料免除のしくみがある学資保険の場合、加入時に契約者は健康状態を問われます。もしも、健康状態に問題があると、加入が難しいことも。パパ・ママの健康状態も、契約者を決めるポイントになります。当然ながら、ママを契約者とした場合、パパに万一のことがあっても保険料はそのまま支払っていきますし、その反対も同様です。

兄弟割引を利用して、学資保険の保険料を節約しよう

子どもが生まれる際、教育費の貯金を目的として学資保険の加入を検討する方は多いもの。

学資保険の商品を検討するときに大切なのは、「いつ受け取れるか」「払った金額に対してもらう金額の割合(戻り率)」の2点ですが、今後下の子も考えたいという方には、付加価値になる「兄弟割引」がある商品も選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

「兄弟割引」がある学資保険を取り扱っているのは富国生命。実は数ある学資保険の中でも同社の商品は戻り率が良い方なので、兄弟割引のことを知らなくても検討する方も多いかも知れません。たとえば、30歳の契約者が、子どもが17歳時に保険料の支払いを終え、大学入学時と22歳時に学資金をもらうプランですと、戻り率は110.1%となり、17歳時に支払いを終えるタイプの中ではトップクラスの戻り率です。そして兄弟割引を利用すれば、さらに戻り率アップ!気になる兄弟割引の概要についてまとめましょう。

<兄弟割引を使うための条件>
すでに兄弟や姉妹を被保険者とする他の保険契約があり、契約者が同一であること。

<いくら安くなるの?>
満期保険金額10万円につき10円(月払いの場合)
すなわち、満期保険金額 50万円で月50円、100万円で月100円、 200万円で月200円割り引かれます。

それでは一体どのくらい戻り率がアップするか計算してみましょう。

契約例:契約者30歳男性 被保険者0歳男性 満期保険金額100万円(受け取り総額200万円)
     契約プランJ(ジャンプ)型  
     ※2人目(男性)を3年後に同じ内容で契約した場合(契約者33歳男性とする)

(1人目の保険料)8,897円    (払込み合計額)1,814,988円 (戻り率)110.1%
(2人目の保険料)割引前8,916円 (払込み合計額)1,818,864円 (戻り率)110.0%
       → 割引後8,816円 (払込み合計額)1,798,464円 (戻り率)111.2%
※2015年7月時点試算

3年後も商品内容(利率)などの改定がないと仮定した場合ですが、割引が適用されていないケースに比べ、払込み合計額が20,400円減り、戻り率は1.2%もアップすることに。

歳の差をあけずに下の子の出産を検討している方に特に向いているかと思います。

ただし、この商品については、満期を22歳よりも前に設定することができないことに注意が必要です。戻り率がよいJ(ジャンプ)型では、18歳時に大学入学祝い金、22歳時に満期保険金と2回に分けて受け取ることになるため、大学卒業時にお金は不要という方には向いていません。
(契約後、満期を22歳より前に繰り上げることは可能ですが、その場合戻り率が悪くなります)

学資保険を検討する時には、受け取るお金を何に使いたいか目的をしっかり考えることが大切です。就職準備金や結婚祝い金などに活用したい方は検討の余地ありと言えますね。

教育費を貯める一つの手段として、学資保険もかしこく選んでくださいね。

意外と教育費の負担になる「本代」を安くするコツ

子育てをしていると、じんわりと家計に負担がのしかかってくるのが、絵本や本、参考書、辞書といった書籍類。

我が家では、子どもの誕生日に図書カードをプレゼントして、好きな本は自分で買わせていますが、教育系の本や参考書などは、「読ませておいた方がいいかも」とか、「この参考書はわかりやすい!これでなんとかこの科目が好きになってもらえないかな」といった親心から、ついつい本に大しては財布の紐が緩んでしまうわけです。
今回は、本代を少しでも安くするコツを紹介します。

<地元の図書館を使う>
鉄板の対策ですね。しかしせっかく行ったのに目的の本がないと時間のムダに。そこで行く前に、蔵書検索をしてから行きましょう。おすすめの蔵書検索サービスは「カーリル」と「図書館日和」です。「カーリル」は、借りたい本の名前を入力すると、地域を始め全国の図書館の蔵書と貸出状況を検索でき、一覧で表示してくれます。またAmazonのレビューや関連書籍なども見ることができるため、本に関してのすべての情報を入手できとても便利です。「図書館日和」は、あらかじめ登録しておいた図書館の蔵書を表示してくれます。このアプリの便利なところは、万が一貸出中だった場合に、クリックひとつで予約ができるところ(各図書館でのサービス利用登録は必要です)。我が家でも子どもと一緒に活用しています。

<中古本や電子書籍>
古本屋を活用すれば半額以下で買えることもザラです。ネットでは、「ネットオフ」や「Amazonマーケットプレイス(新品もあります)」が有名です。また、どちらのサービスも、読み終わった中古本を売る(出品する)こともできるので節約になりますね。
電子書籍もいまや、手持ちのスマホやパソコンで読めるサービスが多く出ており、専用端末を持っていなくても楽しめます。例えば「Kindle」はスマホやiPadで読め、「紀伊國屋書店」の電子書籍「kinoppy」もスマホやパソコンで利用可能です。紙の本より安く買えるので良いですね。

<Amazon Student>※日本国内にある大学、大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校に現在通っている学生のみ利用可能です
Amazonには、学生専用の有料会員サービスがあります。年会費が1900円かかりますが、すべての新刊(コミック・雑誌除く)が10%ポイント還元で買えるだけでなく、期間限定でたびたびゲームも10%ポイント還元の対象になります。通常は有料サービスの翌日配送サービスや、毎月1冊無料で電子書籍が読める特典もついており、沢山本を読む学生さんにはうってつけのサービスですね。

<本屋さんのポイントカード>
多くの本屋さんで、購入時にポイントがつくポイントカードを発行しています。よく使う本屋さんのポイントカードはぜひ持って。たとえば、「紀伊國屋書店」では、誕生月の店頭での買い物はポイント還元率があがるだけでなく、毎月様々なキャンペーンがあり、話題の新書などをポイント高還元率で購入できるサービスをしています。

子どもには沢山の本を読み、多くのことを学んでほしいものですよね。様々なサービスを活用して、コストをできるだけかけずに、読書や勉強を楽しんでもらいたいなと思います。

だれでもできる確実な教育費準備方法はこれだ!

子ども1人につき、1000万円以上かかると言われる教育費ですが、そんな高額をどうやって準備すればよいのか、悩んでいる方も少なくありません。

特に、教育費がかかる間で一度に負担がかかるのが、高校3年生から大学入学の時期。受験のための交通費や宿泊代、受験料、大学の入学金や授業料、施設使用料などの支払に追われます。先に合格したすべり止めの学校に払った入学金数十万円がムダになるなんてことも、ザラにあります。
この時期にかかるお金は100万円〜300万円と、家計から一度に捻出するには負担が大きいため、早い段階から貯畜をしておくことが大切になります。

実は教育費を蓄えるのに、「誰でも」「着実に」「手間なく」できる一番の方法があります。それが、子どもが産まれると国から支給される「児童手当」を使わずにそのまま貯める方法です。

「児童手当」は国が行う子育て支援の制度で、現在は、日本国内に住む0歳〜15歳の子どもがいる家庭に、月1万円または月1.5万円が支給されています。もらえる金額は、子どもの年齢や人数により異なります(図表参照)。なお、夫婦どちらか多い方の所得が一定の金額以上になると、もらえる金額は低くなります。

支給は原則年3回。4ヶ月分まとめて銀行口座に振り込まれます。振り込んでもらう口座は、児童手当をもらう手続きをする際に自分で指定することができるため、日常生活で使っている口座ではなく、教育費貯蓄専用口座を作って指定すると良いでしょう。給与振込口座などを指定してしまうと、振り込まれた児童手当はあっという間に食費や消耗品費などでなくなってしまいます。原則、教育費貯蓄専用口座からお金を引出したりしないために、キャッシュカードや通帳はタンスの奥にしまってしまいましょう。

15年間児童手当を専用口座などで貯め続けると、なんと約200万円にものぼります(所得制限にかかる場合は約90万円)。私立高校に進学した場合の3年間合計と公立高校に進学した場合の金額の差額が約174万円(※)なので、子どもが私立高校に進学することになっても余裕をもって行かせてあげることができそうです。もちろん大学入学時に活用するために、3年間さらに置いておいても良いでしょう。

児童手当について注意したいことは3点。まず生まれたらすぐに申し込むこと。申し込みの翌月から支給されますが、原則さかのぼることができません。そして、海外に住んでいる間はもらえないこと。また、所得制限にひっかかったり制度変更があったりした場合、予定通りに貯めることができない可能性があることです。

ぜひ児童手当は「なかったもの」として、しっかり貯めて将来かかる子どもの進学費用に備えましょう。

(※)文部科学省「子どもの学習費調査」平成24年度版より

2015.5.13更新

教育産業市場、横ばい2兆5千億超…eラーニングなど6分野が拡大

 矢野経済研究所は10月2日、「教育産業市場に関する調査結果2015」を発表した。2014年度の教育産業全体市場は、前年度比ほぼ横ばいの2兆5,253億円で、主要12分野のうち、6分野が市場拡大した。このうち、eラーニング市場は前年度比15.7%増の1,745億円だった。

 調査は7~9月、教育産業市場の主要12分野を対象にヒアリングと各種文献調査を併用して実施した。主要12分野とは、学習塾・予備校、英会話・語学学校、資格取得学校、資格検定試験、カルチャーセンター、幼児英才教育、企業向け研修サービス、eラーニング、幼児向け通信教育、学生向け通信教育、社会人向け通信教育、幼児向け英語教材を指す。

 2014年度の教育産業全体市場規模は、ほぼ横ばいとなる2013年度比0.6%増の2兆5,253億円。主要12分野のうち、2013年度より拡大した市場は、「学習塾・予備校」「英会話・語学学校」「幼児英才教育」「企業向け研修サービス」「eラーニング」「幼児向け英語教材」の6分野であった。

 学習塾・予備校市場規模は、2013年度比0.2%増の9,380億円。2013年度は、市場拡大をけん引してきた個別指導塾の成長鈍化などを受け縮小したが、2014年度はわずかながらも2013年度を上回った。ただ、少子化の進行によって市場の対象人口は減少を続けており、限られた顧客層を奪い合う形で、業績を伸長させる事業所とそれ以外の事業所で明暗がわかれているという。

 英会話・語学学校市場規模は、前年度比1.4%増の3,070億円。幼児・子ども向け外国語教室は、2011年4月からの小学校における英語活動の必修化と早期英語教育需要の高まりを受けて市場規模を拡大させている。成人向け外国語教室市場は、趣味教養目的のユーザー層が低価格のオンライン英会話などへ移行したことから横ばいの推移となった。

  国内eラーニング市場規模は、2013年度比15.7%増の1,745億円。ネットワーク・ラーニング市場は、法人向けが堅調推移、個人向けが公教育におけるICT活用が注目される環境の中、大手教育事業者を中心に取組みを強化させ、規模全体を拡大させた。一方、ソフトウェア・ラーニング市場は、事業者側の事業縮小やゲーム機ソフトのヒット作不在、ユーザー側の無償・低価格コンテンツへの利用移行などから、ここ数年市場を大きく縮小させており、歯止めがかからない状況にある。

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