お金をかけずに資格を取得する方法

52.jpg

このレシピを実行して

144万貯まる!
<材料>

・雇用保険の教育訓練給付制度

<Point>

1「教育訓練給付制度」を利用すれば資格取得にかかるお金の一部をもらえる

2厚生労働大臣が指定した講座に限られ、受講修了しないともらえない

3専門的・実践的な講座であればさらに多くのお金をもらえる制度「専門実践教育訓練給付」を利用できる

4雇用保険資格喪失から1年以内であれば会社を辞めていても利用可能

5利用するにはハローワークへの申請が必要

※専門実践教育訓練給付の上限額を支給された場合

キャリアアップのため、資格取得を目指すなど自己投資をしている社会人の方は少なくありません。

しかし、いくら収入を得ていると言っても、自己投資の支出はなるべく抑えて効率よく勉強したいというのが本音ではないでしょうか。実はこうした自己投資をバックアップする国の制度が昨秋拡充されています。使える制度はとことん使って、コストパフォーマンスをあげた自己投資をしたいものですよね。

制度の名前は、雇用保険の「教育訓練給付制度」というもの。雇用保険というと、失業した時にお金がもらえる「失業保険」をイメージされがちですが、実は他にも私たちに嬉しい役割が沢山あるのです。そのうちの一つが、社会人の自己投資をバックアップする「教育訓練給付制度」です。

「一般教育訓練給付制度」を利用すると、受けた講座の20%のお金をもらうことができます。たとえば50万円の講座を受講した場合、10万円が支給されるので、自分がお財布から出すのは差額の40万円で済むというわけです。ただし支給金額の上限は10万円なので、50万円以上の講座を受講しても、10万円しか支給されません。

また、どんな資格取得のための講座を受けてもこの制度が利用できるわけではないので注意が必要です。利用できるのは厚生労働大臣が指定した講座のみ。とはいえ全国で1887校もの講座が対象(平成27年4月1日時点)なので、決して少なくありません。厚生労働省のホームページには数ある講座から希望のものを見つけることができる検索システムも備えられているので、活用すると良いでしょう。

昨秋拡充された新しい制度は、厚生労働大臣がより専門的・実践的と認めた講座に絞って利用できる「専門実践教育訓練給付」というもの。受講費の40%をもらうことができ、さらに資格取得が就職につながった場合は追加で20%のお金をもらうことができるのです。合計でなんと60%!専門知識を身につけたい方は利用しない手はないですね。

一つの会社で定年まで働き続けることが難しい時代、かしこく制度を活用して、キャリアアップのために自己投資する人はますます増えそうですね。

2015.5.27更新

<関連記事>

画像一覧

執筆者

鈴木さや子 ファイナンシャル・プランナー/ キャリアカウンセラー

家族が笑顔になれるための生活に役立つお金の知識を、主に女性向けにセミナーや執筆活動、個人相談などを通じて発信している。専門は教育費・ライフプラン・保険・住宅ローン・マネー&キャリア教育。 講演の他、小・中学校や地域コミュニティなどでの講演やワークショップなど、保護者や親子向けイベントも行っている。

鈴木さや子

関連記事

特集

関連記事

だれでもできる確実な教育費準備方法はこれだ!

子ども1人につき、1000万円以上かかると言われる教育費ですが、そんな高額をどうやって準備すればよいのか、悩んでいる方も少なくありません。

特に、教育費がかかる間で一度に負担がかかるのが、高校3年生から大学入学の時期。受験のための交通費や宿泊代、受験料、大学の入学金や授業料、施設使用料などの支払に追われます。先に合格したすべり止めの学校に払った入学金数十万円がムダになるなんてことも、ザラにあります。
この時期にかかるお金は100万円〜300万円と、家計から一度に捻出するには負担が大きいため、早い段階から貯畜をしておくことが大切になります。

実は教育費を蓄えるのに、「誰でも」「着実に」「手間なく」できる一番の方法があります。それが、子どもが産まれると国から支給される「児童手当」を使わずにそのまま貯める方法です。

「児童手当」は国が行う子育て支援の制度で、現在は、日本国内に住む0歳〜15歳の子どもがいる家庭に、月1万円または月1.5万円が支給されています。もらえる金額は、子どもの年齢や人数により異なります(図表参照)。なお、夫婦どちらか多い方の所得が一定の金額以上になると、もらえる金額は低くなります。

支給は原則年3回。4ヶ月分まとめて銀行口座に振り込まれます。振り込んでもらう口座は、児童手当をもらう手続きをする際に自分で指定することができるため、日常生活で使っている口座ではなく、教育費貯蓄専用口座を作って指定すると良いでしょう。給与振込口座などを指定してしまうと、振り込まれた児童手当はあっという間に食費や消耗品費などでなくなってしまいます。原則、教育費貯蓄専用口座からお金を引出したりしないために、キャッシュカードや通帳はタンスの奥にしまってしまいましょう。

15年間児童手当を専用口座などで貯め続けると、なんと約200万円にものぼります(所得制限にかかる場合は約90万円)。私立高校に進学した場合の3年間合計と公立高校に進学した場合の金額の差額が約174万円(※)なので、子どもが私立高校に進学することになっても余裕をもって行かせてあげることができそうです。もちろん大学入学時に活用するために、3年間さらに置いておいても良いでしょう。

児童手当について注意したいことは3点。まず生まれたらすぐに申し込むこと。申し込みの翌月から支給されますが、原則さかのぼることができません。そして、海外に住んでいる間はもらえないこと。また、所得制限にひっかかったり制度変更があったりした場合、予定通りに貯めることができない可能性があることです。

ぜひ児童手当は「なかったもの」として、しっかり貯めて将来かかる子どもの進学費用に備えましょう。

(※)文部科学省「子どもの学習費調査」平成24年度版より

2015.5.13更新

習い事ビンボーにならないために意識したいこと

最近は幼児教育が盛んです。私のまわりでも、習い事を3〜4種類しているといった未就学児も少なくありません。

親子ともにしっかりした目的意識を持ち、家計に余裕がある中で楽しく通わせているのであれば問題ないのですが、広告やまわりのお友達に流されてしまい、無理して月謝を捻出しながら、がんばって通わせている人がいるのも事実。これから長い期間かかり続ける教育費です。将来子どもが大きくなった時に夢を叶えさせてあげるためにも、小さい頃のお金のかけ方はより慎重にした方がよいと考えています。

3歳くらいになると、親が子どもに習わせたいものに加え、子ども自身がお友達の影響で「あれやりたい」「これやりたい」と言うように。親としては子どもの可能性がどこにあるかわからないこともあり、どれも手をつけたくなりますが、申し込む前に次の視点で考えてみましょう。

・ その習い事を始めたいと思ったきっかけはなんだった?
・ 習ったことによって子どもにどうなって欲しい?
・ 子どもは本当にやりたいのかな?楽しそう?
・ 習い事でなくても家庭でできないかな?
・ (小さい頃であれば)貯め時である今、貯蓄力を落とさずに月謝を払っていける?

習い事を家計に無理なく選ぶコツは「総額の上限を決めておくこと」。兄弟姉妹がいる場合でも、全員合わせた習い事費用の上限を決めておくと、子どもが「あれ習いたい」と言い出した時に、見直ししやすくなります。平均値(図版参照)なども参考に、ご家庭での習い事予算を決めてみてくださいね。

仮に、3歳でなんとなく始めてしまった月謝1万円の習い事を、「途中でやめたら悔しい」「カバンやテキストなど買ってしまったからもったいない」「周りの子はみんな行っている」、というような消極的な理由でダラダラと8歳まで習い続けた場合、その習い事の総額は72万円にのぼります。もちろん、子どもが6年間も習ったことに全く意味がないわけではありません。しかし、目的意識も特になく、家計も厳しい中なんとなく支払っていた72万円は、もしかしたら将来高校生になって子どもの意思で行きたいと言い始めた留学費用に充てられるかもしれないですしね。
ただし、塾といった単価が高い習い事も避けられないことがあるので、予算をどうしても超えてしまう場合には、超えた分を教育費以外の費目から予算を削る工夫をするようにしましょう。

18年間から22年間かかり続ける教育費。中学生以降になると、想定外な教育費もかかることが出てくるため余裕のある家計状況にしておきたいもの。そのためにも小さいうちから、「長期にわたる子育て中、親としてどこにお金をかけたいか」といったお金のかけどころを常に意識することが大切です。

2015.6.15更新

FPって実は費用対効果がとても高い資格です 〜30年間で360万円も節約できちゃう!?〜

突然ですが、人気がある資格って何だかご存知ですか? 実は、私も持っている「ファイナンシャルプランナー(以下FP)」が、数ある資格の中でも人気が高い資格なんです。

通信教育のユーキャンが毎年調べている人気講座ランキングでも常に上位に入っているその理由は、一体何なのでしょう。
考えられる人気の一番の理由は「費用対効果が高いこと」。どう費用対効果が高いのか私の経験をもとに考えてみたいと思います。

私は約8年前の専業主婦時代にこの資格を取ったのですが、「FPの勉強をして良かったなあ」と感じたシーンが何度もありました。
まずは住宅購入時。銀行員の住宅ローンの説明がちっともわからなかった私はすぐさまFPの勉強を開始。その結果、本契約時には自分の頭で考えて、かしこくローンを組むことができました。
次は学資保険の見直し。資格取得後、勉強内容を思い出しながら、何となく入っていた学資保険を見直してみたら、なんと元本割れする内容だったことが判明。不要な補償が色々ついており、慌てて見直しをして、総額30万円以上支払い額を減らすことに成功しました。
また、FPの勉強では欠かせない、お金の流れを時系列に把握するキャッシュフロー表を自分の家計でも作成し、今後の長い人生を夫婦で一緒に考え、来たる色々なお金のかかるライフイベントにどう対処していくか話し合う機会を持つことができました。

このように細かいことを言い出すときりがないほど、私はFPで勉強した知識を自分の家計に落とし込んで、資格取得にかかったお金の何倍も取り返すことが出来たのです。何と言っても一番良かったことは、私自身が「お金を大切にする」ことが出来るようになったこと。メリハリのある使い方を意識し、資格取得前のような何も考えない使い方はしないようになりました。おそらく月に1万円以上は、無駄使いが減ったと感じています。

ちなみにこの程度の効果を実感するならFP3級で十分です。テキストだけで受かることも可能だし、高くても1万円程度で勉強できるので、費用対効果はかなり高い資格と言えるでしょう。ただし独立したり、金融機関などの就職に活かしたいのであれば2級以上は目指しましょう。

2015.6.30更新

ランキング