株が値下がりするのは怖い?

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・20万

<Point>

1株価が下がっても、そこで売らなければソンにはならない。

2値動きの小さいのは食料品メーカーなど。規模が小さい会社は値動きが大きい。

3投資期間を長くとれば値動きにあまり左右されない。

4生活費や使い道の決まっているお金は株式投資に使ってはいけない。

※ある会社の株を20万円で購入。株価が30万円になったところで売却した場合。税金、売買手数料は考慮せず

「株ってなんだか怖い」と思っている人が多いようです。では、何が怖いのでしょうか。

それは、買った株が値下がりすることでしょう。買った株が値下がりし、その時点で売ったら、値下がりした分ソンすることになります。
でもそれは「下がったところで売った」場合。下がっても、そこで売らずにいれば、ソンにもトクにもなりません。そこから値上がりするのを待つこともできるのです。

あなたが株を買ったら、それは必ず値下がりします。なぜなら、買ったときから株価がずっと上がり続けるということはないからです。でも、下がりっぱなしということも、ほとんどありません。どの銘柄も、株価が上がったり下がったりするのが当たり前なのです。

株に限らず、預貯金以外の金融商品のほとんどは値動きがあります。値動きがあるからこそ、値上がりが期待できるのです。
今、金利の低い預貯金ではお金を増やすことができません。お金を増やすためには、預貯金以外の、値動きのある金融商品を利用する必要があります。株をはじめとする値動きのある金融商品を利用するということは、値動きと上手につき合っていくことといえます。

とはいえ、初心者がいきなり値動きの大きい株を買ってしまうと、値下がりしたときの精神的なダメージが大きくて「株なんて二度と買わない!」ということになってしまいがち。なので、最初は値動きの小さい銘柄を選ぶとよいでしょう。業種でいうと、食料品メーカーや、洗剤などの日用品のメーカーなどの株は比較的値動きが小さいといわれています。

また一般的に、会社の規模が大きくて発行されている株数が多い銘柄のほうが、規模の小さい会社より値動きは小さくなります。日本の証券市場には、東京証券取引所の第一部と第二部、マザーズ、ジャスダックがあり、それぞれ上場基準が異なります。会社の規模の基準でいうと、第一部>第二部>マザーズ>ジャスダックという順番なので、最初は、東証一部の銘柄から始めるのがおすすめです。

株の値動きにできるだけ左右されないようにするには、投資期間を長くとることも大切です。短期間で安い時に買って高い時に売ろうとすると、株価の動きをずっとチェックしていなければなりません。
そうではなくて、これから成長が期待できる銘柄をじっくり選んで買えば、多少の値動きがあっても長期的には株価が上がっていくはずです。「今、株価が下がっているけど、3年後くらいに上がっていればいい」と思えれば、値動きをあまり気にしないですみます。

ただし、世の中、何が起こるかわかりません。何かのきっかけで会社の業績が悪化し、株価が急落してしばらく上がらないこともあります。場合によっては会社の破たんなどで株価がゼロになる可能性もないわけではありません。ですから、生活費や2,3年先に使うことが決まっているお金は株式投資に回さない、というのが鉄則です。

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執筆者

馬養雅子 ファイナンシャル・プランナー(CFP®)

千葉大学人文学部卒業。出版社勤務、フリー編集者を経て、ファイナンシャル・プランナーの資格を取得。 以後、個人のマネーのアドバイザーとして、家計管理や保険の見直し、金融商品や資産運用などに関する記事を新聞・雑誌に多数執筆しているほか、ネット上で資産運用やNISAに関する情報を発信している。

馬養雅子

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株はどうやって買うの?

株式会社のうち、証券取引所に登録している上場会社は約3,500社あり、上場会社の株は誰でも買うことができます。

株を買うためには、証券会社に証券総合口座を開設して、銀行や郵便局から口座にお金を振り込んでおきます。
これで準備完了。いよいよ証券会社に「買い注文」を出します。その際、伝えなくてはいけないのは次の4つです。

1.どの会社(銘柄)の株を買うか
会社名か、銘柄ごとにふられている4ケタの証券コードで注文します。証券コードは証券会社のホームページやネットの株式関連サイト、「会社四季報」「日経会社情報」などの株式情報誌で調べることができます。

2.何株買うか
株は銘柄ごとに100株あるいは1,000株という売買単位があり、その整数倍でしか売買できません。100株単位の銘柄であれば、100株、200株、1,000株といった具合。150株というような注文は出せないので注意してください。

3.「指し値」か「成り行き」か
「指し値」というのは、「いくらで買いたい」と価格を指定する方法、「成り行き」は「いくらでもいいから買いたい」という方法です。「指し値」注文を出す場合は、その銘柄がいまどのくらいの株価で売買されているか知っておく必要があります。証券取引所の取引では成り行き注文が優先されるので、指し値注文だと取引が成立せず株が買えないことがあります。成り行き注文ならほぼ確実に買えますが、予想外の高い価格になってしまうこともあります。

4.注文の有効期限はいつまでか
「今日1日」「今週いっぱい」「○月○日まで」など。期間の区切り方は証券会社によって違います。

このほかに、税金の扱いに関して「特定口座(源泉あり)」「特定口座(源泉なし)」「一般口座」のいずれかを選択する場合は、「特定口座(源泉あり)」にしておけばOKです。

店舗型の証券会社の場合は、窓口か電話で買い注文を出します。ネット証券の場合はホームページからID・パスワードを入力して株の取引画面を開き、そこに銘柄や株数を入力して送信します。
買い注文は証券会社から証券取引所に送られます。そこで売買が成立することを「約定(やくじょう)」といい、約定した日を含めて4営業日(土日休日などを除いた証券会社が営業している日)に、購入代金と売買手数料が証券総合口座から引き落とされます。たとえば、木曜日に約定した場合、間に休日がなければ翌週の火曜日が代金等の引き落とし日になります。お金が引き落とされれば、あなたも「株主」というわけです。

2015.6.15更新

株価が上がったり下がったりするのはなぜ?

テレビのニュース番組の最後に「今日の日経平均株価の終値は、昨日より○円高い(低い)○○円でした」と報じられるのを聞いたことがあると思います。

新聞の株価欄には各銘柄(会社)の株価が毎日掲載されているし、証券会社の店頭にある電光掲示板(株価ボード)は、おもな銘柄の株価が上がり下がりするたびに数字が変わっていきます。

このように、株価は証券取引所で株が取引されている時間中(平日の9:00~11:30、12:30~15:00)は刻々と変化し、毎日変わっていきます。では、何が株価を動かしているのでしょうか。

株価は、その株を買いたい人が多ければ上がり、売りたい人が多ければ下がります。株を買いたいと思わせる要因は、基本的にその会社の業績と将来性です。業績がよければ株主が受け取れる配当が増え、それを期待して多くの人がその会社の株を買えば株価が上がるので、その前に買っておけば値上がり益が得られます。
逆に、業績が悪い会社や将来性が見いだせない会社の株主は、「やがて株価が下がるだろうから今のうちに売っておこう」と考えます。

とはいえ、買う人だけ、あるいは売る人だけでは取引は成立しません。買う人と売る人の両方がいて、株の取引が成立するわけです。では、ある銘柄に対して、売る人と買う人がいるのはなぜでしょうか。

例えばある会社が業績を発表したとき、それが前の年よりよければ「買い」の判断につながりますが、もっとよくなると予想していた人から見ると期待が裏切られたことになり「売り」の理由になるかもしれません。また、そのときの株価に対して、「買ったときよりずいぶん値上がりしたから、このへんで売ろう」と思う人もいれば「買ったときよりずいぶん値上がりしたけど、もっと上がると思うから、買い増ししよう」と思う人もいます。

こうしたさまざまな判断に基づく買い注文と売り注文が、銘柄ごとに証券取引所に大量に送られてきます。取引所はそれをコンピューターで次々マッチングされて取引を成立させます。それが取引時間中ずっと行われ、その間、買い注文が多ければ株価が上がり、売り注文が多ければ下がります。こうして、株価は取引時間中もどんどん変わっていき、結果として株価が毎日変動するわけです。

株は、安い時に買って高いときに売れば利益が得られます。毎日の値動きを見て買ったり売ったりすることもできますが、たいていの人は仕事や家事などの本業があるので、ずっと株価をウオッチしているのは難しいでしょう。それに、いつが安くていつが高いかは、あとになってみなければわかりません。
ですから、ふつうの人が株式投資をするのであれば、将来性の高い銘柄を探して買い、それが値上がりするのをじっくり待つという方法がおすすめです。

2015.6.15更新

買う銘柄はどうやって選ぶの? チェックポイントは?

株式投資に興味を持って「私も株を買ってみたい!」と思ったら、次に考えるのはどこの会社の株を買うか考えること、つまり銘柄選びです。上場会社の数は約3,500。その中からどうやって選べばよいのでしょうか。

まずは予算です。持っている現金や預貯金から、生活費や数年先くらいに使い道の決まっているお金を差し引いて、余裕資金の額を出します。そのうち、いくらを株式投資に回せるか考えて予算を決めたら、その範囲で買える銘柄を探します。ネットの株式関連サイトや証券会社のサイトにあるスクリーニング機能を使うと、投資金額で銘柄を絞ることができます。

最初は身近な会社の株を買うのがおすすめです。
例えば、よく行くスーパーやコンビニ、レストランや居酒屋のチェーン、愛用している電機製品や自動車などのメーカー、好きな食べ物・飲み物、服、化粧品などのメーカーです。身近な会社なら、経営内容や業績に興味が持てるでしょう。

自分の得意分野から選ぶ方法もあります。医薬品に詳しければ製薬企業、不動産に詳しければ不動産会社、鉄道好きなら電鉄会社、ゲーム好きならゲームの会社といった具合です。よく知っている分野なら、その業界の事情もわかるし、新商品がヒットしそうかどうかなどを判断することもできるでしょう。

株主優待で選ぶのも一つの方法です。株主優待は会社から株主への一種のプレゼントで、上場会社のうち約1,100社が優待制度を設けています。優待の内容は、自社製品の詰め合わせ、優待券・割引券、お米や図書カードなど。どんな会社がどんな優待を行っているかは、株主優待の情報誌やネットの株式関連サイトで調べることができます。

こんなふうに銘柄を探していって「コレが買いたい!」というものが見つかっても、すぐに買うのはNG。その会社の業績をチェックしてください。細かくチェックするのは大変なので、少なくとも赤字でないかどうかは確認しましょう。これも、ネットや「会社四季報」「日経会社情報」などの情報誌で調べられます。
その会社に関する情報のうち、「業績」のところにいろいろな数字が1年ごとに並んでいます。「純利益」あるいは「当期利益」の数字に▲がついているのはマイナス、つまり赤字という意味。マイナスがなければOK。あっても1年だけなら大丈夫かもしれません。でも、3年以上続いていたら、その銘柄は避けたほうが無難です。

株を買うということは、その会社に事業資金を提供するということなので、好きな会社、応援したい会社、成長が期待できる会社の株を買うのが基本です。最初に買った株というのは、一生忘れないもの。楽しみながら「コレ!」という銘柄を探してください。

2015.6.30更新

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